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連載
開花③
「アレス」
『はい、ごめんなさいなのだ』
ルーティのダンジョンに入り直ぐ、アレス、大脱走。でっかい蜥蜴を引き摺って帰ってきた。もう、勝手に行ったらダメって言ったのに。
とりあえず全員無事にスキップシステムでやって来た。見渡す限り、あんまり変わりがないようやけど。
これからの動きだけど、まずはボス部屋まで移動する。おそらく近くにセーフティゾーンがあると仮定して、そこを拠点に動くことに。もしかしたら改修の影響でボス部屋がない場合もあるし、ボス部屋の中も変わっているかもしれない。
いつものように、ノワールに騎乗して移動。私は餃子の具。皮のホークさんに包まれると安心感ー。
『こっちなのですね』
『ノワール続きなさい』
シルフィ達はルーム内ね。仔達と若手達は後方から着いてくる。イシスグリフォン部隊は空から着いてくる。戦闘はビアンカとルージュ、左右をアレスとアリスで固めてくれるので、全く問題なく進む。あからさまにでっかい蜥蜴やでっかい角がある虫も、我らの従魔ズに勝てっこない。ノワールのスピードで、真っ直ぐ進んで三時間以上かかった。こりゃ歩いたら数日かかるわ。
「ユイさん、降りましょう」
「はい」
いつものようにホークさんの首に腕を回す。恥ずかしか。ボス部屋はあった、古墳みたいに地面が盛り上がっている。近くにセーフティゾーンもあった。
『主よ、主よ』
ソワソワとアレスが扉の前に。
「もう、待ってよ」
私はルームを開けて、他の皆さんを外に誘導。さ、作業分担を開始する。
まず晃太は作図の為にあちこち回る。勿論、ビアンカが着いてね。本日試しにノワールに騎乗して、回る事に。心配ないと思うが、オシリスも着いていく。薬草類の確認には、ケルンさん、ヒェリさん、フェリクスさん、ドーラさんがメインで調査に入る。こちらにはルージュが張り付いてくれる。薬草類の調査は、本日時間があまりないので、近くを調べるって。
「じゃ、晃太気を付けてね。ホークさんお願いします」
「ん、分かった。高かかなあ」
「お任せください」
私は晃太とホークさんを乗せたノワールをお見送り。
「いたかーっ」
と、晃太が悲鳴を上げていた。
頑張ってねー。
アレスから、『主よ主よ』コールが上がるので、ボス部屋に向かった。
『終わったのだー』
と、呑気に出てきた厄災クラスのアレス。
「で、何が出たん?」
アレスにレベルが高すぎて、ボス部屋調査には向かないけど。
『ミノタウロスだったのだ』
「ミノタウロス?」
神話に出てくる二足歩行の牛だよね。
『それから猪もいたのだ』
「ふーん」
前は猪やったね。でも、厄災クラスのアレスがボス部屋の扉を開けたから、もしかしたら変わるかもしれんね。
「次は別の人に開けてもらって比較せんとね」
私はレベル三桁なので、他の人にお願いしよう。後はボス部屋がどれくらいで復活するかだね。
『主ヨ』
「なんねイシス」
『我々ノ出番ハ後ニナルナラ少シ出テクル』
うーん、そうやね。
「分かった。いいけど、呼んだら帰って来てね」
『分カッタ』
イシスの首にマジックバッグを下げると、颯爽と空に駆けあがる。毎回圧巻やなあ。ホルスは残って元気とコハクと遊んでいる。さ、私はドロップ品の回収に回りますかね。
すでに残存メンバーで、ドロップ品の回収してくれている。大量の肉、皮、骨に牙。ミノタウロスだから、もしかして、と思ったけど、期待したが乳製品が出なかった。後、なにやらでっかい斧が。こんなの振り回すの? やだあ、こわあ。手持ちのSサイズのマジックバッグに取り敢えず入れる。
「あ、ユイさん、宝箱出ました」
テオ君が知らせてくれる。
出たはいいが、案の定罠があり。
これくらいならと、エリアンさんが解除してくれた。
どれどれ、中身は、わくわく、これはいつまでもわくわく。
ぱかり。
「え? ランプ?」
昔ながらのランプが2つ。傘の部分がお洒落な彫刻が入っている。だけど、アレスが開けたボス部屋に、普通のランプが出るう?
「これ、魔除けのランプではないですか?」
覗いていたエドワルドさんがぽつり。
「御存じですか?」
「曾祖父の屋敷で見たことあります。すでに効果はないと言ってましたが」
この魔除けのランプは、あの簡易セーフティの劣化番だけど、すごく貴重品だって。特にルーティのダンジョンのように、フロアが広く、身体を休める場所が少ない所では重宝される。準セーフティゾーンになるそうだ。完全にではなくても、ある程度の魔物は防げるし、温度調整もしてくれるって。
「なら、あと、二個でないかな」
各パーティーに一つずつ。
「ユイさん、これ、すごく貴重品ですよ。簡単に出ませんよきっと」
エドワルドさんがちょいちょい待ってよ、みたいに言う。
「あ、ユイさん、底にまだあるよっ」
覗いていたエマちゃんが教えてくれる。あ、本当だ、小さな巾着が。なんや、石が一個ある感じやな。
掌に出す、うん、やっぱりキラキラ。
青いキラキラ。
そっと、リィマさんに差し出す。
「タンザナイト、推定500万」
厄災クラスのアレスが開けてこの結果だね。
こうして改修したルーティのダンジョンアタックが開始した。
『はい、ごめんなさいなのだ』
ルーティのダンジョンに入り直ぐ、アレス、大脱走。でっかい蜥蜴を引き摺って帰ってきた。もう、勝手に行ったらダメって言ったのに。
とりあえず全員無事にスキップシステムでやって来た。見渡す限り、あんまり変わりがないようやけど。
これからの動きだけど、まずはボス部屋まで移動する。おそらく近くにセーフティゾーンがあると仮定して、そこを拠点に動くことに。もしかしたら改修の影響でボス部屋がない場合もあるし、ボス部屋の中も変わっているかもしれない。
いつものように、ノワールに騎乗して移動。私は餃子の具。皮のホークさんに包まれると安心感ー。
『こっちなのですね』
『ノワール続きなさい』
シルフィ達はルーム内ね。仔達と若手達は後方から着いてくる。イシスグリフォン部隊は空から着いてくる。戦闘はビアンカとルージュ、左右をアレスとアリスで固めてくれるので、全く問題なく進む。あからさまにでっかい蜥蜴やでっかい角がある虫も、我らの従魔ズに勝てっこない。ノワールのスピードで、真っ直ぐ進んで三時間以上かかった。こりゃ歩いたら数日かかるわ。
「ユイさん、降りましょう」
「はい」
いつものようにホークさんの首に腕を回す。恥ずかしか。ボス部屋はあった、古墳みたいに地面が盛り上がっている。近くにセーフティゾーンもあった。
『主よ、主よ』
ソワソワとアレスが扉の前に。
「もう、待ってよ」
私はルームを開けて、他の皆さんを外に誘導。さ、作業分担を開始する。
まず晃太は作図の為にあちこち回る。勿論、ビアンカが着いてね。本日試しにノワールに騎乗して、回る事に。心配ないと思うが、オシリスも着いていく。薬草類の確認には、ケルンさん、ヒェリさん、フェリクスさん、ドーラさんがメインで調査に入る。こちらにはルージュが張り付いてくれる。薬草類の調査は、本日時間があまりないので、近くを調べるって。
「じゃ、晃太気を付けてね。ホークさんお願いします」
「ん、分かった。高かかなあ」
「お任せください」
私は晃太とホークさんを乗せたノワールをお見送り。
「いたかーっ」
と、晃太が悲鳴を上げていた。
頑張ってねー。
アレスから、『主よ主よ』コールが上がるので、ボス部屋に向かった。
『終わったのだー』
と、呑気に出てきた厄災クラスのアレス。
「で、何が出たん?」
アレスにレベルが高すぎて、ボス部屋調査には向かないけど。
『ミノタウロスだったのだ』
「ミノタウロス?」
神話に出てくる二足歩行の牛だよね。
『それから猪もいたのだ』
「ふーん」
前は猪やったね。でも、厄災クラスのアレスがボス部屋の扉を開けたから、もしかしたら変わるかもしれんね。
「次は別の人に開けてもらって比較せんとね」
私はレベル三桁なので、他の人にお願いしよう。後はボス部屋がどれくらいで復活するかだね。
『主ヨ』
「なんねイシス」
『我々ノ出番ハ後ニナルナラ少シ出テクル』
うーん、そうやね。
「分かった。いいけど、呼んだら帰って来てね」
『分カッタ』
イシスの首にマジックバッグを下げると、颯爽と空に駆けあがる。毎回圧巻やなあ。ホルスは残って元気とコハクと遊んでいる。さ、私はドロップ品の回収に回りますかね。
すでに残存メンバーで、ドロップ品の回収してくれている。大量の肉、皮、骨に牙。ミノタウロスだから、もしかして、と思ったけど、期待したが乳製品が出なかった。後、なにやらでっかい斧が。こんなの振り回すの? やだあ、こわあ。手持ちのSサイズのマジックバッグに取り敢えず入れる。
「あ、ユイさん、宝箱出ました」
テオ君が知らせてくれる。
出たはいいが、案の定罠があり。
これくらいならと、エリアンさんが解除してくれた。
どれどれ、中身は、わくわく、これはいつまでもわくわく。
ぱかり。
「え? ランプ?」
昔ながらのランプが2つ。傘の部分がお洒落な彫刻が入っている。だけど、アレスが開けたボス部屋に、普通のランプが出るう?
「これ、魔除けのランプではないですか?」
覗いていたエドワルドさんがぽつり。
「御存じですか?」
「曾祖父の屋敷で見たことあります。すでに効果はないと言ってましたが」
この魔除けのランプは、あの簡易セーフティの劣化番だけど、すごく貴重品だって。特にルーティのダンジョンのように、フロアが広く、身体を休める場所が少ない所では重宝される。準セーフティゾーンになるそうだ。完全にではなくても、ある程度の魔物は防げるし、温度調整もしてくれるって。
「なら、あと、二個でないかな」
各パーティーに一つずつ。
「ユイさん、これ、すごく貴重品ですよ。簡単に出ませんよきっと」
エドワルドさんがちょいちょい待ってよ、みたいに言う。
「あ、ユイさん、底にまだあるよっ」
覗いていたエマちゃんが教えてくれる。あ、本当だ、小さな巾着が。なんや、石が一個ある感じやな。
掌に出す、うん、やっぱりキラキラ。
青いキラキラ。
そっと、リィマさんに差し出す。
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こうして改修したルーティのダンジョンアタックが開始した。
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