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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー

第140話 去らば洋一君、また会う日まで。

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「はい、ワン・ツウ・ワン・ツウ、目線しっかり~、足先指先迄しっかり意識して、ほら皆が全方位から視てるよ~、ちゃんと事を意識して~。」
只今ランウェイのレッスン中。どうも、俺です。
大崎先生に散々しごかれたんじゃないのかって?モデルの道は果てしないからね~。(遠い目)
ま、レッスンは続いて行くんですけど、それはまぁ良いとして、今はレッスン受けている訳じゃないんです。
それじゃ何やってるのかって?
レッスンしてるんですよ、俺が…。

どうしてこうなった!?

時は少々遡り、中央都から帰った次の日曜日って康太君チッス!

「何ひとの家の前でアホやってるのよ、親友。恥ずかしいから早く入ってくれない?」

うっ、我が友が辛辣。でも良いの、今日は久々に康太ママの絶品スイーツが頂けるから♪
あ、これ秋野原のお土産~。

「そう言えば校外学習で中央都に行ったんだっけ?どうだったって、これ何?」

それ?なかなか良いでしょ、猫耳執事のフィギュア。狐耳執事と悩んだんだけどね~、そっちの方が良かった?
でもな~、う~ん、分かった。康太君は特別だ、狐耳執事に交換して、
「違うからね!耳の話しじゃないから、僕にこのフィギュアをどうしろと?」
へ?う~ん、愛でろ?
"うが~!"って大丈夫?康太君って時々発作を起こすよね。ちゃんとお医者さんの言う事は聞くんだよ?

「はぁ、はぁ、うん。こいつはこう言う奴だった、僕は大丈夫、よし。
それで、校外学習の方はどうだったの?」

お、おう。何か目が怖いよ、お大事にね。校外学習ね、痴女にあった。"ブフォ"って本当、大丈夫?

「ゴホッゴホッ、って大丈夫は君だからね!えっ、平気なの?何か悩んでるとか、親に言えない事とかあったら相談に乗るからね。」

あ、うん、ありがとう。康太君は本当に良い友達だよ。痴女なら大丈夫だから。今は北川さんの下で働いてるし、ってどうした康太君頭抱えて?
あ、如月さんお久しぶり。少々インターバルを頂きたいと、よく分からないけど分かった。大人しくしてる。


「ごめんね、お待たせしちゃって。僕はまだまだ親友を侮っていたみたいだよ。いや、悪かった。」

ん?よく分からないけど気にしないでいいよ。
康太君に聞きたい事があったんだわ、今度洋一君が桜泉学園の高等部に進学するんだけど、何かアドバイスある?最近やたら心配しててさ。

「そうか、洋一君うちに来るんだ。変わった所は男子生徒の格付けがある事くらいかな?学園の雰囲気は以前と違って大分落ち着いたし、そこまで心配しなくても大丈夫だと思うよ。ただ、新しく入って来る外部生は毎年困った奴もいるらしいから注意が必要かな?
洋一君の代には尾崎秀悟先輩がいるから、問題ないと思うけどね。」

そう言えばいたね、唯我独尊の先輩だっけ?ひろし様騒動にも揺るがなかった御仁が。

「基本我関せずの先輩だけど、目障りなものは潰すってタイプだからね。
話しは変わるけど横田先輩が親友に話しがあるみたいだったよ。何か自分からは言いづらそうだったから、親友から連絡してあげてくれる?」

横田先輩が?
嫌な予感しかしないんですけど?
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