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第3章 ダンジョンへ!
6話 ダンジョンの様子!①
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初級ダンジョンを攻略出来たケンジ達は少し早い2週間ぶりに地上の空気を吸うのだった。
「あ~!やっぱ地上にでると開放感があるなあ。」
「ダンジョンにもフィールドエリアがあって地上みたいなんですが少し違う感じがしますものね。」
「ケンちゃん、これからどうするの?」
「どうするのって言われても町に帰るんだよ。」
「いや、そうじゃなくて・・・1週間も早く帰るんでしょ?明日からどうするのって言ってるのよ。」
「ああ・・・そうゆうことか。まあ、とりあえずのんびりでいいんじゃないか?報酬もものすごく稼げたわけだしな。」
「じゃ、1週間は自由行動ってことでいいの?」
「ああ、みんなもダンジョンで気を減らしたわけだしな。休憩も仕事の内だ。」
ケンジの言葉を聞いたみんなはワッと笑顔がこぼれるのだった。
「それじゃ帰ろうか。」
その時、隣からダンジョンの守りをしている兵士の一人がケンジに声を掛けてくるのだった。
「ちょっとすまないんだが、話を聞いてもいいかい?」
そこには、王国の立派な甲冑を装備した兵士がたっていたのだった。
「え?なんですか?」
「君たち、もしかしてダンジョンを攻略したのかい?」
「え?なんでわかるのですか?」
「そりゃみたらわかるよ。」
兵士の説明によればダンジョンボスを倒した人のみ転移の魔法陣に乗ってダンジョンから出てくるので見たらわかるそうなのだ。
「え、でも中ボスの場合も魔法陣で出られますよね?」
「ああ、中ボスの魔法陣は向こう側に出るんだよ。攻略した人はこちらの魔法陣になるんだよ。」
「ああ、なるほど!そういう理由でわかるんだ。」
「で、君達はこのダンジョンを攻略したんだよね。」
「ええ、そうですがそれがなにかあるんですか?」
(ひょっとして攻略する人は事前に受付で言っておかないといけないとか・・・)
ケンジはダンジョンに入る前ダンジョンに採掘し素材をとることは言ったが攻略すると言っていなかったことを思い出し冷や汗を流すのだった。
「そうか!それなら、こっちに来て話を聞かせてもらえないだろうか。」
その兵士はとびっきりの笑顔で言ってくるのだったが、ケンジにとってその笑顔がなんか無言で責められているようで怖く見えていたのだった。
「あ、あの・・・ダンジョンを攻略したのは謝罪します。だ、だから処罰だけは・・・」
ケンジは焦って兵士に謝罪を繰り返すのだった。
「ケンちゃん何を必死に謝ってのよ・・・」
「「主・・・」」「「「「ご主人様・・・」」」」
「だってダンジョン攻略って・・・受付で申請しないといけないんじゃ・・・」
「主・・・そんなルールはないですよ・・・」
「え?そうなのか?じゃなんで連れていかれるんだ?」
兵士は言葉が足りなかったとケンジに対して深く謝罪したのだった。
「ああ、すまなかった・・・言葉が足りなかったな。ダンジョンを攻略した君なら、中の様子がどうなっているのか聞けると思って兵舎の方で団長に報告してもらおうと思っただけなんだ。」
「ああ、なるほど!そうゆうことか。」
ケンジは理由がわかりホッとして兵士の申し出を受けることにしたのだった。
「ところで、私は君達を見た覚えがないんだが最近通いだした冒険者なのか?」
「あ、俺達は冒険者じゃなく生産ギルドの者です。今回はミスリルを取りに来たんですよ。」
「えええ!生産者?生産者の君がダンジョン攻略したっていうのかい?」
兵士はケンジの言葉に驚き、ミスリルを掘るなら5階層で充分なのになんで攻略が必要なのかとかいろいろ聞いてくるのだった。
「まあ、5階層でミスリルを掘ってたんですが、なんてゆうか・・・効率がね・・・だったら、そんな浅い階層で掘らず30階層で掘った方が効率が良かったんですよ。」
「だからって、生産者が30階層まで行くなんて自殺行為そのものだよ。」
「ああ、それは大丈夫ですよ。俺の仲間は強いですから!」
「仲間?・・・」その兵士はギル達をみるのだった。
「うん?奴隷だろ?この奴隷はそんなに強いのか?いや・・・君は奴隷じゃないのか。すまなかったな。」
「ん?ひょっとして君は神速のマイマールか?!」
ケンジは兵士のの言葉にムッとしたのだったが流す事にした。マイは冒険者の中では有名だったのだ。この半年ソロで活躍する女の子として国の兵士まで噂がとどいていたのだった。
「そっか、君がいたパーティーだったんだな。なら納得だ!」
ケンジはマイにコソコソと耳打ちをしたのだった。
「マイってすごいんだな・・・兵士の人にもマイの事が伝わっているなんて・・・」
「どう!少しは見直した?」
「ああ、すごいなあ!」
「でも、兵士さん!ちょっといいかしら。」
「ん?なんだい。」
マイは兵士を睨むように話を続けるのだった。
「言っておきますがダンジョン攻略できたのは、あたしだけの力じゃないですよ。」
「ん、どうゆうことだ?」
「貴方はこのギル達が奴隷だと思って侮っているようですが考えてみてください!普通ダンジョン攻略ってそこそこ強い冒険者が一人いるだけでできるとおもいますか?」
「マイさん…」
ギル達はマイの言葉に感動するのだった。
「ま、まあ・・・そうかもしれないが奴隷だろ?そんな力があるとは思えないが・・・ちがうのか?」
「まあ、そう思うならそう思ってたらいいわ!だけどあたしは世間ではソロで活動してると思われているけど、このケンちゃんたちと行動しているのよ。」
「ずっと、見てきたあたしが保証してもいいわ!このギル達はあたしより強いんだからね。」
マイは兵士に向かって胸を張って自分の事のように自慢するのだった。
「そっか・・・すまなかった・・・そんな睨まないでくれよ。でも、奴隷だ・・・」
「む~~~!」マイは見上げるように兵士を睨みまだ言うのかといった感じで圧力をかけるのだった。
「わかった・・・わかったよ!俺が悪かったよ。」
「わかってくれたならよろしい!」
兵士はマイの気迫に押されながらケンジを兵舎に案内するのだった。
「なあ、君・・・あんな女はやめておいたほうが良いぞ・・・」
「あ、あははは・・・」
「ん?何か言いました!」
ケンジと兵士は背筋に何かを感じ、首を勢いよく横に振るのだった。
「「主・・・」」「「「「「ご主人様なさけない・・・」」」」
「あんた達も余計な事いわない!」
「「「「「「はい!」」」」」」
ギル達はマイの視線に恐怖を覚え心の中で(さっき自分より強いって言ってたがこのパーティーで一番強いのはマイ)だと思い、マイには絶対逆らってはいけないと強く思うのだった。
「ここが兵舎なんだがこの部屋で待っててくれ。すぐ団長をお呼びします。」
そういって兵士は部屋を出ていくのだった。
「あ~!やっぱ地上にでると開放感があるなあ。」
「ダンジョンにもフィールドエリアがあって地上みたいなんですが少し違う感じがしますものね。」
「ケンちゃん、これからどうするの?」
「どうするのって言われても町に帰るんだよ。」
「いや、そうじゃなくて・・・1週間も早く帰るんでしょ?明日からどうするのって言ってるのよ。」
「ああ・・・そうゆうことか。まあ、とりあえずのんびりでいいんじゃないか?報酬もものすごく稼げたわけだしな。」
「じゃ、1週間は自由行動ってことでいいの?」
「ああ、みんなもダンジョンで気を減らしたわけだしな。休憩も仕事の内だ。」
ケンジの言葉を聞いたみんなはワッと笑顔がこぼれるのだった。
「それじゃ帰ろうか。」
その時、隣からダンジョンの守りをしている兵士の一人がケンジに声を掛けてくるのだった。
「ちょっとすまないんだが、話を聞いてもいいかい?」
そこには、王国の立派な甲冑を装備した兵士がたっていたのだった。
「え?なんですか?」
「君たち、もしかしてダンジョンを攻略したのかい?」
「え?なんでわかるのですか?」
「そりゃみたらわかるよ。」
兵士の説明によればダンジョンボスを倒した人のみ転移の魔法陣に乗ってダンジョンから出てくるので見たらわかるそうなのだ。
「え、でも中ボスの場合も魔法陣で出られますよね?」
「ああ、中ボスの魔法陣は向こう側に出るんだよ。攻略した人はこちらの魔法陣になるんだよ。」
「ああ、なるほど!そういう理由でわかるんだ。」
「で、君達はこのダンジョンを攻略したんだよね。」
「ええ、そうですがそれがなにかあるんですか?」
(ひょっとして攻略する人は事前に受付で言っておかないといけないとか・・・)
ケンジはダンジョンに入る前ダンジョンに採掘し素材をとることは言ったが攻略すると言っていなかったことを思い出し冷や汗を流すのだった。
「そうか!それなら、こっちに来て話を聞かせてもらえないだろうか。」
その兵士はとびっきりの笑顔で言ってくるのだったが、ケンジにとってその笑顔がなんか無言で責められているようで怖く見えていたのだった。
「あ、あの・・・ダンジョンを攻略したのは謝罪します。だ、だから処罰だけは・・・」
ケンジは焦って兵士に謝罪を繰り返すのだった。
「ケンちゃん何を必死に謝ってのよ・・・」
「「主・・・」」「「「「ご主人様・・・」」」」
「だってダンジョン攻略って・・・受付で申請しないといけないんじゃ・・・」
「主・・・そんなルールはないですよ・・・」
「え?そうなのか?じゃなんで連れていかれるんだ?」
兵士は言葉が足りなかったとケンジに対して深く謝罪したのだった。
「ああ、すまなかった・・・言葉が足りなかったな。ダンジョンを攻略した君なら、中の様子がどうなっているのか聞けると思って兵舎の方で団長に報告してもらおうと思っただけなんだ。」
「ああ、なるほど!そうゆうことか。」
ケンジは理由がわかりホッとして兵士の申し出を受けることにしたのだった。
「ところで、私は君達を見た覚えがないんだが最近通いだした冒険者なのか?」
「あ、俺達は冒険者じゃなく生産ギルドの者です。今回はミスリルを取りに来たんですよ。」
「えええ!生産者?生産者の君がダンジョン攻略したっていうのかい?」
兵士はケンジの言葉に驚き、ミスリルを掘るなら5階層で充分なのになんで攻略が必要なのかとかいろいろ聞いてくるのだった。
「まあ、5階層でミスリルを掘ってたんですが、なんてゆうか・・・効率がね・・・だったら、そんな浅い階層で掘らず30階層で掘った方が効率が良かったんですよ。」
「だからって、生産者が30階層まで行くなんて自殺行為そのものだよ。」
「ああ、それは大丈夫ですよ。俺の仲間は強いですから!」
「仲間?・・・」その兵士はギル達をみるのだった。
「うん?奴隷だろ?この奴隷はそんなに強いのか?いや・・・君は奴隷じゃないのか。すまなかったな。」
「ん?ひょっとして君は神速のマイマールか?!」
ケンジは兵士のの言葉にムッとしたのだったが流す事にした。マイは冒険者の中では有名だったのだ。この半年ソロで活躍する女の子として国の兵士まで噂がとどいていたのだった。
「そっか、君がいたパーティーだったんだな。なら納得だ!」
ケンジはマイにコソコソと耳打ちをしたのだった。
「マイってすごいんだな・・・兵士の人にもマイの事が伝わっているなんて・・・」
「どう!少しは見直した?」
「ああ、すごいなあ!」
「でも、兵士さん!ちょっといいかしら。」
「ん?なんだい。」
マイは兵士を睨むように話を続けるのだった。
「言っておきますがダンジョン攻略できたのは、あたしだけの力じゃないですよ。」
「ん、どうゆうことだ?」
「貴方はこのギル達が奴隷だと思って侮っているようですが考えてみてください!普通ダンジョン攻略ってそこそこ強い冒険者が一人いるだけでできるとおもいますか?」
「マイさん…」
ギル達はマイの言葉に感動するのだった。
「ま、まあ・・・そうかもしれないが奴隷だろ?そんな力があるとは思えないが・・・ちがうのか?」
「まあ、そう思うならそう思ってたらいいわ!だけどあたしは世間ではソロで活動してると思われているけど、このケンちゃんたちと行動しているのよ。」
「ずっと、見てきたあたしが保証してもいいわ!このギル達はあたしより強いんだからね。」
マイは兵士に向かって胸を張って自分の事のように自慢するのだった。
「そっか・・・すまなかった・・・そんな睨まないでくれよ。でも、奴隷だ・・・」
「む~~~!」マイは見上げるように兵士を睨みまだ言うのかといった感じで圧力をかけるのだった。
「わかった・・・わかったよ!俺が悪かったよ。」
「わかってくれたならよろしい!」
兵士はマイの気迫に押されながらケンジを兵舎に案内するのだった。
「なあ、君・・・あんな女はやめておいたほうが良いぞ・・・」
「あ、あははは・・・」
「ん?何か言いました!」
ケンジと兵士は背筋に何かを感じ、首を勢いよく横に振るのだった。
「「主・・・」」「「「「「ご主人様なさけない・・・」」」」
「あんた達も余計な事いわない!」
「「「「「「はい!」」」」」」
ギル達はマイの視線に恐怖を覚え心の中で(さっき自分より強いって言ってたがこのパーティーで一番強いのはマイ)だと思い、マイには絶対逆らってはいけないと強く思うのだった。
「ここが兵舎なんだがこの部屋で待っててくれ。すぐ団長をお呼びします。」
そういって兵士は部屋を出ていくのだった。
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