ロード〜不良の王になるために〜

プロローグ:孤独な王
 この街で俺の名前を知らない奴は、たぶんいない。
 喧嘩は全部一発。逃げたことも、負けたことも、もちろん土下座したこともない。

 俺は神原 蓮(かんばら れん)、高校二年。ただのヤンキー。けど、自分じゃ“最強”だと思ってた。
 実際、地元の不良たちは俺を見ると目を逸らす。笑えないくらい、真顔で逃げてく。

 けどな、俺は知らなかった。
 本当の不良社会は、そんな甘っちょろいもんじゃねぇってことを──
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