文字サイズ
小
中
大
特大
215 / 656
10章
358.進化
【コ、コハク!】
ミヅキがコハクに駆け寄るが…コハクは自分の変化に気が付かず、おいなりさんに夢中だった…
【コハク大丈夫!?】
ミヅキが声をかけると…
「うん!ミヅキ!おいしい!もっとたべる!」
コハクから返事がかえってきた…
「えっ?コハク…今…喋った?」
【確かに喋ったな…】
シルバ達もコハクを囲むと
「シルバおじちゃん!これ!うまい!」
コハクがフリフリと尻尾を振りおいなりさんを口にくわえると…
ポンッ!
コハクの体が一瞬煙に包まれ…一人の狐の耳と尻尾がはえた男の子が現れた…
「コハク?」
ミヅキが男の子に話しかけると…
「ミヅキ!これもっとちょうだい!」
コハクがミヅキに抱きついた!
ミヅキが思わず抱き返すと…男の子お尻にフワフワのコハクと同じ尻尾が嬉しそうに動いているのが見える。
「コハク…だよね?人になったの?」
ミヅキがコハクに恐る恐る話しかけると…コハクがキョトンと首を傾げて自分の体を見ると…
「あれ?ぼくのて…ミヅキといっしょ!」
自分の人の手を見つめると、嬉しいそうにミヅキに手を広げて報告してきた…
「無理!可愛すぎる!」
ミヅキがコハクに抱きついた!
【シルバ!プルシア!どういう事!コハクが天使みたいに可愛いんだけど!】
ミヅキが興奮してシルバ達を見ると
【ミヅキ落ち着け…ほら俺の尻尾だって可愛いだろ…】
シルバがしゅんとしながら自分の尻尾をミヅキに向ける…
【シルバ…もう、シルバだって可愛いに決まってるじゃん!まぁシルバはかっこいいって方があってるけどね!】
ミヅキがシルバの尻尾を優しく撫でると、シルバが満足そうにしていた。
【これは…進化したようだな】
【進化…あっ!そうだコハクのステータスになんか書いてあったなぁ…確か進化させようとして出来なかったんだよね…】
【素材が足りなかったんだよな】
シルバが聞くと
【そう…コハクが好きな物だったんだ、それで作ろうと思ってたのに…すっかり目的忘れてた】
ミヅキがあはは…と笑うと
【とりあえずコハクを鑑定してみればいいんじゃないか?】
プルシアに言われて鑑定をする。
鑑定!
《名前》コハク
《種類》ケイパーフォックス→天狐
《レベル》30→5
《体力》1500→4500
《魔力》5000→15000
《スキル》木魔法 土魔法 風魔法 水魔法
変化 幻覚
〈備考〉ミヅキの従魔
【えっと…天狐?になったみたい!天狐だって~なんか神様みたいだね!あとね~あれ?レベルが下がってる…けど…体力と魔力は上がってるね?】
【天狐…もう絶滅したと思っていたがまだいたんだな…】
プルシアがコハクを見ると
【先祖返りかなんかかもな…ミヅキの魔力にあてられでもしたんじゃないか?】
シルバがコハクの頭にポンと脚を乗せると
「シルバおじちゃん!いたい!」
「ぶっ…おじちゃんって…」
ミヅキが思わず笑うと
【コハク…俺を呼ぶ時はおじちゃんは要らん!次呼んだら許さんぞ!】
シルバがキッ!と睨むとコハクがビクッと体を強ばらせてミヅキの後ろにそっと隠れた…
【シルバ!子供をいじめちゃダメでしょ!】
ミヅキがシルバに注意すると
【いや!だってコハクが…】
【コハクもシルバはおじちゃんじゃないからねちゃんとお兄ちゃんって呼ぶんだよ】
ミヅキがコハクに優しく言うと
「わかった!シルバにい…ごめん」
コハクがペコッと謝ると
【ま、まぁ分かればいい…俺も脅かして悪かったな…】
「だいじょうぶ!ぼくシルバにい、すき!」
コハクがシルバの頭にぴょんと抱きついた!
【この姿の事は何か書いてあったか】
プルシアが聞くと…
【えっと…変化と幻覚ってスキルが増えてた!】
【なら、変化の一瞬だろう…コハク何かに変化出来るか?】
プルシアが聞くと
「えっと…たぶん、できる!」
コハクがシルバの上からクルンと前周りして飛び降りると…
「はい!」
ミヅキの姿に変化していた…。
【おお!】
【すごい、ミヅキにそっくり…だけど尻尾出てるよ】
シンクが苦笑すると
「あれ?」
コハクが自分の尻尾を見るとサワサワと触る、すると尻尾が消えた!
「コハク凄いね!どう?私に似てる?」
ミヅキがコハクに並ぶと
【ああ!似てるな、ミヅキの可愛らしい所を上手く表現出来ているな】
シルバが頷く。
【そうだね!この髪のサラサラな質感とか上手いね】
【ぷにぷにの腕やぷくぷくのほっぺなんて同じ感じになってるな】
プルシアがじっくりと近くで見ると…
【な、なんか…私が恥ずかしい…】
ミヅキが変に褒められていたたまれなくなる…
【まぁ、俺はどっちがミヅキかわかるがな】
シルバが自信げにフンと鼻を鳴らすと
【そんなのわかるよー】
【当たり前だな】
シンクとプルシアも頷く
【えー?そうなの?】
ミヅキがコハクを見つめると…
【そうだ…】
ミヅキがニヤッと笑うと…
【今絶対よからぬ事を考えたな…】
【間違いないね】
【あらかた…本物の私はどっちでしょう…とかするんじゃないのか?】
プルシアが呆れると
【うるさいよそこ!これからみんなの所に行ってみよう…ふふふ~驚くぞー!】
【松葉杖ついてるから駄目だろ】
シルバが突っ込むと
【あっ…ならシルバ~乗せて?】
ミヅキがお願いと手を合わせると…
【し、しょうがないなぁ…ほら、乗れ!】
乗りやすようにミヅキの前で屈む…
【コハクも乗って!じゃあシルバ!みんなの所にレッツゴー!】
【あ?れっつ?お、おー】
シルバはのそのそと歩き出した…。
ミヅキはみんなの所に行くと…
「おーい!ベイカーさん!セバスさん!」
2人に手を振ると…
「おー!ミヅキ…ってセバスさん俺酒を飲みすぎたみたいだ…ミヅキが二人に見える」
「全くしょうがない人ですね…あれ?私も二重に見えますね…」
二人がシルバに乗って近づくミヅキをじっと見つめると…
「ミヅキ…なんで二人いるの?君…双子だったの?」
ピースが驚いてミヅキ達を見ると
「いや!ミヅキが双子なんて聞いてないぞ!」
「そうです!それなら倍率が下がりますからね…」
リュカとテオがミヅキ達を怪しんで見ていると
「本当に二人いますね…ミヅキさんどういう事ですか?」
セバスが聞くと
「その前に…本物は…」
「「どっちだ!」」
二人で声を合わせて同じように笑うと…
「はっ?そんなのこっちだろ」
「どう見てもこちらですね」
ベイカーとセバスがあっさりと見抜く。
「えっ…なんでわかるの?そんなに似てないのかな?」
ミヅキがおかしいなとコハクを見つめていた。
「なんでわかったんだろ…あの人達…どう見ても全く同じに見えるのに…」
ピースが驚いていると
「えっ?ピースわからないのか?」
リュカがピースの反応に逆に驚いている…
「テオはわかる?」
ピースが聞くと
「わかるよー全然可愛さが違うもん」
「えっ…」
ピースはもう一度マジマジと二人を見比べるが…やっぱり違いがわからなかった…。
ミヅキがコハクに駆け寄るが…コハクは自分の変化に気が付かず、おいなりさんに夢中だった…
【コハク大丈夫!?】
ミヅキが声をかけると…
「うん!ミヅキ!おいしい!もっとたべる!」
コハクから返事がかえってきた…
「えっ?コハク…今…喋った?」
【確かに喋ったな…】
シルバ達もコハクを囲むと
「シルバおじちゃん!これ!うまい!」
コハクがフリフリと尻尾を振りおいなりさんを口にくわえると…
ポンッ!
コハクの体が一瞬煙に包まれ…一人の狐の耳と尻尾がはえた男の子が現れた…
「コハク?」
ミヅキが男の子に話しかけると…
「ミヅキ!これもっとちょうだい!」
コハクがミヅキに抱きついた!
ミヅキが思わず抱き返すと…男の子お尻にフワフワのコハクと同じ尻尾が嬉しそうに動いているのが見える。
「コハク…だよね?人になったの?」
ミヅキがコハクに恐る恐る話しかけると…コハクがキョトンと首を傾げて自分の体を見ると…
「あれ?ぼくのて…ミヅキといっしょ!」
自分の人の手を見つめると、嬉しいそうにミヅキに手を広げて報告してきた…
「無理!可愛すぎる!」
ミヅキがコハクに抱きついた!
【シルバ!プルシア!どういう事!コハクが天使みたいに可愛いんだけど!】
ミヅキが興奮してシルバ達を見ると
【ミヅキ落ち着け…ほら俺の尻尾だって可愛いだろ…】
シルバがしゅんとしながら自分の尻尾をミヅキに向ける…
【シルバ…もう、シルバだって可愛いに決まってるじゃん!まぁシルバはかっこいいって方があってるけどね!】
ミヅキがシルバの尻尾を優しく撫でると、シルバが満足そうにしていた。
【これは…進化したようだな】
【進化…あっ!そうだコハクのステータスになんか書いてあったなぁ…確か進化させようとして出来なかったんだよね…】
【素材が足りなかったんだよな】
シルバが聞くと
【そう…コハクが好きな物だったんだ、それで作ろうと思ってたのに…すっかり目的忘れてた】
ミヅキがあはは…と笑うと
【とりあえずコハクを鑑定してみればいいんじゃないか?】
プルシアに言われて鑑定をする。
鑑定!
《名前》コハク
《種類》ケイパーフォックス→天狐
《レベル》30→5
《体力》1500→4500
《魔力》5000→15000
《スキル》木魔法 土魔法 風魔法 水魔法
変化 幻覚
〈備考〉ミヅキの従魔
【えっと…天狐?になったみたい!天狐だって~なんか神様みたいだね!あとね~あれ?レベルが下がってる…けど…体力と魔力は上がってるね?】
【天狐…もう絶滅したと思っていたがまだいたんだな…】
プルシアがコハクを見ると
【先祖返りかなんかかもな…ミヅキの魔力にあてられでもしたんじゃないか?】
シルバがコハクの頭にポンと脚を乗せると
「シルバおじちゃん!いたい!」
「ぶっ…おじちゃんって…」
ミヅキが思わず笑うと
【コハク…俺を呼ぶ時はおじちゃんは要らん!次呼んだら許さんぞ!】
シルバがキッ!と睨むとコハクがビクッと体を強ばらせてミヅキの後ろにそっと隠れた…
【シルバ!子供をいじめちゃダメでしょ!】
ミヅキがシルバに注意すると
【いや!だってコハクが…】
【コハクもシルバはおじちゃんじゃないからねちゃんとお兄ちゃんって呼ぶんだよ】
ミヅキがコハクに優しく言うと
「わかった!シルバにい…ごめん」
コハクがペコッと謝ると
【ま、まぁ分かればいい…俺も脅かして悪かったな…】
「だいじょうぶ!ぼくシルバにい、すき!」
コハクがシルバの頭にぴょんと抱きついた!
【この姿の事は何か書いてあったか】
プルシアが聞くと…
【えっと…変化と幻覚ってスキルが増えてた!】
【なら、変化の一瞬だろう…コハク何かに変化出来るか?】
プルシアが聞くと
「えっと…たぶん、できる!」
コハクがシルバの上からクルンと前周りして飛び降りると…
「はい!」
ミヅキの姿に変化していた…。
【おお!】
【すごい、ミヅキにそっくり…だけど尻尾出てるよ】
シンクが苦笑すると
「あれ?」
コハクが自分の尻尾を見るとサワサワと触る、すると尻尾が消えた!
「コハク凄いね!どう?私に似てる?」
ミヅキがコハクに並ぶと
【ああ!似てるな、ミヅキの可愛らしい所を上手く表現出来ているな】
シルバが頷く。
【そうだね!この髪のサラサラな質感とか上手いね】
【ぷにぷにの腕やぷくぷくのほっぺなんて同じ感じになってるな】
プルシアがじっくりと近くで見ると…
【な、なんか…私が恥ずかしい…】
ミヅキが変に褒められていたたまれなくなる…
【まぁ、俺はどっちがミヅキかわかるがな】
シルバが自信げにフンと鼻を鳴らすと
【そんなのわかるよー】
【当たり前だな】
シンクとプルシアも頷く
【えー?そうなの?】
ミヅキがコハクを見つめると…
【そうだ…】
ミヅキがニヤッと笑うと…
【今絶対よからぬ事を考えたな…】
【間違いないね】
【あらかた…本物の私はどっちでしょう…とかするんじゃないのか?】
プルシアが呆れると
【うるさいよそこ!これからみんなの所に行ってみよう…ふふふ~驚くぞー!】
【松葉杖ついてるから駄目だろ】
シルバが突っ込むと
【あっ…ならシルバ~乗せて?】
ミヅキがお願いと手を合わせると…
【し、しょうがないなぁ…ほら、乗れ!】
乗りやすようにミヅキの前で屈む…
【コハクも乗って!じゃあシルバ!みんなの所にレッツゴー!】
【あ?れっつ?お、おー】
シルバはのそのそと歩き出した…。
ミヅキはみんなの所に行くと…
「おーい!ベイカーさん!セバスさん!」
2人に手を振ると…
「おー!ミヅキ…ってセバスさん俺酒を飲みすぎたみたいだ…ミヅキが二人に見える」
「全くしょうがない人ですね…あれ?私も二重に見えますね…」
二人がシルバに乗って近づくミヅキをじっと見つめると…
「ミヅキ…なんで二人いるの?君…双子だったの?」
ピースが驚いてミヅキ達を見ると
「いや!ミヅキが双子なんて聞いてないぞ!」
「そうです!それなら倍率が下がりますからね…」
リュカとテオがミヅキ達を怪しんで見ていると
「本当に二人いますね…ミヅキさんどういう事ですか?」
セバスが聞くと
「その前に…本物は…」
「「どっちだ!」」
二人で声を合わせて同じように笑うと…
「はっ?そんなのこっちだろ」
「どう見てもこちらですね」
ベイカーとセバスがあっさりと見抜く。
「えっ…なんでわかるの?そんなに似てないのかな?」
ミヅキがおかしいなとコハクを見つめていた。
「なんでわかったんだろ…あの人達…どう見ても全く同じに見えるのに…」
ピースが驚いていると
「えっ?ピースわからないのか?」
リュカがピースの反応に逆に驚いている…
「テオはわかる?」
ピースが聞くと
「わかるよー全然可愛さが違うもん」
「えっ…」
ピースはもう一度マジマジと二人を見比べるが…やっぱり違いがわからなかった…。
感想 6,830
あなたにおすすめの小説
【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します
「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
過保護すぎる家族に囲まれて育ったら、外の世界が危険すぎました 〜冷酷公爵の父と最強兄たちに溺愛される日々〜
過保護な父と兄たちに囲まれて育った少女。
初めての外は危険だらけ——のはずが、全部“秒で解決”。
溺愛×コメディ×ほんのり成長の、ほっこり家族物語。
転生先で冒険者専門のお弁当屋さん始めます〜助けてくれた冒険者兄弟にお礼をしたかっただけなのに、大繁盛してしまいました〜
保育士として働いていた莉子は、ある日の仕事中に暴走してくる車から子どもたちを守り、死んでしまう。
しかし、目が覚めるとそこは深い森の中。
ここはどこだろうと彷徨い歩いているうちに狼のような獣に襲われかけたものの、間一髪のところで冒険者の兄弟、ベクターとゼノに助けてもらった。
家族が宿屋をやっているから、と行くあてもない莉子を拾ってくれた二人。
やってきたのは、リーベル王国の国境付近にある街、ベルン伯爵領。
そこにある人気の宿屋に身を置くことになった莉子は、様々な事情を知りながら身を寄せることへのお礼のため、ベクターとゼノにお弁当を作ろうと決意して──?
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
『死ぬほど愛されたい』と願ったら、最強の公爵家に転生して家族の愛が重すぎます!〜赤ちゃん令嬢は『慈愛の眼』で今日もデレを解析中〜
元・社畜SE、今世は国宝級の赤ん坊!? 最強の父様とお兄様が過保護すぎて、一歩歩くだけで国が揺れちゃいます!
捨てられた三歳の聖女ですが、辺境伯家に拾われたら家族全員が過保護でした
神殿で無能と決めつけられ、三歳で捨てられた少女リリア。
辺境伯家に保護された彼女は、厳つい辺境伯やお兄様たち、領民にまで溺愛されながら幸せな日々を送ることに。
けれど実はリリアは、数百年に一人現れる伝説級の聖女だった。
これは捨てられた幼女聖女が、たくさんの愛に包まれながら成長していく物語。
悪役令嬢ですが、兄たちが過保護すぎて恋ができません
乙女ゲームの悪役令嬢・セレフィーナに転生した私。
破滅回避のため、目立たず静かに生きる――はずだった。
しかし現実は、三人の兄による全力溺愛&完全監視生活。
外出には護衛、交友関係は管理制、笑顔すら規制対象!?
さらに兄の親友である最強騎士・カインが護衛として加わり、
静かで誠実な優しさに、次第に心が揺れていく。
「恋をすると破滅する」
そう信じて避けてきた想いの先で待っていたのは、
断罪も修羅場もない、安心で騒がしい未来だった――。
初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました
夫婦となって初めて迎えた夜、セレンティアは夫リオールから「俺には、愛する人がいる」と告げられる。
彼が初夜を済ませた理由は、三年後に白い結婚として婚姻無効を申し立てられないようにするためだった。
けれどリオールは知らなかった。セレンティアの祝福《一日回帰》が、自分自身の身体にも使えることを。
セレンティアは自分の身体の時間を一日前へ戻し、三年間、侯爵家の妻として務めを果たすことを決める。
夫に愛されるためではない。三年後、白い結婚としてこの家を出ていくために。