わたしは決してあなたを離れず
「あなたには向日葵より、百合が似合いますよ」
――ある日新宿駅で出会ったのは美貌の神父だった。
新宿の教会に、上永谷瀬人という若き神父がいる。誰よりも信仰に篤く、慈愛に溢れ、美しい声を持っていた。彼が春を鬻ぐのもまた、麗しき自己犠牲であり、そこに裏も表も存在していない。彼はただ神の御心のままに、他人の幸せだけをずっと願っている。
四辻善路は彼のために名前を捨てたが決して不幸ではない、二条皐月は彼のために花を買ったがそれもまた幸福であった。
上永谷だけが心の奥になにもない。異国の地に置いてきてしまった本当の愛は、自分でももう見つけられなかったし、思い出すこともなかった。
半神の英雄は、神の子を迎えにはこない。
※この物語はフィクションです。実在するあらゆるものとは関係ありません。
※主軸はBLですが、いろいろあります。
※母子の近親相姦表現がほんの一瞬出てきます。
※更新頻度はとても低い
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あらすじ
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