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第2章:出会いと覚醒――真なる力を知る時
12話
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森を出た後、二人は馬を引きながら再び街道を進んだ。目的地は明確ではないが、方角は西――帝国に近い地方都市を目指そうという話になった。
途中、野宿も覚悟していたが、幸いなことに道中にいくつか小規模の村や宿場が点在しており、そこを経由しながらゆっくりと旅を続けることができそうだ。
アストリッドは馬の背に軽く跨(またが)り、時折クラリッサを振り返る。
「クラリッサ、疲れたなら私が歩くわよ。荷物を持っていて大変でしょう」
「いえ、わたしは平気です。お嬢様こそ、無理なさらないでください」
そうは言っても、やはり慣れない旅は体力を消耗する。王都の整備された道とは違い、でこぼこが多く、日差しを遮る建物も少ない。
あっという間に汗が流れ、喉が渇く。アストリッドは途中で泉を見つけ、水をくんで顔を洗った。
「……王都を出て、まだ二日かそこらなのに、もうこんなに疲れるんだもの。情けないわね」
「お嬢様は、これまでの分、寝不足もありますし……。ゆっくり休める場所が欲しいですね」
「そうね……。でも焦らず行きましょう。私にはもう、帰る場所なんてないんだから」
くすりと苦笑めいた息を漏らし、二人は再び道を行く。
途中、野宿も覚悟していたが、幸いなことに道中にいくつか小規模の村や宿場が点在しており、そこを経由しながらゆっくりと旅を続けることができそうだ。
アストリッドは馬の背に軽く跨(またが)り、時折クラリッサを振り返る。
「クラリッサ、疲れたなら私が歩くわよ。荷物を持っていて大変でしょう」
「いえ、わたしは平気です。お嬢様こそ、無理なさらないでください」
そうは言っても、やはり慣れない旅は体力を消耗する。王都の整備された道とは違い、でこぼこが多く、日差しを遮る建物も少ない。
あっという間に汗が流れ、喉が渇く。アストリッドは途中で泉を見つけ、水をくんで顔を洗った。
「……王都を出て、まだ二日かそこらなのに、もうこんなに疲れるんだもの。情けないわね」
「お嬢様は、これまでの分、寝不足もありますし……。ゆっくり休める場所が欲しいですね」
「そうね……。でも焦らず行きましょう。私にはもう、帰る場所なんてないんだから」
くすりと苦笑めいた息を漏らし、二人は再び道を行く。
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