神が死んだ世界で、僕は君に未来を捧ぐ

君と交えたその剣がいつか僕の心臓を貫く日がくるとしても、僕は君の歩みを止めない。


魔族の世界と人間の世界を分かつ力を持つ門番の一族が滅び、魔物が跋扈するようになった世界。
門番の一族の唯一の生き残りとして世界の存亡を背負わされた少年ジェドは、まだ自身の運命を知らない。

「御子」として魔術学院で世間から切り離されて育ったジェドにはたった一人、自然体でつきあえる友人のルクスがいた。
ジェドが見せる作り物の笑顔の奥にある真実に踏み込もうとするルクスの存在はジェドを少しずつ普通の少年に近づけてくれる。

成人を迎えるジェドの16歳の誕生日、大きく動き出した運命の歯車が2人の少年に選択を迫る。

――友のために、神に逆らう勇気はあるか?
――己の未来を投げ打ってでも、友のために駆ける覚悟はあるか?

互いのために下したはずの決断はいつしかすれ違い、世界を大きく変えていく。
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