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10章
355.タレ
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【シルバは何を取ってきたの?】
ミヅキがシルバを見ると…
【俺はちょっと遠くに行ってきた!高い山に動物がいたからな!ちょうどいいと思って…】
シルバが狩ってきた動物を出すと…
【シルバ…これ…動物?】
そこには動物と言うにはあまりにも大きな獣が出てきた…
「こ、これはマンティコア?」
ディムロスが獣の顔を覗き込むと
「間違いない…こんなのがそばにいたら安心して眠れやしないぞ…」
「そんなに怖い動物なの?」
ミヅキが聞くと
「こいつは人肉を好むからな…」
【そうなのか?てっきり動物かと思った…まぁ肉は食えるよな?】
「シルバが肉は食えるのかって?」
ミヅキが聞くと
「高級食材じゃ、なかなか討伐出来んから貴重だぞ」
【よし!】
シルバが喜ぶと
「ちぇ…今回はシルバの勝ちかな…」
ベイカーとアランが悔しそうにしていた…
「ミヅキ…それ…大丈夫なの?」
ピースが後ずさりながらマンティコアを凝視する
「ピース?もう死んでるみたいだよ?」
ミヅキが大丈夫と笑うと
「凄いね…その従魔…マンティコアを殺せるなんて…ここら辺の土地で鳳凰の次に強い魔物だよ…」
「えっ…」
ミヅキが驚くと
「いや…驚いてるのは僕だよ…そんな強い従魔だったなんて…」
ピースの反応に…
「えっと…違くて…一番強いのってなんて言ったの?」
ミヅキが聞き返すと
「ん?鳳凰だよ?ここら辺では古くから言い伝えられてるけどここ数百年姿を見た人はいないそうだよ、確か王族の間に絵が飾られてるけど…凄い大きな体に燃えるような赤い翼で怒らせるとサウス国が火の海に沈むって言われてるんだって…」
ピースが恐ろしそうに話すと
「ふ、ふーん…そ、そうなんだー…」
ミヅキがちらっとシンクを見ると…コテンと可愛らしく首を傾げていた…。
(よし、黙っておこう…)
「じゃ、じゃあ早速捌いて焼肉の準備しようよ!」
ミヅキが話をそらすと
「なら、ワシが捌いてやる!こう見えても結構上手いんじゃ!」
ディムロスが出された魔獣をいっぺんに担ぐとミヅキ達の見えない場所へと運んでいってしまった…。
「ミヅキのおじいさんも凄いね…あんなに一気に運んで…全然ヨボヨボのおじいさんには見えないよ…」
「そりゃそうだろ…あのじじいは化け物だぞ」
ベイカーがピースとミヅキに近づくと
「この俺だってあのじじいの腕相撲で勝ったこと無いからな…」
「「えっ…」」
二人が驚くと
「俺もまだまだなんだよな…」
ベイカーがディムロスの背中を見つめていた。
ディムロスが肉を捌いて持ってくれると、ベイカー達が焼き場を作る。
ミヅキは焼肉のタレの準備をしていると…コハクがそばに寄ってきた…
つんつん…
シルバの毛を引っ張ると…
【なんだ?】
シルバが振り向く…コハクがミヅキをチラチラと見ると
【ミヅキ、コハクがようがあるみたいだぞ】
ミヅキに知らせると
【コハク?】
ミヅキが振り向くと
【あっ!もしかしてもう出来たの?】
コハクが同意するようにぴょんと跳ねると…
「エヴァさん…ちょっとコハクが用があるみたいだから行ってくるね」
近くにいたエヴァさんに声をかけると
「一人で大丈夫か?」
一緒に行こうとすると
「シルバもいるから大丈夫だよ」
ミヅキはシルバをポンポンと撫でた。
シルバ達とこっそりと家に入ると…コハクが作ってきた葉をミヅキに渡す…ミヅキは用意していた袋にそれを詰めると…
【ミヅキ…】
シルバがそれを見て呆れる…
【いいの!何も言わないで!多分必要になるもんだからね…今回はさすがに私が出来るのはここまでだと思う】
【まぁ…自分でやらないだけマシか…】
シルバは何も見ていないと目を瞑ってくれた。
ミヅキは収納に閉まっておくと…
「ミヅキ~」
エヴァさんが心配そうに様子を見に来た。
「エヴァさん!ちょうど終わったよ~早速タレを作ろうね!」
ミヅキがシルバに行ってとお願いすると…渋々動き出した…。
「まずは醤油でしょ、さとう、ごま油にごま。ニンニクとしょうがをすりおろして…全部混ぜる」
ミヅキがグルグルとかき回すと
「漬けてもいいし食べる時付けても美味しいよ」
【シルバ達の肉は漬けておいてあげるね】
ミヅキがさばかれた肉にタレをかけて揉み込む。
「じゃあ早速焼こうぜ!」
アラン隊長が肉を持って待っていると
「待ってよ!まだマルコさんとデボットさん達がいないよ」
ミヅキがキョロキョロと確認するといつの間にかデボットとレアルが居なくなっていた。
「彼らに少し用事を頼んだので…もう少しで戻ってくると思いますよ」
「じゃ焼いて待ってようぜ」
ベイカーが返事も待たずに焼き出してしまった…
【まぁいいじゃないか!ミヅキ】
シルバが言うと…
【シルバ…ヨダレ出てるよ】
【おっと…】
シルバはペロッと舌を閉まった…。
少し前に…
「デボットさん、レアルさんすみませんが王宮に行ってギルバート様にピース王子を保護していると伝えて来て貰えますか?」
セバスが二人に頼むと
「えっ…いいんですか?サウス国に知らせたら兵士達がなだれ込んで来ませんか?」
「まぁ…その時は返り討ちにしてやりますので問題ありません、それより保護していたのにそれを隠匿していたといちゃもんつけられる方が困りますので…」
「わかりました…でもなんて言うんですか?」
デボット達が聞くと
「そこはこうしましょう…」
セバスがニコッと笑って二人に耳打ちした…。
デボットとレアルは王宮に行くと、ギルバート王の元に向かう。
ユリウスが対応すると…
「問題がやはりおきましたか?」
苦笑しながら出てきた…
「そうですね…やはりミヅキがいるからかなぁ…絶対に何かおきますよね…」
三人でため息をつくと
「まぁ立ち話もあれなのでお入り下さい」
デボット達が部屋に入ると…ギルバートがソファにくつろいで座っていた。
「それで?今度はミヅキが何をしてくれたんだ?」
ギルバートが二人が何か言う前に聞くと
「申し訳ございません…実はミヅキと一緒に子供を保護していたのですが…」
「うむ…」
「どうやらその子供がサウス国のピース王子でした…」
「はぁ!?」
ギルバートが勢いよく立ち上がると…二人が苦笑する。
その様子にドサッとソファに座り込んだ…
「今…王宮は総出で探しているぞ…」
「はい…しかしミヅキも知らずに友人になったようでして…ピース王子ももう少しあそこにいたいそうです。王子から我らが誘拐などしていないと説明はしてくれるそうですが…長時間拘束していては我らの立場も悪くなりそうなので…」
「なら直ぐにでも戻ればいいだろが!」
「…今…皆でお風呂と食事をしようとしてまして…ピース王子もそれに参加したいようです」
「なんだそれは!俺だって行きたいわ!」
思わず本音が漏れる…
「陛下…」
ユリウスが咳払いをすると
「ああ…冗談だ…いや冗談ではないが…それで?それを報告してきてどうするつもりなんだ?」
「ギルバート様からサウス国に報告をしてもらおうと思いまして…」
「そしたら直ぐに確保に行かれると思うぞ」
「はい…なのでギルバート様にこう言って欲しいのです………」
レアルがセバスの伝言を伝えると………
「…わかった…まぁそれなら目を瞑ってくれるだろう。城の中も静かになりそうだしな…だが!条件がある!」
ギルバートは二人を見るとニヤリと笑った。
ミヅキがシルバを見ると…
【俺はちょっと遠くに行ってきた!高い山に動物がいたからな!ちょうどいいと思って…】
シルバが狩ってきた動物を出すと…
【シルバ…これ…動物?】
そこには動物と言うにはあまりにも大きな獣が出てきた…
「こ、これはマンティコア?」
ディムロスが獣の顔を覗き込むと
「間違いない…こんなのがそばにいたら安心して眠れやしないぞ…」
「そんなに怖い動物なの?」
ミヅキが聞くと
「こいつは人肉を好むからな…」
【そうなのか?てっきり動物かと思った…まぁ肉は食えるよな?】
「シルバが肉は食えるのかって?」
ミヅキが聞くと
「高級食材じゃ、なかなか討伐出来んから貴重だぞ」
【よし!】
シルバが喜ぶと
「ちぇ…今回はシルバの勝ちかな…」
ベイカーとアランが悔しそうにしていた…
「ミヅキ…それ…大丈夫なの?」
ピースが後ずさりながらマンティコアを凝視する
「ピース?もう死んでるみたいだよ?」
ミヅキが大丈夫と笑うと
「凄いね…その従魔…マンティコアを殺せるなんて…ここら辺の土地で鳳凰の次に強い魔物だよ…」
「えっ…」
ミヅキが驚くと
「いや…驚いてるのは僕だよ…そんな強い従魔だったなんて…」
ピースの反応に…
「えっと…違くて…一番強いのってなんて言ったの?」
ミヅキが聞き返すと
「ん?鳳凰だよ?ここら辺では古くから言い伝えられてるけどここ数百年姿を見た人はいないそうだよ、確か王族の間に絵が飾られてるけど…凄い大きな体に燃えるような赤い翼で怒らせるとサウス国が火の海に沈むって言われてるんだって…」
ピースが恐ろしそうに話すと
「ふ、ふーん…そ、そうなんだー…」
ミヅキがちらっとシンクを見ると…コテンと可愛らしく首を傾げていた…。
(よし、黙っておこう…)
「じゃ、じゃあ早速捌いて焼肉の準備しようよ!」
ミヅキが話をそらすと
「なら、ワシが捌いてやる!こう見えても結構上手いんじゃ!」
ディムロスが出された魔獣をいっぺんに担ぐとミヅキ達の見えない場所へと運んでいってしまった…。
「ミヅキのおじいさんも凄いね…あんなに一気に運んで…全然ヨボヨボのおじいさんには見えないよ…」
「そりゃそうだろ…あのじじいは化け物だぞ」
ベイカーがピースとミヅキに近づくと
「この俺だってあのじじいの腕相撲で勝ったこと無いからな…」
「「えっ…」」
二人が驚くと
「俺もまだまだなんだよな…」
ベイカーがディムロスの背中を見つめていた。
ディムロスが肉を捌いて持ってくれると、ベイカー達が焼き場を作る。
ミヅキは焼肉のタレの準備をしていると…コハクがそばに寄ってきた…
つんつん…
シルバの毛を引っ張ると…
【なんだ?】
シルバが振り向く…コハクがミヅキをチラチラと見ると
【ミヅキ、コハクがようがあるみたいだぞ】
ミヅキに知らせると
【コハク?】
ミヅキが振り向くと
【あっ!もしかしてもう出来たの?】
コハクが同意するようにぴょんと跳ねると…
「エヴァさん…ちょっとコハクが用があるみたいだから行ってくるね」
近くにいたエヴァさんに声をかけると
「一人で大丈夫か?」
一緒に行こうとすると
「シルバもいるから大丈夫だよ」
ミヅキはシルバをポンポンと撫でた。
シルバ達とこっそりと家に入ると…コハクが作ってきた葉をミヅキに渡す…ミヅキは用意していた袋にそれを詰めると…
【ミヅキ…】
シルバがそれを見て呆れる…
【いいの!何も言わないで!多分必要になるもんだからね…今回はさすがに私が出来るのはここまでだと思う】
【まぁ…自分でやらないだけマシか…】
シルバは何も見ていないと目を瞑ってくれた。
ミヅキは収納に閉まっておくと…
「ミヅキ~」
エヴァさんが心配そうに様子を見に来た。
「エヴァさん!ちょうど終わったよ~早速タレを作ろうね!」
ミヅキがシルバに行ってとお願いすると…渋々動き出した…。
「まずは醤油でしょ、さとう、ごま油にごま。ニンニクとしょうがをすりおろして…全部混ぜる」
ミヅキがグルグルとかき回すと
「漬けてもいいし食べる時付けても美味しいよ」
【シルバ達の肉は漬けておいてあげるね】
ミヅキがさばかれた肉にタレをかけて揉み込む。
「じゃあ早速焼こうぜ!」
アラン隊長が肉を持って待っていると
「待ってよ!まだマルコさんとデボットさん達がいないよ」
ミヅキがキョロキョロと確認するといつの間にかデボットとレアルが居なくなっていた。
「彼らに少し用事を頼んだので…もう少しで戻ってくると思いますよ」
「じゃ焼いて待ってようぜ」
ベイカーが返事も待たずに焼き出してしまった…
【まぁいいじゃないか!ミヅキ】
シルバが言うと…
【シルバ…ヨダレ出てるよ】
【おっと…】
シルバはペロッと舌を閉まった…。
少し前に…
「デボットさん、レアルさんすみませんが王宮に行ってギルバート様にピース王子を保護していると伝えて来て貰えますか?」
セバスが二人に頼むと
「えっ…いいんですか?サウス国に知らせたら兵士達がなだれ込んで来ませんか?」
「まぁ…その時は返り討ちにしてやりますので問題ありません、それより保護していたのにそれを隠匿していたといちゃもんつけられる方が困りますので…」
「わかりました…でもなんて言うんですか?」
デボット達が聞くと
「そこはこうしましょう…」
セバスがニコッと笑って二人に耳打ちした…。
デボットとレアルは王宮に行くと、ギルバート王の元に向かう。
ユリウスが対応すると…
「問題がやはりおきましたか?」
苦笑しながら出てきた…
「そうですね…やはりミヅキがいるからかなぁ…絶対に何かおきますよね…」
三人でため息をつくと
「まぁ立ち話もあれなのでお入り下さい」
デボット達が部屋に入ると…ギルバートがソファにくつろいで座っていた。
「それで?今度はミヅキが何をしてくれたんだ?」
ギルバートが二人が何か言う前に聞くと
「申し訳ございません…実はミヅキと一緒に子供を保護していたのですが…」
「うむ…」
「どうやらその子供がサウス国のピース王子でした…」
「はぁ!?」
ギルバートが勢いよく立ち上がると…二人が苦笑する。
その様子にドサッとソファに座り込んだ…
「今…王宮は総出で探しているぞ…」
「はい…しかしミヅキも知らずに友人になったようでして…ピース王子ももう少しあそこにいたいそうです。王子から我らが誘拐などしていないと説明はしてくれるそうですが…長時間拘束していては我らの立場も悪くなりそうなので…」
「なら直ぐにでも戻ればいいだろが!」
「…今…皆でお風呂と食事をしようとしてまして…ピース王子もそれに参加したいようです」
「なんだそれは!俺だって行きたいわ!」
思わず本音が漏れる…
「陛下…」
ユリウスが咳払いをすると
「ああ…冗談だ…いや冗談ではないが…それで?それを報告してきてどうするつもりなんだ?」
「ギルバート様からサウス国に報告をしてもらおうと思いまして…」
「そしたら直ぐに確保に行かれると思うぞ」
「はい…なのでギルバート様にこう言って欲しいのです………」
レアルがセバスの伝言を伝えると………
「…わかった…まぁそれなら目を瞑ってくれるだろう。城の中も静かになりそうだしな…だが!条件がある!」
ギルバートは二人を見るとニヤリと笑った。
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