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首都へ④
流石首都、道は広いし建物も3階建以上のものが並ぶ。
人の通りも多く、やはり、ちらほら見られるが、これは仕方ない事だ。だけど、赤騎士団の皆さんがガッチリガードしてくれているので、騒ぎにならず。
馬車道をゆっくり進む。人が多すぎて、ノワールの手綱を牽く。一番人が多い時間帯は、手綱を牽いて歩かなくてはならないそうだ。
「きゃあ、オスヴァルト様よ」
「赤騎士団の准将が、こんな町中で何やってんだ?」
「かっけえなあ」
「あんな大きな従魔いたっけ?」
「あれだろ? マーファのドラゴン一撃したやつだろ?」
「すげえなあ」
「主人って誰だ?」
「オスヴァルト様ーッ」
「あの黒髪の女だよ」
「へぇ、あれがねぇ」
仕方ない。
城門から真っ直ぐ進み、大きな広場を抜ける。
道すがらたくさんの屋台が並ぶ。野菜やパン、食べ物、そして魚が売っている。
「結構新鮮な魚がありますね」
私がぽつり。
「ええ、港が近いですから。ミズサワ殿、クレイ港はご覧になりましたか?」
「いえ、首都自体初めてで」
「そうですか」
オスヴァルトさんが説明してくれる。
首都自体は瓢箪みたいな形をしていて、こちらは瓢箪の下の部分にあたり、上部分はクレイ港と言う港町。首都とクレイ港は1時間程の距離で、気軽に人々が行き交っている。首都の周りでも農耕されているが、クレイ港付近が農耕地が広がり、首都の食物の半分以上はそちらで作られていると。
「クレイとは、ユリアレーナとの友好条約を築いた時の皇帝の名前なんです。アルティーナ帝国との貿易もこの港で行われています」
「へぇー」
「あまり。いいイメージがないようですね」
「すみません。そのガーガリア妃の話を聞いたもので」
本当にいいイメージがない。まったくない。まあ、帝国の人がすべてガーガリア妃みたいじゃないとは思うけどね。
オスヴァルトさんが肩をすくめる。
「確かにそうおもわれても仕方ありませんね。しかし、帝国も悪い国ではないですよ。人々は逞しく、そして旅人には優しい国です。私も3年程滞在しましたから。よく分かっているつもりです」
「そうなんですか」
やっぱり、地元の人々は違うんやね。
しばらく歩き、ギルドに到着する。
おお、流石首都のギルド、横も縦も広い。ビアンカとルージュが入っても問題ない感じだ。ギルドから出てきた冒険者の皆さんが、ぎょっとしているけど、赤騎士団の皆さんがガードしてくれた。
さて、手綱を、と。
若い赤騎士団の人が預かってくれた。
オスヴァルトさんだけが付き添ってくれて、私達はギルドに入る。元気は先ほど起きたので、リードを繋いだ。
ギルド内に入ると、ざあ、と道が開く、これが嫌なんだけどね。
どうもとぺこりぺこりしながら、窓口へ。
「ようこそミズサワ様。マーファより連絡を受けております」
窓口に座っていた男性が対応してくれる。
「冒険者ギルドカードの提示をお願いします」
「はい」
私と晃太が冒険者ギルドカードを提示、確認してくれる。
「はい。ありがとうございます。今回の滞在目的は?」
来るのは連絡は受けていたが、内容は伏されたんだね。個人情報だし。
「あー、奴隷のー」
いい淀むが、男性は直ぐに察知してくれる。
「紹介状はお持ちで?」
「はい」
「では、商人ギルドの相談窓口にお願いします」
「ありがとうございます」
ぞろぞろと移動する。
こちらも、道を開けてくれる。本当にこれ嫌なんだけど。
「ミズサワ様こちらにどうぞ」
どの相談窓口にしようか悩んだが、一番奥の窓口から声をかけられる。カウンターには中年男性。
「すみません、奴隷購入についてなんですが」
私はタージェルさんから預かった手紙を出す。
「拝見します。はい、承知しました」
はや。
「直ぐにコーリナ商会と繋ぎます。どちらにご滞在予定ですか?」
「いえ、まだ、宿は…………」
「北区、第3ゲストハウスだ」
オスヴァルトさんが何故か答えてる。
「あの」
「ご意見番のご指示です」
「ご挨拶もしてないのに」
「どうかご理解ください。無用なトラブルを避ける為です」
やはり、いくら国から注意が行っても、それはこの国のみ。首都には様々な国からの駐在員やら貴族がいる。しかももうすぐグーテオークションが近いため、更に国外の権力者が集まっている。もちろんユリアレーナも、私達に手を出さないでね、て注意はしてはくれているが。
「中には、貴族だから何をしても許されて当然というバカ、失礼、その様な考えのものもおります。ゲストハウスは我々騎士団が警備に回り、北区自体には許可のないものは入れません」
毒がちらっと出たけど、説明を続けるオスヴァルトさん。
「中には、有りもしないケガをでっち上げたり、お金の要求をします。北区は出入りを管理されていますから、防げます。拐かしを企むものがいるでしょう。特に雌個体は狙われます」
なんやと? うちのかわいか三人娘を拐かすとな。由々しき事態や。
「では、お言葉に甘えます。よろしくお願いします」
ご厚意だし、安全だ。
だけど、よくよく考えたら、気配感知の高いビアンカとルージュが、そんな連中見逃すわけないよね。まあ、無用なトラブルは避けないと。ここまで手配してくれるのは、そのトラブルを恐れての事だ。
手配してくれたサエキ様に、お礼言いたいけど、無理だよね。
「北区第3ゲストハウスですね。承知しました」
コーリナ商会に連絡着いたら、使いを出してくれると。
早ければ明日だけど、出来れば明日がいい。
「では、ミズサワ殿。ゲストハウスにご案内します」
「ありがとうございます」
ギルドをぞろぞろ出て、ぞろぞろ歩いて移動かと思ったら、ノワールの馬車移動となる。ここからだと、北区にむかう道は人が一気に少なくなる。元々制限ある区域だから、行く人も少ない。
別の赤騎士団の人が連れてきた、オスヴァルトさんも立派な馬に乗り、並走する。うーん、かっこいい。
このオスヴァルトさん、どうやら人気者。女性がキャーキャー言ってるもん。
ノワールが闊歩。もちろんゆっくりね。元気とコハクのリードは、ビアンカとルージュが咥えて並走。三人娘は馬車の中だ。うちの三人娘はかわいかけん、へんなのに目をつけられたら嫌やからね。
しばらくして、また壁が。
所謂、上流階級の邸宅やそのゲストハウスがあるので、警備上壁があるそうだ。
身分証の提示をして、門をくぐる。
おお、すごく落ち着いた雰囲気になる。今まで、活気溢れていたけど、なんともハイソな感じ。あれだ、高級別荘地みたいな。行ったことないけど。
元々の警備の人が案内してくれて、ゲストハウスへ。
……………………………
え? これ? ご、豪邸なんですけど。マーファのパーティーハウスの軽く3倍はあるんですけど。庭も広いし。早速元気とコハクが走り回る。
広かなあ、あ、きっとシェアハウスなんやね。
「そんなわけないやろ」
私の呟きに、晃太が突っ込み。
「オスヴァルトさん。私達には、広すぎるんですが………」
「今、ここしか空きがないんですよ。召し使いはどうしましょうか? シェフを含めて城から数人派遣を。朝食は?」
「いえ、大丈夫です。申し訳ないです。食事はこちらでしますので」
私はお断りする。
ただ、ノワールの厩舎だけ、お掃除をお願いした。長居するつもりもないしね。
「もし、買い物等にいきたい場合、警備のものが護衛します。私はこれで失礼しますが、何かあれば呼び出してもらっても構いません」
「十分です。ありがとうございます。サエキ様にもよろしくお伝えください」
「承知しました」
オスヴァルトさん、赤騎士団の皆さんを見送り、早速ゲストハウスに入る。厩舎にノワールを誘導し、馬車は晃太のアイテムボックスへ。
うーん、ハイクラスなお宿みたいな感じだけど。居間は広々として、ソファーもゆっくり足を伸ばせる。台所もコンロが4つもあるし、魔道具も揃い、食器棚の中にはある程度食器がならぶ。白磁で、みんな上品。お風呂は始めてみた、猫足や。すごーい。ダイニングも8人掛けのテーブルがあるけど、狭くないし。1階には、台所の奥に部屋が3つ。何故か二段ベッド、ハイクラスな宿に合わないけど。
2階も部屋が合計7つもある。主寝室はまあ広いこと。まるで王様が寝るような部屋や。
「あんた、ここ寝る?」
「わい? よか、逆に寝れん」
小さめの部屋を選択する。
庭で走り回る仔達を見ながら、ソファーに腰かける。
「さて、後はギルドからの連絡待ちやね」
「そうやな」
リーダーさん、エマちゃん、ミゲル君の傷の具合はどうだろう? チュアンさんやマデリーンさん、テオ君は軽症だとあったけど、どれくらいの軽症なんだろう? 治療をお願いしたけど、効いているだろうか?
夕方になり、ルームを開けて皆で入る。サブ・ドアから両親と花を誘導する。
「クゥンクゥンクゥーン」
ぽちゃぽちゃボディのかわいかこと。
両親に今日あったことを説明。
「そうね、連絡待ちね」
「皆さん、ケガどうなっとやろうね」
父が難しい顔をし、母は心配そうだ。
やきもきするが、連絡を待つしかない。
ブラッシングや夕御飯の準備をしていると、ビアンカとルージュが来客を告げる。
慌ててルームから出る。
ゲストハウスの前に警備の人と、ギルドで対応してくれた中年男性。呼び鈴もしないで私が出てきたのに驚いているが、気を取り直してくれる。
「ミズサワ様、コーリナ商会と連絡が着きました。明日の午後2時。宜しいでしょうか?」
良かったッ、明日やッ。
「はい、大丈夫です」
私は表面上落ち着いた感じを装い返事をする。
「では、30分前にギルドにいらっしゃってください」
「はい」
いよいよや。
待ってて、皆さん。
人の通りも多く、やはり、ちらほら見られるが、これは仕方ない事だ。だけど、赤騎士団の皆さんがガッチリガードしてくれているので、騒ぎにならず。
馬車道をゆっくり進む。人が多すぎて、ノワールの手綱を牽く。一番人が多い時間帯は、手綱を牽いて歩かなくてはならないそうだ。
「きゃあ、オスヴァルト様よ」
「赤騎士団の准将が、こんな町中で何やってんだ?」
「かっけえなあ」
「あんな大きな従魔いたっけ?」
「あれだろ? マーファのドラゴン一撃したやつだろ?」
「すげえなあ」
「主人って誰だ?」
「オスヴァルト様ーッ」
「あの黒髪の女だよ」
「へぇ、あれがねぇ」
仕方ない。
城門から真っ直ぐ進み、大きな広場を抜ける。
道すがらたくさんの屋台が並ぶ。野菜やパン、食べ物、そして魚が売っている。
「結構新鮮な魚がありますね」
私がぽつり。
「ええ、港が近いですから。ミズサワ殿、クレイ港はご覧になりましたか?」
「いえ、首都自体初めてで」
「そうですか」
オスヴァルトさんが説明してくれる。
首都自体は瓢箪みたいな形をしていて、こちらは瓢箪の下の部分にあたり、上部分はクレイ港と言う港町。首都とクレイ港は1時間程の距離で、気軽に人々が行き交っている。首都の周りでも農耕されているが、クレイ港付近が農耕地が広がり、首都の食物の半分以上はそちらで作られていると。
「クレイとは、ユリアレーナとの友好条約を築いた時の皇帝の名前なんです。アルティーナ帝国との貿易もこの港で行われています」
「へぇー」
「あまり。いいイメージがないようですね」
「すみません。そのガーガリア妃の話を聞いたもので」
本当にいいイメージがない。まったくない。まあ、帝国の人がすべてガーガリア妃みたいじゃないとは思うけどね。
オスヴァルトさんが肩をすくめる。
「確かにそうおもわれても仕方ありませんね。しかし、帝国も悪い国ではないですよ。人々は逞しく、そして旅人には優しい国です。私も3年程滞在しましたから。よく分かっているつもりです」
「そうなんですか」
やっぱり、地元の人々は違うんやね。
しばらく歩き、ギルドに到着する。
おお、流石首都のギルド、横も縦も広い。ビアンカとルージュが入っても問題ない感じだ。ギルドから出てきた冒険者の皆さんが、ぎょっとしているけど、赤騎士団の皆さんがガードしてくれた。
さて、手綱を、と。
若い赤騎士団の人が預かってくれた。
オスヴァルトさんだけが付き添ってくれて、私達はギルドに入る。元気は先ほど起きたので、リードを繋いだ。
ギルド内に入ると、ざあ、と道が開く、これが嫌なんだけどね。
どうもとぺこりぺこりしながら、窓口へ。
「ようこそミズサワ様。マーファより連絡を受けております」
窓口に座っていた男性が対応してくれる。
「冒険者ギルドカードの提示をお願いします」
「はい」
私と晃太が冒険者ギルドカードを提示、確認してくれる。
「はい。ありがとうございます。今回の滞在目的は?」
来るのは連絡は受けていたが、内容は伏されたんだね。個人情報だし。
「あー、奴隷のー」
いい淀むが、男性は直ぐに察知してくれる。
「紹介状はお持ちで?」
「はい」
「では、商人ギルドの相談窓口にお願いします」
「ありがとうございます」
ぞろぞろと移動する。
こちらも、道を開けてくれる。本当にこれ嫌なんだけど。
「ミズサワ様こちらにどうぞ」
どの相談窓口にしようか悩んだが、一番奥の窓口から声をかけられる。カウンターには中年男性。
「すみません、奴隷購入についてなんですが」
私はタージェルさんから預かった手紙を出す。
「拝見します。はい、承知しました」
はや。
「直ぐにコーリナ商会と繋ぎます。どちらにご滞在予定ですか?」
「いえ、まだ、宿は…………」
「北区、第3ゲストハウスだ」
オスヴァルトさんが何故か答えてる。
「あの」
「ご意見番のご指示です」
「ご挨拶もしてないのに」
「どうかご理解ください。無用なトラブルを避ける為です」
やはり、いくら国から注意が行っても、それはこの国のみ。首都には様々な国からの駐在員やら貴族がいる。しかももうすぐグーテオークションが近いため、更に国外の権力者が集まっている。もちろんユリアレーナも、私達に手を出さないでね、て注意はしてはくれているが。
「中には、貴族だから何をしても許されて当然というバカ、失礼、その様な考えのものもおります。ゲストハウスは我々騎士団が警備に回り、北区自体には許可のないものは入れません」
毒がちらっと出たけど、説明を続けるオスヴァルトさん。
「中には、有りもしないケガをでっち上げたり、お金の要求をします。北区は出入りを管理されていますから、防げます。拐かしを企むものがいるでしょう。特に雌個体は狙われます」
なんやと? うちのかわいか三人娘を拐かすとな。由々しき事態や。
「では、お言葉に甘えます。よろしくお願いします」
ご厚意だし、安全だ。
だけど、よくよく考えたら、気配感知の高いビアンカとルージュが、そんな連中見逃すわけないよね。まあ、無用なトラブルは避けないと。ここまで手配してくれるのは、そのトラブルを恐れての事だ。
手配してくれたサエキ様に、お礼言いたいけど、無理だよね。
「北区第3ゲストハウスですね。承知しました」
コーリナ商会に連絡着いたら、使いを出してくれると。
早ければ明日だけど、出来れば明日がいい。
「では、ミズサワ殿。ゲストハウスにご案内します」
「ありがとうございます」
ギルドをぞろぞろ出て、ぞろぞろ歩いて移動かと思ったら、ノワールの馬車移動となる。ここからだと、北区にむかう道は人が一気に少なくなる。元々制限ある区域だから、行く人も少ない。
別の赤騎士団の人が連れてきた、オスヴァルトさんも立派な馬に乗り、並走する。うーん、かっこいい。
このオスヴァルトさん、どうやら人気者。女性がキャーキャー言ってるもん。
ノワールが闊歩。もちろんゆっくりね。元気とコハクのリードは、ビアンカとルージュが咥えて並走。三人娘は馬車の中だ。うちの三人娘はかわいかけん、へんなのに目をつけられたら嫌やからね。
しばらくして、また壁が。
所謂、上流階級の邸宅やそのゲストハウスがあるので、警備上壁があるそうだ。
身分証の提示をして、門をくぐる。
おお、すごく落ち着いた雰囲気になる。今まで、活気溢れていたけど、なんともハイソな感じ。あれだ、高級別荘地みたいな。行ったことないけど。
元々の警備の人が案内してくれて、ゲストハウスへ。
……………………………
え? これ? ご、豪邸なんですけど。マーファのパーティーハウスの軽く3倍はあるんですけど。庭も広いし。早速元気とコハクが走り回る。
広かなあ、あ、きっとシェアハウスなんやね。
「そんなわけないやろ」
私の呟きに、晃太が突っ込み。
「オスヴァルトさん。私達には、広すぎるんですが………」
「今、ここしか空きがないんですよ。召し使いはどうしましょうか? シェフを含めて城から数人派遣を。朝食は?」
「いえ、大丈夫です。申し訳ないです。食事はこちらでしますので」
私はお断りする。
ただ、ノワールの厩舎だけ、お掃除をお願いした。長居するつもりもないしね。
「もし、買い物等にいきたい場合、警備のものが護衛します。私はこれで失礼しますが、何かあれば呼び出してもらっても構いません」
「十分です。ありがとうございます。サエキ様にもよろしくお伝えください」
「承知しました」
オスヴァルトさん、赤騎士団の皆さんを見送り、早速ゲストハウスに入る。厩舎にノワールを誘導し、馬車は晃太のアイテムボックスへ。
うーん、ハイクラスなお宿みたいな感じだけど。居間は広々として、ソファーもゆっくり足を伸ばせる。台所もコンロが4つもあるし、魔道具も揃い、食器棚の中にはある程度食器がならぶ。白磁で、みんな上品。お風呂は始めてみた、猫足や。すごーい。ダイニングも8人掛けのテーブルがあるけど、狭くないし。1階には、台所の奥に部屋が3つ。何故か二段ベッド、ハイクラスな宿に合わないけど。
2階も部屋が合計7つもある。主寝室はまあ広いこと。まるで王様が寝るような部屋や。
「あんた、ここ寝る?」
「わい? よか、逆に寝れん」
小さめの部屋を選択する。
庭で走り回る仔達を見ながら、ソファーに腰かける。
「さて、後はギルドからの連絡待ちやね」
「そうやな」
リーダーさん、エマちゃん、ミゲル君の傷の具合はどうだろう? チュアンさんやマデリーンさん、テオ君は軽症だとあったけど、どれくらいの軽症なんだろう? 治療をお願いしたけど、効いているだろうか?
夕方になり、ルームを開けて皆で入る。サブ・ドアから両親と花を誘導する。
「クゥンクゥンクゥーン」
ぽちゃぽちゃボディのかわいかこと。
両親に今日あったことを説明。
「そうね、連絡待ちね」
「皆さん、ケガどうなっとやろうね」
父が難しい顔をし、母は心配そうだ。
やきもきするが、連絡を待つしかない。
ブラッシングや夕御飯の準備をしていると、ビアンカとルージュが来客を告げる。
慌ててルームから出る。
ゲストハウスの前に警備の人と、ギルドで対応してくれた中年男性。呼び鈴もしないで私が出てきたのに驚いているが、気を取り直してくれる。
「ミズサワ様、コーリナ商会と連絡が着きました。明日の午後2時。宜しいでしょうか?」
良かったッ、明日やッ。
「はい、大丈夫です」
私は表面上落ち着いた感じを装い返事をする。
「では、30分前にギルドにいらっしゃってください」
「はい」
いよいよや。
待ってて、皆さん。
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