全てが終わった世界で貴方は何を思うのか。

国が焼け、大地は腐り、空は濁った。



魔王を倒し、勇者が国を救ったはずだった。



だが現実はどうだろうか、魔王を倒した事で抑え込まれていた凶暴さを魔物は取り戻した。



魔王を倒してはいけなかった。



王の、国の言うとうりに魔王を倒して帰ってきた。



聖女として出来ることはやった、どんなに辛く悲しい道のりも越えてきた、なのに何故。



私は、国に帰ってきて、お父様とお母様にたくさん褒めて欲しかった、

「頑張ったね」

その一言が欲しかっただけなのに……



世界とは、神とはこんなにも私たちに厳しいのだろうか。
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