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アニラジを聴いて笑ってる僕らは略(乗り換え連絡通路)

31、職人の粋な遊び

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 その後はライブの感想や、曇っていたにも関わらずDOLCE GARDENが歌ってる最中はまるでその歌声を祝福するように晴れ間が見えたことなどが綴られていたが、


くりすぴ「すごいねこれ。祝福しているようにだって。なんかくすぐったい(笑)」
ぱるふぇ「うん(笑)」
くりすぴ「それでこの後なんですが『その日、私は携帯ゲーム機のSPIRITをそでフレ通信にして会場に持っていったのですが、なんとDOLCE GARDENさん達のアイムと通信しました』」


 「ちょっ」

  その後に続くメールの内容に、響季は思わずリスナーのラジオネーム同様ボリュームを大きくする。


くりすぴ「『恐らく偽物、というか同じドルチェガファンの方が作ったものだと思われるのですが、かっこ アイムを作った人の名前の欄が どるちぇがおでん になってました かっことじ 』」
ぱるふぇ「ドルチェ・ガオデン?らいよん?」
くりすぴ「ううん。どるちぇが・おでんじゃない?」
ぱるふぇ「あ、うおがしあげの…」
くりすぴ「魚河岸揚げだけではないけどね!(笑)おでんって。他にもいっぱい美味しいのあるけどね!」
ぱるふぇ「あれだいすき(笑)」
 作家  「(笑)」
くりすぴ「う、うん。フワッフワでね。単品でだいこんおろしさんとかとやっても美味しいね」
ぱるふぇ「てんしょんあがる(笑)」
ぱるふぇ「あがるのね(笑)えー、あ、じゃあ続き『私も友達もそでフレ通信をしていて、友達はグラッセ委員長と通信し、アルバム発売についての宣伝メッセージが送られてきてました』という。これ、同様のメールが結構来ててですね。ラジオネーム マリオ熱湯さんからは『アルバム発売記念ライブ行きました。その時に自分はCrispy―Naさんのアイムとそでフレ通信しましたが、あれはスタッフさんが放流したのでしょうか』放流って(笑)」
ぱるふぇ「うなぎとかサケみたい(笑)」
くりすぴ「『アルバムの宣伝をしていましたが、沢山の人が来ていたのでそれなりに宣伝効果があったと思います』という。あとこちら ラジオネーム タンスのカドに小指ブツカールナさん」
ぱるふぇ「ブツカールナ(笑)」
くりすぴ「『ドルチェガーデンのみなさん、こんばんどるどるー』
ぱるふぇ「………………………………………………うん」
くりすぴ「言わないのね!?(笑)こんばんどるどるって!乗ってあげないのね!?」
ぱるふぇ「うん(笑)」
くりすぴ「(笑)えーと、『今日、アルバム発売ライブでpinet軍曹を名乗るアイムとそでフレ通信しました。あれは何か会場限定のキャンペーンみたいなものだったのでしょうか。四人と通信すると皆さんの大好きな、あんこの乗ってない草団子が一年分貰えるとか』。これはーえっと、無いです(笑)キャンペーンとかは無いんですが。あんこ無しの草だんごは美味しいけどね。うちみんな大好きねあれ。素朴な甘みがね」
ぱるふぇ「焼いてある平たいみたらしもおいしい」
くりすぴ「そうねそうね!えー、あと メゾン・ド忍者屋敷さんから『先日のドルチェガ無料ライブに行った人のツイッターで、《買い物中、さっきライブ見た人らのアイム かっこ パツキンのイケメンちゃん かっことじ とそでフレ通信!Σ(゜∀゜ノ)ノキャー メンバーさん自らモール徘徊してやってんのかな?だとしたらすごい!歌良かったから頑張って欲しい》というのがありました。何も知らない一般人さんを取り込んじゃうなんて、流石ドルチェガさんですゼ』というメールも」
ぱるふぇ「ファンじゃない方も、ライブで興味持っていただけたようで」
くりすぴ「あとラジオだからわかんないですけど、このメール、そでフレ通信!の後にキャーっていう顔文字が入ってます」
ぱるふぇ「びっくりしながら盆踊りみたいの(笑)」
くりすぴ「そう(笑)で、ここで皆様に…、重大発表があります」
ぱるふぇ「うん。あります」
くりすぴ「じゃあぱるちゃん、重大発表のドラムロールやって。巻き舌で」
ぱるふぇ「えっ?…………………………」
くりすぴ「わ、固まっちゃった固まっちゃった(笑)フリーズしちゃった!事故っちゃう事故っちゃう!」
 作家  「(笑)」
ぱるふぇ「あはは(笑)」
くりすぴ「あははじゃないよ!(笑)怖いよ!」
ぱるふぇ「あははは(笑)えー、まきじた…。………だ、だゃゃゃゃ」
くりすぴ「出来てない出来てないッ!(笑)出来ないの!?巻き舌」
ぱるふぇ「ぇー?できなぃ…」
くりすぴ「あー(笑)しょんぼりしちゃったしょんぼりしちゃった。いいよっ、じゃあ先生やるから。最後のダン!っのとこだけやって。合図するから」
ぱるふぇ「はぃ」
くりすぴ「DARARARARAッ!」
ぱるふぇ「だん」
くりすぴ「弱っ!!」
ぱるふぇ「(笑)」
くりすぴ「まあいいやもう(笑)えー…、この小粋な作戦やったの…、実は…、我々ではありませんのです」
ぱるふぇ「ありませんのです(笑)」
くりすぴ「(笑)我々ではなくてですね、あのたぶんこれ、ファンの方が自発的にやってくださったものだと思うんです」
ぱるふぇ「……………」
くりすぴ「なに?(笑)どした?ぱるちゃん。フリーズしてるよ?」
ぱるふぇ「じはつてきって言葉あってる?」
 作家  「合ってる(笑 小声)」
ぱるふぇ「そっか」
くりすぴ「大丈夫?(笑)」
ぱるふぇ「だいじゅうぶ。にほんごおぼえた」
くりすぴ「だいじょうぶがまず言えてませんが(笑)まあ、覚えたのねよかった。ちなみにアイムの画像もわざわざ送ってくださった方もいまして」
ぱるふぇ「捕獲しましたよみたいの」
くりすぴ「そうなの。画像がこちらに……、わっ!似てるー!すごいねこれっ!あの、ぱるちゃんが、ちゃんと細い」
ぱるふぇ「ちゃんとほそい(笑)」



 「…すっげ」

  興奮とともに響季が口元を抑える。
  Parfaitたんが巻き舌ドラムロールが出来ないのはクソ萌えた。
  自発的の使い方が合ってるかの確認も。
  だが興奮はそれにではない。
  あの日零児が見せてくれたDOLCE GARDENのアイム。その「作った人」の欄には確かにドルチェと練り物いっぱい料理を組み合わせた名前が付いていた。
  Parfaitも細身体型がきちんと再現されていた。
  あの場で零児がやった面白いことが、会場中のファンや一般人をも巻き込み、リスナーからのメールを通じて公式サイドまで届いてしまったのだ。



くりすぴ「でもこれやってくださったの、たぶんファンの方だと思うから、ひょっとしたらこの番組聴いてるかもしれないんで。もし聴いてたらやったの自分だよってメール欲しいですね」
ぱるふぇ「そうだね」
くりすぴ「あ、でも本人じゃないのに私がやりましたってメール送っちゃダメだよ?」
ぱるふぇ「めっ(棒」
くりすぴ「(笑)そう、メッ!だかんね。みんな」



 大仕掛の悪戯の張本人は名乗り出るようにと、二人は言っていた。
  だが恐らく本人は番組を聴いていたとしてもメールを送らないだろう。
  響季はそれをわかっていた。
  こういった悪意のない悪戯は出しゃばらない方が粋で面白いのだ。


くりすぴ「あとね、ワタクシ的にはねー、あーゆーライブってワタシ達を全然知らない人も立ち止まって見てくれるじゃない?………ぱるたんこれラジオだから、同意する時はちゃんと声に出してね?うんうんって、ラジオだと見えないから」
ぱるふぇ「あ、うん(笑)はい」
 作家  「(笑)」
くりすぴ「(笑)で、ライブ終わって帰る時にさ、ステージからこう、モール本館に向かう通路みたいのがあって。その途中でね、女の子が、小さい女の子と大きい女の子が、大きい子は高校生ぐらいかなぁ。二人でね、バールのようなもの体操を踊ってて」

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