婚約を解消してくれないと、毒を飲んで死ぬ? どうぞご自由に

 ※7月25日、本編完結いたしました。後日、補完編と番外編の投稿を予定しております。



 伯爵令嬢ソフィアの幼馴染である、ソフィアの婚約者イーサンと伯爵令嬢アヴリーヌ。二人はソフィアに内緒で恋仲となっており、最愛の人と結婚できるように今の関係を解消したいと考えていました。

 ですがこの婚約は少々特殊な意味を持つものとなっており、解消するにはソフィアの協力が必要不可欠。ソフィアが関係の解消を快諾し、幼馴染三人で両家の当主に訴えなければ実現できないものでした。
 そしてそんなソフィアは『家の都合』を優先するため、素直に力を貸してくれはしないと考えていました。

 そこで二人は毒を用意し、一緒になれないなら飲んで死ぬとソフィアに宣言。大切な幼馴染が死ぬのは嫌だから、必ず言うことを聞く――。と二人はほくそ笑んでいましたが、そんなイーサンとアヴリーヌに返ってきたのは予想外の言葉でした。

「そう。どうぞご自由に」

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