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試験結果
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今日は試験の結果が張り出される日。
もうすぐ二年生になるなんて実感が湧きません。
私は登校すると掲示板に向かいました。
………………………………………………………………
試験成績順位
1位スカーレット・F・ラスタリス(11538点)
2位ジゼル・リンバース(11535点)
3位シリウス・B・クランデッド(10762点)
4位リリアン・バーン(10159点)
:
7位ウッフ・ボーンヘイ(8088点)
:
:
32位レティシア・ロンマー(7480点)
:
:
…………………………………………………………………
悔しくもスカーレット様に負けてしまいました。
次は勝ちたいと思ってはいても4位までがこんなに点差が無いとなると2位にいれるのは奇跡的かなとも思います。
今のSクラスのメンバーはやっぱり上位独占で来年も仲良く同じ教室みたいです。
来年のSクラスの定員は30人なので30位までの方の名前は覚えておかなければいけないですね。
それにしても、こういう風に張り出されてしまうとついつい知り合いの順位を見たくなってしまうもので、Aクラスの次席にレティ様の名前を見つけ嬉しくなってしまいました。
三年生では同じクラスになりたいです。
成績の確認が終わり教室に入ると、皆同じ話題で盛り上がっていた。
授業が始まるとペーパーテストを返され解説と答え合わせがされる。
今日一日はずっと同じ事の繰り返しの為いつもより疲れた感覚があったので私は早々に家に帰り、部屋のドアを開けるとそこにはジョシュアがいた。
「ジゼル、お帰りなさい。」
「ジョシュア、ここは私の部屋で合ってるかしら。」
「もちろんです。ただ私の想いはジゼルを超えてしまったようです。」
ジゼルはため息をつき無駄な体力を使うのを辞めた。
「ありがとう。褒めに来てくれたのでしょ?」
「違いますよ。」
ジョシュアはジゼルを抱き寄せ包み込むと頭にキスをして耳元で囁いた。
「私は、恋人として貴女を甘やかしにきたのですよ。」
ジョシュアに囁かれた瞬間、ジゼルは頬を赤くしながらもジョシュアに顔を向けた。
「だったら、私がいいっていうまでこのまま抱きしめててね。」
「クッ……」
ジョシュアはジゼルのテレ笑いの可愛さに身悶えた。
元々少ない理性がフル可動し何とか耐えるジョシュアをジゼルが強く抱きしめ豊満な胸部が押し当てられるが、ジョシュアは耐えた。
必死に腕を押さえて耐えた。
ジゼルがジョシュアを解放したのはジョシュアの頭の中が素数でいっぱいになった頃だった。
密かに覗いていた公爵付きの執事は心の中で拍手を贈った。
もうすぐ二年生になるなんて実感が湧きません。
私は登校すると掲示板に向かいました。
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試験成績順位
1位スカーレット・F・ラスタリス(11538点)
2位ジゼル・リンバース(11535点)
3位シリウス・B・クランデッド(10762点)
4位リリアン・バーン(10159点)
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7位ウッフ・ボーンヘイ(8088点)
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32位レティシア・ロンマー(7480点)
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悔しくもスカーレット様に負けてしまいました。
次は勝ちたいと思ってはいても4位までがこんなに点差が無いとなると2位にいれるのは奇跡的かなとも思います。
今のSクラスのメンバーはやっぱり上位独占で来年も仲良く同じ教室みたいです。
来年のSクラスの定員は30人なので30位までの方の名前は覚えておかなければいけないですね。
それにしても、こういう風に張り出されてしまうとついつい知り合いの順位を見たくなってしまうもので、Aクラスの次席にレティ様の名前を見つけ嬉しくなってしまいました。
三年生では同じクラスになりたいです。
成績の確認が終わり教室に入ると、皆同じ話題で盛り上がっていた。
授業が始まるとペーパーテストを返され解説と答え合わせがされる。
今日一日はずっと同じ事の繰り返しの為いつもより疲れた感覚があったので私は早々に家に帰り、部屋のドアを開けるとそこにはジョシュアがいた。
「ジゼル、お帰りなさい。」
「ジョシュア、ここは私の部屋で合ってるかしら。」
「もちろんです。ただ私の想いはジゼルを超えてしまったようです。」
ジゼルはため息をつき無駄な体力を使うのを辞めた。
「ありがとう。褒めに来てくれたのでしょ?」
「違いますよ。」
ジョシュアはジゼルを抱き寄せ包み込むと頭にキスをして耳元で囁いた。
「私は、恋人として貴女を甘やかしにきたのですよ。」
ジョシュアに囁かれた瞬間、ジゼルは頬を赤くしながらもジョシュアに顔を向けた。
「だったら、私がいいっていうまでこのまま抱きしめててね。」
「クッ……」
ジョシュアはジゼルのテレ笑いの可愛さに身悶えた。
元々少ない理性がフル可動し何とか耐えるジョシュアをジゼルが強く抱きしめ豊満な胸部が押し当てられるが、ジョシュアは耐えた。
必死に腕を押さえて耐えた。
ジゼルがジョシュアを解放したのはジョシュアの頭の中が素数でいっぱいになった頃だった。
密かに覗いていた公爵付きの執事は心の中で拍手を贈った。
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