SNS勇者~怠惰で動くほうきとマントで世界の滅亡に立ち向かう私の仲間は配達員と最強ママと柴犬でした~
三日後に巨大隕石が地球に衝突する。世界は滅亡する。
……らしい。
だが怠惰な社会人ヒカリにとっては、全く実感が湧く話ではなかった。布団の中から現れた球体AI《オラクル》は『あなたが救世主です』と切迫した声を上げるが、ヒカリは「……三日でしょ? まだ時間あるじゃん。寝る」と二度寝。
そんなヒカリが英雄に選ばれた理由はただ一つ。
――暇だったから。
世界を救うタスクは盛りだくさん。仲間集めに、伝説の武器探し、隕石の軌道変更。けれど紹介される仲間候補は、近所の配達員、ママさん、果てには柴犬というどうにも平和的すぎるラインナップ。柴犬には話が通じない(当然)。ママさんは三連休の育児で参加不可。何武器の在り処はなぜか公園の砂場。勇者の旅は、どう見てもファンタジーの風格ゼロである。
それでも空には滅亡の予兆の閃光が走り、タイムリミットは確実に迫っていく。
のんびり屋で自己評価だけ高いヒカリは、本当に世界を救えるのか。
そもそも救う気はあるのか。
三日の終末と、一人の怠惰な救世主が織りなす、ゆるくて騒がしくてちょっと胸に刺さるコメディ。
……らしい。
だが怠惰な社会人ヒカリにとっては、全く実感が湧く話ではなかった。布団の中から現れた球体AI《オラクル》は『あなたが救世主です』と切迫した声を上げるが、ヒカリは「……三日でしょ? まだ時間あるじゃん。寝る」と二度寝。
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――暇だったから。
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