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第14章

第34話 昼食の席で……。

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 それから…長い廊下を、お父様とお兄様達それにルース様と私でゾロゾロ歩き食堂へ向かいかいます…遅めの昼食を取りに……。

 お腹を空かせている筈のチビッ子達を、何よりも優先しないとです!
 拗ねるとご機嫌がな直るまで、ややこしいのよね…特にルトが…。

 ルース様とは多分初対面でしょうけれど、この際気にしない事にします。

「さて、ルース殿はパトリシアの隣に座るといいぞ?」
「は、はい、失礼します…」
「フフフ、ルース様?緊張為さってるのかしら?」
「そ、それは…そうですよ!あっ失礼しました。ええっと……緊張しております」
「ククク。そんなに緊張してると、この後の話も気力が持たないぞ?ルース殿、食事が終われば今度はパトリシアと話しだろ?」
「そ、そうなのですね?それでは、気合いを入れなければ為りませんね!」
「まぁ父上、ルース殿を余り煽るのはどうかと思いますが?」
「フフフ、ルース様?そんなに力をいれていると、疲れてしまいますわよ?」
「そ、それはそうなのでしょうが…。それにしても…き、緊張しますね。ハハ」

 まぁそうよね?ここに居ないのはお母様だけで、残りの家族が揃ってろますものねぇ……。
 まっ、暫くお城に居るなら慣れてくださいな。
 それにお兄様のお仕事も手伝うなら余計にね?

 さて、私はチビッ子達のご飯をグレンに頼まないとね!

「コソ…(グレン、チビッ子達のご飯もお願いね)」
「(……畏まりました。ですが…良いのてすか?)」
「(フフフいいわよ?どうせ話さないとならないし?怖がる様なら……ねっ?)」
「(………ふぅ~、お嬢様もお人が悪いですねぇ…。承知しました、少しお待ち下さい)」
「(ありがとう?でも私は、意地は悪くないわよ?)」

(ルクス、ルト、皆出ておいで?お腹空いたでしょ?)
《わーい!》
『ご飯!』
《《》》

 ちび達が影から出てくると、お決まりの私に飛び付く儀式が……うっ!
 痛いです………。

「おや?シア、ルト達も食事かい?」
「……ええ、お兄様……少し待たせてしまったので…。いつもの、突進が……痛かったですが」
「ハハ、相変わらずだな…お前達は!ほれ、ルクスこっちにおいで」
『あ、パパさんだ!』

《《《《…》…》…》…》

 グラン、リズ、カイ、ホワイは私の側にベッタリくつっき離れません。
 ルトはアルクお兄様の側にいってるわね…。
 ルクスは……お父様の方なのね?
 フフフ、ヴァンスお兄様…ボッチですの?

「おい!パトリシア食事の時間だ?ルト達を大人しくさせなさい。だが……私だけ…誰も来ない……」
「フフフ、いいじゃないですか?後でルクスと遊んでくださいな?」
「むぅ…」
「あ、あの……パトリシア王女様……その動物達は?」
「えっ?ああ、私の眷属ですのよ。その…驚かれたと思いますが。ルース様、私と暮らすと謂う事は、この子達も付いて来ると謂うことですわよ?それでも宜しくて?」
「そ、そうですか……」
「ルース様…驚いてますよね?」
「……ま、まぁ……」

 はぁ~やっぱりビックリするわよねぇ……。
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