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新しいクラス
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今日から学年が上がり二年生になりました。
と言ってもSクラスは少し人が増えるくらいで今までのメンバーはそのまま居るし担任もそのままなので変わりばえはあまりありません。
「二年生も引き続き宜しくお願いします。」
ジョシュアは挨拶を終えると定位置にもどります。
新しくSクラスに入った人達は男女が別れた席と間の結界に戸惑っていましたが、私たちみたいにすぐに慣れるはずです。
二年生になって変化したのはクラスだけでは無く、実戦という2クラス合同の授業が追加されました。
組み合わせはランダムらしく実力差を考慮してハンデをつけるそうです。
その他は内容がグレードアップしたくらいでした。
一日目の今日は座学ばかりなので淡々と時間がすぎ、授業が終わり帰ろうとした時、新しくクラスメイトになった伯爵令嬢が私の目の前にきて「勝負ですわ!」と言ってきました。
しかし、私が応える前にジョシュアが手刀気絶させ私に笑顔でジョシュア専用ルームで待つよう言われたので従いました。
なんだか怖かったしね。
「さて、皆さんには追加授業です。Sクラス持ち上がり組の方々は帰りたければ今すぐに教室を出て下さい。
新しく入った方々は強制です。」
ジョシュアがそう言った途端、持ち上がり組は即座に教室から脱出した。
新しく入った者も数人出ようとしたが、席から立てないようにされたようで脱出は叶わなかった。
「さあ、今から始めるのはこのクラスでのルールの確認と、破ったらどうなるのかというものです。
一先ず、寝ている者を起こしてから丁寧に教えていきますから分からない者は言って下さいね。」
そこで何があったのかは分かりません。
しかし、戻ってきたジョシュアはとても良い笑顔をしていました。
「きちんと躾てきましたので明日からはこの様な事はないはずです!」
ジョシュアのその言葉に私は「そうなのね。」としか言えませんでした。
「今日から二年生のジゼルにプレゼントを用意したのですが、受け取ってくれますか?」
そう言うとジョシュアは二つの小箱を差し出した。
開けてみると一つには指輪が、もう一つにはピンバッジが入っていた。
「右手につけている守護の指輪に重ね付けして下さい。その指輪にはオートカウンターを付与しています。
もちろん授業中は反応しないようにしてますから安心して下さい。
ピンバッジはSクラス全員に配る物ですが、一番最初に貴女に渡したかったのです。」
私は早速指輪とピンバッジをつけた。
「似合うしかしら。」
「ええ、とても。進級おめでとう。」
「ありがとう。」
私はジョシュアにお礼のキスをしました。
次の日、朝教室に入ると昨日勝負を挑んできた令嬢が震えながら謝ってきました。
私は気にしていないと何回か伝えましたが、聞いている様子はなく、それはジョシュアがくるまで続きました。
昨日、ナニガアッタノデショウカ。
ピンバッジはクラスメイト全員に 配られ皆どこか嬉しそうでした。
と言ってもSクラスは少し人が増えるくらいで今までのメンバーはそのまま居るし担任もそのままなので変わりばえはあまりありません。
「二年生も引き続き宜しくお願いします。」
ジョシュアは挨拶を終えると定位置にもどります。
新しくSクラスに入った人達は男女が別れた席と間の結界に戸惑っていましたが、私たちみたいにすぐに慣れるはずです。
二年生になって変化したのはクラスだけでは無く、実戦という2クラス合同の授業が追加されました。
組み合わせはランダムらしく実力差を考慮してハンデをつけるそうです。
その他は内容がグレードアップしたくらいでした。
一日目の今日は座学ばかりなので淡々と時間がすぎ、授業が終わり帰ろうとした時、新しくクラスメイトになった伯爵令嬢が私の目の前にきて「勝負ですわ!」と言ってきました。
しかし、私が応える前にジョシュアが手刀気絶させ私に笑顔でジョシュア専用ルームで待つよう言われたので従いました。
なんだか怖かったしね。
「さて、皆さんには追加授業です。Sクラス持ち上がり組の方々は帰りたければ今すぐに教室を出て下さい。
新しく入った方々は強制です。」
ジョシュアがそう言った途端、持ち上がり組は即座に教室から脱出した。
新しく入った者も数人出ようとしたが、席から立てないようにされたようで脱出は叶わなかった。
「さあ、今から始めるのはこのクラスでのルールの確認と、破ったらどうなるのかというものです。
一先ず、寝ている者を起こしてから丁寧に教えていきますから分からない者は言って下さいね。」
そこで何があったのかは分かりません。
しかし、戻ってきたジョシュアはとても良い笑顔をしていました。
「きちんと躾てきましたので明日からはこの様な事はないはずです!」
ジョシュアのその言葉に私は「そうなのね。」としか言えませんでした。
「今日から二年生のジゼルにプレゼントを用意したのですが、受け取ってくれますか?」
そう言うとジョシュアは二つの小箱を差し出した。
開けてみると一つには指輪が、もう一つにはピンバッジが入っていた。
「右手につけている守護の指輪に重ね付けして下さい。その指輪にはオートカウンターを付与しています。
もちろん授業中は反応しないようにしてますから安心して下さい。
ピンバッジはSクラス全員に配る物ですが、一番最初に貴女に渡したかったのです。」
私は早速指輪とピンバッジをつけた。
「似合うしかしら。」
「ええ、とても。進級おめでとう。」
「ありがとう。」
私はジョシュアにお礼のキスをしました。
次の日、朝教室に入ると昨日勝負を挑んできた令嬢が震えながら謝ってきました。
私は気にしていないと何回か伝えましたが、聞いている様子はなく、それはジョシュアがくるまで続きました。
昨日、ナニガアッタノデショウカ。
ピンバッジはクラスメイト全員に 配られ皆どこか嬉しそうでした。
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