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11章
385.ヒポ
「じゃあ、里での用事も終わったみたいだし、俺達は王都に一度帰るか?」
ご飯を食べ終えたベイカーが唐突に言うと…
「えっ…もう帰るんですか?」
里のみんながミヅキ達を見つめる。
「いや…俺達も色々と寄り道し過ぎて…そろそろ帰らないとだなぁ…」
ベイカーが気まずそうにしていると
「ミヅキ!ベイカーさんお願いします!あと一日伸ばせませんか?」
ムサシが手を合わせて必死に頼み込むと
「なんか用でもあったのか?」
「いや…あの見習い希望の若者達をどうしようかと…」
「「あー…」」
ベイカーとミヅキが納得すると…
「ムサシさんはどうしたいの?」
ミヅキが聞くと…
「俺は…教えてもいいと思ってる、醤油の需要も増えそうだし…里だけでは手が回らなくなりそうだからな」
「ならそれでいいじゃねぇか」
ベイカーが言うと
「いや…全員を迎えるって訳にも…」
「そっか…じゃあムサシさんが気に入った人だけ残って貰えば?」
「それが…ここの料理を気に入ってしまって…」
「えっ…」
「是が非でも働きたいってテコでも帰るつもり無いみたいだ…」
困った様にため息をつくと…
「あーあ…ミヅキのせいだな」
ベイカーがジロっとミヅキを見るとミヅキは慌てて
「あっ…なら王都に来てもらえば?マルコさんも大豆を作るって言ってたし王都なら人手も多い方がいいでしょ」
「まぁ…確かに王都にも一度行く約束はしているが…」
「いいじゃん!そこでみんなに一気に教えれば!わからないことはマルコさんが上手くまわしてくれるよ!」
ミヅキが言うと…
「確かに…ここにいられるよりそっちの方がいいかもな…」
「そうと決まれば一緒にみんなで帰ればいいんじゃない?」
【はっ?嫌だ!あんなのろまな奴らと帰ったら何ヶ月かかるんだ!】
シルバが反対すると…
【あっ…そうか…みんなでは難しいか…】
ミヅキがシルバの話をベイカーに説明していると…
「クゥエェェ~」
どこからか懐かしい鳴き声が聞こえてきた…
「あれ?この鳴き声…」
ミヅキが鳴き声が聞こえた方を見ると…
バサッ!
羽根を羽ばたかせてヒポがミヅキに突進してきた!
「クエー!!」
顔を擦り寄らせてミヅキに甘えると…
「ヒポー!」
ミヅキも応えるようにヒポを撫で回した!
「なんでここに?王都にいたんじゃ無いの?」
「里の外に着いていたよ、外にいる商人達からの報告で行ってみたらヒポ達だったんだ。ミヅキがいる事を伝えると喜んで着いてきたよ」
コジローが連れてきてくれたらしく教えてくれると
「コジローさんありがとう~ヒポ久しぶりだね!あ、あれ?ヒポ何か持ってるの?」
撫でているとヒポの首にバックが取り付けられていた…
ミヅキがバックの中を見るとミヅキ宛の手紙が入っていた…
「これ…マルコさんからだ!」
ミヅキが手紙を広げて中を読んでみると…
えっ!と手紙の内容に驚いていると…その様子にベイカーが
「なんて書いてあったんだ?」
「なんか…みんなは王都に無事に着いたみたい。でも王都に着く途中でディムロスじいちゃんが…
『ここから走った方が近道だな!』
って言って山の山頂付近で飛竜達が運ぶ馬車から飛び降りたみたい…セバスさんが呆れてそれに続いて降りてたって…だから二人は途中から別行動みたい…」
ミヅキが手紙の内容を伝えると
「何やってんだ…あの人は…」
「じいちゃん達大丈夫かな?」
ミヅキが心配していると
「大丈夫、絶対大丈夫。殺しても死なないからあの二人は」
ベイカーが自信をもって頷いた。
「そ、そうだよね。あの二人強いもんね」
「ああ、内容はそれだけか?」
「あとは…ヒポが凄く機嫌が悪くなってて…仕方なくそっちにみんな向かわせたって…あっ…その時の為に移動用の籠も持たせるって!」
「えっ…いたのはヒポ一匹だったぞ?」
コジローが首を傾げると…
「ヒポ?もしかして…仲間を置いてきたの?」
ミヅキがじろりとヒポを見ると…
「クエェェ…」
ヒポが気まずそうに顔を背けた…
「うわ…こいつは黒だな…仲間を見捨てたようだ…」
ベイカーが言うとヒポが怒ってベイカーを突いた。
「いて!やめろ!お前が仲間を置いてきたんだろ!」
ミヅキが慌ててヒポを止めると
「ヒポ!心配だからみんなを迎えに行こう乗せてくれる?」
ミヅキの言葉に嬉しそうにヒポは脚を踏み鳴らした!
ヒポに股がってシルバが後ろから付いてくると…
【シルバは待っててもいいよ?】
ミヅキがチラッと後ろを見ると…
【ミヅキ…約束を忘れたのか?】
シルバに言われ…
(やっぱり覚えてたか…)
【忘れてないよ、里にいる間は一緒にだよね】
【わかればよろしい】
シルバはぴったりとヒポとミヅキの後をついて行った…。
里の外に来ると…商人達とエリク達がまた騒いでいた…
「た、大変だ!今度はヒポグリフの大群が!」
ヒポグリフ達が籠を下げながら里のそばに降り立った!
ヒポが雄叫びをあげると…
「「「「クエー!」」」」
ヒポ達が応えるように鳴くとヒポのそばに寄ってきた。
「みんなも久しぶり~元気だった?」
ミヅキが一匹ずつ様子を見るように撫でると…
「うん?みんな毛艶がよくなった?」
ふわふわの羽毛を撫でる。
「サラがきっと丁寧に世話をしてくれてるのかな?」
ミヅキがゴボウを出すと…
「ヒポはにんじんが好きだったよね?だからゴボウも好みだと思うんだけど…」
ヒポが伺うように一口食べてみると…
「クエェェ!」
気に入ったように皿に顔を埋めて夢中で食べている。
「やっぱり好きそうだね、みんなもどうぞー」
ミヅキが他のヒポグリフ達の分も出すと…
「【何だかそれも美味そうだなぁ…ミヅキ俺のは無いのか?】」
シルバとベイカーが声を揃える…。
「……これはヒポ達の分だから…シルバとベイカーさんは我慢してよ…」
ミヅキは二人を見ると呆れるように答えた。
「ミヅキの料理は美味しいですからね」
ムサシとコジローも笑っていると
「でもムサシさん達の醤油とかがあってこそだよ!あっそうだマルコさんからムサシさん宛に手紙が入ってたよ!」
ミヅキがヒポが持ってきた手紙を出すとムサシが受け取って中身を確認する。
無言で手紙を凝視しているムサシが顔をあげると…
「なんて書いてあったの?」
ミヅキが聞いてみる。
「ヒポ達を送ったついでに醤油と味噌の追加分を頼みたいらしい…あと…」
「あと?」
「もし、このまま王都に来るなら籠を使ってくれと…十数名なら乗れるとも書いてあった…」
「マルコさん!すごーい!まるでこうなる事がわかってたみたいだね!」
ミヅキが驚くと
「そうだな…でもありがたい。これなら王都にみんなで行けそうだ…」
「じゃあその前に面接もしとかないとね!四人一組のチームでも作ってリーダーでも決めておけば楽じゃない?とりあえずリーダーに説明して自分のチームに伝えるようにすればムサシさん達の負担も減りそうだよね」
「冒険者みたいだな」
「そうだね~でもあれが一番効率いいよね~」
ミヅキ達がワイワイと今後の事を決めていると…
「すみません…ちょっと…お話を伺ってもよろしいですか?」
商人の一人が伺いながらベイカーに話しかけてきた…。
ご飯を食べ終えたベイカーが唐突に言うと…
「えっ…もう帰るんですか?」
里のみんながミヅキ達を見つめる。
「いや…俺達も色々と寄り道し過ぎて…そろそろ帰らないとだなぁ…」
ベイカーが気まずそうにしていると
「ミヅキ!ベイカーさんお願いします!あと一日伸ばせませんか?」
ムサシが手を合わせて必死に頼み込むと
「なんか用でもあったのか?」
「いや…あの見習い希望の若者達をどうしようかと…」
「「あー…」」
ベイカーとミヅキが納得すると…
「ムサシさんはどうしたいの?」
ミヅキが聞くと…
「俺は…教えてもいいと思ってる、醤油の需要も増えそうだし…里だけでは手が回らなくなりそうだからな」
「ならそれでいいじゃねぇか」
ベイカーが言うと
「いや…全員を迎えるって訳にも…」
「そっか…じゃあムサシさんが気に入った人だけ残って貰えば?」
「それが…ここの料理を気に入ってしまって…」
「えっ…」
「是が非でも働きたいってテコでも帰るつもり無いみたいだ…」
困った様にため息をつくと…
「あーあ…ミヅキのせいだな」
ベイカーがジロっとミヅキを見るとミヅキは慌てて
「あっ…なら王都に来てもらえば?マルコさんも大豆を作るって言ってたし王都なら人手も多い方がいいでしょ」
「まぁ…確かに王都にも一度行く約束はしているが…」
「いいじゃん!そこでみんなに一気に教えれば!わからないことはマルコさんが上手くまわしてくれるよ!」
ミヅキが言うと…
「確かに…ここにいられるよりそっちの方がいいかもな…」
「そうと決まれば一緒にみんなで帰ればいいんじゃない?」
【はっ?嫌だ!あんなのろまな奴らと帰ったら何ヶ月かかるんだ!】
シルバが反対すると…
【あっ…そうか…みんなでは難しいか…】
ミヅキがシルバの話をベイカーに説明していると…
「クゥエェェ~」
どこからか懐かしい鳴き声が聞こえてきた…
「あれ?この鳴き声…」
ミヅキが鳴き声が聞こえた方を見ると…
バサッ!
羽根を羽ばたかせてヒポがミヅキに突進してきた!
「クエー!!」
顔を擦り寄らせてミヅキに甘えると…
「ヒポー!」
ミヅキも応えるようにヒポを撫で回した!
「なんでここに?王都にいたんじゃ無いの?」
「里の外に着いていたよ、外にいる商人達からの報告で行ってみたらヒポ達だったんだ。ミヅキがいる事を伝えると喜んで着いてきたよ」
コジローが連れてきてくれたらしく教えてくれると
「コジローさんありがとう~ヒポ久しぶりだね!あ、あれ?ヒポ何か持ってるの?」
撫でているとヒポの首にバックが取り付けられていた…
ミヅキがバックの中を見るとミヅキ宛の手紙が入っていた…
「これ…マルコさんからだ!」
ミヅキが手紙を広げて中を読んでみると…
えっ!と手紙の内容に驚いていると…その様子にベイカーが
「なんて書いてあったんだ?」
「なんか…みんなは王都に無事に着いたみたい。でも王都に着く途中でディムロスじいちゃんが…
『ここから走った方が近道だな!』
って言って山の山頂付近で飛竜達が運ぶ馬車から飛び降りたみたい…セバスさんが呆れてそれに続いて降りてたって…だから二人は途中から別行動みたい…」
ミヅキが手紙の内容を伝えると
「何やってんだ…あの人は…」
「じいちゃん達大丈夫かな?」
ミヅキが心配していると
「大丈夫、絶対大丈夫。殺しても死なないからあの二人は」
ベイカーが自信をもって頷いた。
「そ、そうだよね。あの二人強いもんね」
「ああ、内容はそれだけか?」
「あとは…ヒポが凄く機嫌が悪くなってて…仕方なくそっちにみんな向かわせたって…あっ…その時の為に移動用の籠も持たせるって!」
「えっ…いたのはヒポ一匹だったぞ?」
コジローが首を傾げると…
「ヒポ?もしかして…仲間を置いてきたの?」
ミヅキがじろりとヒポを見ると…
「クエェェ…」
ヒポが気まずそうに顔を背けた…
「うわ…こいつは黒だな…仲間を見捨てたようだ…」
ベイカーが言うとヒポが怒ってベイカーを突いた。
「いて!やめろ!お前が仲間を置いてきたんだろ!」
ミヅキが慌ててヒポを止めると
「ヒポ!心配だからみんなを迎えに行こう乗せてくれる?」
ミヅキの言葉に嬉しそうにヒポは脚を踏み鳴らした!
ヒポに股がってシルバが後ろから付いてくると…
【シルバは待っててもいいよ?】
ミヅキがチラッと後ろを見ると…
【ミヅキ…約束を忘れたのか?】
シルバに言われ…
(やっぱり覚えてたか…)
【忘れてないよ、里にいる間は一緒にだよね】
【わかればよろしい】
シルバはぴったりとヒポとミヅキの後をついて行った…。
里の外に来ると…商人達とエリク達がまた騒いでいた…
「た、大変だ!今度はヒポグリフの大群が!」
ヒポグリフ達が籠を下げながら里のそばに降り立った!
ヒポが雄叫びをあげると…
「「「「クエー!」」」」
ヒポ達が応えるように鳴くとヒポのそばに寄ってきた。
「みんなも久しぶり~元気だった?」
ミヅキが一匹ずつ様子を見るように撫でると…
「うん?みんな毛艶がよくなった?」
ふわふわの羽毛を撫でる。
「サラがきっと丁寧に世話をしてくれてるのかな?」
ミヅキがゴボウを出すと…
「ヒポはにんじんが好きだったよね?だからゴボウも好みだと思うんだけど…」
ヒポが伺うように一口食べてみると…
「クエェェ!」
気に入ったように皿に顔を埋めて夢中で食べている。
「やっぱり好きそうだね、みんなもどうぞー」
ミヅキが他のヒポグリフ達の分も出すと…
「【何だかそれも美味そうだなぁ…ミヅキ俺のは無いのか?】」
シルバとベイカーが声を揃える…。
「……これはヒポ達の分だから…シルバとベイカーさんは我慢してよ…」
ミヅキは二人を見ると呆れるように答えた。
「ミヅキの料理は美味しいですからね」
ムサシとコジローも笑っていると
「でもムサシさん達の醤油とかがあってこそだよ!あっそうだマルコさんからムサシさん宛に手紙が入ってたよ!」
ミヅキがヒポが持ってきた手紙を出すとムサシが受け取って中身を確認する。
無言で手紙を凝視しているムサシが顔をあげると…
「なんて書いてあったの?」
ミヅキが聞いてみる。
「ヒポ達を送ったついでに醤油と味噌の追加分を頼みたいらしい…あと…」
「あと?」
「もし、このまま王都に来るなら籠を使ってくれと…十数名なら乗れるとも書いてあった…」
「マルコさん!すごーい!まるでこうなる事がわかってたみたいだね!」
ミヅキが驚くと
「そうだな…でもありがたい。これなら王都にみんなで行けそうだ…」
「じゃあその前に面接もしとかないとね!四人一組のチームでも作ってリーダーでも決めておけば楽じゃない?とりあえずリーダーに説明して自分のチームに伝えるようにすればムサシさん達の負担も減りそうだよね」
「冒険者みたいだな」
「そうだね~でもあれが一番効率いいよね~」
ミヅキ達がワイワイと今後の事を決めていると…
「すみません…ちょっと…お話を伺ってもよろしいですか?」
商人の一人が伺いながらベイカーに話しかけてきた…。
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