文字の大きさ
大
中
小
197 / 639
10章
357.コハク
【ミヅキ~俺にもくれ!】
ミヅキの後ろにはシルバ達が横一列に並びヨダレを垂らしながら待っていた。
【はい、はい、シルバは勿論大盛りね、シンクは小さめに切って、コハクも大盛り!プルシアは野菜で巻いておいたよ、ムーも大盛り!】
ミヅキがみんなの前にそれぞれのお皿を置くと
【召し上がれ】
ニッコリ笑ってどうぞと手を出した。
【…ッ!…ッ!】
【美味しい~】
【きゃん!】
【うん、美味いな!この野菜もいい感じだ】
【…!…!】
それぞれの反応は違うが美味しいそうに食べている。
【シルバ美味しい?】
ミヅキが笑いながら聞くと
【うまい!このタレがたまらん!】
【まだまだあるからね、ゆっくり食べてね】
「いやぁ~ただの焼肉もこのタレを付けるだけでだいぶ違いますね!」
マルコさんがミヅキに近づくと、コソッと耳打ちをする。
「このタレだけを販売って可能でしょうか?」
マルコさんが真剣な顔で聞いてくる。
「うーん…別にいいと思うけどこれって普通の家庭でも作れちゃうと思うよ、ただ混ぜただけだし…その人によって好みの配合があると思うしね」
「でも…皆さんその配合を知りませんからね…ご家庭の肉があの店の味に!なんて言えば売れる気がするんですよね…」
マルコさんがブツブツと考えていると
「そこはマルコさんに任せます。詳しい事はギースさんとレアルさん達と進めて下さい」
「わかりました!ミヅキさんから了承を取らないと彼らも首を縦に振ってくれませんからね」
マルコさんが苦笑すると
「えっ?そうなの?」
「もちろんですよ私の所の従業員達も優秀ですが…あれだけ忠義を誓っていて信頼出来る人がいてミヅキさんは幸せですね…いや…彼らが幸せなのかな?」
マルコさんがミヅキを見ると
「そうなら…嬉しいです」
照れるように頭をかいた。
「そういや、セバスさん…そろそろあれを解禁してもいいんじゃないか?」
焼肉を食べながベイカーがクイッと飲む仕草をすると
「ミヅキさんも無事帰って来ましたし…まぁ今日くらいはいいですかね…」
セバスがおもむろに手を伸ばすと収納から瓶を取り出す。
「おー?セバス!なんだそれは!よこせ!」
ディムロスがバッとセバスから瓶を奪い取ると
「あっ…」
唖然とするセバスをよそにクンクンと匂いを嗅ぐ。
「なんだぁ~この芳しい香りは」
ディムロスの目が光ると
「なんだ?ディムロスあいつら何を隠し持っとったんだ?」
ギルがグイッと覗き込むと
「こりゃ酒だな!」
「何!なら味見をしてみないとな!」
ギルバートがコップを差し出すとディムロスが注ぐ、お互いコップを持つとそっと唇と近づけていった…
「あ~…俺の酒が…」
「ギルマスに見つかるとは…」
ベイカーが羨ましそうに二人を見ると
クイッと一口で飲み干してしまう!
「「うまい!」」
「なんだこの酒は初めて飲んだぞ…」
ギルバートがコップに注ぎれた酒をじっと見つめる…
「この口当たり、喉を通る刺激、鼻に抜ける香り…素晴らしい!」
ギルバートが絶賛すると
「おい!もっと無いのか!」
ディムロスが空になった瓶を逆さに振っている…
「あー!全部飲みやがった!」
信じられん!とベイカーがディムロスを睨むと
「こんなもんじゃ足りんぞ!」
「私達が残しておいたのに…ギルマス…いい加減にして下さいよ…」
セバスがギロっと睨むと空気がピリついた…
「セ、セバスさん!酒ならまた持ってきましたから…」
思わずムサシがセバスに声をかけると
「何!あれを持ってきたのはお前か!」
ディムロスとギルバートがムサシを挟む。
「わしらにももう少しくれんかのぉ~」
ディムロスが甘えるように言うと
「これを定期的に国に下ろして欲しいんだが…あっ!もちろん金は払うぞ!」
ギルバートがニコニコと笑って言うと
「えっ…いや…私は…」
ムサシがオロオロとしてると
「なんだ?ハッキリせんやつだな、その犬の面は飾りか?」
ディムロスがムサシの頭をガシッと掴むと
「ん?こりゃかぶりもんじゃないの?」
「えっそうなのか?」
ギルバートもムサシの顔をガシガシと強く撫でる。
ムサシは顔の事を言われて、固まると…
「いい加減にしろ!ムサシが嫌がってるだろ!」
ベイカーが二人を引き剥がす!
「ベイカーさん…」
ムサシがホッとすると
「なんだ!俺はそいつと話があるんだ!ムサシと言ったな、あの酒はお前が作ったのか?」
ディムロスがムサシを見ると
「確かに…私が作ったものです…」
下を向きながら答えると…
「私のような者が作った物では…嫌じゃありませんか…」
ムサシが弱々しく聞くと
「はっ?何言っとるんだ?あんな凄いもんが作れるヤツのどこが嫌なんじゃ?」
ディムロスがギルバートを見ると
「さぁ?どこが悪いんだ?顔なんて…完全にミヅキ好みのだし…うちの息子が羨ましがりそうだ…」
ギルバートがムサシを見るとウンウンと頷く
「ベイカーさん…あの人達何を言ってるのでしょうか?」
ムサシがコソッと聞くと
「あー…別に本心を言ってると思うぞ…ここにいるヤツらは色々と毒されてるからな…誰もお前のことなんか気にしちゃいないさ」
ベイカーがムサシを見ると
「そうですね…確かにミヅキの事で頭がいっぱいでここまで来ましたが…誰も私のことに触れる人…いませんでしたね…てっきり関わりたくないかと思っていましたが…そういう訳でもなく普通に話しかけて来ますしね…」
「そうだな…まぁそんなたいしたことない問題にみんな構っちゃいられないんだよ」
ベイカーがムサシの頭をゴツンと軽く叩いた。
「どっちかって言うとお前の顔に憧れるやつの方が多いかもな…なんせあのミヅキのお気に入りだからな」
「そ、そうなんですか…」
ムサシがミヅキを見るとこちらの話など全然気付いていなそうに従魔達と楽しそうに戯れている…
「俺…初めてこの顔で良かったかもって…思いました」
ムサシさんが少しハニカミながらベイカーに言った。
「そうだ!焼肉もいいけどコハクには特別なものがあるよ~」
ミヅキが山盛りに積まれたお稲荷さんを出すと…
「キャイーン!!」
コハクの目がピカン!と光った!
お稲荷さんを置いたテーブルの周りをグルグルと回っている。
【やっぱりキツネと言ったらこれだよね!油揚げであんなに喜んでたし】
ミヅキがコハクの為にお稲荷さんをお皿に取ると
【ちょっと待ってね、みんなの分も用意するから】
コハクに待てすると…ヨダレを垂らしながらじっとお稲荷さんを見つめて停止している。
【か、可愛い…って早く用意してあげないと!】
シルバ達の分も用意すると
【お待たせ!みんなどうぞ】
ミヅキが手を差し出す。
【なんかちっこいな、中は…米か!これはこれで美味いな!】
シルバが大きな口で一気に三、四個一気に食べていると…
【ミ、ミヅキ!コハクが!】
シンクが慌てた様子でミヅキに声をかける…
ミヅキがコハクを見ると…コハクの体が淡く光出していた…。
ミヅキの後ろにはシルバ達が横一列に並びヨダレを垂らしながら待っていた。
【はい、はい、シルバは勿論大盛りね、シンクは小さめに切って、コハクも大盛り!プルシアは野菜で巻いておいたよ、ムーも大盛り!】
ミヅキがみんなの前にそれぞれのお皿を置くと
【召し上がれ】
ニッコリ笑ってどうぞと手を出した。
【…ッ!…ッ!】
【美味しい~】
【きゃん!】
【うん、美味いな!この野菜もいい感じだ】
【…!…!】
それぞれの反応は違うが美味しいそうに食べている。
【シルバ美味しい?】
ミヅキが笑いながら聞くと
【うまい!このタレがたまらん!】
【まだまだあるからね、ゆっくり食べてね】
「いやぁ~ただの焼肉もこのタレを付けるだけでだいぶ違いますね!」
マルコさんがミヅキに近づくと、コソッと耳打ちをする。
「このタレだけを販売って可能でしょうか?」
マルコさんが真剣な顔で聞いてくる。
「うーん…別にいいと思うけどこれって普通の家庭でも作れちゃうと思うよ、ただ混ぜただけだし…その人によって好みの配合があると思うしね」
「でも…皆さんその配合を知りませんからね…ご家庭の肉があの店の味に!なんて言えば売れる気がするんですよね…」
マルコさんがブツブツと考えていると
「そこはマルコさんに任せます。詳しい事はギースさんとレアルさん達と進めて下さい」
「わかりました!ミヅキさんから了承を取らないと彼らも首を縦に振ってくれませんからね」
マルコさんが苦笑すると
「えっ?そうなの?」
「もちろんですよ私の所の従業員達も優秀ですが…あれだけ忠義を誓っていて信頼出来る人がいてミヅキさんは幸せですね…いや…彼らが幸せなのかな?」
マルコさんがミヅキを見ると
「そうなら…嬉しいです」
照れるように頭をかいた。
「そういや、セバスさん…そろそろあれを解禁してもいいんじゃないか?」
焼肉を食べながベイカーがクイッと飲む仕草をすると
「ミヅキさんも無事帰って来ましたし…まぁ今日くらいはいいですかね…」
セバスがおもむろに手を伸ばすと収納から瓶を取り出す。
「おー?セバス!なんだそれは!よこせ!」
ディムロスがバッとセバスから瓶を奪い取ると
「あっ…」
唖然とするセバスをよそにクンクンと匂いを嗅ぐ。
「なんだぁ~この芳しい香りは」
ディムロスの目が光ると
「なんだ?ディムロスあいつら何を隠し持っとったんだ?」
ギルがグイッと覗き込むと
「こりゃ酒だな!」
「何!なら味見をしてみないとな!」
ギルバートがコップを差し出すとディムロスが注ぐ、お互いコップを持つとそっと唇と近づけていった…
「あ~…俺の酒が…」
「ギルマスに見つかるとは…」
ベイカーが羨ましそうに二人を見ると
クイッと一口で飲み干してしまう!
「「うまい!」」
「なんだこの酒は初めて飲んだぞ…」
ギルバートがコップに注ぎれた酒をじっと見つめる…
「この口当たり、喉を通る刺激、鼻に抜ける香り…素晴らしい!」
ギルバートが絶賛すると
「おい!もっと無いのか!」
ディムロスが空になった瓶を逆さに振っている…
「あー!全部飲みやがった!」
信じられん!とベイカーがディムロスを睨むと
「こんなもんじゃ足りんぞ!」
「私達が残しておいたのに…ギルマス…いい加減にして下さいよ…」
セバスがギロっと睨むと空気がピリついた…
「セ、セバスさん!酒ならまた持ってきましたから…」
思わずムサシがセバスに声をかけると
「何!あれを持ってきたのはお前か!」
ディムロスとギルバートがムサシを挟む。
「わしらにももう少しくれんかのぉ~」
ディムロスが甘えるように言うと
「これを定期的に国に下ろして欲しいんだが…あっ!もちろん金は払うぞ!」
ギルバートがニコニコと笑って言うと
「えっ…いや…私は…」
ムサシがオロオロとしてると
「なんだ?ハッキリせんやつだな、その犬の面は飾りか?」
ディムロスがムサシの頭をガシッと掴むと
「ん?こりゃかぶりもんじゃないの?」
「えっそうなのか?」
ギルバートもムサシの顔をガシガシと強く撫でる。
ムサシは顔の事を言われて、固まると…
「いい加減にしろ!ムサシが嫌がってるだろ!」
ベイカーが二人を引き剥がす!
「ベイカーさん…」
ムサシがホッとすると
「なんだ!俺はそいつと話があるんだ!ムサシと言ったな、あの酒はお前が作ったのか?」
ディムロスがムサシを見ると
「確かに…私が作ったものです…」
下を向きながら答えると…
「私のような者が作った物では…嫌じゃありませんか…」
ムサシが弱々しく聞くと
「はっ?何言っとるんだ?あんな凄いもんが作れるヤツのどこが嫌なんじゃ?」
ディムロスがギルバートを見ると
「さぁ?どこが悪いんだ?顔なんて…完全にミヅキ好みのだし…うちの息子が羨ましがりそうだ…」
ギルバートがムサシを見るとウンウンと頷く
「ベイカーさん…あの人達何を言ってるのでしょうか?」
ムサシがコソッと聞くと
「あー…別に本心を言ってると思うぞ…ここにいるヤツらは色々と毒されてるからな…誰もお前のことなんか気にしちゃいないさ」
ベイカーがムサシを見ると
「そうですね…確かにミヅキの事で頭がいっぱいでここまで来ましたが…誰も私のことに触れる人…いませんでしたね…てっきり関わりたくないかと思っていましたが…そういう訳でもなく普通に話しかけて来ますしね…」
「そうだな…まぁそんなたいしたことない問題にみんな構っちゃいられないんだよ」
ベイカーがムサシの頭をゴツンと軽く叩いた。
「どっちかって言うとお前の顔に憧れるやつの方が多いかもな…なんせあのミヅキのお気に入りだからな」
「そ、そうなんですか…」
ムサシがミヅキを見るとこちらの話など全然気付いていなそうに従魔達と楽しそうに戯れている…
「俺…初めてこの顔で良かったかもって…思いました」
ムサシさんが少しハニカミながらベイカーに言った。
「そうだ!焼肉もいいけどコハクには特別なものがあるよ~」
ミヅキが山盛りに積まれたお稲荷さんを出すと…
「キャイーン!!」
コハクの目がピカン!と光った!
お稲荷さんを置いたテーブルの周りをグルグルと回っている。
【やっぱりキツネと言ったらこれだよね!油揚げであんなに喜んでたし】
ミヅキがコハクの為にお稲荷さんをお皿に取ると
【ちょっと待ってね、みんなの分も用意するから】
コハクに待てすると…ヨダレを垂らしながらじっとお稲荷さんを見つめて停止している。
【か、可愛い…って早く用意してあげないと!】
シルバ達の分も用意すると
【お待たせ!みんなどうぞ】
ミヅキが手を差し出す。
【なんかちっこいな、中は…米か!これはこれで美味いな!】
シルバが大きな口で一気に三、四個一気に食べていると…
【ミ、ミヅキ!コハクが!】
シンクが慌てた様子でミヅキに声をかける…
ミヅキがコハクを見ると…コハクの体が淡く光出していた…。
感想 6,830
あなたにおすすめの小説
過保護すぎる家族に囲まれて育ったら、外の世界が危険すぎました 〜冷酷公爵の父と最強兄たちに溺愛される日々〜
由香過保護な父と兄たちに囲まれて育った少女。
初めての外は危険だらけ——のはずが、全部“秒で解決”。
溺愛×コメディ×ほんのり成長の、ほっこり家族物語。
一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました
由香没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。
ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。
遠い存在になったはずの彼。
けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。
冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(完結済ー本編16話+後日談6話)
【完結】悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
本編完結済です。
もっちもっち感謝祭で、リクエストいただいたお話を更新しています。
皆さまの応援のおかげで『もふもふ獣人に転生したら、最愛の推しに溺愛されています』書籍化、心から、ありがとうございます!
皆の動画をつくりました!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
表紙や動画にAIを使っていますが、小説にはAIを使っておりません
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
一妻多夫の獣人世界でマッチングアプリします♡
具なっしー前世の記憶を持つソフィアは、綿菓子のような虹色の髪を持つオコジョ獣人の令嬢。
この世界では男女比が極端に偏っており、女性が複数の夫を持つ「一妻多夫制」が当たり前。でも、前世日本人だったソフィアには、一人の人を愛する感覚しかなくて……。
そんな私に、20人の父様たちは「施設(強制繁殖システム)送り」を避けるため、マッチングアプリを始めさせた。
最初は戸惑いながらも、出会った男性たちはみんな魅力的で、優しくて、一途で――。
■ 大人の余裕とちょっと意地悪な研究者
■ 不器用だけど一途な騎士
■ ぶっきらぼうだけど優しい元義賊
■ 完璧主義だけど私にだけ甘えん坊な商人
■ 超ピュアなジムインストラクター
■ コミュ力高めで超甘々なパティシエ
■ 私に一生懸命な天才年下魔法学者
気づけば7人全員と婚約していた!?
「私達はきっと良い家族になれます!」
これは、一人の少女と七人(…)の婚約者たちが、愛と絆を育んでいく、ちょっと甘くて笑える逆ハーレム・ラブコメディ。
という異世界×獣人×一妻多夫×マッチングアプリの、設定盛りだくさんな話。超ご都合主義なので苦手な人は注意!
※表紙はAIです
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。