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再び材料確保①
「あの、これ、母さんから」
「うちの兄ちゃんからっす。あ、です」
マアデン君とハジェル君が何やら白い紙の包みを渡している。まずマデリーンさんに、それからツヴァイクさんとチュアンさんね。色々指導してくれているからね。
「あら? いいのかしら?」
「ありがたく頂こう」
「ありがとう」
包みはマアデンくんはたっぷりドライフルーツの入ったパウンドケーキ。ハジェル君のはハーブの入ったクッキーだ。包みを受け取り、3人はニコニコ。ツヴァイクさんは、後でコーヒー、と呟いている。チュアンさんも嬉しそうだ。
「さ、皆さんどうぞ」
私はロッシュさんからハーブの詰め合わせを受け取る。
花が歓迎のローリングを披露するなか、無事に入る。ルームでお昼寝していたシルフィ達も、開けっ放しにしていた扉から出てきてぷりぷりとご挨拶。
「で、今後なんですが」
ソファーに腰かけて、今後のお話。ソファーにはエドワルドさんが長い足を組んでいる。ツヴァイクさんはその隣。私の後ろにはホークさんが定位置に立つ。安心感。オシリスはごろりん。山風は成人組が座る。マアデン君とハジェル君はシルフィ達に囲まれている。
アレス? ノワールを引き連れてサブ・ドアの向こう、ルーティのダンジョンを走り回っている。晃太とミゲル君とエマちゃんとテオ君が付き合ってる。
「あわわわっ」
「わぷっ」
襲われてないですよ。ペロペロしているだけよ。
「25階スタート、予定は2週間、コテージの使用料と分け前は以前と同じでいいですか?」
「はい、問題はありません」
と、ロッシュさん。エドワルドさんも大丈夫ですって。木材が手にはいれば、ツヴァイクさんは桶の作業に専念する。その分、エドワルドさんが戦いますって。十分な戦力だよ。
出発は明後日ね。明日はギルドへ、今日はこれから食材の準備だ。夕御飯はこちら出しだけど、皆さん下拵えくらいは手伝わせてくださいって。
早速、下拵えに入る。いいのかな、ユリアレーナ最強の冒険者が、じゃがいもの皮むきしてくれているけど。だけど、私は力持ちのチュアンさん、ツヴァイクさんと交代しながら異世界への扉で買い物に回る。人数いるっていいね。残る両親の為に、色々買い込む。
しっかり準備して、次の日、私はギルドでダワーさんと面会した。ホークさんと、エドワルドさん、オシリスが付き添ってくれた。
ドーピング剤だ。
紫の旗が翻るギルドの応接室でダワーさんと面会。
「こちらがドーピング剤になります」
と、出されたのは通常のポーションより小さな容器に入った、色とりどりのポーション、ドーピング剤だ。
「各属性ドーピング剤が14本、全ドーピング剤が2本」
全ドーピング剤が一番人気で、ステータスを満遍なく上げるものだ。ちなみに各属性のドーピング剤も、属性魔法以外にも、他のステータスに多少は効果が出る。火は腕力、水は解毒力、風は脚力、土は身の守り、闇は魔力回復力、光は体力回復力、無属性は魔力と体力回復力ね。
各属性ドーピング剤は1本25万、全ドーピング剤は35万。結構するけど、私は冒険者ギルドカードで、ピシャッとお支払い。また26階に挑めば、マジックベリーが出るから、優先購入権をもらう。
「マジックベリーを卸してさえいただければ」
と、ダワーさん。
わざわざリティアさんがお茶を出してくれる。今回の冷蔵庫ダンジョンアタックは、25階、26階メインだと伝えると。
「無事にお帰り頂ければ。依頼のピックアップはお任せください」
「ありがとうございます」
ご挨拶して、私はギルドを後にする。
そして、出発の日を迎えた。
「気を付けるんよ」
母と花に見送られて、パーティーハウスを出る。
「ぶひひんっ、ぶひひんっ」
ご機嫌のノワール。昨日もルーティのダンジョン走り回ってたやん。
シルフィ達が乗るバギーを押しながら進む。ううっ、寒かっ。
魔境はもっと寒いはず、元気、風邪引いてないだろうか? 心配は尽きないけど、信じるしかない。
冷蔵庫ダンジョンには既に山風の皆さんが待っている。
「お待たせしました」
「俺達もさっき来たばかりです」
ご挨拶する。
シルフィ達が身を乗り出して、ぷりぷりご挨拶する。
『主よ、主よ、早く行くのだ』
「ぶひひんっ」
「くうっ、くうっ」
バトルジャンキー達がせっつく。はいはい。
「じゃあ2手に分かれましょう」
予め決めていたからね。
転移の魔法陣のある小屋の扉を、警備の人が開けてくれる。いつもありがとうございます。
まずは、私と晃太、鷹の目、ノワール、アリス、シルフィ達は第一陣。魔力はアレスが流す。
エドワルドさん、ツヴァイクさん、山風は第二陣で、魔力はオシリスが流す。
心配だったけど、無事に25階のセーフティゾーンに到着。
「さて、次を待つかね」
シルフィ達が落ち着きがなくなり、バギーから降りたそう。仕方ない、リードを晃太が取り出す。
ちゅどどどどどどんっ
ちゅどどどどどどんっ
ドカンッ、ドカンッ、ドカーンッ
……………………………………
はあ、相変わらずやなあ。
音に驚いたシルフィ達は、バギーに逆戻りした。
桶とドーピング剤の材料確保目的の冷蔵庫ダンジョンアタックが始まったけど、また、先が思いやられる。
「うちの兄ちゃんからっす。あ、です」
マアデン君とハジェル君が何やら白い紙の包みを渡している。まずマデリーンさんに、それからツヴァイクさんとチュアンさんね。色々指導してくれているからね。
「あら? いいのかしら?」
「ありがたく頂こう」
「ありがとう」
包みはマアデンくんはたっぷりドライフルーツの入ったパウンドケーキ。ハジェル君のはハーブの入ったクッキーだ。包みを受け取り、3人はニコニコ。ツヴァイクさんは、後でコーヒー、と呟いている。チュアンさんも嬉しそうだ。
「さ、皆さんどうぞ」
私はロッシュさんからハーブの詰め合わせを受け取る。
花が歓迎のローリングを披露するなか、無事に入る。ルームでお昼寝していたシルフィ達も、開けっ放しにしていた扉から出てきてぷりぷりとご挨拶。
「で、今後なんですが」
ソファーに腰かけて、今後のお話。ソファーにはエドワルドさんが長い足を組んでいる。ツヴァイクさんはその隣。私の後ろにはホークさんが定位置に立つ。安心感。オシリスはごろりん。山風は成人組が座る。マアデン君とハジェル君はシルフィ達に囲まれている。
アレス? ノワールを引き連れてサブ・ドアの向こう、ルーティのダンジョンを走り回っている。晃太とミゲル君とエマちゃんとテオ君が付き合ってる。
「あわわわっ」
「わぷっ」
襲われてないですよ。ペロペロしているだけよ。
「25階スタート、予定は2週間、コテージの使用料と分け前は以前と同じでいいですか?」
「はい、問題はありません」
と、ロッシュさん。エドワルドさんも大丈夫ですって。木材が手にはいれば、ツヴァイクさんは桶の作業に専念する。その分、エドワルドさんが戦いますって。十分な戦力だよ。
出発は明後日ね。明日はギルドへ、今日はこれから食材の準備だ。夕御飯はこちら出しだけど、皆さん下拵えくらいは手伝わせてくださいって。
早速、下拵えに入る。いいのかな、ユリアレーナ最強の冒険者が、じゃがいもの皮むきしてくれているけど。だけど、私は力持ちのチュアンさん、ツヴァイクさんと交代しながら異世界への扉で買い物に回る。人数いるっていいね。残る両親の為に、色々買い込む。
しっかり準備して、次の日、私はギルドでダワーさんと面会した。ホークさんと、エドワルドさん、オシリスが付き添ってくれた。
ドーピング剤だ。
紫の旗が翻るギルドの応接室でダワーさんと面会。
「こちらがドーピング剤になります」
と、出されたのは通常のポーションより小さな容器に入った、色とりどりのポーション、ドーピング剤だ。
「各属性ドーピング剤が14本、全ドーピング剤が2本」
全ドーピング剤が一番人気で、ステータスを満遍なく上げるものだ。ちなみに各属性のドーピング剤も、属性魔法以外にも、他のステータスに多少は効果が出る。火は腕力、水は解毒力、風は脚力、土は身の守り、闇は魔力回復力、光は体力回復力、無属性は魔力と体力回復力ね。
各属性ドーピング剤は1本25万、全ドーピング剤は35万。結構するけど、私は冒険者ギルドカードで、ピシャッとお支払い。また26階に挑めば、マジックベリーが出るから、優先購入権をもらう。
「マジックベリーを卸してさえいただければ」
と、ダワーさん。
わざわざリティアさんがお茶を出してくれる。今回の冷蔵庫ダンジョンアタックは、25階、26階メインだと伝えると。
「無事にお帰り頂ければ。依頼のピックアップはお任せください」
「ありがとうございます」
ご挨拶して、私はギルドを後にする。
そして、出発の日を迎えた。
「気を付けるんよ」
母と花に見送られて、パーティーハウスを出る。
「ぶひひんっ、ぶひひんっ」
ご機嫌のノワール。昨日もルーティのダンジョン走り回ってたやん。
シルフィ達が乗るバギーを押しながら進む。ううっ、寒かっ。
魔境はもっと寒いはず、元気、風邪引いてないだろうか? 心配は尽きないけど、信じるしかない。
冷蔵庫ダンジョンには既に山風の皆さんが待っている。
「お待たせしました」
「俺達もさっき来たばかりです」
ご挨拶する。
シルフィ達が身を乗り出して、ぷりぷりご挨拶する。
『主よ、主よ、早く行くのだ』
「ぶひひんっ」
「くうっ、くうっ」
バトルジャンキー達がせっつく。はいはい。
「じゃあ2手に分かれましょう」
予め決めていたからね。
転移の魔法陣のある小屋の扉を、警備の人が開けてくれる。いつもありがとうございます。
まずは、私と晃太、鷹の目、ノワール、アリス、シルフィ達は第一陣。魔力はアレスが流す。
エドワルドさん、ツヴァイクさん、山風は第二陣で、魔力はオシリスが流す。
心配だったけど、無事に25階のセーフティゾーンに到着。
「さて、次を待つかね」
シルフィ達が落ち着きがなくなり、バギーから降りたそう。仕方ない、リードを晃太が取り出す。
ちゅどどどどどどんっ
ちゅどどどどどどんっ
ドカンッ、ドカンッ、ドカーンッ
……………………………………
はあ、相変わらずやなあ。
音に驚いたシルフィ達は、バギーに逆戻りした。
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