ディメンション・ラバー

四月七日。春休みも最終日となる日の朝。
高校2年生の主人公、三坂三鶴(みさか みつる)は今日もまた何も変わらない日常に絶望していた。
彼の生活に、特に大きな問題があるわけではない。
しかし、彼の《一番望むもの》は、決して手に入れることが出来ない非現実的なものである故、彼は現実に絶望していた。
「んもー、待ちくたびれましたよ〜?」
その少女に、出会うまでは​────。
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