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第1章 始まり編
第7話 異常
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瞬間移動?今さっき、僕が感じ取った気配は明らかに上の階にいたはず。そうか、花子さんはこの学校、すべての女子トイレを行き来できるんだ。そう勝手に自己解釈した。
「花子さん、5人の生徒を返してもらいたいのだが?」
僕がそう言うと、花子さんは赤いランドセルの中から5人の生徒と思われる頭部を取り出し、床に転がした。嘘だろ・・・。いくら、逆鱗に触れられたからといって、ここまでする花子さんは初めて見た。花子さんって都市伝説とかでよく聞く、学校のお化けだけど都市伝説で聞くからか、そこまで怖いイメージが僕にはなかった。だが、今はその気持ちが一変していた。花子さんは、ニヤリと笑い、こちらを指さした。すると、花子さんの背中から触手のようなものが出てきて、こちらにすごい勢いで伸びてきた。
「蒼天術・直!!」
とっさに直を撃って攻撃を凌いだ。今、何が起きているのから僕には理解出来なかった。普通の花子さんなら触手なんて持っていないし、子供達を殺したりはしない。だが、今、目の前にいる花子さんは触手を使うし、子供を殺している。一体、何がどうなっているんだよ。仕方ない、今はあの触手を避けながら攻撃するしかないか。
「蒼天術・曲」
直とは違い、曲線上に青い光が飛ぶこの攻撃なら花子さんのおそらく弱点であろう背中を狙える。しかも、この曲線は自分の意思で変えることができる。しかし、花子さんは背中を自分の触手で守った。直で攻めるのも曲で攻めるのもダメなら両方から攻めればいい。
「これならさすがに倒せるだろッ、蒼天術・双!!」
これなら正面と背後の両方から攻撃できる。2本の青い光の矢のうち、1本は触手に弾かれたが、もう1本が花子さんの胸を貫いた。花子さんはパラパラと崩れていった。それと同時に、花子さんとは違う別の気配が現れた。
「花子さん、5人の生徒を返してもらいたいのだが?」
僕がそう言うと、花子さんは赤いランドセルの中から5人の生徒と思われる頭部を取り出し、床に転がした。嘘だろ・・・。いくら、逆鱗に触れられたからといって、ここまでする花子さんは初めて見た。花子さんって都市伝説とかでよく聞く、学校のお化けだけど都市伝説で聞くからか、そこまで怖いイメージが僕にはなかった。だが、今はその気持ちが一変していた。花子さんは、ニヤリと笑い、こちらを指さした。すると、花子さんの背中から触手のようなものが出てきて、こちらにすごい勢いで伸びてきた。
「蒼天術・直!!」
とっさに直を撃って攻撃を凌いだ。今、何が起きているのから僕には理解出来なかった。普通の花子さんなら触手なんて持っていないし、子供達を殺したりはしない。だが、今、目の前にいる花子さんは触手を使うし、子供を殺している。一体、何がどうなっているんだよ。仕方ない、今はあの触手を避けながら攻撃するしかないか。
「蒼天術・曲」
直とは違い、曲線上に青い光が飛ぶこの攻撃なら花子さんのおそらく弱点であろう背中を狙える。しかも、この曲線は自分の意思で変えることができる。しかし、花子さんは背中を自分の触手で守った。直で攻めるのも曲で攻めるのもダメなら両方から攻めればいい。
「これならさすがに倒せるだろッ、蒼天術・双!!」
これなら正面と背後の両方から攻撃できる。2本の青い光の矢のうち、1本は触手に弾かれたが、もう1本が花子さんの胸を貫いた。花子さんはパラパラと崩れていった。それと同時に、花子さんとは違う別の気配が現れた。
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