暁を願う
大切な人が消えてしまった世界は、ひどく暗く、色を失ったようだ。苦しくて悲しくてどうしようもない。
それでも私は、ただ一途に貴方を思い続けるーー
人に害をなす妖(あやかし)が跋扈する町。16歳の少女・宵風 雪(よいかぜ ゆき)はたった1人で妖怪退治屋を営んでいる。
いや、本当は1人では無かったのだ。いつかの彼女の隣には少年と青年がいた。
消えてしまった「彼ら」を思う少女は、ただただ膝を抱えてうずくまるしかなかったのだ。
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