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パーフェクトプラン②
私達はギルドから出て、画板を購入し、母に指名依頼の件を説明する。
「大丈夫ね?」
母は心配そうだ。
『私とルージュがいるのです』
『そうよ。私達がユイとコウタを守るわ』
「ブヒヒヒンッ」
ノワールまで脚を踏み鳴らす。
「あんたは留守番たい」
「ブヒヒヒンッ、ブヒヒヒンッ、ブヒヒヒーンッ」
いやいや、みたいに脚を踏み鳴らす。
『ユイ、付いていきたいって言っているのです』
『どうするユイ?』
「うーん。どうしようかねえ」
「ブルブルッ」
どうしようかねえ。
「今回は長期になるしね」
冷蔵庫ダンジョンの階層がいくつ増えたか分からないし、フィールド的にノワールには厳しい階もあるかもしれない。ルームがあれば、なんとかなるかな。
「ブルブルッ、ブルブルッ」
必死に私を見るノワール、哀愁漂う目で見つめてくる。
結局、根負けした。
それから買い物に回る。
今回は長ければ1ヶ月だ。ディレックスに母と買い物に回る。調味料や米、野菜に魚、お肉、パン。コーヒーにビール。カレー、シチューのルゥや、鍋の素もたくさん入れる。それからチーズクリームで花のドッグフード、おやつも多めに購入する。
母がダイニングキッチンで、ひたすら料理を作り、次々鍋やタッパーに入れる。
私は母を手伝いながら、異世界のメニューから、サンサンサンのお弁当やさくら庵の蕎麦メニュー、八陣の居酒屋メニュー、刺身メニュー、串メニューをタップ。町の洋食みつよしもタップと。こんなもんかな。
丸3日かかって準備する。
その間にマルシェでパンを大量購入。ビアンカとルージュの分だ。かさ増し用だ。屋台飯もだ。焼き小籠包、野菜たっぷりトルティーヤ、おやき、ケバブ、ピタパンサンド等々。
それから父と冷蔵庫ダンジョンに向かい、スキップシステムを見せてもらう。魔法陣に変わりはないようだが、案内してくれた警備の人が説明してくれる。
「スキップできる階層の階数が古代魔法文字で記されているんですが、ダンジョン改修後に、24の数字が消えてしまいました。もともと24階まで自身の魔力だけでスキップできる者は少ないですし、魔石もかなり必要になりますので、今までもスキップするものはいなかったんですけどね」
うちには、魔力保有量が桁外れに多いのが、2人もいますのでね。
問題はノワールを加えたメンバーで、20階までスキップできるか、だ。
「どう?」
「ん、大丈夫や」
ふう、良かった。
私は案内してくれた警備の人に挨拶して帰った。
帰りにギルドに寄って、冷蔵庫ダンジョンに入る日にちを伝える。
出来るだけの準備をし、そしていよいよ調査の為に冷蔵庫ダンジョンに向かった。
「気を付けるんよ」
母が最後まで心配している。
花は出かける気配を察知して、私と晃太について回っている。
御用聞きの冒険者の方はクラベルから別のパーティーになっている。
女性だけのパーティー『ルベル・アケル』。
リーダーはすらっとした剣士のフォリアさん。アスリート美人の人族剣士。魔法使いのブルーメさんは、可愛い猫耳のある獣人さん。この2人が冷蔵庫ダンジョンまで付き添ってくれた。後はサブ・リーダーでドワーフのタンクのセーシャさん。回復魔法を使える剣士の人族コーレンさん。見習いのエルバちゃんだ。
「フォリアさん、両親をお願いします」
冷蔵庫ダンジョンに入る前に、リーダーでもあるフォリアさんにお願いする。
「はい、お任せください」
きり、と答えてくれた。
いつもの警備の人が、魔法陣の小屋のドアを開けてくれる。
私はノワールの手綱を持つ、晃太は両手に元気とコハクのリードを持つ。ルリとクリス、ヒスイは母親にぴったり。
『いい?』
ルージュが魔力を流す。
ふわり、と、景色が変わる。
久しぶりの冷蔵庫ダンジョンだ。
見た感じ、大きな変わりはないように思える。
「よし、まずはボス部屋チェックや。ビアンカ、ルージュ大丈夫ね? 少し休んで」
『行けるのです』
『そうよ』
「ブヒヒヒンッ」
はいはい。
「分かった、でもね、ボス部屋私が開けるけんね。ビアンカとルージュはレベルが高すぎるから、調査の参考にならんけん。何回かは私が開けるけんね」
『ぶー、仕方ないのです』
『ぶー、でも、毎回じゃないのよね?』
「そうね、何回かはビアンカとルージュに開けてもらって誤差がないか、調べたいね」
では。
まずは私が開けることに。
変わっていなければ、中は蛇だ。いややあ。
晃太は仔達と近くのセーフティゾーンで避難。
「よか?」
『いいのです』
『大丈夫よ』
「ブルブルッ」
黒い金属製の観音開きの扉に手を当てる。魔力を流し、重い扉をおしあける。結構重か。
なんとか開けると、いつくもの小さな光が灯る。
光がうねるように動いている。
ひーッ、やっぱり蛇やーッ。
後ずさった瞬間、私の横をビアンカとルージュ、ノワールが駆け抜けて……………………はい、終了。
見なかったふりしよう。
うん、首なんか飛んでない、ノワールが飛んで頭を粉砕なんかしてない。うん、見てない見てない。
『終わったのです』
『物足りないわ』
「ブヒヒヒーンッ」
ぶーぶー言うビアンカとルージュを宥める。ノワールは興奮したままだ。
私は安全確認し、深呼吸して、晃太に声をかけてドロップ品を拾う。やはり、ずいぶん少ない。
最後に、ポワン、とお馴染みの宝箱が。
ルージュがチェック、罠なし。
ワクワクしながら私が開けると、中級ポーションが2本と、お馴染みビロードの箱。ビロードの開けると、青い宝石の指輪だ。
「晃太、数は?」
「目玉が5、革が3、肉が2、血が2、魔石が5や。指輪はアクアマリンやって」
「やっぱり少なかね。レベルの差やね」
「姉ちゃん、これからどうする?」
「ボス部屋の復活時間の確認や。それから何回か私が開けて誤差がないか確認や。晃太もやってね、あんまり差がでらんと思うけど。今回の目的は調査やけん」
「ん、分かった。わい、今から20階ば回って、今までと変わりがないか調べて来る」
「頼むね。地図に関しては、あんたが頼りやけん」
「ん」
晃太は地図を持ち、ビアンカとルージュに付き添われて20階を回る。
私はルームを開けて、窓からボス部屋の扉を気にしながら、仔達を中庭で遊ばせた。
「大丈夫ね?」
母は心配そうだ。
『私とルージュがいるのです』
『そうよ。私達がユイとコウタを守るわ』
「ブヒヒヒンッ」
ノワールまで脚を踏み鳴らす。
「あんたは留守番たい」
「ブヒヒヒンッ、ブヒヒヒンッ、ブヒヒヒーンッ」
いやいや、みたいに脚を踏み鳴らす。
『ユイ、付いていきたいって言っているのです』
『どうするユイ?』
「うーん。どうしようかねえ」
「ブルブルッ」
どうしようかねえ。
「今回は長期になるしね」
冷蔵庫ダンジョンの階層がいくつ増えたか分からないし、フィールド的にノワールには厳しい階もあるかもしれない。ルームがあれば、なんとかなるかな。
「ブルブルッ、ブルブルッ」
必死に私を見るノワール、哀愁漂う目で見つめてくる。
結局、根負けした。
それから買い物に回る。
今回は長ければ1ヶ月だ。ディレックスに母と買い物に回る。調味料や米、野菜に魚、お肉、パン。コーヒーにビール。カレー、シチューのルゥや、鍋の素もたくさん入れる。それからチーズクリームで花のドッグフード、おやつも多めに購入する。
母がダイニングキッチンで、ひたすら料理を作り、次々鍋やタッパーに入れる。
私は母を手伝いながら、異世界のメニューから、サンサンサンのお弁当やさくら庵の蕎麦メニュー、八陣の居酒屋メニュー、刺身メニュー、串メニューをタップ。町の洋食みつよしもタップと。こんなもんかな。
丸3日かかって準備する。
その間にマルシェでパンを大量購入。ビアンカとルージュの分だ。かさ増し用だ。屋台飯もだ。焼き小籠包、野菜たっぷりトルティーヤ、おやき、ケバブ、ピタパンサンド等々。
それから父と冷蔵庫ダンジョンに向かい、スキップシステムを見せてもらう。魔法陣に変わりはないようだが、案内してくれた警備の人が説明してくれる。
「スキップできる階層の階数が古代魔法文字で記されているんですが、ダンジョン改修後に、24の数字が消えてしまいました。もともと24階まで自身の魔力だけでスキップできる者は少ないですし、魔石もかなり必要になりますので、今までもスキップするものはいなかったんですけどね」
うちには、魔力保有量が桁外れに多いのが、2人もいますのでね。
問題はノワールを加えたメンバーで、20階までスキップできるか、だ。
「どう?」
「ん、大丈夫や」
ふう、良かった。
私は案内してくれた警備の人に挨拶して帰った。
帰りにギルドに寄って、冷蔵庫ダンジョンに入る日にちを伝える。
出来るだけの準備をし、そしていよいよ調査の為に冷蔵庫ダンジョンに向かった。
「気を付けるんよ」
母が最後まで心配している。
花は出かける気配を察知して、私と晃太について回っている。
御用聞きの冒険者の方はクラベルから別のパーティーになっている。
女性だけのパーティー『ルベル・アケル』。
リーダーはすらっとした剣士のフォリアさん。アスリート美人の人族剣士。魔法使いのブルーメさんは、可愛い猫耳のある獣人さん。この2人が冷蔵庫ダンジョンまで付き添ってくれた。後はサブ・リーダーでドワーフのタンクのセーシャさん。回復魔法を使える剣士の人族コーレンさん。見習いのエルバちゃんだ。
「フォリアさん、両親をお願いします」
冷蔵庫ダンジョンに入る前に、リーダーでもあるフォリアさんにお願いする。
「はい、お任せください」
きり、と答えてくれた。
いつもの警備の人が、魔法陣の小屋のドアを開けてくれる。
私はノワールの手綱を持つ、晃太は両手に元気とコハクのリードを持つ。ルリとクリス、ヒスイは母親にぴったり。
『いい?』
ルージュが魔力を流す。
ふわり、と、景色が変わる。
久しぶりの冷蔵庫ダンジョンだ。
見た感じ、大きな変わりはないように思える。
「よし、まずはボス部屋チェックや。ビアンカ、ルージュ大丈夫ね? 少し休んで」
『行けるのです』
『そうよ』
「ブヒヒヒンッ」
はいはい。
「分かった、でもね、ボス部屋私が開けるけんね。ビアンカとルージュはレベルが高すぎるから、調査の参考にならんけん。何回かは私が開けるけんね」
『ぶー、仕方ないのです』
『ぶー、でも、毎回じゃないのよね?』
「そうね、何回かはビアンカとルージュに開けてもらって誤差がないか、調べたいね」
では。
まずは私が開けることに。
変わっていなければ、中は蛇だ。いややあ。
晃太は仔達と近くのセーフティゾーンで避難。
「よか?」
『いいのです』
『大丈夫よ』
「ブルブルッ」
黒い金属製の観音開きの扉に手を当てる。魔力を流し、重い扉をおしあける。結構重か。
なんとか開けると、いつくもの小さな光が灯る。
光がうねるように動いている。
ひーッ、やっぱり蛇やーッ。
後ずさった瞬間、私の横をビアンカとルージュ、ノワールが駆け抜けて……………………はい、終了。
見なかったふりしよう。
うん、首なんか飛んでない、ノワールが飛んで頭を粉砕なんかしてない。うん、見てない見てない。
『終わったのです』
『物足りないわ』
「ブヒヒヒーンッ」
ぶーぶー言うビアンカとルージュを宥める。ノワールは興奮したままだ。
私は安全確認し、深呼吸して、晃太に声をかけてドロップ品を拾う。やはり、ずいぶん少ない。
最後に、ポワン、とお馴染みの宝箱が。
ルージュがチェック、罠なし。
ワクワクしながら私が開けると、中級ポーションが2本と、お馴染みビロードの箱。ビロードの開けると、青い宝石の指輪だ。
「晃太、数は?」
「目玉が5、革が3、肉が2、血が2、魔石が5や。指輪はアクアマリンやって」
「やっぱり少なかね。レベルの差やね」
「姉ちゃん、これからどうする?」
「ボス部屋の復活時間の確認や。それから何回か私が開けて誤差がないか確認や。晃太もやってね、あんまり差がでらんと思うけど。今回の目的は調査やけん」
「ん、分かった。わい、今から20階ば回って、今までと変わりがないか調べて来る」
「頼むね。地図に関しては、あんたが頼りやけん」
「ん」
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