ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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10章

358.進化

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【コ、コハク!】

ミヅキがコハクに駆け寄るが…コハクは自分の変化に気が付かず、おいなりさんに夢中だった…

【コハク大丈夫!?】

ミヅキが声をかけると…

「うん!ミヅキ!おいしい!もっとたべる!」

コハクから返事がかえってきた…

「えっ?コハク…今…喋った?」

【確かに喋ったな…】

シルバ達もコハクを囲むと

「シルバおじちゃん!これ!うまい!」

コハクがフリフリと尻尾を振りおいなりさんを口にくわえると…

ポンッ!

コハクの体が一瞬煙に包まれ…一人の狐の耳と尻尾がはえた男の子が現れた…

「コハク?」

ミヅキが男の子に話しかけると…

「ミヅキ!これもっとちょうだい!」

コハクがミヅキに抱きついた!

ミヅキが思わず抱き返すと…男の子お尻にフワフワのコハクと同じ尻尾が嬉しそうに動いているのが見える。

「コハク…だよね?人になったの?」

ミヅキがコハクに恐る恐る話しかけると…コハクがキョトンと首を傾げて自分の体を見ると…

「あれ?ぼくのて…ミヅキといっしょ!」

自分の人の手を見つめると、嬉しいそうにミヅキに手を広げて報告してきた…

「無理!可愛すぎる!」

ミヅキがコハクに抱きついた!

【シルバ!プルシア!どういう事!コハクが天使みたいに可愛いんだけど!】

ミヅキが興奮してシルバ達を見ると

【ミヅキ落ち着け…ほら俺の尻尾だって可愛いだろ…】

シルバがしゅんとしながら自分の尻尾をミヅキに向ける…

【シルバ…もう、シルバだって可愛いに決まってるじゃん!まぁシルバはかっこいいって方があってるけどね!】

ミヅキがシルバの尻尾を優しく撫でると、シルバが満足そうにしていた。

【これは…進化したようだな】

【進化…あっ!そうだコハクのステータスになんか書いてあったなぁ…確か進化させようとして出来なかったんだよね…】

【素材が足りなかったんだよな】

シルバが聞くと

【そう…コハクが好きな物だったんだ、それで作ろうと思ってたのに…すっかり目的忘れてた】

ミヅキがあはは…と笑うと

【とりあえずコハクを鑑定してみればいいんじゃないか?】

プルシアに言われて鑑定をする。



鑑定!



《名前》コハク

《種類》ケイパーフォックス→天狐

《レベル》30→5

《体力》1500→4500

《魔力》5000→15000

《スキル》木魔法 土魔法 風魔法 水魔法 
                  変化  幻覚

〈備考〉ミヅキの従魔 

              
【えっと…天狐?になったみたい!天狐だって~なんか神様みたいだね!あとね~あれ?レベルが下がってる…けど…体力と魔力は上がってるね?】

【天狐…もう絶滅したと思っていたがまだいたんだな…】

プルシアがコハクを見ると

【先祖返りかなんかかもな…ミヅキの魔力にあてられでもしたんじゃないか?】

シルバがコハクの頭にポンと脚を乗せると

「シルバおじちゃん!いたい!」

「ぶっ…おじちゃんって…」

ミヅキが思わず笑うと

【コハク…俺を呼ぶ時はおじちゃんは要らん!次呼んだら許さんぞ!】

シルバがキッ!と睨むとコハクがビクッと体を強ばらせてミヅキの後ろにそっと隠れた…

【シルバ!子供をいじめちゃダメでしょ!】

ミヅキがシルバに注意すると

【いや!だってコハクが…】

【コハクもシルバはおじちゃんじゃないからねちゃんとお兄ちゃんって呼ぶんだよ】

ミヅキがコハクに優しく言うと

「わかった!シルバにい…ごめん」

コハクがペコッと謝ると

【ま、まぁ分かればいい…俺も脅かして悪かったな…】

「だいじょうぶ!ぼくシルバにい、すき!」

コハクがシルバの頭にぴょんと抱きついた!

【この姿の事は何か書いてあったか】

プルシアが聞くと…

【えっと…変化と幻覚ってスキルが増えてた!】

【なら、変化の一瞬だろう…コハク何かに変化出来るか?】

プルシアが聞くと

「えっと…たぶん、できる!」

コハクがシルバの上からクルンと前周りして飛び降りると…

「はい!」

ミヅキの姿に変化していた…。

【おお!】

【すごい、ミヅキにそっくり…だけど尻尾出てるよ】

シンクが苦笑すると

「あれ?」

コハクが自分の尻尾を見るとサワサワと触る、すると尻尾が消えた!

「コハク凄いね!どう?私に似てる?」

ミヅキがコハクに並ぶと

【ああ!似てるな、ミヅキの可愛らしい所を上手く表現出来ているな】

シルバが頷く。

【そうだね!この髪のサラサラな質感とか上手いね】

【ぷにぷにの腕やぷくぷくのほっぺなんて同じ感じになってるな】

プルシアがじっくりと近くで見ると…

【な、なんか…私が恥ずかしい…】

ミヅキが変に褒められていたたまれなくなる…

【まぁ、俺はどっちがミヅキかわかるがな】

シルバが自信げにフンと鼻を鳴らすと

【そんなのわかるよー】

【当たり前だな】

シンクとプルシアも頷く

【えー?そうなの?】

ミヅキがコハクを見つめると…

【そうだ…】

ミヅキがニヤッと笑うと…

【今絶対よからぬ事を考えたな…】

【間違いないね】

【あらかた…本物の私はどっちでしょう…とかするんじゃないのか?】

プルシアが呆れると

【うるさいよそこ!これからみんなの所に行ってみよう…ふふふ~驚くぞー!】

【松葉杖ついてるから駄目だろ】

シルバが突っ込むと

【あっ…ならシルバ~乗せて?】

ミヅキがお願いと手を合わせると…

【し、しょうがないなぁ…ほら、乗れ!】

乗りやすようにミヅキの前で屈む…

【コハクも乗って!じゃあシルバ!みんなの所にレッツゴー!】

【あ?れっつ?お、おー】

シルバはのそのそと歩き出した…。


ミヅキはみんなの所に行くと…

「おーい!ベイカーさん!セバスさん!」

2人に手を振ると…

「おー!ミヅキ…ってセバスさん俺酒を飲みすぎたみたいだ…ミヅキが二人に見える」

「全くしょうがない人ですね…あれ?私も二重に見えますね…」

二人がシルバに乗って近づくミヅキをじっと見つめると…

「ミヅキ…なんで二人いるの?君…双子だったの?」

ピースが驚いてミヅキ達を見ると

「いや!ミヅキが双子なんて聞いてないぞ!」

「そうです!それなら倍率が下がりますからね…」

リュカとテオがミヅキ達を怪しんで見ていると

「本当に二人いますね…ミヅキさんどういう事ですか?」

セバスが聞くと

「その前に…本物は…」

「「どっちだ!」」

二人で声を合わせて同じように笑うと…

「はっ?そんなのこっちだろ」

「どう見てもこちらですね」

ベイカーとセバスがあっさりと見抜く。

「えっ…なんでわかるの?そんなに似てないのかな?」

ミヅキがおかしいなとコハクを見つめていた。

「なんでわかったんだろ…あの人達…どう見ても全く同じに見えるのに…」

ピースが驚いていると

「えっ?ピースわからないのか?」

リュカがピースの反応に逆に驚いている…

「テオはわかる?」

ピースが聞くと

「わかるよー全然可愛さが違うもん」

「えっ…」

ピースはもう一度マジマジと二人を見比べるが…やっぱり違いがわからなかった…。
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