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10章
371.見送り
二日酔いのみんなにお粥を渡して、ミヅキも椅子に座りシルバ達と食べていると、イチカやピース、エヴァさん達がミヅキのそばに寄ってきた…
「ミヅキ様…ピース様に聞きました…ウエスト国に帰らないって本当ですか?」
イチカが捨てられた子犬の様にミヅキを見つめる
「うっ…ごめんね、エヴァさんとムサシさんの里に用事があって…でも用がすんだら直ぐにでも帰るから!」
「なら…私も…」
イチカが思わず呟くと
「それは駄目だよ、ポルクスさんが待ってるよ。大丈夫ベイカーさんもエヴァさんもいるしムサシさん達の里は変な人入れないから安全だもん、私ももうみんなとは離れないからね」
ミヅキがしっかりと約束すると
「わかりました…どうか気をつけて下さいね…エヴァさん、ユキさん…ミヅキ様をどうぞよろしくお願いします」
イチカがエヴァさん達の手を握りしめてうるうると目を潤ませてお願いした…
エヴァ達は苦笑すると
「ああ、みんなでしっかりと見ておくよ」
「そうよ、私達が一緒にいれば大丈夫、里には長老達もいるしね」
「あーユキさん達の里か~私も行ってみたいなぁ」
イチカが寂しそうすると
「なら今度は旦那様と新婚旅行でいらっしゃいよ」
ユキさんがニヤニヤとからかうように言うと
「そうですね!別に旅行じゃ無くても食材の調達としてでもいいですよね、ユキさん達の里 今では食の里になりつつありますからね!」
「ムサシ兄さんのおかげね!」
ユキさんが大きな胸をさらに大きく張ると
「絶対に行きます!ユキさんもそれまでにコジローさんと進展しといて下さいね」
「な、何言ってるのよ!」
ユキさんがいきなりコジローの話が出てきてアワアワと狼狽えていた。
イチカ達が騒いでいるとリュカ達も集まってきた…
「ミヅキにせっかく会えたのにまたお別れか~」
リュカとテオも残念そうに眉を下げていると
「ピースとも今日までだし…なんか寂しいな」
リュカがテオを見ると
「そうだね…ピースに至ってはもう会えるのは難しいしね…」
寂しそうにしている子供達にセバスが近づくと
「離れて寂しいのはみんな同じですね、リュカさん達もきっといい事があると思いますから元気出して下さい」
セバスが三人の頭をポンッと優しく触った。
いよいよ、サウス国を出国する時がくると…
ギルバート達は堂々と正門から、ミヅキ達は裏の門から出ていくことになった…
「セバスさん、じいちゃん…みんな今回はご迷惑とご心配お掛けしました、用事がすんだら直ぐに帰ってみんなに元気な姿見せに行きます!」
ミヅキがウエスト国の王都に帰路につく面子にお礼を言うと
「全くだ、今回みたいのは最後にしてくれよ」
ギルバート王がミヅキの頭を撫でると、ディムロスがその手を押しのけてミヅキを抱きあげた。
「じゃあなミヅキ、先に町に帰っとるぞ。怪我なく帰ってくるんだぞ」
「じいちゃん…うん!ベイカーさんもシルバ達もいるから大丈夫!もう離れないよ」
「では…気をつけて下さいね」
セバスさんが寂しそうにミヅキの頬を撫でると
「セバスさんもありがとう、じいちゃんとギルドのお仕事頑張ってね」
頬に触れる手にミヅキがそっと手を合わせた。
「ミヅキ、今度は大人しく帰ってくるんだぞ」
「ミヅキちゃん帰ってきたら例の約束お願いね」
アラン隊長とミシェル隊長もギルバート王の後ろからミヅキに挨拶をすると
「うっ…わかってます…」
「まぁ、移動するってもプルシアに運んでもらうし俺もいるからな大丈夫だ!」
ベイカーがドンと胸を叩くと
「今回お前がいても、誘拐されただろうが!いいか!より一層気をつけるんだぞ」
ディムロスが念を押すと
「わかってるって、もう目を離さない様にするから」
「頼むぞ…全く…」
ディムロスは不安そうにベイカーを睨みつけた。
「ではエヴァさんとムサシさん達、コジローさんもよろしくお願いしますね」
「「はい」」
「まぁ…気をつけるが…ミヅキだからな…保証は出来ないかもな」
エヴァさんが答えると
「私だからって…どういう事…」
ミヅキが納得いかないでいると…
【ミヅキ…飛竜達が来たぞ】
プルシアが空を見上げると大量の飛竜が飛んできた…
それを見ていたサウス国の飛竜部隊は…
「た、隊長…飛竜達があんなに…」
「あれを従えてるんですか?」
驚愕の眼差しで楽しそうに雑談しているウエスト国の面々を見つめていた。
「プルシアくん悪いね、帰りも飛竜達を呼んでくれて」
ギルバートがプルシアにお礼を言うと
【ミヅキの頼みだからな…】
「ギルバート王、プルシアが問題ないって!帰りの道中気をつけて下さいね」
【ミ、ミヅキ…】
プルシアがミヅキを見つめると
【みんな素っ気ないんだから、素直にお礼を受け取ればいいんだよ】
ミヅキはプルシアを優しく撫でると
【本当に…あいつらはどうでもいいんだがな…】
プルシアは困った様に飛竜達の元に交渉に向かった…
【ミヅキ、飛竜達にウエスト国の、手前まで運ぶ様に言っておいたぞ】
【ありがとうプルシア】
ミヅキがその事を伝えると、ギルバート達が馬車に乗る準備を始める…するとレミオロン達が近づいて挨拶にきた…
「ギルバート王…この度の事…穏便にすましていただき感謝致します…約束通り近いうちにウエスト国にご挨拶に伺わせていただきます…」
「ああ、これからは海の国との交渉もある。とりあえず早く自国の問題を解決する事を第一に考えてくれ」
「ありがとうございます」
「ではな…」
ギルバートが馬車に乗り込むと飛竜達が馬車を持ちあげ飛び立った…
「すごーい!」
ミヅキは初めて見る光景に興奮していると…馬車からセバスさん達が手を振っていた…
「あっ!セバスさんとじいちゃんだ!イチカ達もいる…」
どんどんと上に上がっていくとみるみると遠ざかって行ってしまった…
ミヅキは馬車が見えなくなるまで手を振って見つめていると…
「見送る方も…寂しいね」
ベイカーの手をギュッと握りしめた…。
「じゃあミヅキ達も気をつけてね」
ピースがミヅキに手を差し出すと
「うん、ピースも頑張ってね!次はいつ会えるかわかんないけど…」
ミヅキが寂しそうに笑うと
「…まぁ…大丈夫だよ」
ピースは意味ありげに笑うと…
「エヴァさんもまた!」
爽やかに笑って手を振った…
(また…か…それは無理そうだけどね…)
エヴァは若い二人を眩しそうに見つめていた…
「ミヅキ様…ピース様に聞きました…ウエスト国に帰らないって本当ですか?」
イチカが捨てられた子犬の様にミヅキを見つめる
「うっ…ごめんね、エヴァさんとムサシさんの里に用事があって…でも用がすんだら直ぐにでも帰るから!」
「なら…私も…」
イチカが思わず呟くと
「それは駄目だよ、ポルクスさんが待ってるよ。大丈夫ベイカーさんもエヴァさんもいるしムサシさん達の里は変な人入れないから安全だもん、私ももうみんなとは離れないからね」
ミヅキがしっかりと約束すると
「わかりました…どうか気をつけて下さいね…エヴァさん、ユキさん…ミヅキ様をどうぞよろしくお願いします」
イチカがエヴァさん達の手を握りしめてうるうると目を潤ませてお願いした…
エヴァ達は苦笑すると
「ああ、みんなでしっかりと見ておくよ」
「そうよ、私達が一緒にいれば大丈夫、里には長老達もいるしね」
「あーユキさん達の里か~私も行ってみたいなぁ」
イチカが寂しそうすると
「なら今度は旦那様と新婚旅行でいらっしゃいよ」
ユキさんがニヤニヤとからかうように言うと
「そうですね!別に旅行じゃ無くても食材の調達としてでもいいですよね、ユキさん達の里 今では食の里になりつつありますからね!」
「ムサシ兄さんのおかげね!」
ユキさんが大きな胸をさらに大きく張ると
「絶対に行きます!ユキさんもそれまでにコジローさんと進展しといて下さいね」
「な、何言ってるのよ!」
ユキさんがいきなりコジローの話が出てきてアワアワと狼狽えていた。
イチカ達が騒いでいるとリュカ達も集まってきた…
「ミヅキにせっかく会えたのにまたお別れか~」
リュカとテオも残念そうに眉を下げていると
「ピースとも今日までだし…なんか寂しいな」
リュカがテオを見ると
「そうだね…ピースに至ってはもう会えるのは難しいしね…」
寂しそうにしている子供達にセバスが近づくと
「離れて寂しいのはみんな同じですね、リュカさん達もきっといい事があると思いますから元気出して下さい」
セバスが三人の頭をポンッと優しく触った。
いよいよ、サウス国を出国する時がくると…
ギルバート達は堂々と正門から、ミヅキ達は裏の門から出ていくことになった…
「セバスさん、じいちゃん…みんな今回はご迷惑とご心配お掛けしました、用事がすんだら直ぐに帰ってみんなに元気な姿見せに行きます!」
ミヅキがウエスト国の王都に帰路につく面子にお礼を言うと
「全くだ、今回みたいのは最後にしてくれよ」
ギルバート王がミヅキの頭を撫でると、ディムロスがその手を押しのけてミヅキを抱きあげた。
「じゃあなミヅキ、先に町に帰っとるぞ。怪我なく帰ってくるんだぞ」
「じいちゃん…うん!ベイカーさんもシルバ達もいるから大丈夫!もう離れないよ」
「では…気をつけて下さいね」
セバスさんが寂しそうにミヅキの頬を撫でると
「セバスさんもありがとう、じいちゃんとギルドのお仕事頑張ってね」
頬に触れる手にミヅキがそっと手を合わせた。
「ミヅキ、今度は大人しく帰ってくるんだぞ」
「ミヅキちゃん帰ってきたら例の約束お願いね」
アラン隊長とミシェル隊長もギルバート王の後ろからミヅキに挨拶をすると
「うっ…わかってます…」
「まぁ、移動するってもプルシアに運んでもらうし俺もいるからな大丈夫だ!」
ベイカーがドンと胸を叩くと
「今回お前がいても、誘拐されただろうが!いいか!より一層気をつけるんだぞ」
ディムロスが念を押すと
「わかってるって、もう目を離さない様にするから」
「頼むぞ…全く…」
ディムロスは不安そうにベイカーを睨みつけた。
「ではエヴァさんとムサシさん達、コジローさんもよろしくお願いしますね」
「「はい」」
「まぁ…気をつけるが…ミヅキだからな…保証は出来ないかもな」
エヴァさんが答えると
「私だからって…どういう事…」
ミヅキが納得いかないでいると…
【ミヅキ…飛竜達が来たぞ】
プルシアが空を見上げると大量の飛竜が飛んできた…
それを見ていたサウス国の飛竜部隊は…
「た、隊長…飛竜達があんなに…」
「あれを従えてるんですか?」
驚愕の眼差しで楽しそうに雑談しているウエスト国の面々を見つめていた。
「プルシアくん悪いね、帰りも飛竜達を呼んでくれて」
ギルバートがプルシアにお礼を言うと
【ミヅキの頼みだからな…】
「ギルバート王、プルシアが問題ないって!帰りの道中気をつけて下さいね」
【ミ、ミヅキ…】
プルシアがミヅキを見つめると
【みんな素っ気ないんだから、素直にお礼を受け取ればいいんだよ】
ミヅキはプルシアを優しく撫でると
【本当に…あいつらはどうでもいいんだがな…】
プルシアは困った様に飛竜達の元に交渉に向かった…
【ミヅキ、飛竜達にウエスト国の、手前まで運ぶ様に言っておいたぞ】
【ありがとうプルシア】
ミヅキがその事を伝えると、ギルバート達が馬車に乗る準備を始める…するとレミオロン達が近づいて挨拶にきた…
「ギルバート王…この度の事…穏便にすましていただき感謝致します…約束通り近いうちにウエスト国にご挨拶に伺わせていただきます…」
「ああ、これからは海の国との交渉もある。とりあえず早く自国の問題を解決する事を第一に考えてくれ」
「ありがとうございます」
「ではな…」
ギルバートが馬車に乗り込むと飛竜達が馬車を持ちあげ飛び立った…
「すごーい!」
ミヅキは初めて見る光景に興奮していると…馬車からセバスさん達が手を振っていた…
「あっ!セバスさんとじいちゃんだ!イチカ達もいる…」
どんどんと上に上がっていくとみるみると遠ざかって行ってしまった…
ミヅキは馬車が見えなくなるまで手を振って見つめていると…
「見送る方も…寂しいね」
ベイカーの手をギュッと握りしめた…。
「じゃあミヅキ達も気をつけてね」
ピースがミヅキに手を差し出すと
「うん、ピースも頑張ってね!次はいつ会えるかわかんないけど…」
ミヅキが寂しそうに笑うと
「…まぁ…大丈夫だよ」
ピースは意味ありげに笑うと…
「エヴァさんもまた!」
爽やかに笑って手を振った…
(また…か…それは無理そうだけどね…)
エヴァは若い二人を眩しそうに見つめていた…
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