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37海外前夜の回想
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あの日、俺はキスを教え込まれた。
「要君、ちょっと協力をしてもらいたいんだけど、いいかな?」
夜、寝る前にCDを聴こうとしていたら、帰宅したミハルさんに声をかけられた。
「ミハルさんっ!ごめんなさい…
俺、帰ってきたのに気付かなくって…・」
急いで、彼の元に行って、夕飯の準備をしようとすると、
「ごめん、今日は、食べてきたんだ。
どうしてもって誘われて…メールもできずにごめんね」
俺は、当たり前のように
「いいですよ?冷蔵庫に入れてるし、明日の朝に俺が食べます。
体調管理…「僕が!食べるから!」
言葉を遮られて改めて彼を見る。
いつものミハルさんは、こんなに感情的に会話の途中で話を返したりなんてしない。
じっと見てみると、どうも変だ。
「…・ミハルさん、酔ってるの?」
外ではあまり飲まないミハルさん。
アルコールは、翌日に残りそうって言ってたのに…
―断れなかったってこと?
ミハルさんは、うんざりした顔で、
「そうだよ。
飲んだ。
先輩の一人が、お姉さんがたくさんいるお店に行くって言ってね。
さすがに、断れないでしょう。
だから付き合ったんだけど…誰かが、キツイ酒を入れてたんだよ…
水は、飲める時に飲んだんだけど…」
そう言って、彼はとても辛そうに顔を歪める。
俺は、どうしたら楽になるのか、それを尋ねた。
「ミハルさん?大丈夫?」
オロオロとしているのは、仕方がない。
だって、俺も弱いんだから…
その酔った気持ちはわかる。
「…うぅ…」
!?!?
ミハルさんの声で、俺は慌ててしまった。
「え?うそ…ミハルさん?!」
彼の身体を支えようと、前かがみになっている身体の中に入り込んで身体に抱き着いた。
ギュッ
?!
―動けないっ!
「ミハルさん、離して!?俺ができることは、ある?」
その言葉で抱きしめる力が弱まった。
「…して?」
小さい声で言われたので聞き逃した。
「ごめんなさい、聞けませんでした。
もう一度…「キスして?」
誰かの役だろうか。
ミハルさんの声ではない、誰かを演じている声。
いい声だけど…俺は、ミハルさんの声が聴きたい…
それでも、彼は演じている。
「キスして?要君…」
俺、今、どんな表情をしているだろう。
オネダリされてるから嬉しいよ?
でも、心の底からは喜べない。
それに気づかないミハルさんは、間が空いたことに、
「…・もう、いいよっ」
と、逆ギレモードに入ってどこかに行こうとする。
「わ、わかりましたっ!!」
―??!
俺、何を言ってんだっ!
慌ててるけど、答えは考えてからいいなさ―いっ!
とてもとてもにこやかな笑顔のミハルさんと、俺は何故か、対面している。
?
いや、なぜかではないな。
これからキスをするのだ。
対面はあっている。
…・でも、どうして俺は、ミハルさんと、今、結合中なんだ?!
えぇ、早業で脱がされ、解され、クルンクルンっと回転するように、結合までたどり着いた。
みんな、結合をゴールだと思ったら、甘いぜ…!
「じゃ、要君、どうぞっ!」
対面で結合してるんだよ?
俺、どう見ても、快感で動けないのに?
だって、もうミハルさんのミハルさんが埋め込まれてんだよ?
「まだかな?」
―!!!
「あぁぁぁぁっ!」
両足を大きく広げられ、結合部に全体重がかかっていく。
「要君、ちょっと協力をしてもらいたいんだけど、いいかな?」
夜、寝る前にCDを聴こうとしていたら、帰宅したミハルさんに声をかけられた。
「ミハルさんっ!ごめんなさい…
俺、帰ってきたのに気付かなくって…・」
急いで、彼の元に行って、夕飯の準備をしようとすると、
「ごめん、今日は、食べてきたんだ。
どうしてもって誘われて…メールもできずにごめんね」
俺は、当たり前のように
「いいですよ?冷蔵庫に入れてるし、明日の朝に俺が食べます。
体調管理…「僕が!食べるから!」
言葉を遮られて改めて彼を見る。
いつものミハルさんは、こんなに感情的に会話の途中で話を返したりなんてしない。
じっと見てみると、どうも変だ。
「…・ミハルさん、酔ってるの?」
外ではあまり飲まないミハルさん。
アルコールは、翌日に残りそうって言ってたのに…
―断れなかったってこと?
ミハルさんは、うんざりした顔で、
「そうだよ。
飲んだ。
先輩の一人が、お姉さんがたくさんいるお店に行くって言ってね。
さすがに、断れないでしょう。
だから付き合ったんだけど…誰かが、キツイ酒を入れてたんだよ…
水は、飲める時に飲んだんだけど…」
そう言って、彼はとても辛そうに顔を歪める。
俺は、どうしたら楽になるのか、それを尋ねた。
「ミハルさん?大丈夫?」
オロオロとしているのは、仕方がない。
だって、俺も弱いんだから…
その酔った気持ちはわかる。
「…うぅ…」
!?!?
ミハルさんの声で、俺は慌ててしまった。
「え?うそ…ミハルさん?!」
彼の身体を支えようと、前かがみになっている身体の中に入り込んで身体に抱き着いた。
ギュッ
?!
―動けないっ!
「ミハルさん、離して!?俺ができることは、ある?」
その言葉で抱きしめる力が弱まった。
「…して?」
小さい声で言われたので聞き逃した。
「ごめんなさい、聞けませんでした。
もう一度…「キスして?」
誰かの役だろうか。
ミハルさんの声ではない、誰かを演じている声。
いい声だけど…俺は、ミハルさんの声が聴きたい…
それでも、彼は演じている。
「キスして?要君…」
俺、今、どんな表情をしているだろう。
オネダリされてるから嬉しいよ?
でも、心の底からは喜べない。
それに気づかないミハルさんは、間が空いたことに、
「…・もう、いいよっ」
と、逆ギレモードに入ってどこかに行こうとする。
「わ、わかりましたっ!!」
―??!
俺、何を言ってんだっ!
慌ててるけど、答えは考えてからいいなさ―いっ!
とてもとてもにこやかな笑顔のミハルさんと、俺は何故か、対面している。
?
いや、なぜかではないな。
これからキスをするのだ。
対面はあっている。
…・でも、どうして俺は、ミハルさんと、今、結合中なんだ?!
えぇ、早業で脱がされ、解され、クルンクルンっと回転するように、結合までたどり着いた。
みんな、結合をゴールだと思ったら、甘いぜ…!
「じゃ、要君、どうぞっ!」
対面で結合してるんだよ?
俺、どう見ても、快感で動けないのに?
だって、もうミハルさんのミハルさんが埋め込まれてんだよ?
「まだかな?」
―!!!
「あぁぁぁぁっ!」
両足を大きく広げられ、結合部に全体重がかかっていく。
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