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第4章 10歳王都編
4.11.3 王都での生活
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皆で休憩を取った後に、魔力検知の訓練となった。これは王子達も皆で集まり練習することになった。
「では、魔力検知の訓練です。
地道な訓練方法をお勧めしますが、かなり危ない方法ですが効果的な学習方法があります。
聞きますか?」
「ああ、まずは聞いてみないと判断が付かない」
「では、エイミー説明を」
「え、僕?
別に危ないとは思わないけど、いいよ。この方法は、簡単なんだよ。
まず目隠しをしてもらうでしょ。それで、その人に別の人が攻撃する。
注意点は寸止めしようとか思わないことだね。
本気で切りにいけば、危険を感じて感知できるようになるよ。
ね、簡単」
「いやいや、そんなわけないだろう。
……
まさか、君たちはそうやって習得したのか?」
僕とエイミー、それにレイブリングさんはちょっと目をそらす。
「えっと、私、以外はそうやって習得されたようです。
ジルベール様は目の前で見ましたし、エイミー様もレイブリング様もお父上からそうやってやられたようです」
「でたよ、天才ってやつらは本当に」
ルカレディック王子が即座に答えた。
「はあ、まあ良い。
我々にもそういった才能があるのか解らないが、私は運が良い方だ。
それでも、もう少し説明を求める。
まず、どのように魔力を探るんだ」
「ああ、えっとね。
魔力を体全体に広げるやつの応用なんだよ。
お腹のあたりの魔力を外に向かってえいって広げるんだよ。えいって。
この硬貨みたいに、薄い幅で魔力をえいって飛ばすの。
それをやってると最初は魔力を持つ動く人が解るようになるんだよ。
わかった? 簡単でしょ」
「エイミーの説明が長い。僕の時よりも親切だ。努力してるね」
「日々進歩でしょ」
「いや、その、えいって飛ばす方法が解らないな」
「大丈夫、大丈夫、とりあえず気合だよ気合」
みんなが魔力を外に飛ばそうと頑張っている。全員が少し魔力操作ができるようになっているので、少しだけ魔力が飛んでいる。
「うーん、やっぱりわかんないや、私は目をつぶるからエイミーさん切りかかって来て」
「よしきた。スザンヌ様は私と一緒で、感が鋭い感じがするからさ、きっとできるよ」
そういってスザンヌに目隠しをして、少し離れるエイミー。
僕の時には最初から剣を握っていたが、今、手に持っているのは紙で作った棒だ。さすがに自重したようだ。
音を立てないように近づいて振りかぶり頭に当てる。
お、当たる前に少し動いた気がする。
「あ、あたっちゃった。 でも少し動いた気がすね。やっぱり紙の棒だと殺気が少なくなるのかな」
「なんとなく、解るような。もう一度お願い」
「良いよ。じゃあ行くよ」
エイミーはすっと反対側に回り込みゆっくりと近づいて撃ち込む。
今度はよけながら受ける事ができた。
「うん、なんとなく。なんとなくわかる気がするけど、まだだめね」
「いや、それだけできればすごいと思うけど」
「じゃあ、一気にレベルアップ。この紙の棒を木の棒にしようか」
「いや、さすがに時間をかけよう。王女様の頭に怪我はまずいでしょ」
「頭以外ならよいかな。あれ、でもジルちゃん回復魔法使えば大丈夫でしょ」
「いや、回復魔法使っても当たると痛いんだよ」
「痛いだけなら我慢するわ。大丈夫よ。遠慮せずに来なさい」
「いやー、男だねースザンヌ様は。じゃあ行くよ遠慮なく。
連続で行くから、油断せずにどんどん避けてね、当たっても次々に行くよ。
他の男子も見習ってほしいね」
そういって、剣速は遅いが普通に木剣を撃ち込んでいる。
3回に1回は止めているが、2回は当たっている。腕とかいろんなところに当たっている。徐々に当たる回数が減って来て、この剣速ならほぼ止められるようになった。
「よーし、終わり。流石だね」
「いや、どうみてもやりすぎでしょ。スザンヌ様、すぐに治療します。ここに座ってください」
診断を使って全身の怪我の場所を探り、回復魔法で治療をする。見える場所のあざは無くなったが、見えない場所は解らない。
「診断で全身を治療したけど見えない所の傷跡が解りません。侍女に全身を見て貰って、あざがあれば王城で治療を受けてくださいね」
その後、結局全員が木剣相手に魔力検知の練習を始めてた。みんな脳筋タイプなのか、野生児のような感の鋭さを持っていたか、あっという間に習得して行った。
近距離ではあるが、魔力検知ができるようになったので一通りの技術を教える事ができる。あとはレベルを上げれば大丈夫だろう。
全員の治療後に、昼食を取り、今日はそのまま訓練が続いた。
スザンヌ様は、身体強化を使いながら剣に魔力を乗せた攻撃ができるようになった。まだゆっくりしか動かせないがすごい進歩だ。
婚約希望者と戦い、勝てば候補に入れると公言していただけある。元々ある程度基礎ができていたのだろう。同年代では負けなしと言うのは本当だったようだ。
「では、魔力検知の訓練です。
地道な訓練方法をお勧めしますが、かなり危ない方法ですが効果的な学習方法があります。
聞きますか?」
「ああ、まずは聞いてみないと判断が付かない」
「では、エイミー説明を」
「え、僕?
別に危ないとは思わないけど、いいよ。この方法は、簡単なんだよ。
まず目隠しをしてもらうでしょ。それで、その人に別の人が攻撃する。
注意点は寸止めしようとか思わないことだね。
本気で切りにいけば、危険を感じて感知できるようになるよ。
ね、簡単」
「いやいや、そんなわけないだろう。
……
まさか、君たちはそうやって習得したのか?」
僕とエイミー、それにレイブリングさんはちょっと目をそらす。
「えっと、私、以外はそうやって習得されたようです。
ジルベール様は目の前で見ましたし、エイミー様もレイブリング様もお父上からそうやってやられたようです」
「でたよ、天才ってやつらは本当に」
ルカレディック王子が即座に答えた。
「はあ、まあ良い。
我々にもそういった才能があるのか解らないが、私は運が良い方だ。
それでも、もう少し説明を求める。
まず、どのように魔力を探るんだ」
「ああ、えっとね。
魔力を体全体に広げるやつの応用なんだよ。
お腹のあたりの魔力を外に向かってえいって広げるんだよ。えいって。
この硬貨みたいに、薄い幅で魔力をえいって飛ばすの。
それをやってると最初は魔力を持つ動く人が解るようになるんだよ。
わかった? 簡単でしょ」
「エイミーの説明が長い。僕の時よりも親切だ。努力してるね」
「日々進歩でしょ」
「いや、その、えいって飛ばす方法が解らないな」
「大丈夫、大丈夫、とりあえず気合だよ気合」
みんなが魔力を外に飛ばそうと頑張っている。全員が少し魔力操作ができるようになっているので、少しだけ魔力が飛んでいる。
「うーん、やっぱりわかんないや、私は目をつぶるからエイミーさん切りかかって来て」
「よしきた。スザンヌ様は私と一緒で、感が鋭い感じがするからさ、きっとできるよ」
そういってスザンヌに目隠しをして、少し離れるエイミー。
僕の時には最初から剣を握っていたが、今、手に持っているのは紙で作った棒だ。さすがに自重したようだ。
音を立てないように近づいて振りかぶり頭に当てる。
お、当たる前に少し動いた気がする。
「あ、あたっちゃった。 でも少し動いた気がすね。やっぱり紙の棒だと殺気が少なくなるのかな」
「なんとなく、解るような。もう一度お願い」
「良いよ。じゃあ行くよ」
エイミーはすっと反対側に回り込みゆっくりと近づいて撃ち込む。
今度はよけながら受ける事ができた。
「うん、なんとなく。なんとなくわかる気がするけど、まだだめね」
「いや、それだけできればすごいと思うけど」
「じゃあ、一気にレベルアップ。この紙の棒を木の棒にしようか」
「いや、さすがに時間をかけよう。王女様の頭に怪我はまずいでしょ」
「頭以外ならよいかな。あれ、でもジルちゃん回復魔法使えば大丈夫でしょ」
「いや、回復魔法使っても当たると痛いんだよ」
「痛いだけなら我慢するわ。大丈夫よ。遠慮せずに来なさい」
「いやー、男だねースザンヌ様は。じゃあ行くよ遠慮なく。
連続で行くから、油断せずにどんどん避けてね、当たっても次々に行くよ。
他の男子も見習ってほしいね」
そういって、剣速は遅いが普通に木剣を撃ち込んでいる。
3回に1回は止めているが、2回は当たっている。腕とかいろんなところに当たっている。徐々に当たる回数が減って来て、この剣速ならほぼ止められるようになった。
「よーし、終わり。流石だね」
「いや、どうみてもやりすぎでしょ。スザンヌ様、すぐに治療します。ここに座ってください」
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