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29.罪と罰
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記録の再生音声を聞きながら王は飽きれ交じりの声で言う。
「何処の誰とも分からぬ者の発言を、これが真実だと突きつけ、自分が怪しまれると思わなかったのか」
息子である王太子とカールの言動、盗まれた伝達魔法を使われた盗聴も怒れるモラン伯父様から常に報告されていた。 何処かで思いとどまってくれれば……そんな思いがあったのだと思う。
「これは事実です!! 実際に、辺境で監督の任についていた者から聞いた事です!」
カールは加護が働かない事にイライラとしながら訴える。
「それはあり得ない」
国王は疲れた様子で返しながら、溜息交じりに騎士達に何らかの合図を送る。
「父上、私もカールと共に聞いたのですよ!! これは事実です。 ランドール侯爵家に対する乗っ取りです」
王太子がカールを擁護する。
「いい加減にしないか、辺境管理の任についていた者達は全員亡くなっている。 証言等できるはずがない」
流刑として辺境に送られるのは死罪とされる罪人。 それは監視・監督役についている者達も同様だった。 ただし、辺境の魔物と戦い死ねと言われた罪人達と違うのは、家名を汚したくない貴族出身の者達で構成されていると言うところ。
家名を汚さぬよう、職務として辺境送りにされているが……死ぬまでその任を終える事はない。 流石にこの事実を声高に言う訳にはいかず、王は淡々と都合の悪い事実を隠し語っていた。
「「……」」
カールと王太子は黙り込み、チラチラとお互いの視線を交わし……そして黙り込んでしまった。 そこに割って入ったのはフローラだ。
「ですが、私もこの耳で聞きました」
「誰から聞いた?」
間髪入れぬ王の問いかけにフローラはドヤ顔で答える。
「辺境に出入りしている商人達ですわ」
「名は? アラホマ国の王女であったものがソレほど堂々と言うなら、余程信用のおける商人なのだろう。 その名は? 商会名は?」
「へっ?」
フローラは間の抜けた返事を返し戸惑う。
「名を言って見ろと言っているんだ。 罪人相手に商売をするとなれば、余程の大物か。 同類の詐欺師だろう。 大物の方であれば、皆が名を知る商家であり、適当な発言もせず信頼もおけるだろうと言っている」
「陛下、その商人は……」
買い物は好きだが、商売を行っている商人の名まで知らぬフローラに代わってカールが言おうとすれば、国王は言葉途中で遮った。
「名だたる商人はこの場に来ている。 嘘はすぐにばれるぞ?」
そう言われればカールは息を飲んだ。
なんで、なんで、加護が働かないと内心は苛立ちが渦巻いており。 カールにとって理不尽な状況に今にも爆発寸前だった。
「ノーラの出生だが……」
そして王は語り始めた。
王族に生まれ高い功績を遺した一族は『王族議会』に名を並べ、議会の全員一致をもって国王と同等の権限を持つ。 それがこの国のルール。
かつて議会に名を連ねていたゴルドーニ家が、十数年前大使として他国との交渉の帰りに族に襲われ亡くなり、生まれたばかりの、まだその名を登録してすらいない赤ん坊が攫われた。
その赤ん坊がノーラだと王は語る。
嘘である。
でまかせである。
そんな話を私自身……知らない。
まぁ、後で真相を聞けば、それは適当な作り話だった。 ただし関係者は全員死亡していて真実を知る者は居ないと言う。
ゴルドーニ家の当主は女性であり、婿入りしたのがランドール家の者だった。
そして母の父は、王族議会に名を連ねる者達の誰かである事には間違いない。
だから、この嘘は血統的には問題はないとのことだった。
無いか?
あるでしょう……。
適当が過ぎる。
そして王の話へと戻る。
「そして私は、連れ去られた赤ん坊を探すよう命じた。 ノーラ・ランドールの身元は私が保証しよう。 それよりも私は、そなた等に確認せねばならぬことがあるのだが? ランドール家に入り込み、二重帳簿を作り裏金を作り、食料を他国に横流しし私欲を満たしたと言うのは事実か?」
「なっ……まさか、私がそのような事する訳がありません」
「では、モラン・ランドールが開発した魔法式を盗み出し、他国に売り払ったと言う噂の真相は?」
「なぜ、私がそのような事をしなければいけないのでしょうか!!」
「そうか、違うと言うのならこの場は良しとしよう。 ノーラ・ランドール。 貴殿の領地に放置されていた持ち主不明の鉱石、宝石、シルク、魔石は国で預からせてもらう」
国王陛下はそう言って、ご機嫌な様子で祝賀会が再開された。
と言うのは表向き。
その裏で、王太子殿下、カール、そしてこの2人の企みに加担した者の多くは、祝賀会に参加する事無く姿を消した。 騒ぎを大きくしなかったのは、企みと関係の無い者達のお祝い気分に水を差さないための配慮であり、裏では……その罪に対する追及がなされた。
追及の場には、私、エクス、黒狼、モラン伯父様……後は今回色々な場所で王族議会への攻撃に加担していた者達が招かれ……いや、連行されていた。 多くの貴族達の子息・令嬢達がだ……。
「まずは、聞いてもらいたいものがある。 モラン・ランドール、記録を再生せよ」
疲れた様子で国王陛下は命じれば、モラン伯父様はここ数か月に渡って伝達魔法を使って行われたやり取りを延々と流し続けた。 それだけで数時間の時が必要となった。
「プライベートの侵害だ!!」
一人がそう声を上げれば、大勢がそう叫び出した。
「盗まれた魔法術式を違法に使っている者達。 と言うだけで犯罪ですよ?」
モラン伯父様が言う。
「術式なんて誰でも作れる!! 伝達術式等、風魔法の応用だろうが」
「誰でも作れる? そう、そうかもしれませんね。 ですが、私が作ったものだからこそ、私がその記録を管理しているのです。 そういう魔法ですからね。 盗まれたのは私個人が使う私用の魔法、記録の権利は私にあります」
伯父様ったら笑顔でぶちきれてました。
このまま解放すれば、王宮を囲む堀に住まう魚さんが、ミンチ肉でお腹がはちきれてしまいかねない。
数時間にわたって録音を聞かされていた私達……被害者側は、こうゆったりとしたソファと、飲み物と食べ物が提供されてはいたけど、結構苦痛……まぁエクスは楽しんでいたみたいだし、伯父様も鬱憤を晴らしていたけど、私は黒狼のお兄ちゃんにもたれかかり途中からウトウトしていた。
陛下も退屈そうに酒を飲みながらの追及。
気の毒なのは、容疑者達を取り押さえていた騎士達かな? 気を抜けないし、ふざけた内容を延々聞き続けなければいけない。 身内だったら恥ずかしいし王の怒りが一族に及ばないか肝が冷えるだろう。
そこにはクロードもいて……なんかご苦労様……って感じで、私達は視線を交わし合った。
「息子にこのような罪を課すと言うのは不本意だが……王太子としての地位は剥奪。 お前は今日から辺境伯だ。 側近としてカールをつけよう。 お前に付き従った貴族・令嬢達は使用人として連れて行くがいい」
「お待ちください父上!! 私は、私は次期王なのですよ!! 父上のあとを継ぎ、この国を治めるものなのですよ!!」
「そうであったかもしれないが、今はそうではない。 それだけの事だ」
国王陛下は冷ややかな視線を息子である王太子殿下へと向け、幾つかの記録球を再生した。 それは国王暗殺計画であり……国王の実子で無いと言う王妃の語りも記録されていた。
「父と話をさせて下さい!! 私は、私は騙されていたのです!! 殿下が……殿下が次期王であると私はその命令に逆らえなかっただけです」
カールが訴えれば、他の貴族達も後に習った。
「裏切り者が!!」
王太子だった男が叫んだ。
「辺境から手紙でも何でも好きに出すがいい」
この国の辺境は流刑地である。
それは例え辺境伯の名をあたえられても同様。
辺境伯領に行くものは、土地から逃げられぬよう呪いがかけられる。 瘴気渦巻く辺境に民はいない。 辺境で瘴気に巻かれ精神を病むか、身体が止むか? 保身からお互いを売り自分が助かろうとしたのだから、言動疑心暗鬼で殺し合う事もあるかもしれない? それが彼等に与えられた罰だった。
私が願うのは……そんな状況で不幸な子供が生まれない事だけだった。
「何処の誰とも分からぬ者の発言を、これが真実だと突きつけ、自分が怪しまれると思わなかったのか」
息子である王太子とカールの言動、盗まれた伝達魔法を使われた盗聴も怒れるモラン伯父様から常に報告されていた。 何処かで思いとどまってくれれば……そんな思いがあったのだと思う。
「これは事実です!! 実際に、辺境で監督の任についていた者から聞いた事です!」
カールは加護が働かない事にイライラとしながら訴える。
「それはあり得ない」
国王は疲れた様子で返しながら、溜息交じりに騎士達に何らかの合図を送る。
「父上、私もカールと共に聞いたのですよ!! これは事実です。 ランドール侯爵家に対する乗っ取りです」
王太子がカールを擁護する。
「いい加減にしないか、辺境管理の任についていた者達は全員亡くなっている。 証言等できるはずがない」
流刑として辺境に送られるのは死罪とされる罪人。 それは監視・監督役についている者達も同様だった。 ただし、辺境の魔物と戦い死ねと言われた罪人達と違うのは、家名を汚したくない貴族出身の者達で構成されていると言うところ。
家名を汚さぬよう、職務として辺境送りにされているが……死ぬまでその任を終える事はない。 流石にこの事実を声高に言う訳にはいかず、王は淡々と都合の悪い事実を隠し語っていた。
「「……」」
カールと王太子は黙り込み、チラチラとお互いの視線を交わし……そして黙り込んでしまった。 そこに割って入ったのはフローラだ。
「ですが、私もこの耳で聞きました」
「誰から聞いた?」
間髪入れぬ王の問いかけにフローラはドヤ顔で答える。
「辺境に出入りしている商人達ですわ」
「名は? アラホマ国の王女であったものがソレほど堂々と言うなら、余程信用のおける商人なのだろう。 その名は? 商会名は?」
「へっ?」
フローラは間の抜けた返事を返し戸惑う。
「名を言って見ろと言っているんだ。 罪人相手に商売をするとなれば、余程の大物か。 同類の詐欺師だろう。 大物の方であれば、皆が名を知る商家であり、適当な発言もせず信頼もおけるだろうと言っている」
「陛下、その商人は……」
買い物は好きだが、商売を行っている商人の名まで知らぬフローラに代わってカールが言おうとすれば、国王は言葉途中で遮った。
「名だたる商人はこの場に来ている。 嘘はすぐにばれるぞ?」
そう言われればカールは息を飲んだ。
なんで、なんで、加護が働かないと内心は苛立ちが渦巻いており。 カールにとって理不尽な状況に今にも爆発寸前だった。
「ノーラの出生だが……」
そして王は語り始めた。
王族に生まれ高い功績を遺した一族は『王族議会』に名を並べ、議会の全員一致をもって国王と同等の権限を持つ。 それがこの国のルール。
かつて議会に名を連ねていたゴルドーニ家が、十数年前大使として他国との交渉の帰りに族に襲われ亡くなり、生まれたばかりの、まだその名を登録してすらいない赤ん坊が攫われた。
その赤ん坊がノーラだと王は語る。
嘘である。
でまかせである。
そんな話を私自身……知らない。
まぁ、後で真相を聞けば、それは適当な作り話だった。 ただし関係者は全員死亡していて真実を知る者は居ないと言う。
ゴルドーニ家の当主は女性であり、婿入りしたのがランドール家の者だった。
そして母の父は、王族議会に名を連ねる者達の誰かである事には間違いない。
だから、この嘘は血統的には問題はないとのことだった。
無いか?
あるでしょう……。
適当が過ぎる。
そして王の話へと戻る。
「そして私は、連れ去られた赤ん坊を探すよう命じた。 ノーラ・ランドールの身元は私が保証しよう。 それよりも私は、そなた等に確認せねばならぬことがあるのだが? ランドール家に入り込み、二重帳簿を作り裏金を作り、食料を他国に横流しし私欲を満たしたと言うのは事実か?」
「なっ……まさか、私がそのような事する訳がありません」
「では、モラン・ランドールが開発した魔法式を盗み出し、他国に売り払ったと言う噂の真相は?」
「なぜ、私がそのような事をしなければいけないのでしょうか!!」
「そうか、違うと言うのならこの場は良しとしよう。 ノーラ・ランドール。 貴殿の領地に放置されていた持ち主不明の鉱石、宝石、シルク、魔石は国で預からせてもらう」
国王陛下はそう言って、ご機嫌な様子で祝賀会が再開された。
と言うのは表向き。
その裏で、王太子殿下、カール、そしてこの2人の企みに加担した者の多くは、祝賀会に参加する事無く姿を消した。 騒ぎを大きくしなかったのは、企みと関係の無い者達のお祝い気分に水を差さないための配慮であり、裏では……その罪に対する追及がなされた。
追及の場には、私、エクス、黒狼、モラン伯父様……後は今回色々な場所で王族議会への攻撃に加担していた者達が招かれ……いや、連行されていた。 多くの貴族達の子息・令嬢達がだ……。
「まずは、聞いてもらいたいものがある。 モラン・ランドール、記録を再生せよ」
疲れた様子で国王陛下は命じれば、モラン伯父様はここ数か月に渡って伝達魔法を使って行われたやり取りを延々と流し続けた。 それだけで数時間の時が必要となった。
「プライベートの侵害だ!!」
一人がそう声を上げれば、大勢がそう叫び出した。
「盗まれた魔法術式を違法に使っている者達。 と言うだけで犯罪ですよ?」
モラン伯父様が言う。
「術式なんて誰でも作れる!! 伝達術式等、風魔法の応用だろうが」
「誰でも作れる? そう、そうかもしれませんね。 ですが、私が作ったものだからこそ、私がその記録を管理しているのです。 そういう魔法ですからね。 盗まれたのは私個人が使う私用の魔法、記録の権利は私にあります」
伯父様ったら笑顔でぶちきれてました。
このまま解放すれば、王宮を囲む堀に住まう魚さんが、ミンチ肉でお腹がはちきれてしまいかねない。
数時間にわたって録音を聞かされていた私達……被害者側は、こうゆったりとしたソファと、飲み物と食べ物が提供されてはいたけど、結構苦痛……まぁエクスは楽しんでいたみたいだし、伯父様も鬱憤を晴らしていたけど、私は黒狼のお兄ちゃんにもたれかかり途中からウトウトしていた。
陛下も退屈そうに酒を飲みながらの追及。
気の毒なのは、容疑者達を取り押さえていた騎士達かな? 気を抜けないし、ふざけた内容を延々聞き続けなければいけない。 身内だったら恥ずかしいし王の怒りが一族に及ばないか肝が冷えるだろう。
そこにはクロードもいて……なんかご苦労様……って感じで、私達は視線を交わし合った。
「息子にこのような罪を課すと言うのは不本意だが……王太子としての地位は剥奪。 お前は今日から辺境伯だ。 側近としてカールをつけよう。 お前に付き従った貴族・令嬢達は使用人として連れて行くがいい」
「お待ちください父上!! 私は、私は次期王なのですよ!! 父上のあとを継ぎ、この国を治めるものなのですよ!!」
「そうであったかもしれないが、今はそうではない。 それだけの事だ」
国王陛下は冷ややかな視線を息子である王太子殿下へと向け、幾つかの記録球を再生した。 それは国王暗殺計画であり……国王の実子で無いと言う王妃の語りも記録されていた。
「父と話をさせて下さい!! 私は、私は騙されていたのです!! 殿下が……殿下が次期王であると私はその命令に逆らえなかっただけです」
カールが訴えれば、他の貴族達も後に習った。
「裏切り者が!!」
王太子だった男が叫んだ。
「辺境から手紙でも何でも好きに出すがいい」
この国の辺境は流刑地である。
それは例え辺境伯の名をあたえられても同様。
辺境伯領に行くものは、土地から逃げられぬよう呪いがかけられる。 瘴気渦巻く辺境に民はいない。 辺境で瘴気に巻かれ精神を病むか、身体が止むか? 保身からお互いを売り自分が助かろうとしたのだから、言動疑心暗鬼で殺し合う事もあるかもしれない? それが彼等に与えられた罰だった。
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