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ふたりで溺れる人魚たち
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そして、二人一緒に目を覚ます。
「え……?」
「あれ。ジュエス……?」
お互いのことを認識して、ここがジュエスの部屋だということも分かって、時間が過ぎていないことや、自分達がちゃんと制服を着てること、蓋の開いた缶が転がってるのを見て……一通り確認した後で、一気に今までのことが蘇った。
「あー…………。……覚えてる?」
無駄だと思いつつ念のため聞いてみると、顔を真っ赤にしたジュエスがこくんと頷いた。
「覚えて……るし。……思い出した」
「へ?」
「……その、だな。…………前世の、記憶っていうのか?」
「え……、マジで!?それって、俺とのことだったりする?」
「……む、寧ろ、お前のことばかりで……。お、男のオレは、あんな恥ずかしいことを、ヴィールと……っ?」
「えっ……、ちんこ挿入された刺激で思い出したわけ?」
「なっ……!ひ、否定は出来ねぇけど!そこは想いが通じたからとか、そういうことにしておけよ!」
ぷいっとそっぽを向いたジュエスの耳が真っ赤になってる。多分俺の顔も、負けないくらい赤い。
ジュエスが完全に泳げるようにはならなかったけど、やばいくらい嬉しい副産物だ。今すぐにでも抱きたい。えっちしたい。ああでも、その前に──。
「昔からずっと、大好きだよ。ね、お預けされた分ちゅうしていい?」
「……ん」
ゆっくり視線が絡みあって、ジュエスが目を閉じる。答えの変わりに可愛く突き出された唇に、俺は万感の思いを込めて吸い付いた。
【溺れる人魚は淫乱ざかり】
(マジックミラーのことはジュエスには言わないでおくか~……)
(……マジックミラー?何のことだ?)
(あ゛。やべ、声に出てた。……何でもない何でもない、ジュエスは気にしなくていいことだって)
(あからさまな嘘をつくな!正直に答えるまで……、……キ、キスをやめてやらないからな!)
(え、何それご褒美?……っん)
「え……?」
「あれ。ジュエス……?」
お互いのことを認識して、ここがジュエスの部屋だということも分かって、時間が過ぎていないことや、自分達がちゃんと制服を着てること、蓋の開いた缶が転がってるのを見て……一通り確認した後で、一気に今までのことが蘇った。
「あー…………。……覚えてる?」
無駄だと思いつつ念のため聞いてみると、顔を真っ赤にしたジュエスがこくんと頷いた。
「覚えて……るし。……思い出した」
「へ?」
「……その、だな。…………前世の、記憶っていうのか?」
「え……、マジで!?それって、俺とのことだったりする?」
「……む、寧ろ、お前のことばかりで……。お、男のオレは、あんな恥ずかしいことを、ヴィールと……っ?」
「えっ……、ちんこ挿入された刺激で思い出したわけ?」
「なっ……!ひ、否定は出来ねぇけど!そこは想いが通じたからとか、そういうことにしておけよ!」
ぷいっとそっぽを向いたジュエスの耳が真っ赤になってる。多分俺の顔も、負けないくらい赤い。
ジュエスが完全に泳げるようにはならなかったけど、やばいくらい嬉しい副産物だ。今すぐにでも抱きたい。えっちしたい。ああでも、その前に──。
「昔からずっと、大好きだよ。ね、お預けされた分ちゅうしていい?」
「……ん」
ゆっくり視線が絡みあって、ジュエスが目を閉じる。答えの変わりに可愛く突き出された唇に、俺は万感の思いを込めて吸い付いた。
【溺れる人魚は淫乱ざかり】
(マジックミラーのことはジュエスには言わないでおくか~……)
(……マジックミラー?何のことだ?)
(あ゛。やべ、声に出てた。……何でもない何でもない、ジュエスは気にしなくていいことだって)
(あからさまな嘘をつくな!正直に答えるまで……、……キ、キスをやめてやらないからな!)
(え、何それご褒美?……っん)
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