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マーガレットとロクサネ
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それから20年後リチャードが亡くなってジョンが国王になってから今までロクサネが国王のような態度を振るうようになった。
すべての国民は自分の下僕かのような横柄な態度を取るようになったし、政治のことはロクサネがOKを出さないと通らなくなった。
ジョンの妻となった女性はストレスからかヘンリーを産んでからすぐに体調を崩して亡くなってしまった。
マーガレットもロクサネのことでは大分苦労した。
そもそもロクサネは元々マーガレットのことが気に食わなかった。
かわいいヘンリーの婚約者であるだけで腹立たしかったこともあるが、家柄が良く、みんなから認められる素晴らしい淑女であるところが、リチャードの元妻のフレア似ていて大嫌いだった。
そのため「このクズ!こんなことで未来の王妃が務まると思っているのかっ!」とマーガレットを常にいびってきた。
だから、ヘンリーが婚約破棄騒動を起こした時は愉快だった。
誰でもいいから普通の貴族の女と婚約すれば、こんなに嫌な気持ちにならないと思っていた。
でも、ヘンリーが新しく見つけてきた婚約者はイビリ甲斐がなさそうな平民の娘だった。
こんな平民が将来の孫の嫁なんて面白くない。
それだったらヘンリーとマーガレットとの婚約破棄はなかったことにしてマーガレットをいじめた方が暇つぶしになると下衆なロクサネは思っていた。
「じゃあ予定通り来月のマーガレットの誕生日に結婚パーティーを執り行おうか」
ロクサネは笑いながらヘンリーに言った。
すべての国民は自分の下僕かのような横柄な態度を取るようになったし、政治のことはロクサネがOKを出さないと通らなくなった。
ジョンの妻となった女性はストレスからかヘンリーを産んでからすぐに体調を崩して亡くなってしまった。
マーガレットもロクサネのことでは大分苦労した。
そもそもロクサネは元々マーガレットのことが気に食わなかった。
かわいいヘンリーの婚約者であるだけで腹立たしかったこともあるが、家柄が良く、みんなから認められる素晴らしい淑女であるところが、リチャードの元妻のフレア似ていて大嫌いだった。
そのため「このクズ!こんなことで未来の王妃が務まると思っているのかっ!」とマーガレットを常にいびってきた。
だから、ヘンリーが婚約破棄騒動を起こした時は愉快だった。
誰でもいいから普通の貴族の女と婚約すれば、こんなに嫌な気持ちにならないと思っていた。
でも、ヘンリーが新しく見つけてきた婚約者はイビリ甲斐がなさそうな平民の娘だった。
こんな平民が将来の孫の嫁なんて面白くない。
それだったらヘンリーとマーガレットとの婚約破棄はなかったことにしてマーガレットをいじめた方が暇つぶしになると下衆なロクサネは思っていた。
「じゃあ予定通り来月のマーガレットの誕生日に結婚パーティーを執り行おうか」
ロクサネは笑いながらヘンリーに言った。
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