文字サイズ
小
中
大
特大
244 / 656
11章
387.闇ギルド
「お、おい…俺達が闘うのって…あの男なのか?」
冒険者の一人が商人に確認すると
「いや、必要なら全員仕留めてもらう…問題無いよな?」
確認すると…
「他の奴らはどうにかなるが…あの男は不味い…俺達では敵わないかもしれん…」
「はぁ?今更何を言ってるんだ!お前達に前金でいくら払ってると思ってるんだ!」
「金なら…返す」
冒険者が苦虫を噛み潰したよう顔で答えると…
「お前…元A級だって言ったよな?どういうつもりだ?」
「A級とは言っていない…あと少しでA級になれるって所で問題が…だが実力はほぼA級だ!」
「なら問題ないだろ?こいつらにA級の冒険者が雇える金が払えるとは思えん。しかもB級以上の実力者を他にも数名雇ってるんだぞ!ちゃんとそれなりの働きをしろ!」
「くっそ…」
そこまで言われて冒険者達は引くに引けなくなった…
ジリッと前に出ると…
「あれ?殺気を飛ばしてやったのに…実力差はわかったと思ったのになぁ…」
ベイカーがブツブツと文句を言うと…
「ベイカーさん、ここは俺達が行きますから」
コジローがベイカーを止めて前に出ると…
「私も行くわ!コジロー様をお守りします!」
ユキさんがコジローの横にピッタリとつくと…
「俺じゃなくて里を守ってくれ」
コジローが苦笑すると…
「そうだな、ここで俺が手を出して収めてもこれからもこういう輩が来るだろうからな…それならここでお前らの実力を見せておく方がいいかもな」
ベイカーが剣に触れていた手を離すとミヅキのそばに下がって行った…
その様子に冒険者達が顔を緩めた…
「あいつが出るわけじゃなさそうだな…」
「この隙にできるだけ戦力を削ろう…」
冒険者達が目で合図すると…頷きあった。
「べ、ベイカーさん…」
ミヅキがコジロー達を見ると…
「心配するなどう見てもアイツらよりコジロー達の方が強いから」
ベイカーが安心させるように言うと…
「それはわかってる、だってあの人達の事鑑定してみたらみんなC級以下の冒険者だったもん」
「へっ?」
「いや…闇ギルドってどんなものか気になって…そしたら元何級って表示されてた」
「なんだそりゃ…それでよくもA級だがB級だかって言えたもんだな…」
ベイカーが呆れると
「だからコジローさん達の心配はしてないよ…でもあの人達ってピースの国の人だよね?」
「まぁ…そうだな…」
「じゃあ闇ギルドとかってピース達に影響が?」
「うーん…奴らの場所を見つけるのは難し、ああいうやつらは特定の場所を作らないからな…」
「そっか…あそこの一人がその闇ギルドの人みたいだけど…やっぱり捕まえても無駄なのかな?」
ミヅキがガクックリと肩を落とすと…
「なんだって?今なんて言ったんだ?」
ベイカーが耳を疑った…
「えっ?やっぱり捕まえても無駄なのかな?って…」
「その前だ!」
「闇ギルドの人がいる?」
「それだ!どいつだ!」
ベイカーが真剣な顔をするので…
「えっと…あの後ろの方にいる右から三番目の人、頭にフード被ってる」
ベイカーが目で追うと…
「あいつか…」
ベイカーはコジローのそばに行くと何やらコソコソと話している…。
話が終わるとミヅキの元に戻って来て…
「ミヅキ、ちょっとコハクを貸してくれ」
「コハク?私はいいけど聞いてみるね」
【コハクいいかな?】
【ぼく?いいよ~人になったほうがいいの?】
「ベイカーさんコハクがいいって人型がいいの?」
「ああ、人型で頼む」
【りょうかい!】
コハクがくるんと回って人型になると…それを見ていた人達がザワついた…
特に闇ギルドの男の目がギラついた。
「コハク…いいか、あの男が必ずお前を襲ってくる…だから油断した隙を見せて木魔法で捕獲出来るか?」
「かんたん!あいつぼくのことジロジロみてきもちわるい!」
「ちょっと!ベイカーさんコハクを囮にしてない?」
ミヅキが怒ると
【コハクはそんなに弱くない、大丈夫だ】
シルバが言うと、コハクが嬉しそうに
「ぼくできるよ、ミヅキみてて!」
コハクが嬉しそうに笑った!
コハク自身がそう言うならとしょうがなしに頷くと…
「ベイカーさん、コハクが危なそうだったら守ってあげてね…」
「当たり前だ…ほかの奴らが危なくなっても俺が見逃すわけないだろ」
「うん、信じてるよ」
ミヅキが頷くと…
「てことでミヅキは大人しくシルバの上にいろ、ここが一番安全だからな!」
ベイカーがミヅキを持ち上げるとシルバに乗せた。
【まあな!】
シルバが嬉しそうに尻尾を振るとミヅキの肩にシンクが止まる。
【僕もいるから大丈夫だよ~】
【なら私は後ろに居ようかな】
プルシアがミヅキの後ろのシルバの上にちょこんと座る。
【ムーとレムもおいで!】
ミヅキが影から見ていたムーに声をかけるとぴょんとミヅキの胸に飛び込んできた!
レムも戸惑っていたのでベイカーさんに抱っこしてもらい膝に乗せる。
ヒポも何処にいようかと迷いながら行ったり来たりしていると…
【ヒポはシルバの隣にいれば?】
ミヅキがくすくす笑って提案すると、落ち着いた場所を見つけたようにシルバの右手に立った。
「完璧な布陣だな!これなら俺でも攻略は出来ない」
ベイカーが納得する様にうなずいた。
「よし、コハク行くか!俺達は悪者退治と行こうぜ」
「いこうぜ!」
コハクが頷くとベイカーと行ってしまった。
「コハクがベイカーさんの言葉遣いを真似るなんて…後で直さないと…」
ミヅキはハラハラとしながらムーをギュッと抱きしめた。
「いいか、コハク。俺はここから動かないからお前は少し右にズレて警戒するように立ってるんだ。ほかの奴らは里のみんなが片ずける。でもあいつだけはきっとお前を横か後ろから狙って来るはずだ」
こくこくとコハクが頷くと…
「少しやられた振りをして森に逃げ込んで木魔法で拘束するんだ。その時に口と手を必ず動かないようにするんだぞ、死なれでもしたら面倒だからな」
「わかった!」
ベイカーはコハクの肩を掴むと
「いいか、無理はするなよ。危険だと思ったら相手を殺しても構わない」
「ころしたらだめなんだろ?」
コハクが首を傾げると
「確かに生きて捕まえたいがコハクを危険に晒してまで捕まえる必要は無い…だがお前なら捕まえられると確信してるから頼んだんだ」
コハクの頬が赤くなると
「うん!ぼくできるよ」
コハクはなんか褒められた気がして気分が高揚した!
【あれ…ベイカーさん何かコハクに言ったね、コハクの尻尾が膨らんでる】
【え?…あっ本当だ】
シンクも気がつくと
【なんか喜んでるね】
【喜んでいるのか?】
シルバが聞くと…
【うん、コハクは喜ぶと尻尾がぶわっ!って膨らむの】
【へーそうなんだ?】
シンクが何気に言うと
【シンクだって喜ぶと倍に膨れるよ?】
ミヅキがシンクを撫でながら笑って言うと
【えっ?僕が?】
【うん、気が付かなかった?】
【知らない…】
シンクが恥ずかしそうにミヅキの髪に顔を隠す。
【あはは!シンク丸わかりだな!】
シルバが笑うと
【シルバは尻尾がブンブンって凄い勢いで揺れる】
【シルバ…シンクの事は言えないな】
プルシアがクックックと顔を背けて笑っている。
【ミヅキ!プルシアはどうなんだ!】
【プルシア?プルシアは鱗が光る】
【へ?】
プルシアが自分の身体を確認すると…
【プルシアの鱗の具合がツヤツヤでいい状態になるんだよね~】
【ふん!お前だって全身でバレてるじゃ無いか!】
【ムーもプルプルと嬉しそうに揺れるし…最近少し元気無いのが気になるけど…大丈夫?】
ミヅキがムーを見つめると…
プルプル…
ムーは大丈夫…と言うように揺れていた。
【ヒポもシンクと似てるよね羽根が立つし頭を撫でられるのが好きなんだよね】
ヒポが撫でてと頭を突き出した。
ミヅキがワシワシと撫でると満足そうに喉を鳴らす。
【レムはどんな反応するのか楽しみだなぁ~】
ミヅキはレムの硬い身体を優しく撫でた…
【ん~レムもひんやりしてて暑い日には気持ちよさそうだね!】
[ひんやり…温かくも出来ます]
そう言うとレムの体がじんわりと温かくなった…
【レム…湯たんぽみたい…】
ミヅキはギュッとレムを抱きしめた。
冒険者の一人が商人に確認すると
「いや、必要なら全員仕留めてもらう…問題無いよな?」
確認すると…
「他の奴らはどうにかなるが…あの男は不味い…俺達では敵わないかもしれん…」
「はぁ?今更何を言ってるんだ!お前達に前金でいくら払ってると思ってるんだ!」
「金なら…返す」
冒険者が苦虫を噛み潰したよう顔で答えると…
「お前…元A級だって言ったよな?どういうつもりだ?」
「A級とは言っていない…あと少しでA級になれるって所で問題が…だが実力はほぼA級だ!」
「なら問題ないだろ?こいつらにA級の冒険者が雇える金が払えるとは思えん。しかもB級以上の実力者を他にも数名雇ってるんだぞ!ちゃんとそれなりの働きをしろ!」
「くっそ…」
そこまで言われて冒険者達は引くに引けなくなった…
ジリッと前に出ると…
「あれ?殺気を飛ばしてやったのに…実力差はわかったと思ったのになぁ…」
ベイカーがブツブツと文句を言うと…
「ベイカーさん、ここは俺達が行きますから」
コジローがベイカーを止めて前に出ると…
「私も行くわ!コジロー様をお守りします!」
ユキさんがコジローの横にピッタリとつくと…
「俺じゃなくて里を守ってくれ」
コジローが苦笑すると…
「そうだな、ここで俺が手を出して収めてもこれからもこういう輩が来るだろうからな…それならここでお前らの実力を見せておく方がいいかもな」
ベイカーが剣に触れていた手を離すとミヅキのそばに下がって行った…
その様子に冒険者達が顔を緩めた…
「あいつが出るわけじゃなさそうだな…」
「この隙にできるだけ戦力を削ろう…」
冒険者達が目で合図すると…頷きあった。
「べ、ベイカーさん…」
ミヅキがコジロー達を見ると…
「心配するなどう見てもアイツらよりコジロー達の方が強いから」
ベイカーが安心させるように言うと…
「それはわかってる、だってあの人達の事鑑定してみたらみんなC級以下の冒険者だったもん」
「へっ?」
「いや…闇ギルドってどんなものか気になって…そしたら元何級って表示されてた」
「なんだそりゃ…それでよくもA級だがB級だかって言えたもんだな…」
ベイカーが呆れると
「だからコジローさん達の心配はしてないよ…でもあの人達ってピースの国の人だよね?」
「まぁ…そうだな…」
「じゃあ闇ギルドとかってピース達に影響が?」
「うーん…奴らの場所を見つけるのは難し、ああいうやつらは特定の場所を作らないからな…」
「そっか…あそこの一人がその闇ギルドの人みたいだけど…やっぱり捕まえても無駄なのかな?」
ミヅキがガクックリと肩を落とすと…
「なんだって?今なんて言ったんだ?」
ベイカーが耳を疑った…
「えっ?やっぱり捕まえても無駄なのかな?って…」
「その前だ!」
「闇ギルドの人がいる?」
「それだ!どいつだ!」
ベイカーが真剣な顔をするので…
「えっと…あの後ろの方にいる右から三番目の人、頭にフード被ってる」
ベイカーが目で追うと…
「あいつか…」
ベイカーはコジローのそばに行くと何やらコソコソと話している…。
話が終わるとミヅキの元に戻って来て…
「ミヅキ、ちょっとコハクを貸してくれ」
「コハク?私はいいけど聞いてみるね」
【コハクいいかな?】
【ぼく?いいよ~人になったほうがいいの?】
「ベイカーさんコハクがいいって人型がいいの?」
「ああ、人型で頼む」
【りょうかい!】
コハクがくるんと回って人型になると…それを見ていた人達がザワついた…
特に闇ギルドの男の目がギラついた。
「コハク…いいか、あの男が必ずお前を襲ってくる…だから油断した隙を見せて木魔法で捕獲出来るか?」
「かんたん!あいつぼくのことジロジロみてきもちわるい!」
「ちょっと!ベイカーさんコハクを囮にしてない?」
ミヅキが怒ると
【コハクはそんなに弱くない、大丈夫だ】
シルバが言うと、コハクが嬉しそうに
「ぼくできるよ、ミヅキみてて!」
コハクが嬉しそうに笑った!
コハク自身がそう言うならとしょうがなしに頷くと…
「ベイカーさん、コハクが危なそうだったら守ってあげてね…」
「当たり前だ…ほかの奴らが危なくなっても俺が見逃すわけないだろ」
「うん、信じてるよ」
ミヅキが頷くと…
「てことでミヅキは大人しくシルバの上にいろ、ここが一番安全だからな!」
ベイカーがミヅキを持ち上げるとシルバに乗せた。
【まあな!】
シルバが嬉しそうに尻尾を振るとミヅキの肩にシンクが止まる。
【僕もいるから大丈夫だよ~】
【なら私は後ろに居ようかな】
プルシアがミヅキの後ろのシルバの上にちょこんと座る。
【ムーとレムもおいで!】
ミヅキが影から見ていたムーに声をかけるとぴょんとミヅキの胸に飛び込んできた!
レムも戸惑っていたのでベイカーさんに抱っこしてもらい膝に乗せる。
ヒポも何処にいようかと迷いながら行ったり来たりしていると…
【ヒポはシルバの隣にいれば?】
ミヅキがくすくす笑って提案すると、落ち着いた場所を見つけたようにシルバの右手に立った。
「完璧な布陣だな!これなら俺でも攻略は出来ない」
ベイカーが納得する様にうなずいた。
「よし、コハク行くか!俺達は悪者退治と行こうぜ」
「いこうぜ!」
コハクが頷くとベイカーと行ってしまった。
「コハクがベイカーさんの言葉遣いを真似るなんて…後で直さないと…」
ミヅキはハラハラとしながらムーをギュッと抱きしめた。
「いいか、コハク。俺はここから動かないからお前は少し右にズレて警戒するように立ってるんだ。ほかの奴らは里のみんなが片ずける。でもあいつだけはきっとお前を横か後ろから狙って来るはずだ」
こくこくとコハクが頷くと…
「少しやられた振りをして森に逃げ込んで木魔法で拘束するんだ。その時に口と手を必ず動かないようにするんだぞ、死なれでもしたら面倒だからな」
「わかった!」
ベイカーはコハクの肩を掴むと
「いいか、無理はするなよ。危険だと思ったら相手を殺しても構わない」
「ころしたらだめなんだろ?」
コハクが首を傾げると
「確かに生きて捕まえたいがコハクを危険に晒してまで捕まえる必要は無い…だがお前なら捕まえられると確信してるから頼んだんだ」
コハクの頬が赤くなると
「うん!ぼくできるよ」
コハクはなんか褒められた気がして気分が高揚した!
【あれ…ベイカーさん何かコハクに言ったね、コハクの尻尾が膨らんでる】
【え?…あっ本当だ】
シンクも気がつくと
【なんか喜んでるね】
【喜んでいるのか?】
シルバが聞くと…
【うん、コハクは喜ぶと尻尾がぶわっ!って膨らむの】
【へーそうなんだ?】
シンクが何気に言うと
【シンクだって喜ぶと倍に膨れるよ?】
ミヅキがシンクを撫でながら笑って言うと
【えっ?僕が?】
【うん、気が付かなかった?】
【知らない…】
シンクが恥ずかしそうにミヅキの髪に顔を隠す。
【あはは!シンク丸わかりだな!】
シルバが笑うと
【シルバは尻尾がブンブンって凄い勢いで揺れる】
【シルバ…シンクの事は言えないな】
プルシアがクックックと顔を背けて笑っている。
【ミヅキ!プルシアはどうなんだ!】
【プルシア?プルシアは鱗が光る】
【へ?】
プルシアが自分の身体を確認すると…
【プルシアの鱗の具合がツヤツヤでいい状態になるんだよね~】
【ふん!お前だって全身でバレてるじゃ無いか!】
【ムーもプルプルと嬉しそうに揺れるし…最近少し元気無いのが気になるけど…大丈夫?】
ミヅキがムーを見つめると…
プルプル…
ムーは大丈夫…と言うように揺れていた。
【ヒポもシンクと似てるよね羽根が立つし頭を撫でられるのが好きなんだよね】
ヒポが撫でてと頭を突き出した。
ミヅキがワシワシと撫でると満足そうに喉を鳴らす。
【レムはどんな反応するのか楽しみだなぁ~】
ミヅキはレムの硬い身体を優しく撫でた…
【ん~レムもひんやりしてて暑い日には気持ちよさそうだね!】
[ひんやり…温かくも出来ます]
そう言うとレムの体がじんわりと温かくなった…
【レム…湯たんぽみたい…】
ミヅキはギュッとレムを抱きしめた。
感想 6,830
あなたにおすすめの小説
【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します
「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
過保護すぎる家族に囲まれて育ったら、外の世界が危険すぎました 〜冷酷公爵の父と最強兄たちに溺愛される日々〜
過保護な父と兄たちに囲まれて育った少女。
初めての外は危険だらけ——のはずが、全部“秒で解決”。
溺愛×コメディ×ほんのり成長の、ほっこり家族物語。
転生先で冒険者専門のお弁当屋さん始めます〜助けてくれた冒険者兄弟にお礼をしたかっただけなのに、大繁盛してしまいました〜
保育士として働いていた莉子は、ある日の仕事中に暴走してくる車から子どもたちを守り、死んでしまう。
しかし、目が覚めるとそこは深い森の中。
ここはどこだろうと彷徨い歩いているうちに狼のような獣に襲われかけたものの、間一髪のところで冒険者の兄弟、ベクターとゼノに助けてもらった。
家族が宿屋をやっているから、と行くあてもない莉子を拾ってくれた二人。
やってきたのは、リーベル王国の国境付近にある街、ベルン伯爵領。
そこにある人気の宿屋に身を置くことになった莉子は、様々な事情を知りながら身を寄せることへのお礼のため、ベクターとゼノにお弁当を作ろうと決意して──?
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
『死ぬほど愛されたい』と願ったら、最強の公爵家に転生して家族の愛が重すぎます!〜赤ちゃん令嬢は『慈愛の眼』で今日もデレを解析中〜
元・社畜SE、今世は国宝級の赤ん坊!? 最強の父様とお兄様が過保護すぎて、一歩歩くだけで国が揺れちゃいます!
捨てられた三歳の聖女ですが、辺境伯家に拾われたら家族全員が過保護でした
神殿で無能と決めつけられ、三歳で捨てられた少女リリア。
辺境伯家に保護された彼女は、厳つい辺境伯やお兄様たち、領民にまで溺愛されながら幸せな日々を送ることに。
けれど実はリリアは、数百年に一人現れる伝説級の聖女だった。
これは捨てられた幼女聖女が、たくさんの愛に包まれながら成長していく物語。
悪役令嬢ですが、兄たちが過保護すぎて恋ができません
乙女ゲームの悪役令嬢・セレフィーナに転生した私。
破滅回避のため、目立たず静かに生きる――はずだった。
しかし現実は、三人の兄による全力溺愛&完全監視生活。
外出には護衛、交友関係は管理制、笑顔すら規制対象!?
さらに兄の親友である最強騎士・カインが護衛として加わり、
静かで誠実な優しさに、次第に心が揺れていく。
「恋をすると破滅する」
そう信じて避けてきた想いの先で待っていたのは、
断罪も修羅場もない、安心で騒がしい未来だった――。
初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました
夫婦となって初めて迎えた夜、セレンティアは夫リオールから「俺には、愛する人がいる」と告げられる。
彼が初夜を済ませた理由は、三年後に白い結婚として婚姻無効を申し立てられないようにするためだった。
けれどリオールは知らなかった。セレンティアの祝福《一日回帰》が、自分自身の身体にも使えることを。
セレンティアは自分の身体の時間を一日前へ戻し、三年間、侯爵家の妻として務めを果たすことを決める。
夫に愛されるためではない。三年後、白い結婚としてこの家を出ていくために。