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別行動⑤
ケルンさん達とルーティのダンジョンで合流した2日後。私はホークさんとノワールの様子を伺いに牧場にやって来た。差し入れと洗濯物の受け取りもあるしね。
エマちゃんとテオ君、エドワルドさん、オシリスが付いてきてくれた。因みに晃太はギルドにドロップ品提出の為に、チュアンさんとマデリーンさん、アリスに付き添われて行ってる。
牧場に無事に到着、うう、寒い。
直ぐに私に気が付いて、職員さんが案内してくれた。
「あ、ノワール」
牧場内の放牧場で、ノワールが軽く走っている。それにぴったり付いてきているのは、2頭の魔法馬。遅れるように、3頭付いてきている。あら、なんや当初ノワール囲んでいた数より少ない。
「ユイさん」
白い息を吐きながら、こちらに走って来るホークさん。あ、姿を見たらほっとする。
「ホークさん、お疲れ様です。体調は大丈夫ですか?」
「俺はなんともありません。ユイさんが色々してくれたお陰であの小屋でも快適です」
ちょっぴり無精髭だけど、顔色良好、良かった。
エマちゃんが洗濯物を受け取り、差し入れも渡した。差し入れの中には近況報告のお手紙を入れてある。ケルンさん達の話はここではできないからね。
「ノワール、どんな感じですか?」
「そうですね」
ホークさんの説明だと、ノワールのお相手候補の雌の魔法馬は11頭。まず、お見合い当日3頭が相性が合わずに離脱。その次の日、更に3頭が興味をなくしたように去っていった。まあ、こればっかりは仕方ないね。
「で、残っているのが、あの5頭ですが、遅れて付いてる馬達の離脱は時間の問題です」
「じゃあ、最終候補はあの2頭?」
「そうなるでしょうね」
ノワールにぴったり付いている雌は2頭。2頭とも出産経験がある。1頭は明るい茶色で、がっちりした体格の魔法馬。2回の出産経験あるベテラン感溢れたお母さん馬。年齢的に今回が最後の出産時期らしい。もう1頭はややスレンダーな感じで、白に灰色のまだら模様のある。まだ若いが1度出産している。残念なことに、産まれた仔馬はとても小さく、牧場の人達が手を尽くしたけど、僅か一週間しか生きれなかったって。
「あのまだらちゃんは大丈夫なんですかね?」
なんとなく、ベテランお母さん馬は、見ただけで、どん、と構えている感じで安心感溢れている。まだらちゃんはスレンダーだから、比べてしまうと見た目だけで、心配になってしまう。
「そうですね。俺もあのまだら模様が気になりますが、出産経験があるのとないのではかなり違いが出ます。レディ・ロストークの様にはならないはず。ただ、妊娠中気を配らないといけませんが」
もちろんすでに指導してるって。流石ホークさん。
ノワールに声をかけたが、あ、来たの? みたいな顔しただけで、雌達に囲まれて走って行った。モテモテやね。ホークさんはエマちゃんとテオ君と少しお話する。
「じゃあ、私達帰りますね。ホークさん、ノワールお願いします」
「はい。ユイさん」
さ、明日はギルさん達教会の戦闘部隊とアヒル部屋だ。
「テイマー様、宜しくお願いします」
転移魔法陣のある小屋の前で集合。礼儀正しくギルさんがご挨拶してくれるので、私ぺこり。
今回は10階まで全員スキップする。人数多いから、2班に別れてスキップだ。私達はアレスが魔力を流し、戦闘部隊はオシリスが魔力を流してスキップ。今回はアリスとシルフィ達はパーティーハウスでお留守番だ。
無事にスキップ終了。
ボス部屋には既に冒険者パーティーが並んでいる。並ばんとね。
『主よ、ボス部屋にすぐ入れないのだ?』
「そうよ、並ばんといけんからね」
案の定、アレスが私をデカイ鼻面でつんつんしてくる。
『散歩してきていいのだ?』
「あんたのは散歩やない。暴走や」
花みたいにたったか散歩するわけない。地響き鳴らして走り回るアレスのは散歩やない。暴走や。
『主よ、すぐに戻って来るのだっ、ちょっと行ってきたいのだっ』
必死に私をつんつんする。押し倒されそうや。
「もう。他の冒険者の皆さんに迷惑かけんよ。呼んだら
すぐに帰って来てよ」
『分かったのだーっ』
アレスがバーッと走って行く。土煙が上がり、あ、なんやでっかい角ウサギが、天高く飛んでる。
いつもの事やね。並んでいた冒険者の皆さん、えー、みたいな顔だ。
列には山風の皆さんが並んでくれた。
私達は一旦セーフティゾーンに、ギルさん達戦闘部隊と移動する。
「ギルさん、実はですね。戦闘部隊の皆さんにお渡ししたいものがありまして」
晃太がアイテムボックスから残っていた武器類を取り出す。あまりたくさんは残ってない。ロングソードが1本、ショートソードが2本、小型斧が2本、槍が1本。それからBサイズの時間停止マジックバッグ。武器類はそうでないが、マジックバッグは目を剥かれた。前回冷蔵庫ダンジョンに行った時、高層階のボス部屋をアレスが開けると、桁外れにボスが出た。そして、宝箱の内容がそれに伴いグレードアップ。必ずマジックアイテム系かエリクサーが出た。マジックアイテムはすべて配布した。エリクサーはすべて確保。マジックバッグは時間停止以外はギルドに卸した。リティアさんとタージェルさんが喜んでくれたから、よしとした。
「テイマー様、マジックバッグはさすがに、頂くわけには…………」
「でも、保存手段あった方がいいですよね? 子供達のために使ってください」
ギルさん達戦闘部隊が冷蔵庫ダンジョンに挑む理由の1つは、教会に併設されている孤児院の食費の為だ。そして、経営が違うのに、元スラム街の孤児院にもお肉や卵を持っていってる。生鮮食品であるお肉と卵。時間停止のマジックバッグがあれば、保存が効くし、たくさん入るしね。私自身にもアイテムボックスあるし、複数マジックバッグがある。何よりサイズ不明のアイテムボックスを持つ晃太がいる。ギルさんは遠慮の姿勢だけど、私は押し付けたので、受け取ってくれた。
武器類もすべて渡った。
「ユイさん、次っすー」
ハジェル君が呼びに来てくれた。
さ、頑張って家鴨ば倒そうかね。子供達のたんぱく質のためにね。
エマちゃんとテオ君、エドワルドさん、オシリスが付いてきてくれた。因みに晃太はギルドにドロップ品提出の為に、チュアンさんとマデリーンさん、アリスに付き添われて行ってる。
牧場に無事に到着、うう、寒い。
直ぐに私に気が付いて、職員さんが案内してくれた。
「あ、ノワール」
牧場内の放牧場で、ノワールが軽く走っている。それにぴったり付いてきているのは、2頭の魔法馬。遅れるように、3頭付いてきている。あら、なんや当初ノワール囲んでいた数より少ない。
「ユイさん」
白い息を吐きながら、こちらに走って来るホークさん。あ、姿を見たらほっとする。
「ホークさん、お疲れ様です。体調は大丈夫ですか?」
「俺はなんともありません。ユイさんが色々してくれたお陰であの小屋でも快適です」
ちょっぴり無精髭だけど、顔色良好、良かった。
エマちゃんが洗濯物を受け取り、差し入れも渡した。差し入れの中には近況報告のお手紙を入れてある。ケルンさん達の話はここではできないからね。
「ノワール、どんな感じですか?」
「そうですね」
ホークさんの説明だと、ノワールのお相手候補の雌の魔法馬は11頭。まず、お見合い当日3頭が相性が合わずに離脱。その次の日、更に3頭が興味をなくしたように去っていった。まあ、こればっかりは仕方ないね。
「で、残っているのが、あの5頭ですが、遅れて付いてる馬達の離脱は時間の問題です」
「じゃあ、最終候補はあの2頭?」
「そうなるでしょうね」
ノワールにぴったり付いている雌は2頭。2頭とも出産経験がある。1頭は明るい茶色で、がっちりした体格の魔法馬。2回の出産経験あるベテラン感溢れたお母さん馬。年齢的に今回が最後の出産時期らしい。もう1頭はややスレンダーな感じで、白に灰色のまだら模様のある。まだ若いが1度出産している。残念なことに、産まれた仔馬はとても小さく、牧場の人達が手を尽くしたけど、僅か一週間しか生きれなかったって。
「あのまだらちゃんは大丈夫なんですかね?」
なんとなく、ベテランお母さん馬は、見ただけで、どん、と構えている感じで安心感溢れている。まだらちゃんはスレンダーだから、比べてしまうと見た目だけで、心配になってしまう。
「そうですね。俺もあのまだら模様が気になりますが、出産経験があるのとないのではかなり違いが出ます。レディ・ロストークの様にはならないはず。ただ、妊娠中気を配らないといけませんが」
もちろんすでに指導してるって。流石ホークさん。
ノワールに声をかけたが、あ、来たの? みたいな顔しただけで、雌達に囲まれて走って行った。モテモテやね。ホークさんはエマちゃんとテオ君と少しお話する。
「じゃあ、私達帰りますね。ホークさん、ノワールお願いします」
「はい。ユイさん」
さ、明日はギルさん達教会の戦闘部隊とアヒル部屋だ。
「テイマー様、宜しくお願いします」
転移魔法陣のある小屋の前で集合。礼儀正しくギルさんがご挨拶してくれるので、私ぺこり。
今回は10階まで全員スキップする。人数多いから、2班に別れてスキップだ。私達はアレスが魔力を流し、戦闘部隊はオシリスが魔力を流してスキップ。今回はアリスとシルフィ達はパーティーハウスでお留守番だ。
無事にスキップ終了。
ボス部屋には既に冒険者パーティーが並んでいる。並ばんとね。
『主よ、ボス部屋にすぐ入れないのだ?』
「そうよ、並ばんといけんからね」
案の定、アレスが私をデカイ鼻面でつんつんしてくる。
『散歩してきていいのだ?』
「あんたのは散歩やない。暴走や」
花みたいにたったか散歩するわけない。地響き鳴らして走り回るアレスのは散歩やない。暴走や。
『主よ、すぐに戻って来るのだっ、ちょっと行ってきたいのだっ』
必死に私をつんつんする。押し倒されそうや。
「もう。他の冒険者の皆さんに迷惑かけんよ。呼んだら
すぐに帰って来てよ」
『分かったのだーっ』
アレスがバーッと走って行く。土煙が上がり、あ、なんやでっかい角ウサギが、天高く飛んでる。
いつもの事やね。並んでいた冒険者の皆さん、えー、みたいな顔だ。
列には山風の皆さんが並んでくれた。
私達は一旦セーフティゾーンに、ギルさん達戦闘部隊と移動する。
「ギルさん、実はですね。戦闘部隊の皆さんにお渡ししたいものがありまして」
晃太がアイテムボックスから残っていた武器類を取り出す。あまりたくさんは残ってない。ロングソードが1本、ショートソードが2本、小型斧が2本、槍が1本。それからBサイズの時間停止マジックバッグ。武器類はそうでないが、マジックバッグは目を剥かれた。前回冷蔵庫ダンジョンに行った時、高層階のボス部屋をアレスが開けると、桁外れにボスが出た。そして、宝箱の内容がそれに伴いグレードアップ。必ずマジックアイテム系かエリクサーが出た。マジックアイテムはすべて配布した。エリクサーはすべて確保。マジックバッグは時間停止以外はギルドに卸した。リティアさんとタージェルさんが喜んでくれたから、よしとした。
「テイマー様、マジックバッグはさすがに、頂くわけには…………」
「でも、保存手段あった方がいいですよね? 子供達のために使ってください」
ギルさん達戦闘部隊が冷蔵庫ダンジョンに挑む理由の1つは、教会に併設されている孤児院の食費の為だ。そして、経営が違うのに、元スラム街の孤児院にもお肉や卵を持っていってる。生鮮食品であるお肉と卵。時間停止のマジックバッグがあれば、保存が効くし、たくさん入るしね。私自身にもアイテムボックスあるし、複数マジックバッグがある。何よりサイズ不明のアイテムボックスを持つ晃太がいる。ギルさんは遠慮の姿勢だけど、私は押し付けたので、受け取ってくれた。
武器類もすべて渡った。
「ユイさん、次っすー」
ハジェル君が呼びに来てくれた。
さ、頑張って家鴨ば倒そうかね。子供達のたんぱく質のためにね。
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