警視庁特殊影動課トカゲ

都貴

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第二章

怪盗コパン①

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ゴールデンウィークが終わり、久しぶりに朝から学校へ向かった。
普通の人にはなんでもない日常だけれど、自分には尊い時間だ。
頭上から降り注ぐ日差しは穏やかで、木漏れ日がキラキラと眩しい。

平和な一日の始まりだ。那白は目を細めた。

「那白兄さん、今日は竜之介さんも早く帰るらしい。三人揃うのは久しぶりだな」

 隣を歩く月尋が嬉しそうに笑う。月尋は他人には無愛想だけど、身内に対しては笑顔を見せる。可愛い弟だなと改めて思う。

「竜が早いとベタベタしてきてちょっとウザいな」

「まあ、あの猫っ可愛がりには未だに慣れない。でも、血が繋がってないのに大事にしてもらってありがたいと思っている。せっかくだし、鍋とか手巻き寿司にしようか?」

「いいねそれ。オレ、すき焼き食べたい」
「すき焼きか、冬以降ずっとしていないし、そうしよう。慶さんも呼んでいいか?」
「んークロか、いいよ。月はクロに懐いてるな」

「いろいろと世話になったから。それに、あの人のことは好きだな。ちょっと不器用だけど真っ直ぐで明るくて」

「珍しいね、月が気に入るなんてさ。今事件ないし、いいよ。アイツ、ヒマしてそうだから、呼んでやろうぜ。みんなですき焼きパーティなんて、楽しそうじゃん」
「ありがとう、兄さん」

 焼き豆腐を買おうとか、しめにうどんを入れようなんて話しながら歩いていると、背後からバタバタと足音が近づいてきた。

「那白、おっはよー。朝から登校とか珍しいなぁ!おっ、イケメンの弟君もはよーっす」

 煩い奴がきた。耳に響く元気すぎる大声に、那白は米神を軽く抑えた。

手を振りながら走ってきたのは中学から友人の羽鳥駿(はとりしゅん)だ。
爽やかなスポーツ刈りの頭に元気いっぱいの輝く瞳、がっちりした体でいかにも運動部という雰囲気の男だ。

「おはよ、羽鳥。朝から元気すぎ」
「おはようございます、羽鳥さん」

「朝から兄弟並んで登校なんて、オマエらマジ仲良しだよなー。オレなんて兄キとも弟ともしょっちゅうケンカしてんぜ」

「月は素直で可愛い弟だから、喧嘩なんてしねーの」

「オレもイケメン君みたいな弟だったら、可愛がってやんだけどなぁ。なあ那白、うちの弟と交換しようぜ。なっ!」

「月はオレの弟だ。やらねーからな」

 せっかく兄弟水入らずで登校していたのに、とんだお邪魔虫が来てしまった。
目覚まし時計の如く朝から姦しい友達の登場にげんなりしたが、羽鳥の面白い話を聞いているうちにだんだんと楽しい気分になってきた。

やかましいけど憎めない奴だ。彼の底抜けの明るさはある種の才能だと那白は思う。

「そうだ、二人とも知ってるか?怪人コパン二十一世の噂」

 突拍子もない話に那白は眉間に皺を寄せた。月尋も不思議そうに首を傾げる。

「その様子だと二人とも知らないんだな。ふっふっふ、さすがオレ、情報通だ。小さな話でもすぐに耳に入ってきちゃうんだよなぁ」

「なんだよ、その怪人コパン二十一世って」

 ふざけたネーミングだ。怪盗二十面相とルパンを混ぜ、それぞれを一文字づつもじってつけたのだろうか。
コパンのコはルパンの子孫、二十一は今の世紀に合わせて二十一という意味といったところか。
くだらないし、センスもない。

「凄腕の怪盗らしいぜ。都内でブランド品や宝石が盗まれる被害が数件続いてるんだ。犯人は同一人物らしいんだけどな、警察はちっとも尻尾を掴めないんだよ」

「それって警察がボンクラなだけじゃないの?」
「那白、厳しいなぁ。そう思いたくなる気持ちもわかるけど、違うんだよなぁこれが」

「何故、警察は犯人を逮捕できないんですか?監視カメラに犯人が映っているでしょう。それだけ事件を起こしていれば犯人を特定できそうですが」

 珍しく興味を示した月尋が尋ねると、羽鳥は嬉しそうに頬をあげた。

「それがな、犯人の姿は防犯カメラに一切映ってないんだよ」

「犯人はハッキングの達人で防犯カメラの映像を擦り変えた、あるいはその時間だけ停止させたんじゃないですか?」

「ハッキングか、その手があるな。那白の弟君は相変わらず賢いなぁ
。でも、違うんだよなぁ。不思議なんだけどな、カメラがいきなり壊れるんだよ。
映像が映らなくなるってだけじゃなくて、物理的に壊されてるんだ。
なのに、カメラが犯人に壊される瞬間は映っていないらしいんだ」

 羽鳥の考えは甘い。ハッキングしてカメラをシャットダウンさせたのち、捜査を攪乱する為に態とカメラを壊した可能性がある。

得意げな顔の羽鳥に指摘してやりたかったが、那白はあえてミステリー路線にもっていきたがる彼の話にのった。

「なんだよそれ、オカルトサイトのガセネタじゃないの?」

「ガセじゃないぜ那白。その窃盗犯な、とうとう犯行予告まで出したんだ。今回のターゲットは四菱美術館の特設展で飾られてる、希少な血のように赤いピジョンブラッドルビー。
犯行日は今日の午前零時。美術館のポストに令和の大泥棒、怪人コパン二十一面相からのメッセージカードが入っていたんだってよ」

「そんな情報どこで手に入れたんだよ?」

「とあるサイトの掲示板。昨日の夜、ネットサーフィンしてて見つけたんだよなぁ」

 結局はネットの情報か。那白は呆れて何も言えなかった。

途中までやや興味を示していた月尋も興味が失せたらしく、いつもの無表情で唇を引き結んでいる。

「やっぱそれデマだよ、羽鳥」

 断言すると、羽鳥は不満そうに「えーっ」と声を上げながらも、それ以上コパンの話はしなかった。たぶん本人も心のどこかでガセ情報だと思っている。平凡な毎日に刺激が欲しくて、大袈裟に食いついていただけに過ぎない。
そういう話題は熱しやすくて冷めるのも早い。羽鳥は昨日のドラマの新人女優が可愛かったと、まったく別の話を始めた。

 下足室で学年が違う月尋と手を振って別れる頃には、羽鳥が話したオカルトチックな怪盗の話などすっかり頭になかった。

 仕事とプライベートのオンオフは大事だ。同じように、思考や感情も弛緩させる必要がある。放っておいても世の中、事件は起きるものだ。何もない時は退屈で愛おしい平凡を思う存分満喫する。トカゲに入る前に那白が決めたマイルールの一つだ。

 世の中の平和は空模様と同じだ。真っ青に晴れているかと思えば、どこからともなく不穏な黒雲が近付いてきて、雨を降らせる。雨は時に洪水を引き起こして罪なき人々から家や命を奪い、すべてを無茶苦茶にしてしまう。この世はなにもかもが儚い。

 机に肘をついてぼんやりと外を見ていると、羽鳥が近付いてきた。
細いフレームの眼鏡をかけた理知的なハンサムフェイスの(弟の月尋の方がずっとイケメンだけど)古暮と、男にし
ては長い脱色した髪が特徴のチャラ男の春川も一緒だ。

「久しぶりの朝からの出勤おつかれーっす」

 春川が馬鹿っぽい笑顔でふざけて敬礼する。古暮が容赦なく春川の後頭部を叩いた。

「からかうなよ、ハル」

 調査が入るとどうしても欠席しがちになる。詮索されるのが嫌なので、同級生には生活費を稼ぐためにバイトしていると伝えてある。勤め先は勿論内緒だが、両親を火事で失っていて他人が養父になっていることも教えた。

隠すよりも教えた方がずっと生活しやすい。嘘は言っていない。
詳細を語っていないだけなので、同情されて欠席の間のノートを貸してもらったり、課題を助けてもらったり、頻繁に遊びの誘いを断ったりしても、心苦しいと感じずに済む。

 両親は火事で焼けてしまった。それは紛れもない事実だ。
だが死因は焼死ではない、二人は殺されたのだ。

八年たった今でも色褪せることなくあの日の憎しみを覚えている。
それなのに、犯人達の顔は定かではない。ただ、犯人の一人が叫んだ言葉だけは脳裏にこびりついている。

「我々は人を超越した存在だ、神にも等しく、正しい」と。

 八年前の事件のことが脳裏を過った瞬間、緩めたはずの心が凍えて張り詰める。友達に気付かれないように鼻から静かに深く息を吸い込んでゆっくりと吐き出した。


「そっか、那白はいろいろとタイヘンなんだった。スマン」

 申し訳ないと眉根を下げる春川に、那白は意図的に明るい表情を浮かべる。

「面倒見てくれる養父がいるから平気だよ。まあ、養父は赤の他人だから頼りっぱなしってわけにもいかなくてバイトしてるけど、そんなに苦労してないぜ。でも三限目の数学はそれでも寝ちゃうかもしんない。オレ、数学って苦手」

「そーいや那白、連休前の数学の授業で、爆睡してて、当てられたの気付かなかったなー」

 春川が笑い、古暮と羽鳥も笑い出す。

三人とも自分の胸中も過去も知ることなく、簡単に作り笑いに騙されてくれる。弟の月尋は見た目に寄らずお人好しで天然な性格で子供騙しのくだらない嘘に簡単に騙されるくせに、この友人達みたいに自分の偽物の笑顔には騙されてくれない。

嫌な事件に気分が滅入った状態で家に帰る時、鏡で自然な笑顔が浮かんでいることをチェックしてから家に入ろうが、月尋にはすぐに何かあったと見抜かれてしまう。

月尋に比べて、彼らはなんて扱いやすいのだろう。身の裡に飼う化け物の存在に気付かれたくないので有難い限りだ。
学校ではただの高校生でいたい。

「那白で苦手ならオレはどうなるんだよ。この前、三十点だったんだぞ」
「部活ばかりしてないで少しは勉強しろ、羽鳥。俺はそんな酷い点数とったことがない」
「古暮は頭いいからだって、なあ、ハル」
「残念でしたー。おれも数学は得意なんだよ。常に平均点以上ですー」

 学生らしい会話にゆっくりと心が平穏を取り戻していく。

それでも頭の片隅で八年前の事件の日が燻り続けていた。両親の復讐は必ず遂げる。
トカゲに入った理由の半分以上を復讐が占めていた。
とんでも案件ばかり抱えている組織に所属していれば、いつかは犯人どもに辿り着くと信じている。

 机の中に突っ込んだ手を、那白は密かに固く握った。

 いけない。つい、また不要な思考に陥ってしまっている。学校にいる間は、仕事も復讐も考えない。楽しい事だけを考えるんだ。

 負の回路を断ち切り、那白は今晩のすき焼きパーティに想いを馳せた。






 ゴールデンウィークは平和に過ぎた。
特殊影動課という奇異な部署への裏口入隊とはいえ、警察官になったから土日祝休みだと思っていなかったが、事件に携わっていない限りは月曜から金曜の八時半から五時十五分迄勤務だったのは嬉しい誤算だ。

 休日明けの今日も特に忙しいわけではなく、四月二十九日に解決した女子大生殺害事件の報告書を仕上げ、黒須は定時に職場を出た。

本来なら四月中に提出すべきだったのだが、パソコンが苦手なのと行方不明者捜索の手伝いとで、すっかり遅くなってしまった。

月尋の誘いで黒須は和乃家に赴く。

手土産はばっちり用意した。月尋と那白が喜んでくれるといいのだが。

玄関のチャイムを鳴らすと、パタパタと軽快な足音が聞こえた。

「いらっしゃい、黒須さん」
「お邪魔するぜ」

 台所からまな板を叩く軽快な音がしている。那白も料理を手伝っているようだ。

「よお、シロ。家族水入らずの夕飯に招いてもらって悪いな。すき焼きなんて一人じゃしないし、月尋は料理上手だから、つい来ちまった」

 手土産の白い箱を掲げながら笑うと、那白が振り返った。

「クロは後輩だし、遠慮すんなよ。鍋は大勢でやった方が楽しいしさ。竜のヤツはりきってたから、いい肉買ってくるぜ」

「おっ、マジか。ラッキー。これ、シュークリーム買ってきた。みんなで食べてくれ」
「ありがとうございます、慶さん。冷蔵庫に入れておきますね」
「安いチェーン店だけど、オレそこのシュークリーム好きだよ。サンキュ」

 那白がにやりと皮肉な笑みを浮かべる。

「一言多いんだよ、シロは」
「ごめんごめん、まあ、いいじゃん。褒めてやってんだからさ」


 楽しそうに笑った那白の顔は年相応だ。
まあ、この顔に免じて嫌味は許してやろう。
 月尋と那白がすき焼きの具材を切り終わった頃、和乃も帰ってくる。

「お待たせ、仔猫ちゃんたち。肉を買ってきたよ」
「ありがとうございます、竜之介さん」
「クロも来てるのに、仔猫ちゃんはやめろよ、竜」
「照れなくてもいいじゃないか。黒須君、いらっしゃい。ゆっくりしていってくれ」
「あ、はい。すんません、お邪魔します」

 上司の和乃を前に黒須は少し固い表情で返事をした。
基本的に物怖じしないが、相手が雲の上の人物だと、流石に緊張する。
でも、那白と月尋を猫可愛がりする様子はただのショタコン、いや、子煩悩パパにしか見えない。

 全員が席に着き、すき焼きが始まる。目の前でグツグツと温かな音を立てる鍋に黒須は眼を輝かせた。家族とはずっと前から距離が離れているし友人もいない。誰かと鍋を囲うのは久しぶりだ。

「なんか本格的なすき焼きだな。俺だったら全部ごっちゃに煮ちまう。月尋は几帳面だな」
「鍋とはいえ、ちゃんとした方が美味しいですので。そろそろ煮えます」

月尋が蓋をとると、もわっと白い湯気が天井まで立ち昇った。五月だけれど、平和で幸せな冬の光景だ。大きな那白の目が一瞬だけ郷愁に浸るように細められた。

那白と月尋は八年前に火事で両親を失っていると言っていた。
両親が健在だった頃を懐かしんでいるのだろうか。

 少し気になったが、平凡に育った赤の他人に掛けられる言葉などない。那白もすぐにいつもの小生意気な顔に戻ったことだし、今は目の前の鍋だ。

ちゃっかりした那白は煮えた肉をどんどん口に運んでいる。
どちらかといえば物静かな月尋も、大人の余裕たっぷりで落ち着いた和乃も、虎視眈々と煮えた肉を狙っていて、素早くかっさらっていく。

黒須もすっかり普段通りの砕けた態度に戻り、遠慮することなくすき焼きを楽しんだ。

甘辛い汁と肉の旨味が染みこんでクタクタに煮えたしめのうどんを食べ終え、残り汁まですっかりなくなった。食事を終えると全員がソファに移動した。テレビの音が静かなダイニングに響く。

月尋が淹れてくれたお茶を飲みながら、デザートは別腹だと那白がシュークリームを頬張る。甘い物が好きらしい、美味しそうに食べている。

「シロ、あんだけ食ったのによく食うな」
「男子高校生の食欲舐めるなよ、クロ。それにもともと、オレはけっこう食う方だし」
「体はちっちゃいのにな」
「余計なお世話だっつーの」

 テレビの中では世界中の色んな宝石や奇石が紹介されている。普段自分が見ないような理知的でマニアックな番組だ。

「クロと竜は怪人コパン二十一世って知ってる?」
「なんだそりゃ。探偵物の漫画のキャラクターにいそうだな」

 那白の唐突な質問に黒須は顔を顰めた。一方、和乃は真面目な顔で答える。

「知っているよ。今日の午前零時に四菱美術館にルビーを盗みに入ると犯行予告を出した怪盗だよね。可笑しいな、情報統制をしていてマスコミには報道したり記事にしたりしないようにって言っていたんだけど。何故、那白が知っているんだい?」

「羽島が言ってた。ネットで見たんだって。ガセだと思ったんだけどね」

「俺もただの噂だと思っていました。最近起きている盗難被害もコパンの仕業だとか。監視カメラに一切姿が映っていない、凄腕の怪盗らしいですね」

「それは違うよ、月尋。ここ最近の監視カメラに犯人が映ってない手掛かりのない窃盗事件がコパンに関係があるとは限らない。連続窃盗事件をニュースで知った誰かが、悪戯でコパンというふざけた名前で犯行予告を送ったと警察は考えている」

「一連の窃盗犯のコパンが自分の存在を世に知らしめる為に、とうとう犯行予告を送りつけたというわけではないんですね」

「その可能性もあるけど、今のところ警察は犯行予告なんてただの悪戯と思っているよ」

「それじゃあ警察は動かないのですか?」

「ああ、四菱美術館の警護をする予定はない。あったら、僕は今頃ここでのんびりしていられないよ。美術館から相談は受けたけど、出動はしない。美術館もそこまで深刻には考えていないようだ。普段から雇っている夜の館内を巡回する当直の警備員一名に加えて、臨時で今日の展示時間終了後から明日の朝まで、つきっきりでピジョンブラッドルビーを見張る警備員を三人雇ったみたいだ」

「警備員で大丈夫なのですか?警備員の仕事はあくまで監視だけでしょう」

「つきっきりの警備員が三人もいるのに盗みに入るような肝が据わった犯人なんていないだろうと美術館は思っているのさ。僕もそう思うよ。たとえ三人の警備員を倒して盗めても証拠を残さずに奪い去るのは無理だからいずれ捕まるだろうしね」

「確かにそうですね。それにしても何故、警察が情報統制しているのにネット上に怪盗からの犯行予告の情報が漏れているんでしょうか?」

「そりゃ予告を送ったコパンを名乗る犯人が自分で情報を漏らしたんじゃねぇのか?目立ちたがり屋で、世間に注目されたかったとか」

 我ながら冴えた回答だ。黒須はそう思っていたが、那白に否定される。

「甘いねクロ。オレはコパンの仕業じゃないと思うぜ。美術館の職員の誰かが犯行予告をマスコミにリークしたのかもよ」

「それは犯人を怖気づかせる為に?」

「月らしい考えだな。まあ、その可能性もあるけど、宣伝のためっつーのが一番かな。怪盗に狙われるほど美しいピジョンブラッドルビーってね。
実際、今日の四菱美術館の客足はいつもの二倍だったらしいぜ。美術館のブログに満員御礼って書いてある」

「話題性の提供ってやつか。くだんねぇな」

 黒須はソファにふんぞり返って天井を仰ぐ。
犯行予告を利用して罰が当たらなきゃいいのだが。
なんて冗談めかして考えていたら、それが的中してしまった。



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