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153.※他国からの客人⑲
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※今回はロキ受けのお仕置き3Pなので、啼かされてるロキを見たくない方はパスしてください。
宜しくお願いしますm(_ _)m
****************
キュリアス王子に誘われてちゃんと断っていたのに、何故か兄に俺も悪いと叱られてしまった。
どうしてだろう?
そう思って首を傾げていたらリヒターが俺の手を取り、キュリアス王子から引き離して、笑顔なのに全く笑っていない目で見つめながら言葉を投げかけてきた。
「ロキ陛下?いつもロキ陛下が仰っていますよね?」
「何を?」
「悪い子にはお仕置きですよと」
確かに兄にはよく言っている言葉だけど、ここでそれを言うということはつまり────。
「…………怒ってるのか?」
「もちろん、怒っていますよ?」
そう言ってリヒターは俺の身体をクルッと回したかと思うと背後から抱きしめてくる。
兄より大きな体は俺の身体をすっぽり包み込んで安心するような温もりを与えてくるけれど、そのままリヒターの低い声が耳元に落ちてきたところでこれはお仕置きの一環なのだと悟ってしまう。
「ロキ陛下?単独行動は控えてくれとは言いましたが、危ない時にその場に留まれとは言っていませんよ?」
そう言いながらリヒターの手が俺の内腿をスルリと下から上へと撫で上げた。
「んっ…」
「キスも…カリン陛下に相応しいか知るために、面白がって受け入れましたね?」
それはある意味その通りなので小さく頷くと、今度はわき腹をサワサワと撫でられ身悶えしそうになってしまう。
「もう何度も攫われているんですから、ロキ陛下はご自身が狙われやすいのだと自覚してくださらないと困ります」
「ん…んぅ…リヒター……」
リヒターの優しい手つきは気持ちが良くて、勝手に身の内に熱が灯っていく気がした。
それからテリーが刺客に狙われていることやその理由も聞かされ、それを知らなくともテリーが潜んでいるということは頭にあったはずなのに何をしているんだと叱られてしまう。
そう言われてしまうとぐうの音も出なくて、俺は何も言い返せなかった。
「ロキ陛下?遊びは時と場合を考えてくださいね?」
「ん…は…。わ、わかった…」
正直言って言葉と共に行われるリヒターの愛撫に翻弄されて、兄がこちらを見た時にはリヒターの腕の中でクタッとなっていたように思う。
「ロキ?」
「あ、兄上…リヒターが……」
俺の状態に気づいた兄が驚いたように声を掛けてくるけど、何と言えばいいのかわからない。
敢えて言うなら『助けて』だろうか?
「リヒター。何があった?」
「特に何も?」
リヒターは俺がちゃんと反省するよう適した方法で言い聞かせていただけだし、何があったも何もない。
「ロキ陛下?反省して頂けましたか?」
「……悪かった」
「もう安易に上級者だからと喜び勇んで閨に呼んではいけませんよ?」
「わかった…」
俺は素直にリヒターの言葉に頷く。
頼むからもう解放してほしい。
俺はリヒターには弱いんだ。
でも、続いた言葉に首を傾げてしまう。
「もう一つ確認しますね?ロキ陛下を抱いてもいいのは誰ですか?」
そんなことわざわざ聞かなくても知ってるくせに。
俺はキュリアス王子に抱かれる気なんて一切なかったし、ちゃんと回避した。
なのにどうして怒っているんだろう?
「別に抱かれたくてキュリアス王子に捕まったわけじゃないのに…んっはっ」
「カリン陛下だって勝手に約束されたら困ってしまうでしょう?」
その言葉に色々ダメだったのだと反省させられる。
「は…ぁ……。リヒター…。も…やめ…っ」
ちゃんとそれも反省するから、そんなに弱い場所ばかり撫で上げないでほしい。
熱が燻りすぎて、収まりがつきそうにないから。
「さぁ。カリン陛下の方ももう指示出しは終えられたようですし、きちんとお仕置きしてもらいましょうね?」
そう言ってやっと解放してもらえたのは良かったものの、笑顔で抱かれてもらえと言わんばかりに兄に差し出された。
まさに究極の放置プレイ。
「カリン陛下。どうぞ」
(リヒター…!!酷い!)
兄の抱き方だとこれだけ熱くなった体を静めるのは無理だとリヒターだってわかっているはずなのに。
それは今の自分にとってはイコール、焦らしプレイそのもの。
そんな状況に俺を追い込むということは、つまりそれだけリヒターは怒っていたということに他ならない。
(うぅ…反省したのに)
いつも優しいリヒターを怒らせるような事をやってしまった自分が恨めしい。
どうしようと思っていたら兄がリヒターも閨に誘っていた。
兄からリヒターに声を掛けるなんて明日は雪でも降るんじゃないだろうか?
でも考えようによっては助かったかもしれない。
リヒターは上手だから、兄の許可を取って抱いてもらえばいい。
さっき謝ったからきっとすぐに許してもらえるはず。
兄の方もしっかり奉仕していっぱい気持ちよくして満足させてあげながら謝ればすんなり許してくれるだろう。
ダメそうならある程度熱を静めてから攻めに回ればいい。
兄の悦ばせ方ならいくらでもわかるのだから。
そんな事を考えながら、俺は兄に縋るように抱き着いた。
***
ベッドへと連れていかれ、リヒターのせいで抵抗らしい抵抗もできないままグチュグチュと後孔を慣らされ、ゆっくりと兄の熱杭が後ろへと侵入してくる。
「あ…ん…」
すっかり敏感になった身体でそれを受け止めるのはなかなか声を我慢するのが辛かった。
「ロキ。すっかり出来上がってるな。ここに来る前リヒターにどれだけ焦らされたんだ?」
「ふ…うぅ……」
そんな風に言わないでほしい。
別に自分から頼んだわけじゃないし、言い聞かされた結果がこれというだけの話なのだから。
「凄く締め付けてきてるが…ちゃんと今回の件は反省してもらわないとダメだしな。まだ動いてはやらないぞ?」
そんな兄の言葉にちょっとホッとする。
やっぱり兄はお仕置きをわかっていない。
お仕置きをするならゆっくり焦らすように動くのが鉄則だ。
動かないだけだったらこちらに余裕を与えるだけなのに。
「はぁ…兄上。大好きです」
だからこれを機に自分のペースを取り戻そうと、兄を抱き寄せてキスをした。
大好きな兄と繋がっているのは至福の時だ。
もちろん挿れている時の方が好きだけど、逆も別に嫌いじゃない。
どちらの立場でもいつだって兄を虐めたいし、当然兄の可愛い顔が見たいから、ここは気合を入れて立場を逆転させ、できるだけさっさと身体の内に燻ぶる熱を発散させてしまおうか?
そう思ったのに、リヒターがそうはさせまいと手を打ってくる。
今日のリヒターは本気で意地悪だ。
いつもは優しいし、俺の意を汲んでくれるのに…。
「ロキ陛下?前に仰いましたよね?三人でするなら俺に筆を使っても構わないと」
確かに言った。
言ってしまった。
でもここでそれはダメだろう。
「リ、リヒター……今日は…」
「そんなに可愛い顔で言われてもダメですよ?カリン陛下、そちらはお任せするのでしっかり反省を促してあげてください」
そう言いながら勝手知ったる道具箱から筆を取り出してしまう。
兄は自分の身体で筆プレイを実感しているからどこか俺に同情的だけど、リヒターはただ微笑むばかり。
そこからは半泣きで兄に縋りつきながら散々嬌声を上げさせられた。
リヒターは筆使いも上手過ぎる。
筆で嬲るように弱いところを責められながら兄に優しく突き上げられるのはかなりの辛さだった。
あまりの焦れったさに、嫌、嫌と何度も涙目で首を振ってしまったほどだ。
兄的に筆プレイは辛いから自分だけでも優しくと思ってくれたんだろうけど、兄の思いやりが全く思いやりになってないというこの事実をきっとリヒターだけがわかっているに違いない。
何故なら『こういう時は優しい方が辛いから、もう少し激しくしてください』と兄に言おうとしたら見事にリヒターに唇を塞がれ、言うに言えなかったのだ。
酷いと思う。
「あっあっ…!はぁっ…あっ…!」
「ロキ、凄いな。中が震えっぱなしだ。もっといっぱい感じてもいいぞ?」
「あ…あぁ…兄上ぇ…っ!ひぅっ…」
「くっ…ロキ、そんなに締め付けるな。もう出るっ…!うっ…」
「~~~~っ!!」
緩やかな動きから一転、兄から強く腰を打ち付けられ、その気持ち良さに兄と一緒に溺れ合って絶頂へと駆け上がる。
熱い白濁を奥へと出されながら愛情深く口づけられ、抱きしめられながら幸せな余韻に浸るけど、息を整えた兄がズルリと抜いた後にリヒターが兄に許可を取りそのままゆっくりとバックで入ってきて、思った以上の快感に身が震えるのを感じた。
筆プレイで煽られ続けたせいで、ある意味兄との行為だけで満足できて、ここからはやっといつも通りの立場でできると思ったのに────。
「あぁっ…。リヒター…。ちょっと、待っ…て…欲し…っ。も、筆はダメだっ…からっ…やめてっ…」
「ダメですよ?まだ反省が甘いですよね?これを機に沢山感じられるようになったらカリン陛下も喜んでくださるでしょうし、反省しながら頑張って耐えてください」
そう言いながら、その後甘イキする俺に笑顔で言い含め、優しく虐めてくるリヒターは鬼だと思った。
それからリヒターは一切逆転の隙なんて与えてくれなくて、追い込まれるがままに俺は全身を敏感に育てられ、これでもかと喘がされてしまう。
この筆は本当に凶悪だ。
それに加えてリヒターの、前でイけそうでイけないジレジレな責め具合が絶妙過ぎた。
俺が兄にするのとは180°違うけど、俺を反省させるのにこれ以上ないお仕置き方法だと思う。
もっと鬼畜な責めなら心を殺す等対処法があったのに、どこまでも甘く優しい責め苦なため逃げ場がない。
「ふっ…うぅ…。リヒ、リヒター…ちゃんと反省した…から、許しっ…て…」
中でイキっぱなしにさせられているのに前でイけないのがもどかしくて、どうしても物欲しげにリヒターを締めつけてしまい、潤む目で懇願してしまう。
「リヒター…も、今度、から、迂闊に誰かを、閨に誘ったりしない、からっ、お願い。もう激しくして、イかせて…欲しっ…」
「わかりました。約束ですよ?」
その言葉にちゃんと素直に頷きを返すとふわりと頭を撫でられた。
(凄く安心する…)
でもホッとしたと同時に初めての感覚に襲われて困惑を隠せない。
「ふぁ…っ、頭がふわふわしてっ…気持ちいっ…」
「ロキ、凄く従順で可愛い顔になってるな。丁度いいから、そのままリヒターに身を任せてきっちり躾けてもらえ」
「あ…兄上っ?!」
「ほら。こっちの体位で奥までしっかり挿れてもらって、揺さ振ってもらうといい。筆プレイでお前も今日は凄く感じているし、もしかしたら快楽の果てまでいけるかもしれないぞ?」
兄がリヒターに一旦抜くよう言って、俺をひっくり返し体位を変えにかかる。
(折角いい感じに終われそうだったのに…!兄上、酷い!)
体位を変えたことでイキそうな感覚と先程のふわふわした感覚は多少落ち着いたものの、この状態でリヒターに奥まで挿れられたら凄くマズイ気がして、俺は必死にフルフルと首を横に振った。
(どうせなら兄上が奥に挿れてくれればいいのに)
どう考えても普通にイッておしまいの方がいい。
そう思ったから「兄上がして下さい」と言ってみたものの、返ってきた答えがまた酷かった。
「今日はお仕置きだからな。俺がやるよりリヒターがメインの方がお前も反省するだろう?俺の事が大好きなお前に、今日はもう俺はやらん」
兄的には自分がやったら俺にはご褒美になって、折角反省を促したのに本末転倒になると思ったようだ。
確かにこれはこれで十分俺へのお仕置きと言える。
こんなに可愛くドヤ顔をしている兄上を抱けないなんて、あまりにも酷い。
ちょっとどころでなくかなりショックだ。
ちゃんと反省だってしたし、リヒターも許してくれたのに。
「後、たまには好き勝手に虐められる俺の気持ちも学べ。───リヒター。頼んだぞ」
兄のその言葉と共にリヒターが小さく頷き、その剛直を俺の中へと再度収め、結腸の入り口をノックしながら優しくほぐすようにして嵌めにかかった。
そしてそれがグプッと奥まで入った瞬間、俺は思わず悲鳴を上げてしまう。
「いや…あぁ…っ!兄上っ…!これ、ダメっ…!リヒター…!ぬ、抜いてっ!」
散々焦らされていたせいか、それは思った以上に俺に快楽を与え、俺から余裕を根こそぎ奪い取った。
口から飛び出る言葉とは裏腹に、リヒターを離すまいと奥がきゅうっと収縮し、ゾクゾク込み上げてくる快感に呑まれそうになって、腰が勝手に揺れて止めることができない。
「陛下っ、くっ…」
「やっ…はぁっ、ん!リヒター!イくッ!イッちゃ、うっ!」
追い詰められるように身悶えながらイかされ、リヒターにこれ以上動かないでくれと涙目で懇願するけれど、リヒターも俺に締めつけられて余裕がなかったらしく『すみません』と謝りながら激しく突き上げてきた。
「いやっ、だ、リヒター!も、あっ!────ッ!!」
感極まって潮を吹いた衝撃で反射的にこれでもかと締めつけてしまい、リヒターがたまらず奥へと熱い飛沫を注ぎ込む。
「ふ…うぅ…」
「陛下…お許しを」
激しくイッて身を震わせる俺を落ち着かせるようにリヒターがそっと大事そうに抱きしめてくる。
こんな風にされたら甘えたくなるし、怒るに怒れないじゃないか。反則だ。
「ずるい…」
思わずスリッと身を寄せたらそっと包み込まれた。
気持ちいい。
「は…ぁ……」
「ロキ。トロトロだな。少しは俺の気持ちもわかったか?あと、お前はリヒターに懐き過ぎだ。そのせいで余計に感じるんだろう。これに懲りたらあんまり普段からイチャイチャするな」
「カリン陛下。言い掛かりです。ロキ陛下は普通に甘えてくださってるだけですよ?」
「煩いな。甘えたいなら俺に甘えればいいんだ。こういう時に言い聞かせないとこいつは聞かないだろう?お前は黙っていろ」
(別にそんなに普段からイチャイチャなんてしてないのに…)
完全に言い掛かりだけど、兄が嫉妬をぶつけてくる姿が可愛すぎてたまらない。
そんなに嫉妬するくらいならさっき断らずに抱いてくれれば良かったのに。
そう思った瞬間、キュッとリヒターを締めつけてしまい、それを受けてリヒターのものがまた大きくなって軽く揺さぶられてしまった。
「ひぁっ!」
思わず身を震わせたら、そのまま腰を持ち上げるように引き寄せられて、緩々と中を擦られ痺れるような甘い疼きに襲われる。
甘やかすような動きをされると本当にダメで、また身体の熱が上がる気がした。
「んんっ、リヒター…っ!それ、気持ちい…。も、無理。怖い…っ!」
筆プレイの影響もあってここまで感じるのは初めてだから『これ以上は怖い』と泣き言を言ったら、リヒターはいつもの安心できる優しい笑みで動きを止めてくれる。
「ロキ陛下。大丈夫ですよ。怖かったら俺でもカリン陛下にでも、好きなだけ抱きついてください」
もうこれで終わりとばかりにそう言ってもらえたから、俺はホッとしながら手を伸ばして大好きな兄を引き寄せ、懸命に抱きついた。
「兄上…っ」
「ロキ。可愛いな。リヒターじゃなく俺に甘えてくれて嬉しい」
「んっ!は…あぁ…兄上っ!あっあっ…!~~~~っ!」
嬉々として俺にキスしてくる兄は可愛い過ぎるし、リヒターの攻め方は上手過ぎて余裕が全くなくなるしで、本当に勘弁してほしかった。
でもまあ…最後はあり得ないほどの快楽に誘われていつもの兄の気持ちも分かった気がするし、頭が真っ白になるくらい凄く気持ち良かったから良しとしよう。
ちゃんと心底反省はしたし、もうこんなに翻弄されるのは御免だから、暫くは絶対に抱かれる側にはならないぞと密かに心に誓う。
個人的にリヒターのことは好きだけど、俺は抱かれる側よりやっぱり大好きな兄を抱く方が好きなんだから。
お預けはもう懲り懲りだ。
ちなみに────。
「凄いな…。まさかロキがここまで堕ちきるなんて」
「とても可愛かったです。やはりセドリック王子の筆選びが良かったのでは?」
「いや。筆が良いのは認めるが、ロキがこうなったのはどう考えてもお前のせいだろう。ドSな上、感じにくいロキをこんなにトロトロにして潮吹きさせる程感じさせるなんて俺には絶対に無理だ」
「お褒めに預かり光栄です。でも半分はカリン陛下の言動のせいだと思いますよ?」
「そんな訳があるか。まあここまでしたんだ。俺としてはロキがこれでしっかり反省してくれるのを願うばかりだな」
「そうですね」
「取り敢えずお前はロキのお仕置き担当決定だ。お前以上の適役は俺には思いつかん」
「…お仕置きよりロキ陛下を普通に愛でる方が好きなのですが?」
「…………リヒター。そう言いながら愛おしげにロキを見つめるな。今日はお仕置きだから妥協したが、絶対にロキはお前にはやらんぞ」
「わかってますよ。ご安心を」
二人がそんな事を言っていたなんて気絶していた俺は当然知らなかったけど、一連のお仕置きを目撃したカークが『カリン陛下がリヒターをロキ様のお仕置き担当にするって言ってましたよ』と後からこっそり教えてくれた。
お仕置き担当だなんて、そんなおかしな担当を勝手に作らないでほしいと思ったものの、何故かカークからは『ロキ様をきっちり躾けられるのはリヒターだけだと俺も思います。カリン陛下の判断はまあ妥当なところですね』と笑顔で言われてしまった。
何気にカークも怒ってたんだろうか?
────流石にこれからはもうちょっと行動を改めようと思う。
****************
※「ロキ陛下に反省を促す場合、嗜虐心は一切刺激せず、ひたすら余裕を削り取るのが鉄則です」byリヒター
そんな訳で、いつものように甘く考えてたら手痛い目にあって、しっかり反省する羽目になったロキでした。
今回は元々カリンが普通に抱くだけでしっかりお仕置きになるようリヒターは持っていってたんですが、思いがけず自分も抱かせてもらえたので、しっかり自分の手でもお仕置きしておいたと言う感じです。
棚ぼたで可愛いロキをたっぷり堪能できたから幸せ。
カリンはお仕置きする側は慣れてないので、リヒターを見ながらその場その場で色々考えつつ実践。
自分よりロキを感じさせるリヒターに嫉妬はしてしまうものの、ロキにいつもの自分の気持ちを分からせるチャンスとばかりに頑張ってみました。
最終的にロキがリヒターより自分を選んでくれたのは素直に嬉しかったので満足。
宜しくお願いしますm(_ _)m
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キュリアス王子に誘われてちゃんと断っていたのに、何故か兄に俺も悪いと叱られてしまった。
どうしてだろう?
そう思って首を傾げていたらリヒターが俺の手を取り、キュリアス王子から引き離して、笑顔なのに全く笑っていない目で見つめながら言葉を投げかけてきた。
「ロキ陛下?いつもロキ陛下が仰っていますよね?」
「何を?」
「悪い子にはお仕置きですよと」
確かに兄にはよく言っている言葉だけど、ここでそれを言うということはつまり────。
「…………怒ってるのか?」
「もちろん、怒っていますよ?」
そう言ってリヒターは俺の身体をクルッと回したかと思うと背後から抱きしめてくる。
兄より大きな体は俺の身体をすっぽり包み込んで安心するような温もりを与えてくるけれど、そのままリヒターの低い声が耳元に落ちてきたところでこれはお仕置きの一環なのだと悟ってしまう。
「ロキ陛下?単独行動は控えてくれとは言いましたが、危ない時にその場に留まれとは言っていませんよ?」
そう言いながらリヒターの手が俺の内腿をスルリと下から上へと撫で上げた。
「んっ…」
「キスも…カリン陛下に相応しいか知るために、面白がって受け入れましたね?」
それはある意味その通りなので小さく頷くと、今度はわき腹をサワサワと撫でられ身悶えしそうになってしまう。
「もう何度も攫われているんですから、ロキ陛下はご自身が狙われやすいのだと自覚してくださらないと困ります」
「ん…んぅ…リヒター……」
リヒターの優しい手つきは気持ちが良くて、勝手に身の内に熱が灯っていく気がした。
それからテリーが刺客に狙われていることやその理由も聞かされ、それを知らなくともテリーが潜んでいるということは頭にあったはずなのに何をしているんだと叱られてしまう。
そう言われてしまうとぐうの音も出なくて、俺は何も言い返せなかった。
「ロキ陛下?遊びは時と場合を考えてくださいね?」
「ん…は…。わ、わかった…」
正直言って言葉と共に行われるリヒターの愛撫に翻弄されて、兄がこちらを見た時にはリヒターの腕の中でクタッとなっていたように思う。
「ロキ?」
「あ、兄上…リヒターが……」
俺の状態に気づいた兄が驚いたように声を掛けてくるけど、何と言えばいいのかわからない。
敢えて言うなら『助けて』だろうか?
「リヒター。何があった?」
「特に何も?」
リヒターは俺がちゃんと反省するよう適した方法で言い聞かせていただけだし、何があったも何もない。
「ロキ陛下?反省して頂けましたか?」
「……悪かった」
「もう安易に上級者だからと喜び勇んで閨に呼んではいけませんよ?」
「わかった…」
俺は素直にリヒターの言葉に頷く。
頼むからもう解放してほしい。
俺はリヒターには弱いんだ。
でも、続いた言葉に首を傾げてしまう。
「もう一つ確認しますね?ロキ陛下を抱いてもいいのは誰ですか?」
そんなことわざわざ聞かなくても知ってるくせに。
俺はキュリアス王子に抱かれる気なんて一切なかったし、ちゃんと回避した。
なのにどうして怒っているんだろう?
「別に抱かれたくてキュリアス王子に捕まったわけじゃないのに…んっはっ」
「カリン陛下だって勝手に約束されたら困ってしまうでしょう?」
その言葉に色々ダメだったのだと反省させられる。
「は…ぁ……。リヒター…。も…やめ…っ」
ちゃんとそれも反省するから、そんなに弱い場所ばかり撫で上げないでほしい。
熱が燻りすぎて、収まりがつきそうにないから。
「さぁ。カリン陛下の方ももう指示出しは終えられたようですし、きちんとお仕置きしてもらいましょうね?」
そう言ってやっと解放してもらえたのは良かったものの、笑顔で抱かれてもらえと言わんばかりに兄に差し出された。
まさに究極の放置プレイ。
「カリン陛下。どうぞ」
(リヒター…!!酷い!)
兄の抱き方だとこれだけ熱くなった体を静めるのは無理だとリヒターだってわかっているはずなのに。
それは今の自分にとってはイコール、焦らしプレイそのもの。
そんな状況に俺を追い込むということは、つまりそれだけリヒターは怒っていたということに他ならない。
(うぅ…反省したのに)
いつも優しいリヒターを怒らせるような事をやってしまった自分が恨めしい。
どうしようと思っていたら兄がリヒターも閨に誘っていた。
兄からリヒターに声を掛けるなんて明日は雪でも降るんじゃないだろうか?
でも考えようによっては助かったかもしれない。
リヒターは上手だから、兄の許可を取って抱いてもらえばいい。
さっき謝ったからきっとすぐに許してもらえるはず。
兄の方もしっかり奉仕していっぱい気持ちよくして満足させてあげながら謝ればすんなり許してくれるだろう。
ダメそうならある程度熱を静めてから攻めに回ればいい。
兄の悦ばせ方ならいくらでもわかるのだから。
そんな事を考えながら、俺は兄に縋るように抱き着いた。
***
ベッドへと連れていかれ、リヒターのせいで抵抗らしい抵抗もできないままグチュグチュと後孔を慣らされ、ゆっくりと兄の熱杭が後ろへと侵入してくる。
「あ…ん…」
すっかり敏感になった身体でそれを受け止めるのはなかなか声を我慢するのが辛かった。
「ロキ。すっかり出来上がってるな。ここに来る前リヒターにどれだけ焦らされたんだ?」
「ふ…うぅ……」
そんな風に言わないでほしい。
別に自分から頼んだわけじゃないし、言い聞かされた結果がこれというだけの話なのだから。
「凄く締め付けてきてるが…ちゃんと今回の件は反省してもらわないとダメだしな。まだ動いてはやらないぞ?」
そんな兄の言葉にちょっとホッとする。
やっぱり兄はお仕置きをわかっていない。
お仕置きをするならゆっくり焦らすように動くのが鉄則だ。
動かないだけだったらこちらに余裕を与えるだけなのに。
「はぁ…兄上。大好きです」
だからこれを機に自分のペースを取り戻そうと、兄を抱き寄せてキスをした。
大好きな兄と繋がっているのは至福の時だ。
もちろん挿れている時の方が好きだけど、逆も別に嫌いじゃない。
どちらの立場でもいつだって兄を虐めたいし、当然兄の可愛い顔が見たいから、ここは気合を入れて立場を逆転させ、できるだけさっさと身体の内に燻ぶる熱を発散させてしまおうか?
そう思ったのに、リヒターがそうはさせまいと手を打ってくる。
今日のリヒターは本気で意地悪だ。
いつもは優しいし、俺の意を汲んでくれるのに…。
「ロキ陛下?前に仰いましたよね?三人でするなら俺に筆を使っても構わないと」
確かに言った。
言ってしまった。
でもここでそれはダメだろう。
「リ、リヒター……今日は…」
「そんなに可愛い顔で言われてもダメですよ?カリン陛下、そちらはお任せするのでしっかり反省を促してあげてください」
そう言いながら勝手知ったる道具箱から筆を取り出してしまう。
兄は自分の身体で筆プレイを実感しているからどこか俺に同情的だけど、リヒターはただ微笑むばかり。
そこからは半泣きで兄に縋りつきながら散々嬌声を上げさせられた。
リヒターは筆使いも上手過ぎる。
筆で嬲るように弱いところを責められながら兄に優しく突き上げられるのはかなりの辛さだった。
あまりの焦れったさに、嫌、嫌と何度も涙目で首を振ってしまったほどだ。
兄的に筆プレイは辛いから自分だけでも優しくと思ってくれたんだろうけど、兄の思いやりが全く思いやりになってないというこの事実をきっとリヒターだけがわかっているに違いない。
何故なら『こういう時は優しい方が辛いから、もう少し激しくしてください』と兄に言おうとしたら見事にリヒターに唇を塞がれ、言うに言えなかったのだ。
酷いと思う。
「あっあっ…!はぁっ…あっ…!」
「ロキ、凄いな。中が震えっぱなしだ。もっといっぱい感じてもいいぞ?」
「あ…あぁ…兄上ぇ…っ!ひぅっ…」
「くっ…ロキ、そんなに締め付けるな。もう出るっ…!うっ…」
「~~~~っ!!」
緩やかな動きから一転、兄から強く腰を打ち付けられ、その気持ち良さに兄と一緒に溺れ合って絶頂へと駆け上がる。
熱い白濁を奥へと出されながら愛情深く口づけられ、抱きしめられながら幸せな余韻に浸るけど、息を整えた兄がズルリと抜いた後にリヒターが兄に許可を取りそのままゆっくりとバックで入ってきて、思った以上の快感に身が震えるのを感じた。
筆プレイで煽られ続けたせいで、ある意味兄との行為だけで満足できて、ここからはやっといつも通りの立場でできると思ったのに────。
「あぁっ…。リヒター…。ちょっと、待っ…て…欲し…っ。も、筆はダメだっ…からっ…やめてっ…」
「ダメですよ?まだ反省が甘いですよね?これを機に沢山感じられるようになったらカリン陛下も喜んでくださるでしょうし、反省しながら頑張って耐えてください」
そう言いながら、その後甘イキする俺に笑顔で言い含め、優しく虐めてくるリヒターは鬼だと思った。
それからリヒターは一切逆転の隙なんて与えてくれなくて、追い込まれるがままに俺は全身を敏感に育てられ、これでもかと喘がされてしまう。
この筆は本当に凶悪だ。
それに加えてリヒターの、前でイけそうでイけないジレジレな責め具合が絶妙過ぎた。
俺が兄にするのとは180°違うけど、俺を反省させるのにこれ以上ないお仕置き方法だと思う。
もっと鬼畜な責めなら心を殺す等対処法があったのに、どこまでも甘く優しい責め苦なため逃げ場がない。
「ふっ…うぅ…。リヒ、リヒター…ちゃんと反省した…から、許しっ…て…」
中でイキっぱなしにさせられているのに前でイけないのがもどかしくて、どうしても物欲しげにリヒターを締めつけてしまい、潤む目で懇願してしまう。
「リヒター…も、今度、から、迂闊に誰かを、閨に誘ったりしない、からっ、お願い。もう激しくして、イかせて…欲しっ…」
「わかりました。約束ですよ?」
その言葉にちゃんと素直に頷きを返すとふわりと頭を撫でられた。
(凄く安心する…)
でもホッとしたと同時に初めての感覚に襲われて困惑を隠せない。
「ふぁ…っ、頭がふわふわしてっ…気持ちいっ…」
「ロキ、凄く従順で可愛い顔になってるな。丁度いいから、そのままリヒターに身を任せてきっちり躾けてもらえ」
「あ…兄上っ?!」
「ほら。こっちの体位で奥までしっかり挿れてもらって、揺さ振ってもらうといい。筆プレイでお前も今日は凄く感じているし、もしかしたら快楽の果てまでいけるかもしれないぞ?」
兄がリヒターに一旦抜くよう言って、俺をひっくり返し体位を変えにかかる。
(折角いい感じに終われそうだったのに…!兄上、酷い!)
体位を変えたことでイキそうな感覚と先程のふわふわした感覚は多少落ち着いたものの、この状態でリヒターに奥まで挿れられたら凄くマズイ気がして、俺は必死にフルフルと首を横に振った。
(どうせなら兄上が奥に挿れてくれればいいのに)
どう考えても普通にイッておしまいの方がいい。
そう思ったから「兄上がして下さい」と言ってみたものの、返ってきた答えがまた酷かった。
「今日はお仕置きだからな。俺がやるよりリヒターがメインの方がお前も反省するだろう?俺の事が大好きなお前に、今日はもう俺はやらん」
兄的には自分がやったら俺にはご褒美になって、折角反省を促したのに本末転倒になると思ったようだ。
確かにこれはこれで十分俺へのお仕置きと言える。
こんなに可愛くドヤ顔をしている兄上を抱けないなんて、あまりにも酷い。
ちょっとどころでなくかなりショックだ。
ちゃんと反省だってしたし、リヒターも許してくれたのに。
「後、たまには好き勝手に虐められる俺の気持ちも学べ。───リヒター。頼んだぞ」
兄のその言葉と共にリヒターが小さく頷き、その剛直を俺の中へと再度収め、結腸の入り口をノックしながら優しくほぐすようにして嵌めにかかった。
そしてそれがグプッと奥まで入った瞬間、俺は思わず悲鳴を上げてしまう。
「いや…あぁ…っ!兄上っ…!これ、ダメっ…!リヒター…!ぬ、抜いてっ!」
散々焦らされていたせいか、それは思った以上に俺に快楽を与え、俺から余裕を根こそぎ奪い取った。
口から飛び出る言葉とは裏腹に、リヒターを離すまいと奥がきゅうっと収縮し、ゾクゾク込み上げてくる快感に呑まれそうになって、腰が勝手に揺れて止めることができない。
「陛下っ、くっ…」
「やっ…はぁっ、ん!リヒター!イくッ!イッちゃ、うっ!」
追い詰められるように身悶えながらイかされ、リヒターにこれ以上動かないでくれと涙目で懇願するけれど、リヒターも俺に締めつけられて余裕がなかったらしく『すみません』と謝りながら激しく突き上げてきた。
「いやっ、だ、リヒター!も、あっ!────ッ!!」
感極まって潮を吹いた衝撃で反射的にこれでもかと締めつけてしまい、リヒターがたまらず奥へと熱い飛沫を注ぎ込む。
「ふ…うぅ…」
「陛下…お許しを」
激しくイッて身を震わせる俺を落ち着かせるようにリヒターがそっと大事そうに抱きしめてくる。
こんな風にされたら甘えたくなるし、怒るに怒れないじゃないか。反則だ。
「ずるい…」
思わずスリッと身を寄せたらそっと包み込まれた。
気持ちいい。
「は…ぁ……」
「ロキ。トロトロだな。少しは俺の気持ちもわかったか?あと、お前はリヒターに懐き過ぎだ。そのせいで余計に感じるんだろう。これに懲りたらあんまり普段からイチャイチャするな」
「カリン陛下。言い掛かりです。ロキ陛下は普通に甘えてくださってるだけですよ?」
「煩いな。甘えたいなら俺に甘えればいいんだ。こういう時に言い聞かせないとこいつは聞かないだろう?お前は黙っていろ」
(別にそんなに普段からイチャイチャなんてしてないのに…)
完全に言い掛かりだけど、兄が嫉妬をぶつけてくる姿が可愛すぎてたまらない。
そんなに嫉妬するくらいならさっき断らずに抱いてくれれば良かったのに。
そう思った瞬間、キュッとリヒターを締めつけてしまい、それを受けてリヒターのものがまた大きくなって軽く揺さぶられてしまった。
「ひぁっ!」
思わず身を震わせたら、そのまま腰を持ち上げるように引き寄せられて、緩々と中を擦られ痺れるような甘い疼きに襲われる。
甘やかすような動きをされると本当にダメで、また身体の熱が上がる気がした。
「んんっ、リヒター…っ!それ、気持ちい…。も、無理。怖い…っ!」
筆プレイの影響もあってここまで感じるのは初めてだから『これ以上は怖い』と泣き言を言ったら、リヒターはいつもの安心できる優しい笑みで動きを止めてくれる。
「ロキ陛下。大丈夫ですよ。怖かったら俺でもカリン陛下にでも、好きなだけ抱きついてください」
もうこれで終わりとばかりにそう言ってもらえたから、俺はホッとしながら手を伸ばして大好きな兄を引き寄せ、懸命に抱きついた。
「兄上…っ」
「ロキ。可愛いな。リヒターじゃなく俺に甘えてくれて嬉しい」
「んっ!は…あぁ…兄上っ!あっあっ…!~~~~っ!」
嬉々として俺にキスしてくる兄は可愛い過ぎるし、リヒターの攻め方は上手過ぎて余裕が全くなくなるしで、本当に勘弁してほしかった。
でもまあ…最後はあり得ないほどの快楽に誘われていつもの兄の気持ちも分かった気がするし、頭が真っ白になるくらい凄く気持ち良かったから良しとしよう。
ちゃんと心底反省はしたし、もうこんなに翻弄されるのは御免だから、暫くは絶対に抱かれる側にはならないぞと密かに心に誓う。
個人的にリヒターのことは好きだけど、俺は抱かれる側よりやっぱり大好きな兄を抱く方が好きなんだから。
お預けはもう懲り懲りだ。
ちなみに────。
「凄いな…。まさかロキがここまで堕ちきるなんて」
「とても可愛かったです。やはりセドリック王子の筆選びが良かったのでは?」
「いや。筆が良いのは認めるが、ロキがこうなったのはどう考えてもお前のせいだろう。ドSな上、感じにくいロキをこんなにトロトロにして潮吹きさせる程感じさせるなんて俺には絶対に無理だ」
「お褒めに預かり光栄です。でも半分はカリン陛下の言動のせいだと思いますよ?」
「そんな訳があるか。まあここまでしたんだ。俺としてはロキがこれでしっかり反省してくれるのを願うばかりだな」
「そうですね」
「取り敢えずお前はロキのお仕置き担当決定だ。お前以上の適役は俺には思いつかん」
「…お仕置きよりロキ陛下を普通に愛でる方が好きなのですが?」
「…………リヒター。そう言いながら愛おしげにロキを見つめるな。今日はお仕置きだから妥協したが、絶対にロキはお前にはやらんぞ」
「わかってますよ。ご安心を」
二人がそんな事を言っていたなんて気絶していた俺は当然知らなかったけど、一連のお仕置きを目撃したカークが『カリン陛下がリヒターをロキ様のお仕置き担当にするって言ってましたよ』と後からこっそり教えてくれた。
お仕置き担当だなんて、そんなおかしな担当を勝手に作らないでほしいと思ったものの、何故かカークからは『ロキ様をきっちり躾けられるのはリヒターだけだと俺も思います。カリン陛下の判断はまあ妥当なところですね』と笑顔で言われてしまった。
何気にカークも怒ってたんだろうか?
────流石にこれからはもうちょっと行動を改めようと思う。
****************
※「ロキ陛下に反省を促す場合、嗜虐心は一切刺激せず、ひたすら余裕を削り取るのが鉄則です」byリヒター
そんな訳で、いつものように甘く考えてたら手痛い目にあって、しっかり反省する羽目になったロキでした。
今回は元々カリンが普通に抱くだけでしっかりお仕置きになるようリヒターは持っていってたんですが、思いがけず自分も抱かせてもらえたので、しっかり自分の手でもお仕置きしておいたと言う感じです。
棚ぼたで可愛いロキをたっぷり堪能できたから幸せ。
カリンはお仕置きする側は慣れてないので、リヒターを見ながらその場その場で色々考えつつ実践。
自分よりロキを感じさせるリヒターに嫉妬はしてしまうものの、ロキにいつもの自分の気持ちを分からせるチャンスとばかりに頑張ってみました。
最終的にロキがリヒターより自分を選んでくれたのは素直に嬉しかったので満足。
応援ありがとうございます!
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