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ランクアップ⑤
時空神様達をお見送りした後、我々の夕御飯だ。
アルスさんとフリンダさんが手伝ってくれたコブサラダ。ファングさんとガリストさんが刻んだキャベツは、孤児院用のスープの具材だって。お好み焼きかと思った。後はウサギのモモ肉の照り焼き、ほうれん草の卵とじ。
『油淋鶏なのですー』
『エビエビー』
『我は肉な気分なのだー』
『ピザヲ所望スル』
はいはい。
昨日、ルージュには色々してもらったから。母と相談して、紫竜からエビチリとエビマヨチョイス。
「んー、エマちゃん、テオ君、何がよかね?」
「えーっとこれっ」
「俺、これっ」
エマちゃんは海老蒸し餃子、テオ君は唐揚げ。はい、鷹の目の皆さん分をタップ。
「ヘルト君、ドロテアちゃんは?」
聞くと、ちょっと戸惑って、ちら、とフェリクスさんが頷いているのを確認。たまに私が未成年対象にやっているので、最初は丁寧にお断りされたが、ルーム内だけだし、こちらとしては、ヤマタノオロチに巻き込んだしね。しばらくすると黙認してくれているようになった。
「えっと、俺、これがいいです」
「私はこれがいいです」
ヘルト君は海老チャーハン、ドロテアちゃんは海鮮春巻き。はい、蒼の麓の皆さん分タップ。
「マアデン君とハジェル君は?」
「「はーいっ」」
ロッシュさんの、お馴染みの、こら、が飛ぶ。
「まあまあ」
と、宥めて確認。マアデン君は卵とキクラゲの炒め、ハジェル君は五目チャーハンだ。よし、山風の分はいいかな。
「アルスさんは?」
「うーんと、俺、あれとあれがいい」
と、示したのは鷹の目のテーブルの唐揚げ、蒼の麓の海老チャーハン。はい、タップ。
で、問題はラスチャーニエ。
「えー、エドワルドさん」
一応、このパーティー内で一番若いからね。
「はいはい私まだ見た目ギリギリ未成年っ、ぐふっ」
見た目詐欺のケルンさん。ヒェリさんが関節技をかけている。
「エド、エド、肉肉」
ツヴァイクさんが小声で呟いている。
「たく、じゃ、これで」
牛肉のXO醤炒めとマンゴープリンを選んでいる。タップ。優しいなあ、ちゃんと、甘味大好きなケルンさんの為にマンゴープリン選んでいる。
私達は餃子とエビチリを選ぶ。
アルコールもいいかな? よし。
「では、いただきまーす」
「「「「いただきまーす」」」」
『おかわりなのですー』
『エビエビー』
『我もー』
『ピザヲ所望スルッ』
仔達からもコールが沸き上がり、細やかに若手達もお皿を咥えている。
「あのね、いま、食べ始めたんやけど」
もう。
皆さんをお見送り。明日も手伝いに来てくれるって。何の? ドロップ品拾いにね。
リィマさんとアルスさんもコテージに引き上げた。母が何やらダイニングキッチンで作業している。明日の朝御飯の準備ではない。明日、ルーティを出発する金の虎の皆さんに、お昼のお弁当を作っている。
「なあ、姉ちゃん」
お風呂の準備をしていると、晃太が神妙な顔でやってきた。
「なん?」
「わい、今日、アルスさんの父親見たばい」
「ええっ? 何かされたりしてないよね?」
「それはないよ。イシスがおったしね。ただなあ、一瞬でアルスさんの父親やって分かるくらい、よう似とったよ」
晃太の話では、向こう、アルスさんとリィマさんの父親は商会の人達と話していたので、こっちには気がついてないはず、と。
アルスさんをそのままスラッとした大人の男性にした感じだったと。
「そんなに似とったん?」
「うん。ファングさん達がびっくりするのがよう分かるくらいにな」
晃太も思わず二度見のガン見してしまいそうになったが、イシスが然り気無く視界を遮ってくれた。
『アマリ見ヌ方ガイイ。向コウニ気付カレルノハ、ヨクナイノデアロウ?』
イシス、ナイスフォロー。明日、ピザやな。
「見た目は人当たりは悪そうには見えなかったんやけど、リィマさんの話があったしな。すぐに離れたよ。明日、地図の件で呼ばれたんやけど、念のために競売が始まった後の時間にしてもらったよ」
もし、またアルスさんとリィマさんの父親とニアミスしたら、ガン見してしまいそうだからと。
「そうな、わかった」
私は明日は行く予定はないけど、町中ですれ違って、思わず振り返らないと言い切れない。
「ねえ、イシス」
翼のお手入れしていたイシスを呼ぶ。
『主ヨ、ナンダ?』
「あのさ、今日、アルスさんとリィマさんの父親おったのわかったよね?」
『アア、見タ目ダケガ似テイル雄ダナ』
見た目だけって。まあ、そうなんやろうね。
「気配、覚えとる?」
『アア、主ガ気ニシテイタカラナ』
流石イシス。
「明日さ、晃太がギルドに行くのに付き添ってくれん? で、もし向こうが接触してきそうなら、視界を防いでくれる?」
『ウム、目玉ヲ抉ルカ』
「物騒っ」
『ナラ、潰ス?』
「いやいや。今日見たいに、視界を遮ってくれされすればよかけんっ。明日乗り越えたら、夕御飯ピザにするけん、頼むばい」
イシスの羽角がピクピクッ。
『ウム、私ニ任セテオクトヨイダロウ。主ノ望ム結果ニシテミセヨウ』
なんや、現金やなあ。
イシスの協力はありがたい、良かとしよう。
ぴすー、ぴすー、と鼻息を出すイシス。
…………………………なんか、膨らんで、ない?
「イシス、あんた、ちょっと、太った?」
イシスがびぎぃ、と固まった。
アルスさんとフリンダさんが手伝ってくれたコブサラダ。ファングさんとガリストさんが刻んだキャベツは、孤児院用のスープの具材だって。お好み焼きかと思った。後はウサギのモモ肉の照り焼き、ほうれん草の卵とじ。
『油淋鶏なのですー』
『エビエビー』
『我は肉な気分なのだー』
『ピザヲ所望スル』
はいはい。
昨日、ルージュには色々してもらったから。母と相談して、紫竜からエビチリとエビマヨチョイス。
「んー、エマちゃん、テオ君、何がよかね?」
「えーっとこれっ」
「俺、これっ」
エマちゃんは海老蒸し餃子、テオ君は唐揚げ。はい、鷹の目の皆さん分をタップ。
「ヘルト君、ドロテアちゃんは?」
聞くと、ちょっと戸惑って、ちら、とフェリクスさんが頷いているのを確認。たまに私が未成年対象にやっているので、最初は丁寧にお断りされたが、ルーム内だけだし、こちらとしては、ヤマタノオロチに巻き込んだしね。しばらくすると黙認してくれているようになった。
「えっと、俺、これがいいです」
「私はこれがいいです」
ヘルト君は海老チャーハン、ドロテアちゃんは海鮮春巻き。はい、蒼の麓の皆さん分タップ。
「マアデン君とハジェル君は?」
「「はーいっ」」
ロッシュさんの、お馴染みの、こら、が飛ぶ。
「まあまあ」
と、宥めて確認。マアデン君は卵とキクラゲの炒め、ハジェル君は五目チャーハンだ。よし、山風の分はいいかな。
「アルスさんは?」
「うーんと、俺、あれとあれがいい」
と、示したのは鷹の目のテーブルの唐揚げ、蒼の麓の海老チャーハン。はい、タップ。
で、問題はラスチャーニエ。
「えー、エドワルドさん」
一応、このパーティー内で一番若いからね。
「はいはい私まだ見た目ギリギリ未成年っ、ぐふっ」
見た目詐欺のケルンさん。ヒェリさんが関節技をかけている。
「エド、エド、肉肉」
ツヴァイクさんが小声で呟いている。
「たく、じゃ、これで」
牛肉のXO醤炒めとマンゴープリンを選んでいる。タップ。優しいなあ、ちゃんと、甘味大好きなケルンさんの為にマンゴープリン選んでいる。
私達は餃子とエビチリを選ぶ。
アルコールもいいかな? よし。
「では、いただきまーす」
「「「「いただきまーす」」」」
『おかわりなのですー』
『エビエビー』
『我もー』
『ピザヲ所望スルッ』
仔達からもコールが沸き上がり、細やかに若手達もお皿を咥えている。
「あのね、いま、食べ始めたんやけど」
もう。
皆さんをお見送り。明日も手伝いに来てくれるって。何の? ドロップ品拾いにね。
リィマさんとアルスさんもコテージに引き上げた。母が何やらダイニングキッチンで作業している。明日の朝御飯の準備ではない。明日、ルーティを出発する金の虎の皆さんに、お昼のお弁当を作っている。
「なあ、姉ちゃん」
お風呂の準備をしていると、晃太が神妙な顔でやってきた。
「なん?」
「わい、今日、アルスさんの父親見たばい」
「ええっ? 何かされたりしてないよね?」
「それはないよ。イシスがおったしね。ただなあ、一瞬でアルスさんの父親やって分かるくらい、よう似とったよ」
晃太の話では、向こう、アルスさんとリィマさんの父親は商会の人達と話していたので、こっちには気がついてないはず、と。
アルスさんをそのままスラッとした大人の男性にした感じだったと。
「そんなに似とったん?」
「うん。ファングさん達がびっくりするのがよう分かるくらいにな」
晃太も思わず二度見のガン見してしまいそうになったが、イシスが然り気無く視界を遮ってくれた。
『アマリ見ヌ方ガイイ。向コウニ気付カレルノハ、ヨクナイノデアロウ?』
イシス、ナイスフォロー。明日、ピザやな。
「見た目は人当たりは悪そうには見えなかったんやけど、リィマさんの話があったしな。すぐに離れたよ。明日、地図の件で呼ばれたんやけど、念のために競売が始まった後の時間にしてもらったよ」
もし、またアルスさんとリィマさんの父親とニアミスしたら、ガン見してしまいそうだからと。
「そうな、わかった」
私は明日は行く予定はないけど、町中ですれ違って、思わず振り返らないと言い切れない。
「ねえ、イシス」
翼のお手入れしていたイシスを呼ぶ。
『主ヨ、ナンダ?』
「あのさ、今日、アルスさんとリィマさんの父親おったのわかったよね?」
『アア、見タ目ダケガ似テイル雄ダナ』
見た目だけって。まあ、そうなんやろうね。
「気配、覚えとる?」
『アア、主ガ気ニシテイタカラナ』
流石イシス。
「明日さ、晃太がギルドに行くのに付き添ってくれん? で、もし向こうが接触してきそうなら、視界を防いでくれる?」
『ウム、目玉ヲ抉ルカ』
「物騒っ」
『ナラ、潰ス?』
「いやいや。今日見たいに、視界を遮ってくれされすればよかけんっ。明日乗り越えたら、夕御飯ピザにするけん、頼むばい」
イシスの羽角がピクピクッ。
『ウム、私ニ任セテオクトヨイダロウ。主ノ望ム結果ニシテミセヨウ』
なんや、現金やなあ。
イシスの協力はありがたい、良かとしよう。
ぴすー、ぴすー、と鼻息を出すイシス。
…………………………なんか、膨らんで、ない?
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