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10章
361.男風呂
「ア~ラ~ン~!あれ程気をつけろと言っただろうが!望み通りそれを捥いでやろうか!」
セバスさんがミヅキの目を隠しながらアランの頭を掴むと…
「ま、待て!見ろ!俺はちゃんとカバーしてるぞ!」
アランが慌てて身の潔白を示すと…
「ならなんでお前を見て悲鳴をあげたんだ!」
「それならお前にだってあげてただろうが!」
それを言われてセバスがグッと怯むと確認するようにミヅキを見る…
「ミヅキさん…私が何かしてしまいましたか?」
セバスが真剣にミヅキに聞くと
「ご、ごめんなさい!みんなは何もしてないよ!ちょっとみんなの体を見て…恥ずかしく…なっただけ…」
ごにょごにょと語尾が小さくなると
「体?俺達の?」
皆が自分の体を見ると…
「なるほど…この傷だらけの体が見苦しかったんですね…」
「えっ?」
セバス達が体に付いた傷をさする。
ミヅキがよく見ると確かにみんなの体には大小様々な傷が刻まれていた…。
「そっか…ゴメンな」
ベイカーが寂しそうに謝ると…
「違うよ!その傷はベイカーさん達が頑張ってきた証でしょ!嫌うわけない!むしろ凄くいい!」
ミヅキが鼻息荒く主張すると…
「ならなんで悲鳴を上げたんだ?」
ベイカーが聞くと
「えっ…」
ミヅキがサッと顔を背けると
「私も聞きたいです」
セバスさんが優しく自分の方にミヅキを向かせると…
「うぅぅ…許して~」
ミヅキが恥ずかしさのあまり手で顔を覆った…
しばらくしてミヅキが落ち着くと
「全く…裸を見たくらいでそんなんだったらこれからどうするんだよ」
ベイカーが呆れると
「あれ?そういえばデボット達とは風呂に入ったんだろ?」
アランが聞くと
「デボットさん達も(体は)良かったけど…ベイカーさん達の(体)は凶器的だよ!狡いねそれは!」
ミヅキの言う意味がイマイチ理解できない面々だった…
「まぁ、ミヅキさんも落ち着いて来ましたし体を洗ってしまいましょうか?」
セバスがミヅキを膝に座らせると
「だ、大丈夫だよ!さっき洗ったしそれに自分で出来るよ!」
洗おうとするセバスさんの手を止めようとすると…
「これを楽しみにしていたのに…ミヅキさんはそれを奪うと言うのですね…」
セバスが悲しそうに顔を俯かせる
「あっ…うっ…じゃ、じゃあ少しだけお願いします…」
ミヅキが背中を見せると
「はい!」
セバスがニコニコと嬉しそうにミヅキの背中を洗い出した。
「あれ…わざとだろ…」
アランがコソッとベイカーに言うと
「当たり前だろ…だけど言うなよ!怖いからな」
アランはわかってる!と頷いた…。
ミヅキはピカピカに体を洗われると
「本当は私がみんなの背中を洗いたかったんだけどなぁ~」
動かない足をさすって残念そうにしている
「それは次に入った時に頼むな!」
ベイカーが笑うと
「そうですね、その為にもしっかりとリハビリとやらを頑張りましょうね」
そう言ってミヅキを湯船につける。
シルバ達が心配そうに見ている中湯船の中を行ったり来たりとヘリに捕まりながら歩いていると
「ミヅキ、そんなとこ掴まってないでここまで来てみろ」
ベイカーが端の方から声をかけて手を伸ばす。
ミヅキはベイカーの方に体を向けると
「よし!行くよ」
ソロリソロリと湯船の中をゆっくりと歩きだした
「おお、結構歩けるじゃ無いか!もう少しだ頑張れ!」
ベイカーが来い来い!と手を伸ばす、その腕に最後の一歩で飛び込むと
「やったな!」
ベイカーが抱きとめてくれた。
「結構歩けたよ!」
「そうだな、この調子なら治るのも早そうだな」
二人で喜んでいると
「ミヅキさん次はこっちまで頑張って下さい」
セバスがニッコリと微笑んで手を差し出した…
ベイカーとセバスの間を行ったり来たりと頑張っていると
「おお!これがミヅキが考えた風呂か!?」
脱衣場に声が響いた…
「お、おい…不味くないか?」
ベイカーがミヅキを見るとちょうど二人の真ん中ら辺を歩いていた。
ガラガラ…と扉が開くと、ディムロスとギルバートが布を肩に引っ掛けて入ってきた…
「「あっ…」」
「あー!」
ミヅキが思いっきり二人と目が合うと…
「な、なんでミヅキがいるんだ?」
「ここ男風呂って書いてあったぞ!」
ディムロスとギルバートが驚いていると…
「ギルマス!ギルバート様!前!前!」
皆が一斉に隠せと合図を送ると…
「「あっ!」」
慌てて布を腰に巻く…
ミヅキを見るとセバスとベイカーが駆けつけミヅキの目を塞いでいた…。
「見た?」
ギルバートがそっと聞くと…ブンブンと勢いよくミヅキが首を振るが耳元が真っ赤になっていた…。
「おい!じじい共!なんてもん見せてんだ!」
ベイカーが二人を睨むと
「事故だろ!まさかミヅキが入ってるなんて知らなかったんだ!」
ギルマスが言うと
「み、見てないよ!大丈夫…」
ミヅキが必死に庇うが…湯に長い事つかっていた事と恥ずかしさでゆだってしまった…
セバスに抱えられて急いで風呂から出された。
脱衣場で横になっていると
「何か飲みますか?」
セバスさん達が心配そうにミヅキを見ている。
「じゃあ…冷たい牛乳が飲みたいなぁ…」
「よし来た!じいちゃんが貰ってきてやろう!」
ディムロスが慌てて外に飛び出すと
「あっ!じいちゃん…タオル一枚…」
「あー…裸同然で出ていきやがった…しかも牛乳ならイチカだよな…」
嫌な予感の一同に外からイチカの叫び声が響いた…。
無事風呂から出て牛乳をもらうと、ゴクゴクと飲んでひと息つく。
「じいちゃん牛乳ありがとう、でも次は服きて外に出てね」
ミヅキが苦笑すると…
「すまなかった…あの子にも謝っといてくれ…」
ディムロスがずーんと沈んでいる、ミヅキは苦笑すると
「大丈夫だよ、イチカはそんな事で怒らないよ。わざとやったわけじゃないもん」
「そうそう、これがアランさんとかなら大問題だけどな!」
「なんで俺なら問題なんだよ!」
「アラン隊長ならわざとっぽいもんね~」
ミヅキがくすくすと笑うと
「この…ミヅキいい度胸してんな、今度はサシで風呂に入るか?」
アラン隊長がわざと筋肉を見せると…
「もう慣れたから平気だもんね!」
ミヅキはニヤッと笑って見せた!
「しかし…ゆっくり入ってる暇もありませんでしたね…」
セバスが残念そうにすると
「明日はゆっくりと入りましょうね」
ミヅキに笑いかける。
「えっ…明日も?」
「ええ、本来明日入る予定でしたしね」
ミヅキがうーんと悩むと
「わ、わかりました…お手柔らかにお願いします…」
「よろしくお願いします」
セバスが満足そうに微笑んだ。
「風呂に入るのはいいが、明日は王宮に行ってあの罪人達との供述の確認だぞ?」
「あっ…大事な用が残ってましたね」
「それにピースくんも帰らないとな」
ギルバートがピースに話しかけると
「そうですね…」
眉毛を下げて頷いた…その様子に
「じゃあ今日はみんなで一緒に寝よう!」
ミヅキが寂しそうなピースに笑いかけた。
セバスさんがミヅキの目を隠しながらアランの頭を掴むと…
「ま、待て!見ろ!俺はちゃんとカバーしてるぞ!」
アランが慌てて身の潔白を示すと…
「ならなんでお前を見て悲鳴をあげたんだ!」
「それならお前にだってあげてただろうが!」
それを言われてセバスがグッと怯むと確認するようにミヅキを見る…
「ミヅキさん…私が何かしてしまいましたか?」
セバスが真剣にミヅキに聞くと
「ご、ごめんなさい!みんなは何もしてないよ!ちょっとみんなの体を見て…恥ずかしく…なっただけ…」
ごにょごにょと語尾が小さくなると
「体?俺達の?」
皆が自分の体を見ると…
「なるほど…この傷だらけの体が見苦しかったんですね…」
「えっ?」
セバス達が体に付いた傷をさする。
ミヅキがよく見ると確かにみんなの体には大小様々な傷が刻まれていた…。
「そっか…ゴメンな」
ベイカーが寂しそうに謝ると…
「違うよ!その傷はベイカーさん達が頑張ってきた証でしょ!嫌うわけない!むしろ凄くいい!」
ミヅキが鼻息荒く主張すると…
「ならなんで悲鳴を上げたんだ?」
ベイカーが聞くと
「えっ…」
ミヅキがサッと顔を背けると
「私も聞きたいです」
セバスさんが優しく自分の方にミヅキを向かせると…
「うぅぅ…許して~」
ミヅキが恥ずかしさのあまり手で顔を覆った…
しばらくしてミヅキが落ち着くと
「全く…裸を見たくらいでそんなんだったらこれからどうするんだよ」
ベイカーが呆れると
「あれ?そういえばデボット達とは風呂に入ったんだろ?」
アランが聞くと
「デボットさん達も(体は)良かったけど…ベイカーさん達の(体)は凶器的だよ!狡いねそれは!」
ミヅキの言う意味がイマイチ理解できない面々だった…
「まぁ、ミヅキさんも落ち着いて来ましたし体を洗ってしまいましょうか?」
セバスがミヅキを膝に座らせると
「だ、大丈夫だよ!さっき洗ったしそれに自分で出来るよ!」
洗おうとするセバスさんの手を止めようとすると…
「これを楽しみにしていたのに…ミヅキさんはそれを奪うと言うのですね…」
セバスが悲しそうに顔を俯かせる
「あっ…うっ…じゃ、じゃあ少しだけお願いします…」
ミヅキが背中を見せると
「はい!」
セバスがニコニコと嬉しそうにミヅキの背中を洗い出した。
「あれ…わざとだろ…」
アランがコソッとベイカーに言うと
「当たり前だろ…だけど言うなよ!怖いからな」
アランはわかってる!と頷いた…。
ミヅキはピカピカに体を洗われると
「本当は私がみんなの背中を洗いたかったんだけどなぁ~」
動かない足をさすって残念そうにしている
「それは次に入った時に頼むな!」
ベイカーが笑うと
「そうですね、その為にもしっかりとリハビリとやらを頑張りましょうね」
そう言ってミヅキを湯船につける。
シルバ達が心配そうに見ている中湯船の中を行ったり来たりとヘリに捕まりながら歩いていると
「ミヅキ、そんなとこ掴まってないでここまで来てみろ」
ベイカーが端の方から声をかけて手を伸ばす。
ミヅキはベイカーの方に体を向けると
「よし!行くよ」
ソロリソロリと湯船の中をゆっくりと歩きだした
「おお、結構歩けるじゃ無いか!もう少しだ頑張れ!」
ベイカーが来い来い!と手を伸ばす、その腕に最後の一歩で飛び込むと
「やったな!」
ベイカーが抱きとめてくれた。
「結構歩けたよ!」
「そうだな、この調子なら治るのも早そうだな」
二人で喜んでいると
「ミヅキさん次はこっちまで頑張って下さい」
セバスがニッコリと微笑んで手を差し出した…
ベイカーとセバスの間を行ったり来たりと頑張っていると
「おお!これがミヅキが考えた風呂か!?」
脱衣場に声が響いた…
「お、おい…不味くないか?」
ベイカーがミヅキを見るとちょうど二人の真ん中ら辺を歩いていた。
ガラガラ…と扉が開くと、ディムロスとギルバートが布を肩に引っ掛けて入ってきた…
「「あっ…」」
「あー!」
ミヅキが思いっきり二人と目が合うと…
「な、なんでミヅキがいるんだ?」
「ここ男風呂って書いてあったぞ!」
ディムロスとギルバートが驚いていると…
「ギルマス!ギルバート様!前!前!」
皆が一斉に隠せと合図を送ると…
「「あっ!」」
慌てて布を腰に巻く…
ミヅキを見るとセバスとベイカーが駆けつけミヅキの目を塞いでいた…。
「見た?」
ギルバートがそっと聞くと…ブンブンと勢いよくミヅキが首を振るが耳元が真っ赤になっていた…。
「おい!じじい共!なんてもん見せてんだ!」
ベイカーが二人を睨むと
「事故だろ!まさかミヅキが入ってるなんて知らなかったんだ!」
ギルマスが言うと
「み、見てないよ!大丈夫…」
ミヅキが必死に庇うが…湯に長い事つかっていた事と恥ずかしさでゆだってしまった…
セバスに抱えられて急いで風呂から出された。
脱衣場で横になっていると
「何か飲みますか?」
セバスさん達が心配そうにミヅキを見ている。
「じゃあ…冷たい牛乳が飲みたいなぁ…」
「よし来た!じいちゃんが貰ってきてやろう!」
ディムロスが慌てて外に飛び出すと
「あっ!じいちゃん…タオル一枚…」
「あー…裸同然で出ていきやがった…しかも牛乳ならイチカだよな…」
嫌な予感の一同に外からイチカの叫び声が響いた…。
無事風呂から出て牛乳をもらうと、ゴクゴクと飲んでひと息つく。
「じいちゃん牛乳ありがとう、でも次は服きて外に出てね」
ミヅキが苦笑すると…
「すまなかった…あの子にも謝っといてくれ…」
ディムロスがずーんと沈んでいる、ミヅキは苦笑すると
「大丈夫だよ、イチカはそんな事で怒らないよ。わざとやったわけじゃないもん」
「そうそう、これがアランさんとかなら大問題だけどな!」
「なんで俺なら問題なんだよ!」
「アラン隊長ならわざとっぽいもんね~」
ミヅキがくすくすと笑うと
「この…ミヅキいい度胸してんな、今度はサシで風呂に入るか?」
アラン隊長がわざと筋肉を見せると…
「もう慣れたから平気だもんね!」
ミヅキはニヤッと笑って見せた!
「しかし…ゆっくり入ってる暇もありませんでしたね…」
セバスが残念そうにすると
「明日はゆっくりと入りましょうね」
ミヅキに笑いかける。
「えっ…明日も?」
「ええ、本来明日入る予定でしたしね」
ミヅキがうーんと悩むと
「わ、わかりました…お手柔らかにお願いします…」
「よろしくお願いします」
セバスが満足そうに微笑んだ。
「風呂に入るのはいいが、明日は王宮に行ってあの罪人達との供述の確認だぞ?」
「あっ…大事な用が残ってましたね」
「それにピースくんも帰らないとな」
ギルバートがピースに話しかけると
「そうですね…」
眉毛を下げて頷いた…その様子に
「じゃあ今日はみんなで一緒に寝よう!」
ミヅキが寂しそうなピースに笑いかけた。
感想 6,830
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