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第2章 幼少期
2.10.2 スライムの沼
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家に着いたら、アメリに頼んでスライム沼や、稲や米についての資料がないか役場の資料庫を探してもらった。
役場の資料管理の担当者が数日かけて調べてくれた結果、なんとスライム沼とそこに自生する米の記述を見つけてくれた。
それによると、この米はおよそ100年前に育てようと頑張った人物がいたことがわかった。
その人の報告書が見つかったのだ。
コルドマイム・カリエール子爵。
当時、スライム沼に原生していた米を毎年集め、魔力を込めて改良を行っていた人物だ。
ただし、役所にある記録では当時は単なる沼で、現在のように沢山のスライムはいなかったようだ。
このコルドマイムさんは40年近く魔力を込め改良を続けていたようだ。
人生の大半をかけて改良し続けたのか。
すごいな。
しかし、役場にあった記録ではスライムの発生原因がわからなかった。
このままでは米の入手が不可能だ。
それにしても集めて貰った資料には、米の脱穀・洗米・炊き方なども書いてあった。
米に対する執着心から考えても、コルドマイムさんは転生者ではないだろうか。
アメリから現在のカリエール子爵現当主にコルドマイムさんの日記がないか確認をしてもらう手紙を出してもらった。
特に読めない文字で書かれた物があればそれも貸して欲しいとお願いを付けて。
数日後、カリエール子爵から倉庫にあったコルドマイムさんが生きていた頃と思われる箱に謎の文字で書かれた手記が出て来たらしい。
それらを全て貸してもらえた。
予想通りコルドマイムさんが書いた日記があり、そこから彼が転生者だったと言う事が解った。
彼の記憶が戻ったのは10歳の時。
クロスロードの役場に勤めていた彼が、外回りに行った時に沼に自生する米を発見したようだ。
喜んで自宅に持って帰り、食べたがその時はとても残念な味だったらしい。
それから元の世界を思い起こし、毎年魔力を込めて味や繁殖力、害虫に強くなれと祈り、米を沼に戻していたらしい。
そしてスライムについてのヒントが書かれていた。
コルドマイムさんがメリーナ様から貰ったスキルがスライム召喚とスライム調教。
彼は、スライムを操れたのだ。
彼のそばにはいつも緑の大きな特殊なスライムがいたようだ。
護衛も出来るなかなか強いスライムだ。
日記によると、コルドマイムさんは、虫避けのために虫だけを食べるスライムを探して調教し沼に放したようだ。
それからコルドマイムさんは、スライムと共に沼を守り地道に米を改良した。
そして、60歳を目前にようやく満足の行く米が出来た。
コルドマイムさんのその喜びは手記に表されている。
そしてその頃までスライムと共存しながら自分の米作りをする方法を確立していった。
役場の資料管理の担当者が数日かけて調べてくれた結果、なんとスライム沼とそこに自生する米の記述を見つけてくれた。
それによると、この米はおよそ100年前に育てようと頑張った人物がいたことがわかった。
その人の報告書が見つかったのだ。
コルドマイム・カリエール子爵。
当時、スライム沼に原生していた米を毎年集め、魔力を込めて改良を行っていた人物だ。
ただし、役所にある記録では当時は単なる沼で、現在のように沢山のスライムはいなかったようだ。
このコルドマイムさんは40年近く魔力を込め改良を続けていたようだ。
人生の大半をかけて改良し続けたのか。
すごいな。
しかし、役場にあった記録ではスライムの発生原因がわからなかった。
このままでは米の入手が不可能だ。
それにしても集めて貰った資料には、米の脱穀・洗米・炊き方なども書いてあった。
米に対する執着心から考えても、コルドマイムさんは転生者ではないだろうか。
アメリから現在のカリエール子爵現当主にコルドマイムさんの日記がないか確認をしてもらう手紙を出してもらった。
特に読めない文字で書かれた物があればそれも貸して欲しいとお願いを付けて。
数日後、カリエール子爵から倉庫にあったコルドマイムさんが生きていた頃と思われる箱に謎の文字で書かれた手記が出て来たらしい。
それらを全て貸してもらえた。
予想通りコルドマイムさんが書いた日記があり、そこから彼が転生者だったと言う事が解った。
彼の記憶が戻ったのは10歳の時。
クロスロードの役場に勤めていた彼が、外回りに行った時に沼に自生する米を発見したようだ。
喜んで自宅に持って帰り、食べたがその時はとても残念な味だったらしい。
それから元の世界を思い起こし、毎年魔力を込めて味や繁殖力、害虫に強くなれと祈り、米を沼に戻していたらしい。
そしてスライムについてのヒントが書かれていた。
コルドマイムさんがメリーナ様から貰ったスキルがスライム召喚とスライム調教。
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日記によると、コルドマイムさんは、虫避けのために虫だけを食べるスライムを探して調教し沼に放したようだ。
それからコルドマイムさんは、スライムと共に沼を守り地道に米を改良した。
そして、60歳を目前にようやく満足の行く米が出来た。
コルドマイムさんのその喜びは手記に表されている。
そしてその頃までスライムと共存しながら自分の米作りをする方法を確立していった。
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