もふもふ大好き家族が聖女召喚に巻き込まれる~時空神様からの気まぐれギフト・スキル『ルーム』で家族と愛犬守ります~

鐘ケ江 しのぶ

文字の大きさ
187 / 867
連載

冒険者らしく⑤

しおりを挟む
 ルーム レベル32
 HP 600053
 残金 16576609
 スキル パッシブ 換気 電気 上水道 下水道
     アクティブ ゴミ破棄 トイレ掃除 配管掃除 従魔の足拭き
 異世界への扉 ディレックス
        手芸ショップ ぺんたごん
        ベーカリー 麦美ちゃん
        ペットショップ チーズクリーム
        銀の槌
        もへじ生活
 異世界のメニュー JOY-P
          Cafe&sandwich 蒼空
          お弁当屋 サンサンサン
          和食処 さくら庵
          ラーメン屋 松太郎
          炭火焼き 八陣
          カフェ うらら
          町の洋食 みつよし
 サブ・ドア マーファ パーティーハウス寝室のドア

 来た、遂に来た、この時が。
 ギルドから帰り、ルームに入って確認し、私は号令をかけた。
 ルームは私だけ。周囲の安全確保オッケーッ。
 花はいないッ、元気達もいないッ。ノワールも念のためいないッ。
 私だけっ。
 いざ、いざ、いざ、いざ、いざ。
 ポチッ、とタップ。

 利用店舗 中華菜館 紫竜 選択されました。

 来たーッ。
 念願の中華ーッ。
 私はガッツポーズ。
 くう、長かった。色々あって長かった。
 はっ、皆楽しみにしているはず。
「どうぞー」
 私がドアを開けると、楽しみな顔で入ってくる。
「お父さん、麻婆豆腐な」
「お母さんは酢豚ね」
「わい、辛味噌麺な」
『油淋鶏なのですッ』
『エビッ、エビッ、エビーッ』
 リクエストの早かこと。
「はいはい、まずは神様にね」
 花と仔達、ノワールのご飯の準備は既に済んでいる。
 ブラッシングだって終わらせている。
 後はうちらのご飯だけ。
『ユイ、早くなのですッ』
『エビッ、エビッ、エビーッ』
 ビアンカとルージュの目が血走ってる。
「ちょっと待ってね。神様、新しい異世界のメニューが使えます。お夕御飯いかがですか?」
 ………………………………
 今日はお留守か。

 …………………いるッ、いるッ、いるぞーッ、今、帰って来たーッ

 時空神様が息を切らして神託が。
 なんだか、ドアを開けたら電話が鳴って、走って取りました、みたいな。
「中華という食事ですか、いかがですか?」

 いつもありがとう

「いいえ。本日は何人いらっしゃいます?」

 俺だけ
 商いの神、いますッ
 鍛冶の神もいまーすッ
 儂もいるぞー
 うわぁーんッ。うわぁーんッ。うわぁーんッ
 ここ、俺の空間ッ

「何人やねん」
 思わず突っ込む。

 すまん、俺と始祖神様、ちびが5人

 ちび5人って、あの胃袋マジックバッグコンビがおるやないね
 えーっと、どうしようかな。
 まずは、棒々鶏×3。海鮮中華サラダ×3。卵スープ×5。レバニラ×2。豚肉の土鍋煮×2。油淋鶏×4。酢豚×2。餃子×5。海鮮オイスター炒め×2。エビ入り春巻き×5。大皿唐揚げ×2。大皿エビチリ×2。大皿エビマヨ×2。五目焼きそば×2。にらと豚肉の焼きそば×2。海鮮餡掛け麺×2。五目餡掛け麺×2。カニチャーハン×3、エビチャーハン×3。最後にデザート確認しよう。
 次々に出る料理を父と晃太が、お地蔵様の前に並べる。
 空になった皿は、母が回収。
「さて、お待たせビアンカ、ルージュ」
『食べたいのですーッ』
『エビッ、エビッ、エビーッ』
 血走ってる。
 ルージュ、エビしか言ってない。
 はいはい、分かってますよ、かわいかね。
 たっぷりの油淋鶏とエビチリとエビマヨを並べる。
「熱いよ」
『熱いのですーッ』
『熱いわッ』
「落ち着いて食べえ、また頼めばいいんやけん」
 言ったそばから。
『ガブガブ。油淋鶏、薫りが違うのです』
『バクバク。このピリッとしたエビもいいわ。この白いのも食べやすい』
 よう、ございました。
 私達も、と。
 麻婆豆腐、牛肉のホホ煮込み。海鮮オイスター焼き。唐揚げ。春巻き。エビチリ。エビマヨ。餃子。酢豚。辛味噌麺。カニチャーハン、と。
 本日は父と母、晃太はビール。私はライチチューハイ。
「「「「いただきます」」」」
 まず、念願のエビマヨ。
 ぱくり。あ、あっつう。エビがぷりっ。マヨソースも美味しい。これこれ、このコレステロールの塊がたまらないのよ。次はエビチリ。ぱくり。うん、このピリッとしたエビチリ。やっぱりこのソース絶品。おっといけない、唐揚げをエビチリソースに絡めて、その間にライチチューハイを一口と。くう、止まらない。
 父は麻婆豆腐を食べて、ビール。母は酢豚を食べて、ビール。晃太は辛味噌麺を食べて、ビール。
「「「「あああぁぁぁぁぁ」」」」
 異口同音。
『ユイ、なくなったのですッ』
『エビッ、エビッ、エビーッ』
 はいはい。タップタップ。
 気持ちよく食べるビアンカとルージュ。
 うーん、私もアルコールが進む。
 2杯目。
 辛味噌麺、辛いけど、晃太は汗をかきながら食べてる。餃子も美味しい。父と母は餃子も大好きなので追加。私は、やっぱり、フカヒレ コラーゲン……………
『ユイ、ユイ、それも食べたいのです』
『エビッ、あら、ユイ、どうしたの?』
 あえなくダウン。
 く、思ったより、アルコールがきつかった。
 2人がリクエストするため、私は久しぶりに人間タッチペンになる。
 神様達、足りたかな?

 おーい、大丈夫かー
 えーん、それ、俺のエビーッ
 残しているのが悪い
 最後に食べるんだもん
 こら、静かにせんか
 うわぁーん、うわぁーん、うわぁーん
 まあ、貴方達だけで食べたの?
 ずるーい
 ずるーい
 私も食べたーいッ
 ここ、俺の空間ッ

 なんか、増えてますがな。
「お母さん、神様に追加ば……………」
 母は私の手を掴んでタップ。追加で注文し、父と晃太がお地蔵様の前に。ああ、追加でトマトの卵炒め、青椒肉絲、回鍋肉、上海風焼きそば、天津飯、マンゴープリン、杏仁豆腐、胡麻団子が次々にお地蔵様の前に。マンゴープリン、食べたかあ。
 ビアンカとルージュのおかわりコールが止んだ頃、やっと神様も落ち着いた。
 お会計、見てない。わからない。
しおりを挟む
感想 829

あなたにおすすめの小説

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―

鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。 泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。 まだ八歳。 それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。 並ぶのは、かわいい雑貨。 そして、かわいい魔法の雑貨。 お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、 冷めないティーカップ、 時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。 静かに広がる評判の裏で、 かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。 ざまぁは控えめ、日常はやさしく。 かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。 --- この文面は ✔ アルファポリス向け文字数 ✔ 女子読者に刺さるワード配置 ✔ ネタバレしすぎない ✔ ほのぼの感キープ を全部満たしています。 次は 👉 タグ案 👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字) どちらにしますか?

母は何処? 父はだぁれ?

穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。 産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。 妹も、実妹なのか不明だ。 そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。 父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。 母は、どこへ行ってしまったんだろう! というところからスタートする、 さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。 変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、 家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。 意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。 前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。 もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。 単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。 また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。 「小説家になろう」で連載していたものです。

【完結】最愛から2番目の恋

Mimi
恋愛
 カリスレキアの第2王女ガートルードは、相手有責で婚約を破棄した。  彼女は醜女として有名であったが、それを厭う婚約者のクロスティア王国第1王子ユーシスに男娼を送り込まれて、ハニートラップを仕掛けられたのだった。  以前から婚約者の気持ちを知っていたガートルードが傷付く事は無かったが、周囲は彼女に気を遣う。  そんな折り、中央大陸で唯一の獣人の国、アストリッツァ国から婚姻の打診が届く。  王太子クラシオンとの、婚約ではなく一気に婚姻とは……  彼には最愛の番が居るのだが、その女性の身分が低いために正妃には出来ないらしい。  その事情から、醜女のガートルードをお飾りの妃にするつもりだと激怒する両親や兄姉を諌めて、クラシオンとの婚姻を決めたガートルードだった……  ※ 『きみは、俺のただひとり~神様からのギフト』の番外編となります  ヒロインは本編では名前も出ない『カリスレキアの王女』と呼ばれるだけの設定のみで、本人は登場しておりません  ですが、本編終了後の話ですので、そちらの登場人物達の顔出しネタバレが有ります  

婚約破棄をしておけば

あんど もあ
ファンタジー
王太子アントワーヌの婚約者のレアリゼは、アントワーヌに嫌われていた。男を立てぬ女らしくないレアリゼが悪い、と皆に思われて孤立無援なレアリゼ。彼女は報われぬままひたすら国のために働いた……と思われていたが実は……。

白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』

鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」 公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。 だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。 ――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの? 何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。 しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。 それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。 そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。 温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。 そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。 「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」 「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」 離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。 そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。

私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私は実は“本物の聖女”でした。 

さら
恋愛
 私――ミリアは、クラスで地味で取り柄もない“都合のいい子”だった。  そんな私が、いじめの張本人だった美少女・沙羅と一緒に異世界へ召喚された。  王城で“聖女”として迎えられたのは彼女だけ。  私は「魔力が測定不能の無能」と言われ、冷たく追い出された。  ――でも、それは間違いだった。  辺境の村で出会った青年リオネルに助けられ、私は初めて自分の力を信じようと決意する。  やがて傷ついた人々を癒やすうちに、私の“無”と呼ばれた力が、誰にも真似できない“神の光”だと判明して――。  王都での再召喚、偽りの聖女との再会、かつての嘲笑が驚嘆に変わる瞬間。  無能と呼ばれた少女が、“本物の聖女”として世界を救う――優しさと再生のざまぁストーリー。  裏切りから始まる癒しの恋。  厳しくも温かい騎士リオネルとの出会いが、ミリアの運命を優しく変えていく。

美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ

さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。 絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。 荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。 優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。 華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。