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第3章 竜の襲撃
3.15.3 神格化
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次の瞬間、体が少し変化した。
全身キラキラ、おお、できた。
いつの間にか切られた腕が飛んできている。
回復魔法と意識しなくても勝手にくっついて元に戻った。
これならいけるのか。
「フェニックス」
火の魔法をカイに放つ。
今までのオレンジに近い赤い火の鳥ではなく、青白い色でカイに向かっていった。
あ、これヤバイやつだ。温度がとんでもない。
接触する直前にカイが転移で飛んだのがわかった。
火の鳥はそのまま近くにあった岩に当たり、一瞬にして岩を消滅させた。凄まじい威力だ。
避けたカイは、左手が大けがしている。
これでも倒せないようだ。
どうすれば死から逃げられるのか。
だが、カイから攻撃をする気配が感じられないことに気が付いた。
「よくやった、ジルベール。それが神格化だ」
そういわれて、改めて神格化ができていることを意識した。
自分のステータスを見ると、神格化した影響でステータスが大幅に上がっているのがよくわかる。
それに反してダウンしている数値は魔力。ものすごい勢いで減っている。
鑑定でカイを見ると、カイのステータスを見ることができた。
どうやら鑑定の阻害を突破することができているようだ。
カイのステータスはほとんどが自分の数倍だ。
さらに自分との違い、魔力の減り方がゆっくりだ。
感覚的に自分の方が10倍ほど早い。恐らくだが僕が神の眼しか持っていないから効率が悪いのだろう。
「我に攻撃の意思はない、そろそろ神格化を解くが良い」
そういってカイが先に神格化を解除した。
そうか、神格化できた僕を殺す必要が無いということか。
あれ、どうやって神格化を解除するのだろう。
「早く解除するのだ、魔力が尽きるぞ」
ステータス画面で神格化と表示をオフと強く意識すると文字の色が薄くなった。それに合わせて体がもとに戻るのがわかった。どうやら神格化が解除されたようだ。魔力が枯渇して死ぬようなことが無くてよかった。
「どうだ、神格化した時の感じは」
「すこし心が落ち着かない感じがしましたが、冷静でもありました。
カイ様と僕で魔力消費の効率が違ったように思えましたが」
「ああ、我が持つ神の力は眼だけではない。
ゆえに神格化した場合の効率がそなたよりも高い」
「なるほど、ステータスの変化も違いがあったと思いますが」
「それは元からの差だ。
神格化することでさらに差が開いただけだ」
なるほど、おおよその事は理解できた。それにしても危なかった。
いつのまにかカイの腕の怪我が治っている。そういえばいつのまに回復魔法を使ったのだろうか。その辺の記憶は曖昧だ。
神格化、体がしっかりしてからの記憶はあるが、それ以前を覚えていない。もしかしたら万全の状態でないと意識を正常に保ち続けるのは難しいのかもしれない。
全身キラキラ、おお、できた。
いつの間にか切られた腕が飛んできている。
回復魔法と意識しなくても勝手にくっついて元に戻った。
これならいけるのか。
「フェニックス」
火の魔法をカイに放つ。
今までのオレンジに近い赤い火の鳥ではなく、青白い色でカイに向かっていった。
あ、これヤバイやつだ。温度がとんでもない。
接触する直前にカイが転移で飛んだのがわかった。
火の鳥はそのまま近くにあった岩に当たり、一瞬にして岩を消滅させた。凄まじい威力だ。
避けたカイは、左手が大けがしている。
これでも倒せないようだ。
どうすれば死から逃げられるのか。
だが、カイから攻撃をする気配が感じられないことに気が付いた。
「よくやった、ジルベール。それが神格化だ」
そういわれて、改めて神格化ができていることを意識した。
自分のステータスを見ると、神格化した影響でステータスが大幅に上がっているのがよくわかる。
それに反してダウンしている数値は魔力。ものすごい勢いで減っている。
鑑定でカイを見ると、カイのステータスを見ることができた。
どうやら鑑定の阻害を突破することができているようだ。
カイのステータスはほとんどが自分の数倍だ。
さらに自分との違い、魔力の減り方がゆっくりだ。
感覚的に自分の方が10倍ほど早い。恐らくだが僕が神の眼しか持っていないから効率が悪いのだろう。
「我に攻撃の意思はない、そろそろ神格化を解くが良い」
そういってカイが先に神格化を解除した。
そうか、神格化できた僕を殺す必要が無いということか。
あれ、どうやって神格化を解除するのだろう。
「早く解除するのだ、魔力が尽きるぞ」
ステータス画面で神格化と表示をオフと強く意識すると文字の色が薄くなった。それに合わせて体がもとに戻るのがわかった。どうやら神格化が解除されたようだ。魔力が枯渇して死ぬようなことが無くてよかった。
「どうだ、神格化した時の感じは」
「すこし心が落ち着かない感じがしましたが、冷静でもありました。
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なるほど、おおよその事は理解できた。それにしても危なかった。
いつのまにかカイの腕の怪我が治っている。そういえばいつのまに回復魔法を使ったのだろうか。その辺の記憶は曖昧だ。
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