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56.離れ
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なんとなく覚えがある庭を歩いていると、離れに出た。
……お母様と私が暮らしていた離れ。
今はどうなっているんだろう。
「ジュリアンヌ、離れが気になるのか?」
「……レイモン兄様?」
振り返れば、そこにはレイモン兄様が来ていた。
「離れを見ていただろう?
中に入ってみるか?」
「中はどうなっているの?」
「二人がいなくなった時のままだよ。
父上は何も言わなかったから、俺が指示を出した。
以前と変わらないように掃除させてある」
レイモン兄様が離れの鍵を開けて中に入る。
離れは覚えていたままだった。
私が幼い時に暮らしていた部屋は人形も本もそのまま。
懐かしくてあちこちを見ながら進むと、
あの時私がさらわれた部屋に出る。
「……」
「どうした?」
「ここに、このソファに座っている時に連れ去られたの」
「……ここだったのか」
兄様にはそこまで詳しい話はしていなかった。
ただ離れにいた時に連れ去られたと。
「お母様と侍女たちがいなくなったから、一人で本を読んでいたの。
玄関のほうが騒がしくなったと思ったら、
この部屋にマゼンタ様と大きな男が入って来た。
悲鳴をあげたけれど、母屋には聞こえなかったでしょうね」
「……あと数年後だったら、俺がこの屋敷の采配をするようになっていたら、
おそらく離れに護衛をつけていただろう。
守れなくてごめんな……」
「兄様のせいじゃないわ。
きっとあの時連れ去らわれなくても、
マゼンタ様は私を傷つけようとしたと思う」
お父様の色とお母様に似た容姿、どちらも持っている私のことを、
マゼンタ様は決して許さなかった。
兄様はイフリア公爵家の嫡子だから傷つけるのをお父様は許さなかったと思う。
その分も私に敵意を向けられていたはずだから。
「……父上とマゼンタは王都から追い出された。
そして、シュゼットも」
「え?」
「俺とジェラルドからアドルフ様に要望を出したんだ。
父上とマゼンタを王都から出す時、シュゼットに見送らせてほしいと。
両親が手を切られて追い出されるのを見て、
これ以上おかしなことをしないようにしっかり後悔させてほしい、
そう思って見送らせたんだけどな」
「シュゼット様が一緒に行くって言ったの?」
「違う……アドルフ様がそうさせたらしい」
「アドルフ様が?」
考えられるとしたら、シュゼット様へも処罰があったということ?
レドアル公爵家の夜会に無理やり押し掛けたこと、
私の誘拐を公の場で口にしたこと、アドルフ様の命令に従わなかったこと、
他に何があっただろうか。
これだけで王都から追い出すのは厳し過ぎると感じた。
「どうやら伝統派の下級貴族の令嬢を何人か傷つけていたらしい」
「え?」
「お茶会などで自分に従わなかった令嬢たちを、
見せしめのように傷つけていたそうだ。
マゼンタがそうしろと言ったのかもしれないが、やり過ぎた。
取り巻きの令息たちを使って令嬢の身体に傷をつけていた」
「……なんてことを」
そう言えば、学園に入学した当初、シュゼット様は高圧的だった。
私やマリエットに取り巻きになるように命じていたが、
断ったあとは脅すようなことも言っていた。
あれは実際に他の令嬢たちを傷つけていたから?
アリスたちがマリエットを助けられずにいたのは、
そうしたことも知っていたからかもしれない。
「ジュリアンヌの学年、伝統派の伯爵家が何家か通っている。
だが、それらの令嬢は下の教室になるように学園に頼んだそうだ。
シュゼットと同じ教室にしないでくれと」
「そこまで被害がひどかったのね」
試験で上位十名に入ったうちの七名は下の教室だった。
本来は私と同じ教室にいるはずの者たちだったから、
試験結果が良かったのだろう。
「シュゼットがいなくなったとわかれば、
そのうち教室は元に戻すかもしれないな」
「いなくなったことを公表していないの?」
「うちは伝統派をやめることを決めている。
アジェ伯爵家はもう関係がない。
アジェ伯爵家を継いだサミュエル王子が公表しなければ、
他の誰も公表なんてしないだろう」
「シュゼット様がいなくなってもサミュエル様が継ぐのは変わらないのね」
「王領にして、サミュエル王子が継ぐらしい。
今、その準備で忙しいから学園は休んでいるだろう。
……卒業まで行かないかもしれないな」
「そう……」
「ああ、サミュエル王子もこれ以上問題を起こしたら、
爵位なしで騎士団に放り込むと言っていたから、
ジュリアンヌのことはあきらめざるを得ないと思う。
三人が王都から追放されたのを見て反省しているそうだから、
もう安心していいよ」
「……よかった」
サミュエル様も学園には来ないと聞いてほっとする。
どうしても身体と声の大きさが苦手だったから、
婚約したいと言われなくなるのはうれしい。
一通り、離れも見たから外に出ようとして、
めまいがしてふらりとする。
「っ!あぶないっ」
「……兄様、ありがとう」
「夜、眠れてないだろう。体調が悪いなら、部屋に戻ろう」
「……うん」
めまいがしたのは夜眠れていないからなのは間違いない。
兄様に支えられるようにして外に出ると、
待っていたのかユリナが駆けつける。
兄様はユリナに私を任せると、
一緒に母屋へと付き添ってくれる。
私室に戻ると、ベッドへと寝かされる。
まだ昼で眠くないのにと思いながらも横になる。
「ジュリアンヌ、学園でジェラルドに会っていないのか?」
「……会っていないわ」
「今まで昼食は一緒に取っていたんじゃないのか?」
「今までは兄妹だったから……でも」
「なんで兄妹じゃなくなると、会わなくなるんだ?」
「え?」
……お母様と私が暮らしていた離れ。
今はどうなっているんだろう。
「ジュリアンヌ、離れが気になるのか?」
「……レイモン兄様?」
振り返れば、そこにはレイモン兄様が来ていた。
「離れを見ていただろう?
中に入ってみるか?」
「中はどうなっているの?」
「二人がいなくなった時のままだよ。
父上は何も言わなかったから、俺が指示を出した。
以前と変わらないように掃除させてある」
レイモン兄様が離れの鍵を開けて中に入る。
離れは覚えていたままだった。
私が幼い時に暮らしていた部屋は人形も本もそのまま。
懐かしくてあちこちを見ながら進むと、
あの時私がさらわれた部屋に出る。
「……」
「どうした?」
「ここに、このソファに座っている時に連れ去られたの」
「……ここだったのか」
兄様にはそこまで詳しい話はしていなかった。
ただ離れにいた時に連れ去られたと。
「お母様と侍女たちがいなくなったから、一人で本を読んでいたの。
玄関のほうが騒がしくなったと思ったら、
この部屋にマゼンタ様と大きな男が入って来た。
悲鳴をあげたけれど、母屋には聞こえなかったでしょうね」
「……あと数年後だったら、俺がこの屋敷の采配をするようになっていたら、
おそらく離れに護衛をつけていただろう。
守れなくてごめんな……」
「兄様のせいじゃないわ。
きっとあの時連れ去らわれなくても、
マゼンタ様は私を傷つけようとしたと思う」
お父様の色とお母様に似た容姿、どちらも持っている私のことを、
マゼンタ様は決して許さなかった。
兄様はイフリア公爵家の嫡子だから傷つけるのをお父様は許さなかったと思う。
その分も私に敵意を向けられていたはずだから。
「……父上とマゼンタは王都から追い出された。
そして、シュゼットも」
「え?」
「俺とジェラルドからアドルフ様に要望を出したんだ。
父上とマゼンタを王都から出す時、シュゼットに見送らせてほしいと。
両親が手を切られて追い出されるのを見て、
これ以上おかしなことをしないようにしっかり後悔させてほしい、
そう思って見送らせたんだけどな」
「シュゼット様が一緒に行くって言ったの?」
「違う……アドルフ様がそうさせたらしい」
「アドルフ様が?」
考えられるとしたら、シュゼット様へも処罰があったということ?
レドアル公爵家の夜会に無理やり押し掛けたこと、
私の誘拐を公の場で口にしたこと、アドルフ様の命令に従わなかったこと、
他に何があっただろうか。
これだけで王都から追い出すのは厳し過ぎると感じた。
「どうやら伝統派の下級貴族の令嬢を何人か傷つけていたらしい」
「え?」
「お茶会などで自分に従わなかった令嬢たちを、
見せしめのように傷つけていたそうだ。
マゼンタがそうしろと言ったのかもしれないが、やり過ぎた。
取り巻きの令息たちを使って令嬢の身体に傷をつけていた」
「……なんてことを」
そう言えば、学園に入学した当初、シュゼット様は高圧的だった。
私やマリエットに取り巻きになるように命じていたが、
断ったあとは脅すようなことも言っていた。
あれは実際に他の令嬢たちを傷つけていたから?
アリスたちがマリエットを助けられずにいたのは、
そうしたことも知っていたからかもしれない。
「ジュリアンヌの学年、伝統派の伯爵家が何家か通っている。
だが、それらの令嬢は下の教室になるように学園に頼んだそうだ。
シュゼットと同じ教室にしないでくれと」
「そこまで被害がひどかったのね」
試験で上位十名に入ったうちの七名は下の教室だった。
本来は私と同じ教室にいるはずの者たちだったから、
試験結果が良かったのだろう。
「シュゼットがいなくなったとわかれば、
そのうち教室は元に戻すかもしれないな」
「いなくなったことを公表していないの?」
「うちは伝統派をやめることを決めている。
アジェ伯爵家はもう関係がない。
アジェ伯爵家を継いだサミュエル王子が公表しなければ、
他の誰も公表なんてしないだろう」
「シュゼット様がいなくなってもサミュエル様が継ぐのは変わらないのね」
「王領にして、サミュエル王子が継ぐらしい。
今、その準備で忙しいから学園は休んでいるだろう。
……卒業まで行かないかもしれないな」
「そう……」
「ああ、サミュエル王子もこれ以上問題を起こしたら、
爵位なしで騎士団に放り込むと言っていたから、
ジュリアンヌのことはあきらめざるを得ないと思う。
三人が王都から追放されたのを見て反省しているそうだから、
もう安心していいよ」
「……よかった」
サミュエル様も学園には来ないと聞いてほっとする。
どうしても身体と声の大きさが苦手だったから、
婚約したいと言われなくなるのはうれしい。
一通り、離れも見たから外に出ようとして、
めまいがしてふらりとする。
「っ!あぶないっ」
「……兄様、ありがとう」
「夜、眠れてないだろう。体調が悪いなら、部屋に戻ろう」
「……うん」
めまいがしたのは夜眠れていないからなのは間違いない。
兄様に支えられるようにして外に出ると、
待っていたのかユリナが駆けつける。
兄様はユリナに私を任せると、
一緒に母屋へと付き添ってくれる。
私室に戻ると、ベッドへと寝かされる。
まだ昼で眠くないのにと思いながらも横になる。
「ジュリアンヌ、学園でジェラルドに会っていないのか?」
「……会っていないわ」
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「なんで兄妹じゃなくなると、会わなくなるんだ?」
「え?」
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