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へっぽこ姫の仲良し作戦⑧ 八章 家族編
へっぽこ姫の生還
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ベットの上ですやすやと気持ち良さそうに眠っているエメラルドのそばにはピーター国王が寄り添いながら椅子に座わり、医療魔術師達により目の治療を続けていた。そこにはオーロラもいて癒しの力を注ぐと、ピーター国王の瞳は少しずつ光が見え始めた。
ピーター国王の隣にいたレピドライトは眼鏡をクイッとなおしながら
「目の調子はどうです?ピーター国王。」
ピーター国王は自分の手のひらを見つめながら
「……前よりは微かだが見える」
そう一言伝えると、近くにいた医療魔術師達やオーロラはホッとした表情を出した。レピドライトはオーロラの方を見てニッコリしながら
「もう我々の国では聖女制度は有りませんが、オーロラ嬢、貴女は亡きローズ王妃以上の癒しの力を持っていることに驚きました。ピーター国王と、そして瀕死状態だった騎士達の命を助けてくださり改めてありがとうございました」
そばにいたピーター国王もコクン頷き
「私からも礼を言う。目を治してくれてありがとう」
二人が頭を下げてる姿にオーロラは慌てた顔をし、
「そんなっ、頭を上げて下さい!…そ、それに、本当に助けたいお方は……まだ眠ったままですし……」
チラッと眠っているエメラルドを見つめ涙ぐむオーロラと近くにいた医療魔術師の青年がそっと肩に手をかけた。
「オーロラ嬢…君は頑張ってるさ。とりあえず俺達と部屋へ出よう」
そうオーロラは落ち込みながら一緒に部屋を出ようとした時、目の前にはハウライトが現れてニッコリ微笑みながら
「オーロラ嬢。何諦めてるの?まだ時間があるでしょ」
ハウライトの隣には腕を組みながら無表情のままのガーネット、その後ろには大量のマシュマロのお菓子を沢山持っているユーディアライトとブラッドがいた。
「マシュマロを沢山持ってきたら、姫様が起きると思うんですよね!どうです!?いい案でしょう?」
「ユーディアライト!俺だけ量が多くねえか!?」
「……ブラッド…うるさいぞ」
「やっ、ちょ!ガーネット王子!俺は悪くなっ…いてっ!!ハウライト王子!耳引っ張るなよ!」
ハウライトはブラッドの耳を強く引っ張りながらオーロラ嬢の隣にいた医療魔術師の青年を冷たい笑顔で
「彼女はまだ君達と帰るわけにはいかないんだよね。そもそもまだ正式な医療魔術師でもない彼女に頼り過ぎじゃない?その手をどけて、君達だけ先に帰ってくれる」
「いや、ハウライト王子、しかし」
「え?もう一度言わないとわからないの?」
笑顔で対応しているハウライトなのに何故か冷ややかな空気となり、一番偉い医療魔術師の一人が頭を下げて青年の腕を引っ張りそそくさと出て行った。そんなハウライトの様子にブラッドとユーディアライトは
「……あんな笑顔は…魔王ですね」
「あぁ…魔王…いででで!ハウライト王子!強えーよ!」
オーロラはハウライトを見て、
「そうですね!私もう一度癒しの力を姫様に注いでみます!」
そう意気込みエメラルドのベッドへと戻った。ブラッドの耳を離し部屋に入ったハウライトにガーネットはジッと見つめていたら、その視線に気づいたハウライトはガーネットに
「……?今なんていったの?ガーネット」
「…………いや……別に」
「??そう?早くエメラルドのところへいこう」
足早にエメラルドの方へ向かうハウライトの背中を見つめるガーネットは
「……無自覚か…」
ポソッとそう呟いていた。
さて、ルビーやマートル達と会ってから真っ暗な道をずっと歩いても歩いても、特に何処かに着くわけでもなく何時間歩いたかさえもわからない!!
「足がもっと長ければ早く歩けるのになあ」
いや、そもそもゴールというゴールが見えないよ!?幸いマートルが迷子にならないように小さな炎をポツポツと出してくれてたみたいだけど……
いつになったらパパや兄様達…みんなに会えるのかな?
「足がパンパンになってきちゃった!でもなんとなくみんな沢山のマシュマロを持ってまってくれてる気がするんだよね!よーし!がんばるぞー!」
そうダッシュで走ろうとした時、ふわっとした風を感じた。とても暖かくて優しい風……その時小さな光がチラチラと降ってきた。
「……雪みたい…」
私は小さな光の一つを両手で拾うと声が聞こえた。この声は……
《エメラルド…早く目を覚ましてくれ…》
パパの声だ…
《エメラルド…》
ガーネット兄様…
《エメラルド…早く元気になって家族とピクニックいこう》
ハウライト兄様だ…
《姫様!》
《エメ!》
《エメラルド姫様っ!》
ユー君やブラッド…オーロラやアン達の声が一つ一つこの小さな光となって聞こえてくる。
早く帰らないと…!パパ達の元へ!!
私はチラチラと最後の小さな光を掴むと、
《おや、早く目を覚まさないと、ここにある沢山のマシュマロのお菓子は全て没収ですね》
「へ!!?沢山!?沢山のマシュマロのお菓子がそこにあるの!?てかこの声レピさん!?まままままって!まって!まって!私ここにいるよ!マシュマロ没収しないでえぇえぇええええええええええええええええええええ!!!!!」
そう叫んだ瞬間光輝いて、目を瞑った。目を開けると何故か私は手を伸ばしベッドの上に立ったままの姿で、周りはパパやガーネット兄様、ハウライト兄様、ブラッドやユー君、レピさんにオーロラが、固まったまま私を見つめていた。
「え?あれ?!私、生き返った?」
パパは
「本当に……よかった…」
そう震える声でギュッと抱きしめてくれた。
あぁ…うん。生きて帰ってきたんだ……。みんなのいるここへ…帰ってきたんだ…!死亡フラグはへし折ったみたい!!私はニッコリしながら、みんなに笑顔を向けた。
「みんな!ただいま!」
その日エメラルドが目覚めた事が国中に知られ、一ヶ月以上も毎日祭り状態になるとはこの時エメラルドは知らなかった。
ピーター国王の隣にいたレピドライトは眼鏡をクイッとなおしながら
「目の調子はどうです?ピーター国王。」
ピーター国王は自分の手のひらを見つめながら
「……前よりは微かだが見える」
そう一言伝えると、近くにいた医療魔術師達やオーロラはホッとした表情を出した。レピドライトはオーロラの方を見てニッコリしながら
「もう我々の国では聖女制度は有りませんが、オーロラ嬢、貴女は亡きローズ王妃以上の癒しの力を持っていることに驚きました。ピーター国王と、そして瀕死状態だった騎士達の命を助けてくださり改めてありがとうございました」
そばにいたピーター国王もコクン頷き
「私からも礼を言う。目を治してくれてありがとう」
二人が頭を下げてる姿にオーロラは慌てた顔をし、
「そんなっ、頭を上げて下さい!…そ、それに、本当に助けたいお方は……まだ眠ったままですし……」
チラッと眠っているエメラルドを見つめ涙ぐむオーロラと近くにいた医療魔術師の青年がそっと肩に手をかけた。
「オーロラ嬢…君は頑張ってるさ。とりあえず俺達と部屋へ出よう」
そうオーロラは落ち込みながら一緒に部屋を出ようとした時、目の前にはハウライトが現れてニッコリ微笑みながら
「オーロラ嬢。何諦めてるの?まだ時間があるでしょ」
ハウライトの隣には腕を組みながら無表情のままのガーネット、その後ろには大量のマシュマロのお菓子を沢山持っているユーディアライトとブラッドがいた。
「マシュマロを沢山持ってきたら、姫様が起きると思うんですよね!どうです!?いい案でしょう?」
「ユーディアライト!俺だけ量が多くねえか!?」
「……ブラッド…うるさいぞ」
「やっ、ちょ!ガーネット王子!俺は悪くなっ…いてっ!!ハウライト王子!耳引っ張るなよ!」
ハウライトはブラッドの耳を強く引っ張りながらオーロラ嬢の隣にいた医療魔術師の青年を冷たい笑顔で
「彼女はまだ君達と帰るわけにはいかないんだよね。そもそもまだ正式な医療魔術師でもない彼女に頼り過ぎじゃない?その手をどけて、君達だけ先に帰ってくれる」
「いや、ハウライト王子、しかし」
「え?もう一度言わないとわからないの?」
笑顔で対応しているハウライトなのに何故か冷ややかな空気となり、一番偉い医療魔術師の一人が頭を下げて青年の腕を引っ張りそそくさと出て行った。そんなハウライトの様子にブラッドとユーディアライトは
「……あんな笑顔は…魔王ですね」
「あぁ…魔王…いででで!ハウライト王子!強えーよ!」
オーロラはハウライトを見て、
「そうですね!私もう一度癒しの力を姫様に注いでみます!」
そう意気込みエメラルドのベッドへと戻った。ブラッドの耳を離し部屋に入ったハウライトにガーネットはジッと見つめていたら、その視線に気づいたハウライトはガーネットに
「……?今なんていったの?ガーネット」
「…………いや……別に」
「??そう?早くエメラルドのところへいこう」
足早にエメラルドの方へ向かうハウライトの背中を見つめるガーネットは
「……無自覚か…」
ポソッとそう呟いていた。
さて、ルビーやマートル達と会ってから真っ暗な道をずっと歩いても歩いても、特に何処かに着くわけでもなく何時間歩いたかさえもわからない!!
「足がもっと長ければ早く歩けるのになあ」
いや、そもそもゴールというゴールが見えないよ!?幸いマートルが迷子にならないように小さな炎をポツポツと出してくれてたみたいだけど……
いつになったらパパや兄様達…みんなに会えるのかな?
「足がパンパンになってきちゃった!でもなんとなくみんな沢山のマシュマロを持ってまってくれてる気がするんだよね!よーし!がんばるぞー!」
そうダッシュで走ろうとした時、ふわっとした風を感じた。とても暖かくて優しい風……その時小さな光がチラチラと降ってきた。
「……雪みたい…」
私は小さな光の一つを両手で拾うと声が聞こえた。この声は……
《エメラルド…早く目を覚ましてくれ…》
パパの声だ…
《エメラルド…》
ガーネット兄様…
《エメラルド…早く元気になって家族とピクニックいこう》
ハウライト兄様だ…
《姫様!》
《エメ!》
《エメラルド姫様っ!》
ユー君やブラッド…オーロラやアン達の声が一つ一つこの小さな光となって聞こえてくる。
早く帰らないと…!パパ達の元へ!!
私はチラチラと最後の小さな光を掴むと、
《おや、早く目を覚まさないと、ここにある沢山のマシュマロのお菓子は全て没収ですね》
「へ!!?沢山!?沢山のマシュマロのお菓子がそこにあるの!?てかこの声レピさん!?まままままって!まって!まって!私ここにいるよ!マシュマロ没収しないでえぇえぇええええええええええええええええええええ!!!!!」
そう叫んだ瞬間光輝いて、目を瞑った。目を開けると何故か私は手を伸ばしベッドの上に立ったままの姿で、周りはパパやガーネット兄様、ハウライト兄様、ブラッドやユー君、レピさんにオーロラが、固まったまま私を見つめていた。
「え?あれ?!私、生き返った?」
パパは
「本当に……よかった…」
そう震える声でギュッと抱きしめてくれた。
あぁ…うん。生きて帰ってきたんだ……。みんなのいるここへ…帰ってきたんだ…!死亡フラグはへし折ったみたい!!私はニッコリしながら、みんなに笑顔を向けた。
「みんな!ただいま!」
その日エメラルドが目覚めた事が国中に知られ、一ヶ月以上も毎日祭り状態になるとはこの時エメラルドは知らなかった。
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