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帰途⑦
買い取り査定の出る日、私達は総出でギルドに向かう。
まずビリィさんに倉庫に案内される。
冒険者ギルドマスターのドナートさんが待っていた。
「おはようございますテイマー殿」
「おはようございます」
「まず、ドロップ品からよろしいですか?」
「はい」
「では、鉄が、200キロ…………魔鉄が40キロ…………アーマーボアの革が、20枚……………ロングソードが10本…………」
晃太が指定されたドロップ品を次々出す。
革や武器類は多めに買い取りのようだ。
やはり前回のオルクの件で、危機意識が高くなり、武器や防具を新調もしくは修繕に出す人が多いと。
魔法の水筒は20本、魔法の指輪は半分の5個、マジックバッグは小型の物をお買い上げ頂いた。
「昨日の魔物の査定ですが、グランボアの革が20万、肉が150万、牙が10万…………」
猪の革は革鎧やブーツになる。鹿は角は熱冷ましの漢方の材料、革は柔らかく鞄や靴になる。蛇はシャットアウト。
「デスフラワー、花弁1枚3万、魔石10万です。まだ生体年数が若い個体でしたので」
花弁は何に使うのかな? なんでも火傷や毒等で爛れた皮膚に塗る、炎症止めの軟膏の材料になると。
「薬師ギルドマスターがくれぐれもお礼を、と申していました。これで、火傷や毒で爛れた痛みを和らげる事ができると」
なるほど、ノワールよくやった。
「代金は応接室で」
「はい」
全員では入れないので、晃太に中庭で待ってもらい、ビアンカと向かう。
ソファーで待っていると、ウィークスさんが書類と革の袋を持って来た。
「すべての金額を含めて、1億9580万4600になります。白金貨でよろしいですか?」
「はい」
あはははん、相変わらずすごか額。
それでもまだ半分以上のドロップ品がある。
私は白金貨、大金貨、銀貨、銅貨の確認をする。
大丈夫。サインと魔力も済み。すべての硬貨を革の袋に入れる。
「テイマー殿、スカイランでの事は聞いております。何かあれば、ギルドにご相談ください。我々ノータのギルドは恩人である貴女の側におりましょう」
『嘘ではないのです』
「はい、ありがとうございます」
オルクの巣の件だろうけど。有難い。この分なら、あの件はユリアレーナ中のギルドに連絡が行っている。スカイランのギルドマスターさんが、連絡してくれたんだろう。
私はドナートさんとウィークスさんに挨拶して応接室を出る。
晃太と合流して、ノワールに馬車を繋いで、ノータを出た。
ノータを出た直後に、あの時の農家の家族が離れた場所で手を振っていた。あの女の子が、満面の笑みで手を振っている。
うん、あの時、助けに走って良かった。
私は嬉しくて、笑顔で手を振り返した。
明後日には、アルブレンに到着予定となった日の夕方。
周りを確認してもらい、ルームを開ける。
サブ・ドアから両親と花を誘導。
「くうん、くうん、くうん」
ぽちゃぽちゃボディのかわいか事。
ブラッシングやノワールのご飯、元気達のご飯の準備をする。
「優衣、冷蔵庫ダンジョン落ち着いたみたいやよ」
ビアンカのブラッシングをしていた父が、気になっていた情報を仕入れてくれていた。
ビアンカとルージュの目がキラリ、じゃないギラリ。やめて。
「そうなん。どんな感じなん?」
「縦に伸びた感じやね。今日から冒険者の人達が入っとうみたいよ」
「そうなん。後は中がどうなっているかやね。同じ牛乳や貝柱がでるとよかけど」
「まだ、調査の段階や。それとなく聞いとくよ、元気達の牛乳いるけんね」
「お願いね、お父さん」
ブラッシングとお乳、補助食、ノワールのご飯オッケー。
本日は休肝日で、カレーライスだ。チキンカレーライスとポテトサラダ。ビアンカとルージュには、ワイバーンのお肉を焼いてトッピングした。
『ハグハグ、美味しいのです』
『モグモグ、いくらでも入るわ』
で、来ましたおかわりが。
前足で、お皿をぐい、と押す。はいはい。
追加でワイバーンを焼いて、たっぷり乗せて、と。綺麗になくなりました。
「炊飯器が足りんくなるねえ。元気達もよう食べるし」
現在炊飯器は4台。結構ヘビーに稼働している。ダイニングキッチンも広くなったし、話し合い、追加でシェルフや炊飯器購入となった。
そして、アルブレンに無事到着。
バラダーさんが対応してくれた。
まだ、お昼前だ。
屋台の前を通ると、まさにランチ時で、たくさんの人達が買い物をしていた。
『ユイ、食べたいのです』
『あのウサギ肉がいいわ』
「はいはい。まずはギルドが先よ。お願いしとくけん」
私は屋台の主人に声をかける。向こうも覚えていてくれた。
「出来るだけたくさんお願いします」
「はいっ、毎度ありがとうございますっ」
際限なくリクエストが来るので、切り上げてもらい、やっとギルドに到着。
手綱持ちの子供に、ノワールの手綱を託して、ギルドに入る。
すぐにウルススさんが出てきた。
「ミズサワ様、お待ちしておりました」
「どうも。ドロップ品はどうしますか? あ、到着報告を」
「到着報告は大丈夫ですよ。ドロップ品はすぐに確認させて頂きたいのですが」
「はい」
すぐに応接室に通される。
ビアンカとルージュは気ままにゴロリ。
バーズさんもやってきた。
「こちらが、ドロップ品リストです」
「拝見します」
晃太がリストを出し、ウルススさんが見て、バーズさんが覗き込む。
「凄い量ですね」
ウルススさんが唸る。
「この宝飾品は今拝見出来ませんか?」
バーズさんの目がキラリしているので、晃太がアイテムボックスから出す。
「ありがとうございます」
手袋と小さな眼鏡をして、バーズさんがビロードの箱を開ける。
熱心に見ているバーズさん。
女性職員さんが、お茶を出してくれる。
リストを見ていたウルススさんが、顔を上げる。
「ミズサワ様、お時間頂けますか? 出来るだけ買い取らせて頂きます」
「はい、どれくらいかかります?」
「そうですね。明後日、いや、明明後日の朝まで頂きたいのですが」
「大丈夫ですよ」
宝飾品を見ていたバーズさんが、顔を上げる。
「こちらは、査定が出せます。流石に素晴らしい一品ですね」
ほくほくとした顔のバーズさん。
「全てで1000万で買い取らせて頂きます」
結構高価になった。
バーズさんが一旦退席する。
「そうだ、ミズサワ様。マーファの冷蔵庫ダンジョンが改修されたそうですよ」
ここまで情報が来てるんだ。連絡用の魔道具あるからね。
だが、ここでそうみたいですね、なんて言えない。知らないふりをしないと。
「そうなんですかあ?」
白々しく言ってみた。
「ミズサワ様もいずれ冷蔵庫ダンジョンに?」
「はい、行くと思います」
『ダンジョンなのです』
『行くわ、もちろん』
「はいはい。分かっとるって」
やり取りを見て、ウルススさんが笑う。
「また、冷蔵庫ダンジョンのドロップ品を回してください」
「はい」
バーズさんからお金を受け取り、それぞれの冒険者カードに100万いれてもらう。私達は挨拶して、ギルドを出た。
さて、宿を、その前に屋台でお肉買って。
『ユイ、ユイ、ご飯の後に散歩に行きたいのです』
『行きたいわ』
「やめて、まだ宿も取ってないのに」
まずビリィさんに倉庫に案内される。
冒険者ギルドマスターのドナートさんが待っていた。
「おはようございますテイマー殿」
「おはようございます」
「まず、ドロップ品からよろしいですか?」
「はい」
「では、鉄が、200キロ…………魔鉄が40キロ…………アーマーボアの革が、20枚……………ロングソードが10本…………」
晃太が指定されたドロップ品を次々出す。
革や武器類は多めに買い取りのようだ。
やはり前回のオルクの件で、危機意識が高くなり、武器や防具を新調もしくは修繕に出す人が多いと。
魔法の水筒は20本、魔法の指輪は半分の5個、マジックバッグは小型の物をお買い上げ頂いた。
「昨日の魔物の査定ですが、グランボアの革が20万、肉が150万、牙が10万…………」
猪の革は革鎧やブーツになる。鹿は角は熱冷ましの漢方の材料、革は柔らかく鞄や靴になる。蛇はシャットアウト。
「デスフラワー、花弁1枚3万、魔石10万です。まだ生体年数が若い個体でしたので」
花弁は何に使うのかな? なんでも火傷や毒等で爛れた皮膚に塗る、炎症止めの軟膏の材料になると。
「薬師ギルドマスターがくれぐれもお礼を、と申していました。これで、火傷や毒で爛れた痛みを和らげる事ができると」
なるほど、ノワールよくやった。
「代金は応接室で」
「はい」
全員では入れないので、晃太に中庭で待ってもらい、ビアンカと向かう。
ソファーで待っていると、ウィークスさんが書類と革の袋を持って来た。
「すべての金額を含めて、1億9580万4600になります。白金貨でよろしいですか?」
「はい」
あはははん、相変わらずすごか額。
それでもまだ半分以上のドロップ品がある。
私は白金貨、大金貨、銀貨、銅貨の確認をする。
大丈夫。サインと魔力も済み。すべての硬貨を革の袋に入れる。
「テイマー殿、スカイランでの事は聞いております。何かあれば、ギルドにご相談ください。我々ノータのギルドは恩人である貴女の側におりましょう」
『嘘ではないのです』
「はい、ありがとうございます」
オルクの巣の件だろうけど。有難い。この分なら、あの件はユリアレーナ中のギルドに連絡が行っている。スカイランのギルドマスターさんが、連絡してくれたんだろう。
私はドナートさんとウィークスさんに挨拶して応接室を出る。
晃太と合流して、ノワールに馬車を繋いで、ノータを出た。
ノータを出た直後に、あの時の農家の家族が離れた場所で手を振っていた。あの女の子が、満面の笑みで手を振っている。
うん、あの時、助けに走って良かった。
私は嬉しくて、笑顔で手を振り返した。
明後日には、アルブレンに到着予定となった日の夕方。
周りを確認してもらい、ルームを開ける。
サブ・ドアから両親と花を誘導。
「くうん、くうん、くうん」
ぽちゃぽちゃボディのかわいか事。
ブラッシングやノワールのご飯、元気達のご飯の準備をする。
「優衣、冷蔵庫ダンジョン落ち着いたみたいやよ」
ビアンカのブラッシングをしていた父が、気になっていた情報を仕入れてくれていた。
ビアンカとルージュの目がキラリ、じゃないギラリ。やめて。
「そうなん。どんな感じなん?」
「縦に伸びた感じやね。今日から冒険者の人達が入っとうみたいよ」
「そうなん。後は中がどうなっているかやね。同じ牛乳や貝柱がでるとよかけど」
「まだ、調査の段階や。それとなく聞いとくよ、元気達の牛乳いるけんね」
「お願いね、お父さん」
ブラッシングとお乳、補助食、ノワールのご飯オッケー。
本日は休肝日で、カレーライスだ。チキンカレーライスとポテトサラダ。ビアンカとルージュには、ワイバーンのお肉を焼いてトッピングした。
『ハグハグ、美味しいのです』
『モグモグ、いくらでも入るわ』
で、来ましたおかわりが。
前足で、お皿をぐい、と押す。はいはい。
追加でワイバーンを焼いて、たっぷり乗せて、と。綺麗になくなりました。
「炊飯器が足りんくなるねえ。元気達もよう食べるし」
現在炊飯器は4台。結構ヘビーに稼働している。ダイニングキッチンも広くなったし、話し合い、追加でシェルフや炊飯器購入となった。
そして、アルブレンに無事到着。
バラダーさんが対応してくれた。
まだ、お昼前だ。
屋台の前を通ると、まさにランチ時で、たくさんの人達が買い物をしていた。
『ユイ、食べたいのです』
『あのウサギ肉がいいわ』
「はいはい。まずはギルドが先よ。お願いしとくけん」
私は屋台の主人に声をかける。向こうも覚えていてくれた。
「出来るだけたくさんお願いします」
「はいっ、毎度ありがとうございますっ」
際限なくリクエストが来るので、切り上げてもらい、やっとギルドに到着。
手綱持ちの子供に、ノワールの手綱を託して、ギルドに入る。
すぐにウルススさんが出てきた。
「ミズサワ様、お待ちしておりました」
「どうも。ドロップ品はどうしますか? あ、到着報告を」
「到着報告は大丈夫ですよ。ドロップ品はすぐに確認させて頂きたいのですが」
「はい」
すぐに応接室に通される。
ビアンカとルージュは気ままにゴロリ。
バーズさんもやってきた。
「こちらが、ドロップ品リストです」
「拝見します」
晃太がリストを出し、ウルススさんが見て、バーズさんが覗き込む。
「凄い量ですね」
ウルススさんが唸る。
「この宝飾品は今拝見出来ませんか?」
バーズさんの目がキラリしているので、晃太がアイテムボックスから出す。
「ありがとうございます」
手袋と小さな眼鏡をして、バーズさんがビロードの箱を開ける。
熱心に見ているバーズさん。
女性職員さんが、お茶を出してくれる。
リストを見ていたウルススさんが、顔を上げる。
「ミズサワ様、お時間頂けますか? 出来るだけ買い取らせて頂きます」
「はい、どれくらいかかります?」
「そうですね。明後日、いや、明明後日の朝まで頂きたいのですが」
「大丈夫ですよ」
宝飾品を見ていたバーズさんが、顔を上げる。
「こちらは、査定が出せます。流石に素晴らしい一品ですね」
ほくほくとした顔のバーズさん。
「全てで1000万で買い取らせて頂きます」
結構高価になった。
バーズさんが一旦退席する。
「そうだ、ミズサワ様。マーファの冷蔵庫ダンジョンが改修されたそうですよ」
ここまで情報が来てるんだ。連絡用の魔道具あるからね。
だが、ここでそうみたいですね、なんて言えない。知らないふりをしないと。
「そうなんですかあ?」
白々しく言ってみた。
「ミズサワ様もいずれ冷蔵庫ダンジョンに?」
「はい、行くと思います」
『ダンジョンなのです』
『行くわ、もちろん』
「はいはい。分かっとるって」
やり取りを見て、ウルススさんが笑う。
「また、冷蔵庫ダンジョンのドロップ品を回してください」
「はい」
バーズさんからお金を受け取り、それぞれの冒険者カードに100万いれてもらう。私達は挨拶して、ギルドを出た。
さて、宿を、その前に屋台でお肉買って。
『ユイ、ユイ、ご飯の後に散歩に行きたいのです』
『行きたいわ』
「やめて、まだ宿も取ってないのに」
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