婚約者の弟一家が毎週食事をたかりにきて物をねだるので我慢の限界です。婚約破棄聖女でえすか。良いですよ。貴方達がどうなってももう助けませんが

 毎週食事をたかりに来て私の婚約者に物をねだる婚約者の弟一家にもう我慢の限界です。
 「毎週食事をたかりに来るのも私の婚約者に物をねだるのも辞めて下さい」
 「貴方達は強盗乞食無銭飲食犯罪者よ、処刑が相応しいわ」
 「僕の弟一家を犯罪者呼ばわりか。許せん。サエナ、お前に婚約破棄を告げてやる」
 「あら、婚約破棄してくれるんですか。ありがとうございます」
 「イルウッド伯爵領を護っていた聖女の私に婚約破棄追放ですか。
どうなるんでしょうねぇ」
 「助けて欲しいんだぜ。助けてくれなんだぜ!」
 「婚約破棄もされましたし、元婚約者の弟一家なんて他人ですよ。
元から他人ですが。
それが、なんで私に助けを求めるんですか。
厚かましいですね。常識ないんですか。
世界中の人が全て貴方のお父様お母様お兄様だとでも思っているのですか。
私は貴方達を助けも許しもしませんよ。
どうぞ処刑されて下さい。
自業自得でしょう」
 「僕を許せとは言わん。チッザ達だけでも助けてやってくれ。チッザ達を許してやってくれ。
せめてリシアとリシンだけでも許してやれないか」
 「え。元婚約者の貴方が何で私に指図してるんですか。
舐めてるんですか」
 「子供のやった事だから許せ?はぁ?
なんで子供だからと許さなきゃいけないんですか。
許せませんよ」
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