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その声がいつも魂の叫びでありますように
前回までのあらすじ
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前回までのあらすじ
ラジオネームを響季にバラした零児は、ネタ職人としての看板を一度は下ろすが、すぐにボケたい欲がボルテージMAXに。職人として復帰したくなる。
そこで新たなラジオネームを響季に考えさせるも、響季は献結の新謝礼案と親友 柿内君に依頼された家電雑誌の読者ページのノベルティ案も考えなくちゃ!新しい靴も買わなくちゃ!(※買ってません)
とはいえ天才ネタ職人の新しいラジオネームなんて、恐れ多くて簡単には思いつかない。
思いつくまでの時間稼ぎをすべく、響季はおいちいパン屋さんへの早朝デートに零児を誘う。
零児はあっさりその誘いに乗るが、それはバス献結でのフィギュアを貰うためだった。
その後二人は声優ポスターを貰いに行ったり、片乳無料サービスを受けたり、全然思い付かなかったラジオネームが急に思い付いたり足裏樹液シートを貰ったり。
一方その頃、中高一貫女子校に通うサル・マタ子と、今年で7留目のババシャツお姉さまは、今日も仲良くローラーブレードで下校ナリ。
「ねえお姉さま」
「なあに?マタコ」
バタつくセーラー服の裾をかぼちゃパンツに押し込み、水素で動くローラーブレードで一円パチンコ通りを滑走しながら、二人は言葉を交わす。
「お姉さまの好きな四字熟語ってなあに?教えてくださいな」
(あ、それ知ってる!答えた四字熟語で恋愛観がわかるってやつよね。これは、マタコに私の気持ちを伝えるチャンス!)
どんな四字熟語ならこの可愛い7コ下下級生に伝わるだろうかとババお姉さまは頭を捻るが、7留してるだけあってそういうことはてんでダメ子ちゃん。
流れる視界に移るのは、パチンコ屋の前に路駐してるクソ自転車か、著しく景観を損なう店前に置かれたクソ邪魔な幟。
そしてそこに書かれた、うっかり目に入った四字をお姉さまは口にしてしまう。
「しん、そうかいてん」
「……え?」
―新装開店。
その四字熟語が意味する恋愛観とは。
果たしてマタコにお姉さまの思いは伝わるのか。
ちなみにこの心理テスト、一つ目が人生観で2つ目に答えたやつが恋愛観らしいわよ、お姉さま。
あとご遊戯をなさらないお客様はマッサージチェアを独り占めしないでください。
ラジオネームを響季にバラした零児は、ネタ職人としての看板を一度は下ろすが、すぐにボケたい欲がボルテージMAXに。職人として復帰したくなる。
そこで新たなラジオネームを響季に考えさせるも、響季は献結の新謝礼案と親友 柿内君に依頼された家電雑誌の読者ページのノベルティ案も考えなくちゃ!新しい靴も買わなくちゃ!(※買ってません)
とはいえ天才ネタ職人の新しいラジオネームなんて、恐れ多くて簡単には思いつかない。
思いつくまでの時間稼ぎをすべく、響季はおいちいパン屋さんへの早朝デートに零児を誘う。
零児はあっさりその誘いに乗るが、それはバス献結でのフィギュアを貰うためだった。
その後二人は声優ポスターを貰いに行ったり、片乳無料サービスを受けたり、全然思い付かなかったラジオネームが急に思い付いたり足裏樹液シートを貰ったり。
一方その頃、中高一貫女子校に通うサル・マタ子と、今年で7留目のババシャツお姉さまは、今日も仲良くローラーブレードで下校ナリ。
「ねえお姉さま」
「なあに?マタコ」
バタつくセーラー服の裾をかぼちゃパンツに押し込み、水素で動くローラーブレードで一円パチンコ通りを滑走しながら、二人は言葉を交わす。
「お姉さまの好きな四字熟語ってなあに?教えてくださいな」
(あ、それ知ってる!答えた四字熟語で恋愛観がわかるってやつよね。これは、マタコに私の気持ちを伝えるチャンス!)
どんな四字熟語ならこの可愛い7コ下下級生に伝わるだろうかとババお姉さまは頭を捻るが、7留してるだけあってそういうことはてんでダメ子ちゃん。
流れる視界に移るのは、パチンコ屋の前に路駐してるクソ自転車か、著しく景観を損なう店前に置かれたクソ邪魔な幟。
そしてそこに書かれた、うっかり目に入った四字をお姉さまは口にしてしまう。
「しん、そうかいてん」
「……え?」
―新装開店。
その四字熟語が意味する恋愛観とは。
果たしてマタコにお姉さまの思いは伝わるのか。
ちなみにこの心理テスト、一つ目が人生観で2つ目に答えたやつが恋愛観らしいわよ、お姉さま。
あとご遊戯をなさらないお客様はマッサージチェアを独り占めしないでください。
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