孤独の魔女と独りの少女

徒然ナルモ

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六章 探求の魔女アンタレス

六章時点・人物紹介

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保有総魔力・体内に保有する魔力の総量、魔術師としての実力に直結しやすい
魔力放出力・魔力を噴出し出力する能力の高さ、魔術の威力に直結しやすい
魔力精密度・魔力を精密に動かす能力、高い程魔術師としての技量が高くなる
魔力持久力・魔力的なスタミナ、継続して魔術を使用し続ける能力

近接戦能力・近接戦の実力の高さ、剣を使っても魔術を使っても目の前で戦えば近接
肉体精密度・身体的な精密度の高さ、戦闘だけでなく手先の器用さなど技量も測定対象
肉体持久力・肉体的なスタミナ、継続して運動をし続ける能力
知識量・物を知っているか それを処理できるかの能力、頭の良さと言い換えた方が速い


能力値ランク
G~Sまで存在し、高ければ高いほど良いものとされ、S以上は人の領域を超えているとされる、測定不能は 他の追随を許さず 比較になる相手がいない為計測が不可能な状態
同じランクでもピンからキリまで存在し 同一ランクは互角というわけではない、ランクが一つ上に上がると完全にその能力は上位となる
 


六章のネタバレをある程度含みます、また身長体重年齢は六章終了時点のもの
また、前回紹介し、かつ変化がないものは省きます



名前・エリス
性別・女性
身体・身長155 体重54
年齢・16歳
異名・孤独の魔女の弟子  流浪の暁風
好きな食べ物・師匠の料理全般 友達と食べるご飯
嫌いな食べ物・トロトロしたもの ネズミの香草焼
能力値
保有総魔力・B 魔力放出力・A
魔力精密度・B 魔力持久力・C
近接戦能力・B 肉体精密度・B
肉体持久力・D 知識量・B
固有能力
『完全記憶能力』・『詠唱省略術』
『極限集中状態』・『識確魔術(現在封印中)』
魔力覚醒・『ゼナ・デュナミス』

武装
『宝天輪ディスコルディア』
『リバダビアの指輪』
『エリスのコート』

備考
三年の学園生活を経て肉体面精神面共に成長し人間として未熟を抜け円熟へと到つつある少女、学園での生活で遂に第二段階へと到達し その実力はマレウス時よりも格段に跳ね上がっている
学園で自分が大衆に馴染めるタイプの人間でないことを自覚し、自分の周りの友人達だけでも大切にしようと心に決め、思春期が終わったこともありある意味迷いが無くなった

魔女の弟子 カストリア五人組の参謀兼メモ帳代わり、ラグナ達五人の中では参謀役に収まりつつあり、ラグナの次に最終決定権を持つ人物でもある
魔術的にも技術的にも出来ることも弟子達の中では最も多い為 頼りにされる場面も多い反面、瞬間湯沸かし器並みのキレ性ゆえ目を離すと何をしでかすか分からないとも実は思われてる

戦闘面においてはこの十年の旅の中続けてきた戦法が確立した、蹴りを主体とした近接戦と敵の弱点を突く属性攻撃をメインとするようになった、また 未完ながらも魔力覚醒を取得、今まで経験してきた己の行動をリピートするという力の限界点は未だ知れず、次はこれを極めていく段階へと移行した


名前・ラグナ・アルクカース
性別・男性
身体・身長173 体重75
年齢・18歳
異名・争乱の魔女の弟子  アルクカース大王
好きな食べ物・肉 ニンニク エリスのシチュー
嫌いな食べ物・味の薄い物
能力値
保有総魔力・B 魔力放出力・D
魔力精密度・C 魔力持久力・B
近接戦能力・A 肉体精密度・B
肉体持久力・B 知識量・C
 備考
アルクカース大王にして争乱の魔女の弟子、偶然エリスと同時期に学園へ入学し行動を共にすることとなる、幼い頃とは違い 精神的にも非常にタフになっており、ちょっとやそっとじゃ揺るがない まさしく大王としての風格を得た、エリスへの恋心を抱きながらもそこに関しては勇気が出ず 日々悶々した生活を送っている

カストリア五人組のリーダー兼発火材、魔女の弟子達の頭目としてリーダーシップを発揮しており、事実エリス達からも五人のリーダーは彼を置いて他にいないと認められている、戦略面においては類稀なる慧眼を持つが それ以外の頭を使う場面ではあんまりなのでそこは他人を頼る
また、実力においても現状魔女の弟子達最強とも言える力を持ち、一人だけ別格のポテンシャルの高さを誇る


名前・デティフローア・クリサンセマム
性別・女性
身体・身長105 体重35
年齢・16歳
異名・友愛の魔女の弟子  魔術導皇
好きな食べ物・甘いお菓子(特にクッキー )デティスペシャル
嫌いな食べ物・野菜 苦いヤツ
能力値
保有総魔力・B 魔力放出力・D
魔力精密度・D 魔力持久力・A
近接戦能力・G 肉体精密度・G
肉体持久力・F 知識量・B
備考
アジメクの盟主にして魔術界におけるトップ 魔術導皇を務める少女、ラグナ同様留学してきたところ親友エリスのいじめの現場に遭遇し行動を共にする、エリス同様魔蝕の子であり 天賦の魔力探知能力を持ち 相手の感情さえも大まかに感じ取れるほど
その代償として、身長が伸びにくい…というか一切伸びない特異体質になってしまった、本人はそのことをかなり気にしており 身長を伸ばす方法はあらかた試している、効果はご覧の通りである

カストリア五人組のムードメーカー兼辞書役、魔術導皇として魔術における知識は他の追随を許さず、取り敢えず知らない魔術はない くらいの勢いな為魔術的な知識を要する場面では重宝される、反面 肉体の成長が5~6歳から止まっている為身体能力も歳相応な為激しい動きは厳禁


彼女が学園へ現れた事は確かに偶然である、がしかし あの場に居合わせたのは偶然ではない



名前・メルクリウス・ヒュドラルギュルム
性別・女性
身体・身長176 体重64
年齢・20歳
異名・栄光の魔女の弟子  同盟首長
好きな食べ物・シチュー パン
嫌いな食べ物・落ち着かない料理
能力値
保有総魔力・C 魔力放出力・C
魔力精密度・A 魔力持久力・C
近接戦能力・C 肉体精密度・C
肉体持久力・B 知識量・B
備考
デルセクト国家同盟群を統括する立場に置かれる女傑、エリス達と学園生活を同じくした同志にして友人、元軍人でありながら国王達を統べる地位に置かれたこともあり洞察力や推理力 観察力が際立っており、弟子達の中では最年長ということもあり 年下達を見守るように立ち回る

カストリア五人組の推理役兼清涼剤、年長者としての冷静な立場と元軍人としての経験を生かし エリスとラグナでは気がつけない点によく目がいく、序でにエリスとラグナの恋路を見て心底楽しんでいる人間の一人であり 、デティとアマルトに余計なことをしないよう言い含めているのも彼女、応援する気はあるが手伝いをする気は皆無

名前・バーバラ・マジェスティック
性別・女性
身体・身長160 体重57
年齢・17歳
異名・ディオスクロア大学園 魔術科生徒
好きな食べ物・おっきな肉
嫌いな食べ物・ちっちゃな肉
能力値
保有総魔力・D 魔力放出力・E
魔力精密度・E 魔力持久力・E
近接戦能力・D 肉体精密度・D
肉体持久力・B 知識量・F
備考
争乱の魔女アルクトゥルスに憧れ世界最強の拳闘家になる為学園卒業を目指しディオスクロアの魔術科へと入学した生徒、ひょんなことからエリスと縁を持ち 一年の頃はよくつるみ、ピエールの嫌がらせを受けていた

しかし、悪魔のアインに不意を突かれ両手足を捻られ毟り取られる寸前というレベルの重傷を負い長期の入院を余儀なくされる、その際 自分の部下の仕業と勘違いしたピエールが高品質なポーションを湯水のように彼女に使用したこともあり一命は取り留め後遺症も残らぬ回復を見せる

エリス達とは別れて行動し卒業後はそのままコペルニクス 王家へと士官、自分を助けてくれた恩を返す為 あとまた性根が腐らせないよう後ろで尻を叩く為 ピエールの護衛となる

名前・アレクセイ・プトレマイオス
性別・男性
身体・身長163 体重?
年齢・15歳
異名・ディオスクロア大学園 魔術科生徒
好きな食べ物・不明
嫌いな食べ物・不明
能力値
保有総魔力・? 魔力放出力・?
魔力精密度・? 魔力持久力・?
近接戦能力・? 肉体精密度・?
肉体持久力・? 知識量・?
備考
ディオスクロア大学園972期生魔術科所属、オタク気質で魔術師の事を調べ回ったり 色々知っていたりする博識な生徒、ただ人と打ち解けるのが苦手なのか友人はあまり多く持たず エリスとバーバラ以外の人間とはあまり話そうとしない

彼の家が何処にあるのか、彼はどこから来たのか 、知っている人間も知りたいと思っている人間もいない、ただただ眼に映るだけの透明人間のような男が彼だ

一応魔術は使えるようで授業中は一生懸命火炎魔術を使っているところが目撃されている、また痛みにとても強いのか 以前何処かで事故にでもあったのか…背部の右脇腹に木の破片が深々と突き刺さっているのにも気がつかず平然と生活していたという事例も目撃されている(指摘するとわざとらしく痛がって何処かへ消えた)

エリス バーバラとは友人であった、しかしバーバラの事件以来疎遠になり 代わりにエドワルドや図書委員などとつるむようになる、彼らがどのように交友関係を構築したのかは一切不明

名前・ピエール・コペルニクス 
性別・男性
身体・身長161 体重50
年齢・17歳
異名・ディオスクロア大学園 帝王学科生徒
好きな食べ物・アスパラ
嫌いな食べ物・卵(昔食当たりしたから」
能力値
無し

備考
コルスコルピを統べる王族 コペルニクス 王家の次男坊、尊大な態度とワガママな性格が前面に押し出た暴君のような人間、プライドが高く彼の行いを咎めただけで激怒し権力を振りかざし相手を排除しようとする、エリスとバーバラもその毒牙にかかりかなり酷い目を見た

しかし、その行いが原因でエリスとラグナ達をノーブルズの敵対者にしてしまい、ノーブルズの権威失墜の遠因を担ってしまった責を問われ腫れ物扱いを受け、一般の生徒からはバーバラに重傷を負わせた犯人と勘違いされ…、学園内で孤立してしまう

結果としてバーバラと和解し周囲の誤解を解き、彼自身も態度を改めたことにより 後輩からはある程度愛されていた、最近では常にバーバラが監視役として側にいてくれる事もあり 彼も真面目にやれている様子

卒業後は父より地方の領地を預かり しばらくの間そこで領主として勉強を積むこととなる、その側には護衛兼見張り役の彼女の姿もあったという

名前・クライス・ヒッパルコス
性別・男性
身体・身長170 体重45
年齢・17歳
異名・ディオスクロア大学園 魔術科生徒
好きな食べ物・片手で食べられる物
嫌いな食べ物・両手が汚れる物
能力値
無し
備考
ディオスクロア大学園972期生魔術科第一クラス所属のエリート生徒、髪を綺麗七三で分けたヒョロガリの青瓢箪、魔術界のニューホープを自称しており 事実高い魔術の素養と血の滲むような努力によって得られた知識と腕は本物

されど性格に難あり、やや他人を見下す所があり 当初は周囲から苦手意識を持たれていたが、ラグナ達によって火災より救出され難のある性格がやや軟化し 寧ろ他人を引っ張るリーダーとしての素養も開花させる

学園を主席で卒業後はコルスコルピ魔術研究機関に就職する予定、なのだが 実は研究機関に就職してから数ヶ月後、とある人物から声がかかり 彼はその人物の呼び掛けに応じて研究機関から移籍、今は別の国にいるらしい

名前・ガニメデ・ニュートン
性別・男性
身体・身長165 体重70
年齢・18歳
異名・ノーブルズ中心メンバー 正義の味方
好きな食べ物・ラザニア
嫌いな食べ物・無し 出されたものは全部食べる
能力値
保有総魔力・C 魔力放出力・E
魔力精密度・E 魔力持久力・C
近接戦能力・D 肉体精密度・D
肉体持久力・F 知識量・C

備考
ディオスクロア大学園の頂点 ノーブルズ達の中心メンバーの一人、国防を担う将軍家の次男坊、非常に声が大きく やや思い込みが強い部分があり、愛読書 マジカルヒーローシリーズに出てくるようなヒーローになる事を目標としている

風紀と正義を守るジャスティスフォースなる部隊を率いて悪どい生徒を暴力と権威で他人を押し付け学園に恐怖で秩序を齎していたが、エリス達と敵対し 結果敗北 それ以来今までの己の行いを反省して 暴力で悪を打ちのめすのではなく 善意で小さな善を成す道を選ぶ

次男坊でありながら兄を差し置いて次期将軍の座に就くことが確定している、というのも兄 グレイヴンも元々は将軍候補であったが彼には人を率いる才覚が無く 代わりに指名されたのがガニメデだった
ガニメデが次期将軍に指名されたのは学園入学の一年前、それまで将軍の座など考えたこともなかったにも関わらず彼は真摯に役目と向き合い 兄達を安心させる為に立派な将軍になる事を誓った

それ故に、学園生活では空回りしてしまったが、それももう過去の話である

名前・カリスト・ケプラー
性別・女性
身体・身長170 体重46
年齢・18歳
異名・ノーブルズ中心メンバー 妖艶なる女王(自称)
好きな食べ物・ショートケーキ
嫌いな食べ物・貧乏臭い豆料理
能力値
保有総魔力・B 魔力放出力・C
魔力精密度・E 魔力持久力・D
近接戦能力・F 肉体精密度・G
肉体持久力・F 知識量・D

備考
ノーブルズの中心メンバーの一人にしてコルスコルピ財務大臣の一人娘、将来大臣の座に就くことが確定している人生勝ち組、女を子猫ちゃんと呼んで可愛がり 男を汚物として扱い詰る学園の女王

別に、女の子が好きで男が嫌いな女尊男卑主義者ではなく 見下しているという点ではどちらも見下している、歴史的文化財の保護の為かつかつになりつつある国の財政の責を問われ没落しつつあるケプラー家…その状況に危機感を持つが故の言動であり

自分の上に立つのは男であるイとトアマルト、自分を没落貴族と囁く女達…それに対する復讐とケプラー家の栄華の為 アマルトから授かった呪術を使い国の乗っ取りすら企んだが、デティフローアに敗北し 助けられ やり直す機会を与えられ、彼女に傾倒した

別に状況が変わったわけではないが、冷静になり余裕の出来た彼女は誰かを見下すのをやめ 己の努力と全力を用い ケプラー家と国の立て直しに尽力する事となる

今もデティフローアには恩を感じ敬愛しているが、今の彼女の頭の中にあるのはこの国の財務情勢だけ、コルスコルピがこれからも大国の一角としてあれるかどうかは 彼女の双肩にかかっている

名前・エウロパ・ガリレイ
性別・女性
身体・身長134 体重39
年齢・17歳
異名・ノーブルズ中心メンバー 
好きな食べ物・飴
嫌いな食べ物・ブロッコリーの葉の部分、茎は好き
能力値
保有総魔力・D 魔力放出力・D
魔力精密度・C 魔力持久力・D
近接戦能力・G 肉体精密度・F
肉体持久力・F 知識量・B
備考
ノーブルズの中心メンバーの一人、法務大臣であるガリレイ家の一人娘、法を司る一族故に公平性を守る為 幼い頃より友人を作る事を許されず アリスタルコスや他の大貴族の家以外の交流を断たれて生きてきた、それ故に彼女にとって友人と言える存在は 従者のミノスだけであった

不運の別れを告げたミノスとエウロパはメルクリウスの尽力のおかげで再会が叶い、彼女自らデルセクトに迎えに行き 暫くの後帰ってきた彼女は、今までよりも少しだけ明るかったという

余談にはなるがかつてアリスタルコス家に嫁いだサルバニート、彼女の従者だった男カルロスはサルバニートの死後 このガリレイ家の従者となった、カルロスはサルバニート同様令嬢を誑かし少しでも良い暮らしをしようと企んでいたが ソニアの一件に巻き込まれ彼もソニアの屋敷へ送られることとなってしまった

結果カルロスはガリレイ家へ帰ることはなかった、エリスがソニアの城に忍び込んだ際、脱走して撃ち殺された奴隷、それが彼だった……かもしれないから


名前・イオ・コペルニクス 
性別・男性
身体・身長165 体重59
年齢・19歳
異名・ノーブルズ中心メンバー コルスコルピ次期国王
好きな食べ物・オッソブーコ
嫌いな食べ物・バーニャフレイダ
能力値
保有総魔力・C 魔力放出力・D
魔力精密度・C 魔力持久力・C
近接戦能力・B 肉体精密度・C
肉体持久力・B 知識量・D

備考
ノーブルズの事実上のリーダーであり、次期魔女大国の国王となる事が定められたいわゆる王子、ノーブルズとして学園もしっかり治めなければという強迫観念じみた意識に囚われていた所為か 当初はかなり過激な人物であった、がしかし、エリス達との戦いを通じ アマルトの歪みを見続け己を鑑み態度を改める事となる
元は友達思い 弟思いの好青年であり、学園生徒に厳しく接したのもまた無辜の生徒を守る為だった

アマルトとは親友の間柄であり、やや拗れた時期はあったものの今は良好な関係を築いており、アマルトが改心するきっかけになったエリス達には恩義を感じているらしい

冷静な佇まい 丁寧な物腰 秩序を求める姿勢、穏健な性格に見えるがかなりの武闘派であり、槍を持てば滾り ある程度の手加減をしていたとはいえラグナ相手に一歩も引かずに渡り合うだけの戦いを演じるなど、武将気質な人物
気弱自分を変える為に始めた武芸にどハマりしてしまった結果とは言え、外套を脱いだら隆々の筋肉が垣間見えるのは王としてどうなんだろうとイオ自身気にしてる

あとカストリア大陸における魔女大国の王の中で自分だけ魔女の弟子じゃないのを気にしてるけど、アマルトの方が相応しいと何処か認めている


名前・アマルト・アリスタルコス
性別・男性
身体・身長177 体重68
年齢・19歳
異名・探求の魔女の弟子 次期学園理事長
好きな食べ物・ボロネーゼ
嫌いな食べ物・あからさまに手の抜かれた料理
能力値
保有総魔力・C 魔力放出力・C
魔力精密度・B 魔力持久力・B
近接戦能力・B 肉体精密度・B
肉体持久力・B 知識量・C

備考
ディオスクロア大学園を代々統べる理事長の家系 アリスタルコス家の嫡男にして探求の魔女アンタレスの弟子、捻くれた物言いと素直ではない性格をしておりエリスをして性根がねじ曲がってるところ言わしめるほど
過去に辛い目にあったというのもあるが、別にそれで人間性が決まるわけでもなければ捻くれていい免罪符になるわけでもない、これは彼がそういう性格に育つ余地があり そしてその通りに育っただけのことである

伝統のための理事長ではなく 生徒の為の理事長になる事を誓う、それは学園がなくなろうとも 何もかもを投げ打ち未来の種子を育てる事を意味し、継続を是とするアリスタルコスの思惑とは真逆のものであった、事実伝統を軽んじる彼のあり方に国内からも非難の声が出ていた…が 少なくとも父と姉は彼の味方をしてくれている


カストリア五人組のストッパー兼料理係、ラグナ達と合流した後は良い意味でも悪い意味でも愚直な彼らのブレーキ役となる、また小さい頃より続けていた料理の腕前はエリスをはるかに上回る程のもの、ただ台所で料理させればアマルトが勝つが 旅の最中 限られた食材で料理させればエリスが上回る

名前・タリアテッレ・ポセイドニオス
性別・男性
身体・身長177 体重68
年齢・31歳
異名・世界最強の剣士 世界最高の料理人
好きな食べ物・出された物は食べる、それは基本
嫌いな食べ物・無し 食べられるなら食べる
魔力覚醒・使えるが現時点では不明
能力値
保有総魔力・B 魔力放出力・D
魔力精密度・D 魔力持久力・D
近接戦能力・A 肉体精密度・A
肉体持久力・B 知識量・B

備考
コルスコルピ王国に仕える剣士団の団長にして王宮の厨房の責任者、剣士としても料理人としても世界の頂点にに立つ女、かつてアジメクのヴェルト アルクカースのデニーロ デルセクトのグロリアーナと並んでカストリア四天王と呼ばれた女

また 理事長一族アリスタルコスの補佐を使命とする分家 ポセイドニオスの一員でもあり、生まれた時よりアリスタルコスに尽くす事が全てとして教育され生きてきた、それ故に彼女はアリスタルコスの踏み台以外の何かになる為料理や剣術も新しい自分を見つける為に極め尽くした…

が結局自分以外の何かにはなれず、結果としてアマルトもタリアテッレを拒絶し、役目も果たせず何者にもなれなかった彼女は、それでも必要としてくれる誰かのために生きていく

グロリアーナ マリアニールとは学園時代の友人であり 今も交友関係にある、一応グロリアーナは先輩だけど年下 マリアニールは同期だけど年上


名前・リリアーナ・チモカリス
性別・女性
身体・身長167 体重50
年齢・36歳
異名・ディオスクロア大学園魔術科筆頭教授 七魔賢
好きな食べ物・アジメクの薬膳鍋
嫌いな食べ物・肉の脂身
魔力覚醒・使えるが現時点では不明
能力値
保有総魔力・A 魔力放出力・B
魔力精密度・C 魔力持久力・B
近接戦能力・E 肉体精密度・D
肉体持久力・F 知識量・A

備考
ディオスクロア大学園魔術科筆頭教授であり、魔術界の大権威にして世界最高の七人魔術師 通称七魔賢のうちの一人、幼き頃は神童 青年期は天才 今は超天才と名を馳せる
魔術科では最低三年の履修を終えた生徒だけが入ることの出来る高等学科にて教鞭を握る為エリス達とはあまり関わりはなかったが、その才気を見抜いたと最近は鼻高々

一応第二段階到達者、 その実力故に若い頃からかなり評価されていた、実際三十代にして七魔賢入りは異例とも言える自体であり、将来は世界最強になり得るとさえ言われていたが、更に若く更に強いグロリアーナの七魔賢加入でその地位を失った

名前・グレイヴン・ニュートン
性別・男性
身体・身長169 体重69
年齢・34歳
異名・ディオスクロア大学園剣術科筆頭教授
好きな食べ物・グラタン
嫌いな食べ物・テーブルの上の皿は全て平らにする
能力値
保有総魔力・E 魔力放出力・C
魔力精密度・F 魔力持久力・D
近接戦能力・B 肉体精密度・C
肉体持久力・C 知識量・E
備考
ディオスクロア大学園剣術科筆頭教授、名家ニュートン家の長男でありガニメデの兄に当たる人物、名家出身故コネでその地位に就いたとよく邪推されるが 彼自身の実力は高く、少なくとも剣術科に属する誰よりも高い実力を持っているのは確かであり 一度はタリアテッレに挑んだこともあった、負けたけど

長男でありながら家の伝統を継がず学園の教師になっているのは彼も不本意なところである、というのも彼自身将軍の地位に就きたかったものの戦略面や政治面はからっきしであり その役目無しと見なされてしまったが故に今に至る

そういう面では弟ガニメデに全てを押し付けてしまっている現状に申し訳なさを感じている、その為彼はガニメデをニュートン家の最後の希望として 愛し 守っている


名前・フーシュ・アリスタルコス
性別・男性
身体・身長170 体重52
年齢・43歳
異名・ディオスクロア大学園剣術科筆頭教授
好きな食べ物・特に無し
嫌いな食べ物・手掴みで食べるご飯
能力値
無し
備考
アリスタルコス家の現当主にしてディオスクロア大学園の現在の理事長、アリスタルコスの伝統 『学園の守護』の念に取り憑かれているが故に 生徒であれ息子であれ犠牲として差し出すことを厭わぬ思考をしており、彼の頭の中には人の生き死によりも学園の存亡しか無い

その考え方故にアマルトと対立し、教員であるリリアーナからも殴られ 見放される、そんなことがあったが為に一応反省はしているものの 考え方そのものが大きく変わったわけでは無い為、これからも彼は同じ方針で学園を運営していく

彼が今まで生きてきた中で 己の判断と勝手でした行動といえば、妻 ダムティナとの婚姻のみである、一応別に婚約者はいたものの 物怖じしない性格と物言いをする快活なダムティナに惹かれた彼は 独断でダムティナと婚約し子を成した

結果ダムティナは長生きしなかったものの、今 ダムティナと同じ顔で笑う息子に あの頃の気持ちを蘇らせている、今度は 少なくとも蔑ろにはすまいと


名前・隠者のヨッド
性別・男性
身体・身長161 体重75
年齢・51歳
異名・大いなるアルカナ 幹部No.9
好きな食べ物・酒と薫製肉
嫌いな食べ物・匂いのきつい料理
保有総魔力・D 魔力放出力・E
魔力精密度・D 魔力持久力・B
近接戦能力・C 肉体精密度・C
肉体持久力・D 知識量・D

備考
大いなるアルカナのNo.9、幹部の一人であり 運命のコフに次ぐ実力者…なのだが、真っ向勝負はあまり強くなく、飽くまで隠密として隠れながら不意打ちなどの戦法を得意とする
体を透明にし 自身を感知できる凡ゆる要素を消し去る『インビジブルボディ』の使い手、それを用い下のNo.達に不意打ちを仕掛け 自身のNo.を上げてきた経緯がある、その為かなり下に見られがちであり 実際の実力はNo.4相当

合宿をしにきたエリス達に対して不意打ちを仕掛け翻弄するが、エリスの策とラグナの拳の前に敗れ囚われてしまう、脅され危うくコルスコルピにいるアルカナ達の素性を言いかけた瞬間 自身の正体の露見を恐れたアインによって謀殺される

コルスコルピにいたもののアイン達とは連携していなかった、一応連絡は取り合っていたがヨッド自身 アインの事をかなり恐れており、一緒に行動することを嫌がった為 彼だけ別行動することとなった、自分の身に アインの魔の手が潜んでいるとも知らずに

名前・死神のヌン
性別・男性
身体・身長178 体重65
年齢・25歳
異名・大いなるアルカナ 幹部No.13
好きな食べ物・無し
嫌いな食べ物・全部
保有総魔力・C 魔力放出力・C
魔力精密度・B 魔力持久力・B
近接戦能力・B 肉体精密度・B
肉体持久力・D 知識量・C

備考
学園魔術科における主席にして当世代きっての天才と名高い優等生 エドワルド・ヴァラーハミヒラ、しかしそれは世を偲ぶ仮の姿、真の名は大いなるアルカナNo.13 死神のヌン

元々デルセクトの落魔窟で生まれた名無しの子供、債務者同士が娯楽で行なった性行為が原因で生まれてしまった子供であり 名を付けられることなく地獄で生まれたが故か  、自分がこの世界の異物であると言う意識が強く、自己を労わる事も他人を慮る事もしない

死に場所を探すように裏社会を練り歩き その果てで出会ったとある存在により大いなるアルカナへと加入させられる、その時与えられた死神のヌンという名に相応しい存在になる為 より一層人殺しを躊躇しなくなった

扱う魔術は猛毒魔術全般、吸えば喉が爛れる毒ガスや触れただけで岩をも溶かす硫酸など人を殺すことに特化した恐ろしい殺人魔術の使い手、猛毒魔術は一応魔術導皇が使用を禁じているものの その規制は緩く、各地の王侯貴族がよく暗殺に使用しているので、存在そのものは結構ポピュラーな魔術、ここまでの使い手は稀ではある

名前・節制のサメフ
性別・女性
身体・身長152 体重45
年齢・14歳
異名・大いなるアルカナ 幹部No.14
好きな食べ物・マカロニ
嫌いな食べ物・パスタ
保有総魔力・D 魔力放出力・B
魔力精密度・B 魔力持久力・D
近接戦能力・G 肉体精密度・F
肉体持久力・F 知識量・B

備考
コルスコルピの王族 コペルニクス王家を支える四支族の一角、代々魔術大臣を任じられるフィロラオス家の跡取り アドラステア・フィロラオス、元々アマルトの婚約者であったサルバニート・フィロラオスの実妹であった少女

しかし、サルバニートが死んでフィロラオス家の跡取りになる事が確定した頃、とある存在と邂逅し それが使う真なる魔術を前に今現在世界で蔓延る現代魔術の馬鹿馬鹿しさに気がつき、その存在を盲信しそれに従うように大いなるアルカナへと加入する

魔術大臣を歴任する家系の人間だけあり魔術センスは凄まじく 14歳という若さながらアルカナ内でもトップクラスの戦闘能力を持つ、そしてそんな彼女が武器とするのは『コンセプトコンプレッサー』…所謂圧縮魔術である

第一級禁忌魔術に指定され その存在すら消し去られたそれを とある存在により与えられており、それを駆使して戦う、とある存在から無限に魔力が送られている事もあり文字通り無限にこの魔術を使用する事が出来る

最後は無限の魔力を逆手に取られデティに敗北、その後 とある存在が魔力を送る為に脳に埋め込んでおいた種子により 魂を徴収され体が樹木に変化し死亡する、彼女の死によってフィロラオス家の断絶は避けられない物となった


名前・塔のペー
性別・女性
身体・身長143 体重36
年齢・22歳
異名・大いなるアルカナ 幹部No.16
好きな食べ物・ボルシチ
嫌いな食べ物・雪
保有総魔力・B 魔力放出力・D
魔力精密度・C 魔力持久力・B
近接戦能力・A 肉体精密度・F
肉体持久力・F 知識量・G

備考
ディオスクロア大学園内にある図書館を管理する図書委員会の一員であり、気弱で臆病で引っ込み思案の少女…を演じていたアルカナの大幹部、アルカナ最強の五人 アリエに次ぐ実力を持ち 魔術抜きでもラグナと張り合う程の天賦の肉体を持つ

狂気的で発狂したような口調で笑う彼女だが、実は結構芸達者で 演じろと言われれば気弱な少女も演じきり 誰からも疑われる事なく学園生活を送る事もできる、また 使用魔術『ゴーレムクラフト』にて作られるゴーレムはどれも芸術的価値が高く 彫刻家としての才能も持ち合わせる

元々芸術の国エトワール出身であり 彫刻に全てを捧げる家系の子供、 元来生まれ持った怪力と狂気的な性格が相まって忌子として扱われ両親にも見放されが、とある存在と出会い全てを捨ててアルカナに加入する

アインとは相棒的間柄であり、アインは彼女を馬鹿にするものの決して見放すことはなく側に起き続けた、それを理解しているが故にペーはアインに付き従う、強き者にしか従属しない彼女が下のNo.に従う唯一の例である、…例えアインが人間でないと薄々察していても 彼女は従っている

ラグナに敗北後メルクリウスに石化され その後デルセクト移送される

名前・悪魔のアイン
性別・男性
身体・身長143 体重36
年齢・15歳
異名・大いなるアルカナ 幹部No.15
好きな食べ物・人間
嫌いな食べ物・人間
保有総魔力・C 魔力放出力・E
魔力精密度・G 魔力持久力・F
近接戦能力・A 肉体精密度・G
肉体持久力・G 知識量・G
備考
エリス達と共に行動していたアレクセイその正体、十年以上も前に殺害されていたアレクセイの肉体の中に五大魔獣の一角であるアクロマティックが数千あるコアのうちの一つを同一化させたことにより生まれた 謂わばアクロマティックの分け身的存在

人間を下等生物と見下し蔑むアクロマティックがアルカナに所属する理由は一つ、自らの始祖であるシリウスより天啓という名の命令が下ったから、何故シリウスがアルカナにアインを送り込んだのかは判然としないものの 彼はアルカナのためでなく シリウスの為 延いては魔女の殺害のためだけに行動している

コルスコルピにおける作戦の指揮と立案を担当しており、当初はエリスと接触し 周囲から孤立させた上で殺害する予定だったのだが、ラグナ達の登場により破綻、以降は魔獣を集め他の幹部と連携して時を待つ方向にシフトした

魔獣を操り相手を圧殺する戦法を得意とし、三年かけて集めた魔獣の大軍勢は百万を超えており、大都市であるヴィスペルティリオを完全に包囲してしまうほどの兵力を一人で操っていた、また本人の戦闘能力も高く 千分の一とはいえ世界最強の魔獣の力は伊達ではなく、ともすれば本来のNo.15を遥かに上回る程

一応自分の正体が魔獣であることは他の幹部には伏せてある


名前・アインソフオウル
性別・雌雄同体
身体・身長12800 体重60000
年齢・つい先程
異名・悪魔獣王
好きな食べ物・食事を必要としない
嫌いな食べ物・食事を必要としない
保有総魔力・A 魔力放出力・A
魔力精密度・A 魔力持久力・A
近接戦能力・A 肉体精密度・B
肉体持久力・B 知識量・G
備考
シリウスによって埋め込まれた初代魔獣王の髄液とアクロマティックのコア、そしてアレクセイの肉体が混ざり合い変異した超弩級の大魔獣、自在に魔獣を生み出し操る力を持ち 自らの肉体すら魔獣の一部へ変換する能力を持つ、またアインだった頃使っていた高圧水鉄砲も強化されており、雨霰のように放つ事ができる

絶大な戦闘能力を持ち一夜のうちにヴィスペルティリオを更地に出来る程の殲滅能力も持ち合わせる、その実力は悪魔のアインとは比べものにもならず 仮にエリスが一人で戦っていたらそもそも勝負にさえならなかった、もはや魔女クラスでないとタイマンを張れないほどのもの

凄まじい戦闘能力を持つ反面、まだ生まれたばかりなのでその力を十全に発揮しきれていない

また、記憶や人格はアインをベースにしているが、魔獣王の意識も混濁しもはや別存在に成り果てている為、彼はもうアインでもアクロマティックでも魔獣王でもない 全く独立した別の何かである、その為アクロマティックと記憶は共有するが意識は共有していない


名前・アンタレス
性別・女
身体・身長186 体重45
年齢・八千年以上
異名・探求の魔女
好きな食べ物・ウシガエルの丸焼き
嫌いな食べ物・生の赤身肉
保有総魔力・SS 魔力放出力・S
魔力精密度・S 魔力持久力・S
近接戦能力・A 肉体精密度・A
肉体持久力・A 知識量・SS

備考
世界を統べる八人の魔女の一角、学術国家コルスコルピの支配者として君臨している…はずなのだが、国営には関与せず 国のあり方にも口出しせず、本人は王城の遥か地下の奈落の底にて常に読書をしている
不健康で目つきの悪い顔立ち 耳朶が隠れるほどつけられたピアスが特徴で、まくし立てるような言葉遣いと酷い癇癪を持つ、が探求の名が示す通り かなり思慮深く物事を最も的確に捉える慧眼を持つが、それを他人に共有するのが苦手という欠点も持ちあわせる

使用魔術は呪術と呼ばれる過程を飛ばして肉体に直に影響を与える魔術体系、特定の手順を踏むと詠唱さえ飛ばして発動させられるなど、対人戦では無類の強さを誇るがそれ以外の場面ではほぼほぼ無力に等しい

アンタレスはそこから更に物に血を流し それを己の肉体の一部と見立てて呪いの範囲を拡充する法を編み出し 広範囲に渡り影響を及ぼす戦術を得意としている、また 相手にマーキングを施せば相手がどこにいても…それこそ世界の裏側にいても相手を呪える為、ある意味魔女の中で最も大きい射程範囲を持つとも言える

弟子アマルトとの関係は劣悪に見えて良好、そもそも癇癪持ちの彼女がアマルトに対して怒りをぶつけていない時点で 彼女は相当アマルトのことを大切にしている、それは決して口には出さないのだが…
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