文字の大きさ
大
中
小
88 / 92
第一章 ムーン・ブル編
第88話 ドラゴンとケルピー
「全員員座ってくれ」
威厳のある男性は、俺から離れて話した。席に戻り、着席する。平穏な俺と同様な様子の3人は、対面の椅子に着席する。涼し気な女性は、明るい表情で厨房へと向かう。
「忘れぬよう、これを先に渡しておこう」
平穏な様子の男性は、隣の椅子を確認して話した。そこからテーブル上に缶入りのタロットカードと紫色の巾着袋を並べて用意する。
「タロットカードか」
「この世界でも役立つだろう。但し、これは今までのタロットカードとは違う。特別性だ」
「特別性?」
「使いこなせるようになれば分かる」
歓喜な俺は前のめりで笑みを見せて話し、得意な様子男性は前のめりで念入りに話した。困惑な俺は疑問に尋ね、引き続きな男性は笑みを見せて返事を戻した。慎重な俺は、タロットカードと巾着袋を確認する。日本で使用していた一般的な物と同じ。
「良く分からないが、これがあると助かる。ありがとう。大切に使わせてもらうよ」
「うむ」
感謝な俺は姿勢を戻して話し、益々得意な様子の男性も姿勢を戻して話した。
「だが、どうしてこれを?」
「この間の借りだ」
「借り?」
困惑な俺は疑問に尋ね、陽気な様子の男性は笑みを見せて話した。引き続きな俺は、再び疑問に尋ねた。しばし悩む。
「愚痴の時か?」
「うむ。アドバイスが助かった」
「あれぐらい、気にしてもらわなくても良かったんだが」
「皆も感謝しておる」
慎重な俺は疑問に尋ね、頷く男性は明るく話した。平静な俺は控えめに話し、感謝な様子の男性は再び笑みを見せて話した。
「お飲み物をお持ちしました」
「済まないな」
「いいえ」
盆を手にする女性はニコニコして話し、平穏な様子の男性は笑みを見せて話した。引き続きな女性は俺と男性にコーヒーを、モモ達にジュースを配膳し、俺達は礼を伝える。隣のテーブルに盆を置く女性は、自分のジュースを手にして男性の隣に着席する。
「ルーティ、この人も分かる?」
「う~ん~。もしかして、ケルピーさん?」
「うふっ」
「凄ーい! 良く分かるね!」
「自信はあまり無かったけどな」
陽気な様子のユリは疑問に尋ね、思案な俺は疑問に尋ね返した。ニコニコなケルピーは口元をおしとやかに隠して声を漏らし、感動な様子のユリは強く話した。動揺な俺は、思わず控えめに話していた。
「ルーティってホント凄いよね」
「お兄ちゃんは頭がいいの」
「感も鋭いからとっても親切なんだよ」
「優しいのよね~」
歓喜な様子のユリとモモとノンとケルピーは、談笑を始めた。
(なんでケルピーさんは、こんなにニコニコしてるんだろう…、そうか!)
「こんなに綺麗で純粋で最高の笑顔を見せてくれるケルピーさんを見て、改めて確信したよ! 暗い過去を古傷をえぐるように深堀するんじゃなくて、楽しい未来を一生懸命想像した方がいい!」
平穏な俺はケルピーを観察して強く思考し、身振り手振りを交えて熱く強く話した。
「綺麗だなんて…、ぽっ」
「たらし」
「たらし」
「たらし」
「たらし」
「ドラゴンさんまでたらしって言うな! 素直と言え」
頬を染めるケルピーは、顔を逸らして話した。モモとノンとユリと男性の姿のドラゴンはジト目で話し、不服な俺は腕組して話した。モモとノンの目が猫のように真ん丸になる。
「ええっ! この人はドラゴンさんなの?!」
「全然分からなかった!」
興奮な様子のモモとノンは、前のめりで強く話した。得意な様子のドラゴンは、堂々と腕組する。
「お兄ちゃんに付いている人っていうのは分かってたけど…」
「うんうん」
茫然な様子のノンは脱力して話し、観察な様子のモモは二度頷いて話した。
「改めて紹介するよ。俺の長年の友、ドラゴンさんだ」
「儂の力が及ばぬ時期に、ルーティを守ってもらえてありがとう」
「えっ、えっ、いや、それほどでも…」
「私もお兄ちゃんに命を救われてるし、その…」
陽気な俺は手振りを交えて話し、感謝な様子のドラゴンは頭を下げて話した。動揺な様子のモモとノンは、しどろもどろに話した。
「2人共、硬くならなくていいよ。今まで通りにいこう」
「うん」
「そうね」
平穏な俺は笑顔で話し、笑みを見せるモモとノンは明るく話した。全員で笑みを交わす。
「そうだお兄ちゃん。さっきのケルピーさんを見てって話はどういう意味なの?」
「それ、私も分らなかったわ」
「あの話は、ケルピーさんだけの話じゃないんだ。高次元の人達の中で困ってる事があるんだ」
「困ってる事?」
「なんなの一体?」
思い出した様子のモモは疑問に尋ね、同様な様子のノンは同意のように話した。慎重な俺は丁寧に返事を戻し、困惑な様子のモモとノンは疑問に尋ねた。
感想 0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
還暦おじさん、異世界で1時間だけ若返る~正体隠しの英雄譚~
私は60歳になったおじさん・・いやもう還暦のおじいさん?
いや、私だってまだ若いつもりではいる。
私の名前は佐藤一郎。
両親が一番目に生まれたからと一郎と名付けられた。
この物語は60歳で事故により亡くなったおじさんの物語りである。
いつもはただの狩りをする人さと離れた家に1人で住むおじさん。
普通のおじさんだ。
しかし悪いことは見過ごせない。
若返りの魔法で20歳くらいには見える姿になれる。
しかし制限時間で1時間ほどしか持たない魔法だ。
悪事を見かけては魔法で若返り人助けをして去っていく謎の人物
だれも正体がそのおじさんだとは思わないし疑わない。
正体を隠して活躍する物語である。
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。