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あい。キノコズラァ
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「あい。キノコズラァ」
「中身があれだったのでクローズドトレジャーをしたシロンでした。ちゃんちゃん」
「あい。閉じないで欲しいズラァー!」
なんだー。なんか開けたら変な喋る輝かしいミニキノコが入ってたんですけど!
明らかに関わっちゃいけないやつー!
おっとそれ以外に宝石みたいなのと腕輪みたいなのがあった! なぁんだこっちが
お宝かぁ。このミニキノコは飾りね。
「あい。大当たりズラァ」
「ニャトル。山分けだ。このきのこをやる。後はわかるな」
「何言ってるニャ? ニャトルは女の子ニャ。宝石を貰うに決まってるニャ」
「おいおい、俺はこの腕輪が気になるんだ。何せ雷のようなかっちょいいマークが入っている。
こいつが俺を装備しろと言ってきかないんだ。俺にはわかる。こいつは俺を求めている!」
「それじゃ残りのキノコをご主人にあげれば解決ニャ」
「そうだなそうしよう。ご主人! 大当たりのキノコを進呈します! お納めください!」
「ええー-!? すごぉーい、キノコって当たりだったの?」
「それは、違うと思う……」
驚愕するご主人にそぉーっと突っ込みを入れる地雷フィーさん。
「あい。それじゃ魔術、覚えるズラァ」
「何ですと!? 今このキノコ、魔術を覚えると!? シマッタァー! あたりダッタァー!」
「わーい。凄いね! どんな魔術覚えられるんだろう?」
「きっと使えないやつニャ! そうに決まってるニャ!」
「あい。口を開けるズラァ」
「え? こうかな?」
ご主人が口を開けると……変な喋る輝かしいミニキノコがご主人の口に飛び込んでいった!
変な喋る輝かしいミニキノコがご主人の口に飛び込んでいった! 大事な事だから二回言いました!
「……おいしー……」
「ご主人の感想それ!? ぺーしなさい、ぺー! ばっちいでしょ、ぺーしなさい!」
「あれ? 何か頭によぎるなぁ。えーとね、本当に魔術を覚えたかも。
悠久なる時を超え、食の命を捧げよ。その命において貴しとなす保護を我が装具にせよ。
クリエイトイクイプス!」
突然ご主人が物騒な呪文を唱える。そして……なんと魔術が発現した!?
ご主人の頭には、なんと……なんと!
キノコの帽子が。
「……なんかズラァって書いてあるニャ。ズラァって書いてあるんだニャ」
「ズラっていうか帽子だよね。ズラじゃなくて帽子だよ」
「うふふ、可愛いキノコ帽子ですね」
「暖かそうサ。カエサルも欲しいサ」
「えっへへぇ。もしかしてみんなの分も出せるのかな? やってみよう!」
「えー-! 俺はいらないです! もうキノコは十分!」
「悠久なる時を超え、食の命を捧げよ。その命において貴しとなす保護を皆の装具にせよ。
クリエイトイクイプス!」
ご主人が唱えると……くそださいキノコ帽子をかぶらされる。しかし見た目がいい地雷フィーさん
だけなぜか可愛くデザインされた帽子をかぶっている。汚い! 大人はみんな汚いぞ!
「ニャー! ニャトルの耳がキノコにはまったニャー!」
「暖かいサ。気に入ったサ」
「くぅー、結局キノコ三昧で終わったよー。この腕輪とニャトルの宝石の鑑定だけが頼みの綱」
「そうだね! サルサも来るかな?」
「来てくれないと困ります。彼女はパーティーの星! いや、勇者サルサです!」
「あはは……確かにサルサが居ないと心細いよね。うんうん、ちゃーんと頼んでおくからね!」
ナイス笑顔で決めるご主人。本当に大丈夫かなぁ。
「中身があれだったのでクローズドトレジャーをしたシロンでした。ちゃんちゃん」
「あい。閉じないで欲しいズラァー!」
なんだー。なんか開けたら変な喋る輝かしいミニキノコが入ってたんですけど!
明らかに関わっちゃいけないやつー!
おっとそれ以外に宝石みたいなのと腕輪みたいなのがあった! なぁんだこっちが
お宝かぁ。このミニキノコは飾りね。
「あい。大当たりズラァ」
「ニャトル。山分けだ。このきのこをやる。後はわかるな」
「何言ってるニャ? ニャトルは女の子ニャ。宝石を貰うに決まってるニャ」
「おいおい、俺はこの腕輪が気になるんだ。何せ雷のようなかっちょいいマークが入っている。
こいつが俺を装備しろと言ってきかないんだ。俺にはわかる。こいつは俺を求めている!」
「それじゃ残りのキノコをご主人にあげれば解決ニャ」
「そうだなそうしよう。ご主人! 大当たりのキノコを進呈します! お納めください!」
「ええー-!? すごぉーい、キノコって当たりだったの?」
「それは、違うと思う……」
驚愕するご主人にそぉーっと突っ込みを入れる地雷フィーさん。
「あい。それじゃ魔術、覚えるズラァ」
「何ですと!? 今このキノコ、魔術を覚えると!? シマッタァー! あたりダッタァー!」
「わーい。凄いね! どんな魔術覚えられるんだろう?」
「きっと使えないやつニャ! そうに決まってるニャ!」
「あい。口を開けるズラァ」
「え? こうかな?」
ご主人が口を開けると……変な喋る輝かしいミニキノコがご主人の口に飛び込んでいった!
変な喋る輝かしいミニキノコがご主人の口に飛び込んでいった! 大事な事だから二回言いました!
「……おいしー……」
「ご主人の感想それ!? ぺーしなさい、ぺー! ばっちいでしょ、ぺーしなさい!」
「あれ? 何か頭によぎるなぁ。えーとね、本当に魔術を覚えたかも。
悠久なる時を超え、食の命を捧げよ。その命において貴しとなす保護を我が装具にせよ。
クリエイトイクイプス!」
突然ご主人が物騒な呪文を唱える。そして……なんと魔術が発現した!?
ご主人の頭には、なんと……なんと!
キノコの帽子が。
「……なんかズラァって書いてあるニャ。ズラァって書いてあるんだニャ」
「ズラっていうか帽子だよね。ズラじゃなくて帽子だよ」
「うふふ、可愛いキノコ帽子ですね」
「暖かそうサ。カエサルも欲しいサ」
「えっへへぇ。もしかしてみんなの分も出せるのかな? やってみよう!」
「えー-! 俺はいらないです! もうキノコは十分!」
「悠久なる時を超え、食の命を捧げよ。その命において貴しとなす保護を皆の装具にせよ。
クリエイトイクイプス!」
ご主人が唱えると……くそださいキノコ帽子をかぶらされる。しかし見た目がいい地雷フィーさん
だけなぜか可愛くデザインされた帽子をかぶっている。汚い! 大人はみんな汚いぞ!
「ニャー! ニャトルの耳がキノコにはまったニャー!」
「暖かいサ。気に入ったサ」
「くぅー、結局キノコ三昧で終わったよー。この腕輪とニャトルの宝石の鑑定だけが頼みの綱」
「そうだね! サルサも来るかな?」
「来てくれないと困ります。彼女はパーティーの星! いや、勇者サルサです!」
「あはは……確かにサルサが居ないと心細いよね。うんうん、ちゃーんと頼んでおくからね!」
ナイス笑顔で決めるご主人。本当に大丈夫かなぁ。
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