ハリネズミのジレンマ

篠原 皐月

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第50話 打ち明け話

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 纏まった休みを作り、周囲を山に囲まれ、すぐ目の前に川が流れている民宿に芳文とやって来た貴子は、風呂から上がって部屋に戻るなり、予め敷いておいた布団に倒れ込む様に横たわった。

「はぁ……、つっかれた~」
「寄る年波には勝てないか?」
「私よりも年食ってる人間に、言われたくは無いわね」
 隣の布団で胡坐をかきながら本を読んでいた芳文が笑うと、貴子が拗ねた様に言い返す。それに益々笑いを誘われたらしい芳文が、読んでいた本を閉じて口元に手を当てながら、面白そうに言い出した。

「しかしお前、本当に子供と一緒になって遊びまくってたよな。すっかり意気投合して、ガキ共が夕食後の花火にまで誘いに来たのには笑ったぞ」
 その指摘に、貴子はムキになって言い返す。

「それはそもそも芳文が『民宿に鮎の掴み取りの用意をお願いして、石囲いの中に沢山いるので、宜しければお子さん達もしませんか?』って、河原で川遊びをしてたあちこちの家族連れに声をかけまくって、仲良くなっちゃったからでしょうが!」
「お前だって『塩焼きとバーベキューの支度がしてありますが、材料が沢山ありますので良かったらどうぞ』って勧めたじゃないか」
 さらっと言い返した芳文に、思わず貴子が声を荒げる。

「当たり前でしょう!? 何よ、二人で来たのに、あのどう見ても十人分以上の量は? しかもスイカ割り用のスイカまで準備するって、どういうわけ?」
「こういう所では、大勢でワイワイ騒ぐのが醍醐味だろうが。他の親達に何故こんなに用意したのか聞かれたから、理由を話したら凄く同情されたぞ? だから快く、子供とお前を遊ばせてくれたし」
「は? 人が知らない所で、何を言ってたのよ?」
 ここで怪訝な顔になった貴子に、芳文はニヤリと笑いながら平然と言ってのけた。

「『妹の結婚が決まったので、嫁に出したら気安く旅行に連れ出す事もできませんから、既に他界した両親と昔家族旅行で来たここに、二人で来たんです。最後に共有する両親の思い出に浸りたくて。そしてつい奮発したら、こんな事になってしまいました』と笑って言ったら、皆涙ぐんでいたな」
 それを聞いて、貴子は呆れた表情になる。

「何て嘘八百……、だから兄妹で通せって言ったのね?」
「当たり前だ。だいたい民宿にカップルで泊まったりしたら、他の家族連れ客に白眼視されるだろうが」
「それはそうね」
 そこで貴子が納得した様に頷いた為、芳文は苦笑して布団に横になり、掛布団を引き上げて照明を消した。

「じゃあ寝るか。明日は川の上流まで、渓流釣りに行くぞ。弁当は宿に準備して貰ってるからな」
「え? 本当にこのまま寝るの?」
「当たり前だろうが。何を言ってるんだ、お前は。家族旅行だって言ってるだろうが」
「それはそうなんだけど……」
 何となく納得しかねる顔つきで貴子も布団に潜り込むと、芳文は貴子の布団の方に体を向けて、苦笑気味に声をかけた。

「この前、あんな事があったからか?」
「うん……、まあ、そんなところ」
 貴子の方も芳文の方に体を向けながら、若干言い難そうに答える。それに芳文は静かに言い聞かせた。

「無理もないがな。だが、そもそもあれは、お前がゴリ押ししたんだろうが。結果的には応じたが」
「ご尤もです」
 神妙に頷いて(じゃあ、大人しく寝よう)と思った貴子の耳に、ここで予想外の声が届いた。

「じゃあお前が話題を出したから、この際ちゃんと聞いておくが、この前のあれは、これまでで一番良かったか?」
「はあ?」
「どうなんだ?」
「ええと……、それはまあ、よろしかったんじゃないでしょうか?」
 戸惑った声を上げた貴子に、芳文が重ねて問いかけてきた為、貴子は戸惑いながらも答えたが、相手はその答えに満足しなかった。

「お前な……、こういう時は内心どう思っていようが、『この前のが今までで一番良かったわ』とか即座に返すべきだろうが。お前の対人関係が、物凄く心配になってきたぞ」
「普段ならそうしてるわよ。だけど芳文には適当な事とか、嘘とか言いたくないんだもの……。『お兄ちゃん』だし」
(全く。馬鹿な上に、可愛いじゃないか)
 仏頂面をしてみせると、貴子が申し訳なさそうに弁解する。その様子を見た芳文は、思わず笑い出したくなってしまった。しかしそれを抑え込んで真面目な顔を取り繕い、勢い良く起き上がって貴子に指示を出す。

「よし、貴子。ちょっとそこに座れ」
「何が『よし』なの?」
「いいから、さっさと座る」
「分かったわ。これで良い?」
 困惑しながらも素直に起き上がり、きちんと布団に正座した貴子を見て、芳文はちょっと呆れた。

「……どうして正座?」
「何となく、大事な話っぽいから」
「まあ、確かに大事な話といえば、大事なんだがな?」
 そして小さく咳払いしつつ自身も正座した芳文は、単刀直入に切り出した。

「お前、例のあの時、俺に誰かを重ねてただろ?」
「……そんな事、してないけど?」
 端的な問いかけでも、それが何を指しているのかはっきりと理解できた貴子は、僅かに動揺しながらも静かに言い返した。しかしそれを聞いた芳文が、途端に不気味な暗い笑みを、その顔に浮かべ始める。

「おい……、俺に対しては『いい加減な事や嘘はつきたくない』んじゃなかったのか? 嘘つきには、それ相応のお仕置きと言う物をだな」
「すみません、ごめんなさい。完璧に身代りにしてました!」
「おお、素直じゃないか。最初からそうしてろ」
(な、何!? 何か一瞬、物凄く物騒な気配が漂ってきたんだけど?)
 勢い良く頭を下げて謝罪した貴子が頭を上げると、そこにはいつも通りの笑顔があり、密かに胸を撫で下ろした。そんな彼女に芳文が、更に回答困難な問いを発する。

「因みに、俺とそいつと、どちらがどれ位良いんだ?」
「そんな事を急に言われても……。二人って、全然タイプが違うし」
「そんなに違うのか? 見た目も?」
 しつこく問われて困惑した貴子は、以前電話で祐司が評していた内容を、記憶の中から引っ張り出した。

「見た目は……、犬で例えれば、芳文は人懐っこくて呼ばなくても駆け寄ってくるラフ・コリーで、そいつは吠えないでいきなり噛み付くジャーマン・シェパード?」
「見た目は確かに相当違うみたいだな」
 思わず(言い得て妙だ)と苦笑いしてしまった芳文に、貴子が付け加える。

「でも背丈とか体格とかは、あまり差はないわよ? 年も同じ筈だし」
「それならお前から見て、そいつのどこが一番良いんだ? 顔か、頭か、身体か、稼ぎか?」
「一番……」
 そこで何やら真剣な顔付きで考え込んでしまった貴子だったが、芳文は辛抱強くその答えを待った。そして何分か経過してから顔を上げた彼女が、慎重に口を開く。

「あのね?」
「ああ、何だ?」
「私、以前、気に食わない人達の、食事を作らされていた時期があったんだけど……」
「それで?」
 芳文が何気ない口調で話の続きを促すと、貴子は堰を切った様に悪態を吐き出した。

「そいつらの食べ方って、実に汚かったの。アレルギー持ちでもないのに食べ残すわ、食わず嫌い食べず嫌いが顕著だわ、口に食べ物入れた状態で平気で話すわ、極めつけは『いただきます』も『ごちそうさま』も言わないで、勝手に座って食い散らかして黙って席を立つの。当然後片づけどころか、食器を流しに運ぶ事なんかしないし、『不味い』とは何度も言われたけど、『美味しい』なんて一言も言って貰った事なんてなかったわ」
「それは……、作る側にすれば最低だな」
(それって、実家に居た頃の話だよな? 家政婦常駐の家だったらしいが、家政婦が休みの日とかに、家族の食事を作らされてたって事か。それで益々愛想を尽かしたってわけだ。それは分かったが、そうすると……)
 毎回それなら愛想を尽かすかと、芳文は貴子の次の台詞を推測した。すると彼女が予想に違わない内容を語り出す。

「だけどそいつって、食事の挨拶は勿論きちんとするし、途中で席を立ったりしないし、迷い箸とかもしないし、きちんと背筋を伸ばして食べるし、とにかく綺麗な姿勢で綺麗に食べるの」
「ほう? そうか」
(おいおい……、お前の男の価値基準は、きちんと礼儀作法にのっとって、綺麗に飯が食えるかどうかなのか? そりゃあ、そうでない男よりは良いとは思うがな。確かに香苗さんはそういう所は厳しくて、他人の俺もビシバシ指導されてたっけ……)
 中等部の頃から時折お互いの家を訪問し合っていた間柄であり、隆也の母親から容赦ない叱責と指導を受けた事を思い出した芳文は、一瞬遠い目をしたが、すぐに意識を現実に引き戻した。

「お前、それだけでそいつが良いのか?」
「勿論、それだけじゃないけど……」
「それならどんどん言ってみろ」
 口ごもった貴子を促すと、彼女は神妙な顔付きで言い出した。

「ええと……、そいつに一月の半ば位に、ブリ大根を作って食べさせたの。『作って食わせろ』って言われたから」
「随分横柄な奴だな。それで?」
(確かにあいつ、昔からブリ大根が好物だったよな)
 芳文が親友の好みを思い出しつつ、素知らぬ顔で頷くと、貴子は冷静に話を続けた。

「リクエスト通り作って、食べさせたのよ。そうしたら、凄く美味しそうに食べてくれて。それまで見た事も無い位、顔が笑み崩れていて……」
「へえ? そんなにか」
 その時の情景を思い浮かべたのか、貴子がうっすらと笑いながら告げた為、芳文は密かに心底呆れた。

(隆也の奴、それでがっつり胃袋を掴まれやがったんだろうなぁ……。あいつ、馬鹿決定だ)
 そして芳文がうんざりしている事など、全く気がついていなかった貴子が、そのまま話を続ける。

「それでね? そんなに喜んで美味しく食べてくれるなら、これからずっと毎日ブリ大根を作ってあげても良いかなって思っ……、痛い!!」
 貴子の話の途中で、いきなり手を伸ばしてきた芳文の指が、彼女の額の前で思い切り弾かれ、ビシィッ!!っと常には聞かれない衝撃音が響いた。それと同時にかなりの痛みを額に感じた貴子は、そこを手で押さえながら涙目になって抗議する。

「ちょっと芳文! いきなり何するの!? 痛いじゃない!! 何か今、凄い音がしたから、ひょっとしたら頭蓋骨にヒビでも入ったかもしれないわよ?」
 しかし芳文は、彼女以上の勢いでまくし立てた。

「この超ど級のど阿呆がっ!! さっきので頭蓋骨にヒビが入るなら、俺の人差し指なんか複雑骨折しとるわ!! なんだその、男の胃袋をがっつり掴んだ手柄話かと思いきや、あっさりハートを盗られやがった惚気話はっ!! お兄ちゃんは情けないぞ!!」
 そう叱りつけられて一瞬呆気に取られた貴子が、激しく狼狽しながら反論する。

「ハート……、ちょっと待って! そんなの盗られてないから!!」
「いい加減認めろ、自覚しろ、現実を直視しろ! お前はそいつに本気で惚れてんだよ!」
「それって、絶対違うし!」
 ここで、防音設備らしいものは殆ど無い民宿に居る事を思い出した芳文が、真顔で人差し指だけを口に当てて注意を促した。それですぐに貴子も現状を思い出し、それからは声を抑えての会話になる。

「ふざけてんのか? お前……。俺を本気で怒らせたいらしいな。精神科医の観察眼を、甘く見るなよ?」
「だって私、あいつの職場で評判悪いのよ?」
「おい、話が飛んだぞ。今はお前の心情について話していたんだが。それに、そいつはお前の評判が悪いからって、二の足を踏むような小さい男なのか? 第一、求婚とかされてないのか?」
 はっきりと顔をしかめた芳文に、貴子は微妙に視線を逸らしながら告げた。

「……一応」
「一応って、なんだそれは?」
「『結婚しろ』とか『婚姻届にサインしろ』とか『嫁に来い』とか、『返品不可だ』とか言ってぬいぐるみが入っていた箱に、それとは言わずに指輪が入っていたけど」
 それを聞いた芳文は、思わず目の前の布団に両手を付いてうずくまりたいのを必死に堪えた。

(微妙過ぎるぞ、隆也……。確かに上から目線のお前しか、想像できないがな)
 そこで芳文は、気合いを振り絞って会話を続行させた。

「それで? お前はそれを全部はねつけてるわけだ」
「……うん。駄目?」
 心配そうに上目遣いでお伺いを立ててきた貴子に、芳文は舌打ちしたいのを堪えながら、若干冷たく突き放す。

「俺に聞くな。自分の問題だろうが。お前が結婚したければ結婚してやれば良いし、嫌なら断り続ければ良いだけの話だろう? そんなに根性が無い奴だったら、早々諦めると思うしな」
「それは、そうなんだけど……」
(だけどあいつ、飄々とした顔付きの割に俺とは正反対で、ある意味凄くしつこかったんだよな。こっちも微妙な顔をしてるし。そう心配しなくても、あいつが心変わりするのって有りえないと思うんだが、ここでそんな事言ってばらしたら面白くないしな)
 言いよどんでいる貴子を観察しながら、芳文はこれ以上不用意に踏み込まない事に決めた。

「よし、お前の人生相談はここで終了だ。寝るぞ」
 そう言いながら布団に横たわった芳文を見て、貴子が不満げに問いかけてくる。
「ここで終わり? 聞くだけ聞いておいて?」
「口にしただけでも、少しすっきりしただろ? ほら、さっさと寝ろ」
「うん、お休みなさい」
「ああ、お休み」
 自分自身を納得させたらしい貴子は、大人しく横になり、やはり疲れていたのか、ものの数分で規則正しい寝息を立て始めた。それを確認してから静かに上半身を起こした芳文は、彼女を見下ろしながら苦笑する。

「全く……。益々可愛いじゃないか。悩んでる原因のあいつに、段々ムカついてきたな」
 胡座をかいてそんな事を呟いた芳文が、「ふむ」と顎に手を当てながら考え込んだが、すぐにある事に思い至った。

「ああ、そう言えばあいつが居たな」
 そして芳文は自分のスマホを手に取り、足音を忍ばせて部屋を出た。更に階段を下りて玄関まで行き、周囲に人気の無いのを確認してから電話をかけ始めた。

「やあ、葛西だが。夜遅く悪いな」
 すると芳文の予想以上に、不機嫌な声が返ってくる。
「……本当に悪いと思っているなら、こんな時間に電話などかけてこないと思いますが?」
「そんな事より、最近俺に可愛い妹ができた」
 相手の都合などお構いなしに、いきなり本題に入った芳文の耳に、疲労感溢れる声が伝わる。

「どういう『妹』なのかは全く分かりませんが、その『妹』さんの不幸に落涙しそうです」
「言ってろ。それで最近その妹に、無愛想で俺様で自信過剰な奴が纏わり付いている」
「それで?」
「そいつにちょっと嫌がらせをしたい。何か案はあるか?」
 それまで嫌々ながら話を聞いている風情だった、自他共に認めるシスコンである彼の後輩は、何故か急に押し黙った。そして僅かな沈黙の後、冷静に問いかけてくる。

「因みに……、その妹さんと身の程知らずの男は、頻繁に会ってるんですか?」
「いや、ここ四ヶ月間でニ・三回ってところだ」
「遠距離恋愛ですか? それなら話は早いです。そいつに妹さんの写真を送り付けて下さい」
「写真?」
 淡々と指示してきた後輩に、芳文は本気で戸惑った。しかし相手は迷う事なく話し続ける。

「壮絶に可愛くて、身悶えするような、加えて見えそうで見えない感じの物であれば、言う事はありません。寝起きとかの写真だったら、尚更良いかと」
 そう言った相手が、電話の向こうで如何にも楽しそうにくつくつと笑っているのを認めて、芳文は深々と溜め息を吐いた。

「……前から思ってはいたが、相当歪んでるな、お前」
「言えと言われたから言ったまでです。今度からは日中にお願いします」
「ああ。分かった」
 そして通話を終わらせて部屋に戻りながら、芳文は「寝姿か」などと呟きつつ、楽しそうな笑みを浮かべた。

 翌朝、芳文はアラーム音を素早く止めると、まだ寝ていた貴子の方ににじり寄り、慎重にシルクのパジャマのボタンを外し始めた。
 そして上から二つ目まで外した上で、更に左右に広げてみせてから、スマホ片手に声をかける。

「こら、貴子。朝だぞ。ほら、起きろ」
「えぇ? もう朝~? もうちょっと寝たい~」
 そう言って貴子が声がした方を寝ぼけ眼で見上げ、如何にも眠そうに目を擦った時に、カシャッ……っと何かの作動音が聞こえた。

「何をやってるの?」
 ほんの少し意識を覚醒させて目の前の相手に問えば、芳文はスマホ片手に悪びれずに答える。
「うん? 貴子の寝ぼけ顔ゲット」
「朝から何を撮ってるのよ……」
 一見、邪気が無さそうに見える彼の申し出に、貴子は寝たまま呆れて溜め息を吐いた。そんな彼女を芳文が宥める。

「まあまあ、それよりさっさと着替えて、顔洗ってこい。食事の時間は決まってるからな。下の座敷で他の客と一緒に食べるんだから」
「はぁい」
 渋々と言った感じで起き上がった貴子が芳文に背中を向け、前夜のうちに揃えておいた着替えに手を伸ばす。そこでパジャマの前が大きく開いていた事に気がつき、怪訝な声を出した。

「あれ? ボタンのはめ方が甘かったのかしら?」
 しかし寝起きだからか、それ以上疑問に思う事も無く、貴子は黙って着替えを始めた。そして同様に貴子に背を向けた芳文は、こっそりスマホを操作しながらほくそ笑む。

(さて、このくそ暑い中頑張って働いてる公僕様に、癒やしの一枚でも送ってやろう)
 そんな明らかに嫌がらせであろう行為をする為に、芳文は手早く先程の画像を添付して、隆也にメールを送りつけた。
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