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最終話 王位継承
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ぽかぽかと温かい陽気。
城の中庭では「母」と可愛らしい声を出して、ジョンが歩いていた。彼はミヅキに抱き着き撫ぜられると嬉しそうな顔していた。
ジョンは5歳くらいの大きさになっていた。結婚してから1年後に魔力で作った2人の子どもとして発表した。
それをレイージョは紅茶を飲みながら見ていた。
多忙な王太子時代を経て、レイージョは女王となった。その姿は王と言う言葉の方が似つかわしい。
スラリと伸びた長い脚が毛のついた赤いマントが出ていた。その姿にミヅキは常に心臓を爆発させそうになっていた。
彼女の目を合うとミヅキは顔を赤くしていた。
「陛下、紅茶のお替りをお持ちしました」
「ありがとう」
礼を言われて、メイドはミヅキ以上に顔を真っ赤にした。それが気に入らなかったようでミヅキがレイージョをじっと見た。
「君、ジョンを乳母のもとへ」
「はい。畏まりました」
メイドは頭下げてジョンの元へ行くと彼を抱きかかえて城内へ入った。
レイージョはゆっくりと腰を上げると、ミヅキの元に行った。
「そんなに怖い顔しては可愛い顔が台無しだよ」
「……はい」ミヅキは頬を膨らました。
「おいで。部屋へ行こうか」
手を差し伸べると、ミヅキはオズオズと手を伸ばした。
彼女の手を掴み、引き寄せると腰に手を当てた。ミヅキの早くなる心臓音が聞こえた。
「あぅ」
真っ赤になり彼女の思考が一気に流れてきた。言葉にならないほど動揺して混乱しているのが分かった。
一緒になりこういった接触をすることが多くなったが彼女は一切なれない。
それが初々しくして楽しかった。
顔をギリギリまで接近させて止めると、ミヅキは目をつむった。そのまましばらく眺めていると口を動かし始めた。更に時間が経つとゆっくり探るように細めを掛けた。
笑顔を向けると、彼女は困ったように眉を下げた。口づけが欲しいのに言葉にできない彼女が愛らしく思った。
軽く唇を重ねると、腰に手を当てたまま部屋へと向かった。
部屋に入るとすぐにミヅキは身体を寄せてきた。彼女の大きな胸が当たると気持ちが高揚した。
彼女を抱き抱えて、ベッドへと押し倒した。
頬をそめて、潤んだ瞳で見上げてくる彼女が求めるものは心を読まずとも分かった。
唇を重ねると舌でミヅキの口触れた。すると、口を開いてレイージョを招いてくれた。
「うぅ……」口づけの合間から漏れる吐息に全身の体温が上がった。更に深く口づけをすると、ミヅキは舌を絡めて求めた。
求められることが嬉しくて、レイージョは自分の欲望のままにミヅキのドレスに手を掛けた。
目を覚ますと、外はまだ暗かった。
王太子になった頃は忙しくて早朝から仕事をすることが多かった。その癖で、今も日の出前に目を覚ましてしまう。
横には気持ちよさそうに寝ているミヅキがいた。
今でもこの幸せな環境が夢ではないかと思うことがある。自分が王になり可愛らしい女の子を嫁にするなど数年前では考えられなかった話だ。
この幸福な時を絶対に守らなくてはならないと思った。
城の中庭では「母」と可愛らしい声を出して、ジョンが歩いていた。彼はミヅキに抱き着き撫ぜられると嬉しそうな顔していた。
ジョンは5歳くらいの大きさになっていた。結婚してから1年後に魔力で作った2人の子どもとして発表した。
それをレイージョは紅茶を飲みながら見ていた。
多忙な王太子時代を経て、レイージョは女王となった。その姿は王と言う言葉の方が似つかわしい。
スラリと伸びた長い脚が毛のついた赤いマントが出ていた。その姿にミヅキは常に心臓を爆発させそうになっていた。
彼女の目を合うとミヅキは顔を赤くしていた。
「陛下、紅茶のお替りをお持ちしました」
「ありがとう」
礼を言われて、メイドはミヅキ以上に顔を真っ赤にした。それが気に入らなかったようでミヅキがレイージョをじっと見た。
「君、ジョンを乳母のもとへ」
「はい。畏まりました」
メイドは頭下げてジョンの元へ行くと彼を抱きかかえて城内へ入った。
レイージョはゆっくりと腰を上げると、ミヅキの元に行った。
「そんなに怖い顔しては可愛い顔が台無しだよ」
「……はい」ミヅキは頬を膨らました。
「おいで。部屋へ行こうか」
手を差し伸べると、ミヅキはオズオズと手を伸ばした。
彼女の手を掴み、引き寄せると腰に手を当てた。ミヅキの早くなる心臓音が聞こえた。
「あぅ」
真っ赤になり彼女の思考が一気に流れてきた。言葉にならないほど動揺して混乱しているのが分かった。
一緒になりこういった接触をすることが多くなったが彼女は一切なれない。
それが初々しくして楽しかった。
顔をギリギリまで接近させて止めると、ミヅキは目をつむった。そのまましばらく眺めていると口を動かし始めた。更に時間が経つとゆっくり探るように細めを掛けた。
笑顔を向けると、彼女は困ったように眉を下げた。口づけが欲しいのに言葉にできない彼女が愛らしく思った。
軽く唇を重ねると、腰に手を当てたまま部屋へと向かった。
部屋に入るとすぐにミヅキは身体を寄せてきた。彼女の大きな胸が当たると気持ちが高揚した。
彼女を抱き抱えて、ベッドへと押し倒した。
頬をそめて、潤んだ瞳で見上げてくる彼女が求めるものは心を読まずとも分かった。
唇を重ねると舌でミヅキの口触れた。すると、口を開いてレイージョを招いてくれた。
「うぅ……」口づけの合間から漏れる吐息に全身の体温が上がった。更に深く口づけをすると、ミヅキは舌を絡めて求めた。
求められることが嬉しくて、レイージョは自分の欲望のままにミヅキのドレスに手を掛けた。
目を覚ますと、外はまだ暗かった。
王太子になった頃は忙しくて早朝から仕事をすることが多かった。その癖で、今も日の出前に目を覚ましてしまう。
横には気持ちよさそうに寝ているミヅキがいた。
今でもこの幸せな環境が夢ではないかと思うことがある。自分が王になり可愛らしい女の子を嫁にするなど数年前では考えられなかった話だ。
この幸福な時を絶対に守らなくてはならないと思った。
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