文字の大きさ
大
中
小
232 / 639
11章
392.KTD
「ベイカーさん達ご飯食べたかな?」
ミヅキ達が暇そうに待っていると…
【ミヅキ~】
シンクがひとりで戻ってきた
【シンクおかえり!何やってきたの?】
ミヅキが聞くと…
【えっ…うーん…敵の治療…かな?】
【治療!?敵の人そんなに悪かったの】
【えっ…ああそんなには酷くないよ、大丈夫大丈夫!】
シンクが笑うと
【ちょっと…見に行ってもいいかな?】
ミヅキがシルバ達に聞くと
【駄目だ】
【なんでー!私も見たい!取り調べ】
【危ないだろ】
シルバが無理だと首を振ると…
【危ない取り調べしてるの?ベイカーさん達…】
ミヅキが心配そうに顔を曇らせた…
【危なくはない!大丈夫だ】
シルバが慌てて否定すると…
【なら少し見に行こうよ!シルバ達からは離れないから!ね!お願い!】
ミヅキが頼み込むと…
【しょ、しょうがない…いいか?絶対に離れるなよ】
【わかってるって!】
ミヅキはシルバに乗ると…
【大人数で行ってもバレそうだし…シルバとコハクで行こうか?コハクが捕まえた人だしね】
【うん!】
コハクはミヅキと一緒なら満足そうだった…
ミヅキ達は気配を消して尋問場所に行くと、そこにはベイカーさん達はおらず捕まえた男が木に縛られてガックリと項垂れている所だった…
【あれ?ベイカーさん達は?】
【休憩でもしてるんじゃ無いか?】
ふーん…
ミヅキは男を見ると…
【ケガなおってる?】
コハクがあれ?っと首を傾げた。
【ぐったりしてるけどあれより酷かったの?】
ミヅキが聞くと
【うん、ちょっとだけ!】
コハクが無邪気に答える。
すると男から…
ぐうぅぅぅ~
凄い腹の音が聞こえてきた
「クソっ!」
男が悔しそうに地面をけると…
「グッ…!」
右足がやけに痛む…まるで異物でも入っているかのようだった。
自害仕様にも何故か舌を噛みきれない…このままあの夢の様にあぶられるのだろうか…
考えると腕と足がさらに痛み出した…
【なんか…お腹空いてるみたいだね。ベイカーさん作戦はどうしたんだろ?】
周りを見るが三人がそばにいる様子はなかった…
【どうする?私がやっちゃう?いい刑事役】
ミヅキがワクワクしながら言うと
【駄目に決まってるだろ、その姿を見せるなって言わただろうが】
シルバが呆れると…
【ならさぁ…いい考えがあるんだけど…】
ミヅキはシルバとコハクを引き寄せると誰が聞いてるわけでも無いのにコソコソと話し出した…。
男はなり続ける腹を誤魔化すように痛む足をさらに痛めつけていると…
「大丈夫ですか?」
どこからが女性が現れて声をかけてきた…
(この里のやつか?)
男は警戒して周りを見るが女のそばには犬が二匹いるだけだった…
(こいつは好都合だ…騙して身ぐるみ剥がしてここから逃げ出そう…)
男は情けなさそうに目を下げると
「すみません…実は盗賊に捕まって…助けてくれませんか?」
男が女に頼み込むと…
【うわっ…こいつ嘘ついたぞ…】
シルバが思わず言うと
【駄目な人だね!まだ反省してないみたい…ここはまずは…】
ミヅキが考えると…
「ここら辺に罪人が縛られるって聞きました…それがあなたなんじゃないんですか?」
女が聞くと…男の顔が変わる。
「なんだ…知ってるなら近づくな…」
男は女に興味が無くなった…
「あっ…その足…」
変な風に曲がってしまっている足に気がつくと…
「なんでこんなふうに…」
女性が痛そうに顔を顰めると
「うるさいぞ、お前には関係ない、構うなあっちに行け!」
周りをウロウロとする様にイライラとする。
そんな男にお構い無しに女は草むらをゴソゴソと何かを探すと…
「ちょっと…我慢してくださいね」
身動きの取れない男に近づくとおもむろに男の足に触れた
「な、何をする!やめろ!」
男が悶えようとするが縄はギッチリと体を縛っており触れている場所が赤く傷がつくだけだった…
女が足をつかんでガっ!と曲げると…
「ギャー!」
痛みに思わず叫ぶ!
「な、何を…」
「何をって…変に骨が曲がってたから…治してみました」
「はっ?」
(何を言っているんだ…)
男が唖然とすると…
「ほらこの草!薬草としてつかえるんですよね」
そう言って草を見せるとそれを赤く擦れた腕に付けると優しく撫でた…
すると傷がみるみると治っていく!
「な、なんだその草は!見た事無いぞ」
男が驚くと…
「そ、そうですか?どこにでも生えてると思うけどなぁ~」
女がしどろもどろに答え出した…
「確かに足の様子も治って…さっきまでの違和感が無くなった…」
男が驚いていると…
「本当に?よかったぁ~」
女が思わず笑顔を向けた…
「変な女だな…お前…俺が罪人って知ってるんだろ?怖くないのか?」
「えっ?そうだねぇ怖くないかな!だって縛られてるし、私にはここにナイトもいるしね」
そう言って二匹の犬を愛おしそうに撫でる。
「ふん、そんな犬っころがナイトだと?」
男の言葉に犬達が牙を剥いた!
「グルウッ!」
犬が吠えると男に寒気がおきた…
「こら!」
女が宥めると…
「ね?立派なナイトでしょ」
女は苦笑いして男を見た。
「やっぱり…変な女だ…お前は…」
男はふいっと横を向くと…
「もうすぐ俺を捕まえた男達が戻ってくる…お前も俺を逃がす気がないならどっかに行け…」
男が突き放すように言うと…
ぐうぅぅぅ~
場違いな腹の虫が鳴った…
「くそ…」
「ふふふ…さっきからずっと鳴ってるね」
女が笑うと…
「これ食べる?」
収納からカツ丼を出すと…
「そ、それは!」
男の目がカツ丼に食いつく!
「な、なんでお前がそれを!」
「えっ…さっき…貰って…?」
女が答えると
「まぁいいじゃない!食べる?」
カツ丼を前に差し出されると…あの匂いが煙と一緒に襲ってきた…
ぐう!ぐう!
腹の虫が代わりに答えるようになり続けると
「これをあげるから正直に悪い事した事話そ?ね!」
女が笑うと…男の笑顔がスンと抜け落ちた…
「お前もアイツらの仲間か…」
「あいつら?」
「そうやって騙して情報を得るわけだな!」
男はカツ丼から目をそらすと…
「何言ってるのかよくわかんないけど…要らないの?」
女が聞くと
「誰が食べるか!毒でも持ってあるか、自白剤でも入ってるんだろ」
「そんなの入れるわけ無いじゃん!」
女が急に怒り出した!
「そんなの料理じゃない!ご飯に毒を入れるなんで絶対にしない!しちゃ行けない!」
女が興奮すると…
「みてて!」
女はカツ丼の真ん中に箸を入れるとガブッ!と一口食べた!
「うーん!おいひい…アツアツ…」
ゴクンッと飲み込むと
「ほらね?」
ニコッと笑って見せた!
「おじさんも食べて見なよ!」
女が食べたそばのカツを掴むと男の口に近づける…
(毒なら死ぬだけだ…)
男は覚悟を決めて口を開けた!
ミヅキ達が暇そうに待っていると…
【ミヅキ~】
シンクがひとりで戻ってきた
【シンクおかえり!何やってきたの?】
ミヅキが聞くと…
【えっ…うーん…敵の治療…かな?】
【治療!?敵の人そんなに悪かったの】
【えっ…ああそんなには酷くないよ、大丈夫大丈夫!】
シンクが笑うと
【ちょっと…見に行ってもいいかな?】
ミヅキがシルバ達に聞くと
【駄目だ】
【なんでー!私も見たい!取り調べ】
【危ないだろ】
シルバが無理だと首を振ると…
【危ない取り調べしてるの?ベイカーさん達…】
ミヅキが心配そうに顔を曇らせた…
【危なくはない!大丈夫だ】
シルバが慌てて否定すると…
【なら少し見に行こうよ!シルバ達からは離れないから!ね!お願い!】
ミヅキが頼み込むと…
【しょ、しょうがない…いいか?絶対に離れるなよ】
【わかってるって!】
ミヅキはシルバに乗ると…
【大人数で行ってもバレそうだし…シルバとコハクで行こうか?コハクが捕まえた人だしね】
【うん!】
コハクはミヅキと一緒なら満足そうだった…
ミヅキ達は気配を消して尋問場所に行くと、そこにはベイカーさん達はおらず捕まえた男が木に縛られてガックリと項垂れている所だった…
【あれ?ベイカーさん達は?】
【休憩でもしてるんじゃ無いか?】
ふーん…
ミヅキは男を見ると…
【ケガなおってる?】
コハクがあれ?っと首を傾げた。
【ぐったりしてるけどあれより酷かったの?】
ミヅキが聞くと
【うん、ちょっとだけ!】
コハクが無邪気に答える。
すると男から…
ぐうぅぅぅ~
凄い腹の音が聞こえてきた
「クソっ!」
男が悔しそうに地面をけると…
「グッ…!」
右足がやけに痛む…まるで異物でも入っているかのようだった。
自害仕様にも何故か舌を噛みきれない…このままあの夢の様にあぶられるのだろうか…
考えると腕と足がさらに痛み出した…
【なんか…お腹空いてるみたいだね。ベイカーさん作戦はどうしたんだろ?】
周りを見るが三人がそばにいる様子はなかった…
【どうする?私がやっちゃう?いい刑事役】
ミヅキがワクワクしながら言うと
【駄目に決まってるだろ、その姿を見せるなって言わただろうが】
シルバが呆れると…
【ならさぁ…いい考えがあるんだけど…】
ミヅキはシルバとコハクを引き寄せると誰が聞いてるわけでも無いのにコソコソと話し出した…。
男はなり続ける腹を誤魔化すように痛む足をさらに痛めつけていると…
「大丈夫ですか?」
どこからが女性が現れて声をかけてきた…
(この里のやつか?)
男は警戒して周りを見るが女のそばには犬が二匹いるだけだった…
(こいつは好都合だ…騙して身ぐるみ剥がしてここから逃げ出そう…)
男は情けなさそうに目を下げると
「すみません…実は盗賊に捕まって…助けてくれませんか?」
男が女に頼み込むと…
【うわっ…こいつ嘘ついたぞ…】
シルバが思わず言うと
【駄目な人だね!まだ反省してないみたい…ここはまずは…】
ミヅキが考えると…
「ここら辺に罪人が縛られるって聞きました…それがあなたなんじゃないんですか?」
女が聞くと…男の顔が変わる。
「なんだ…知ってるなら近づくな…」
男は女に興味が無くなった…
「あっ…その足…」
変な風に曲がってしまっている足に気がつくと…
「なんでこんなふうに…」
女性が痛そうに顔を顰めると
「うるさいぞ、お前には関係ない、構うなあっちに行け!」
周りをウロウロとする様にイライラとする。
そんな男にお構い無しに女は草むらをゴソゴソと何かを探すと…
「ちょっと…我慢してくださいね」
身動きの取れない男に近づくとおもむろに男の足に触れた
「な、何をする!やめろ!」
男が悶えようとするが縄はギッチリと体を縛っており触れている場所が赤く傷がつくだけだった…
女が足をつかんでガっ!と曲げると…
「ギャー!」
痛みに思わず叫ぶ!
「な、何を…」
「何をって…変に骨が曲がってたから…治してみました」
「はっ?」
(何を言っているんだ…)
男が唖然とすると…
「ほらこの草!薬草としてつかえるんですよね」
そう言って草を見せるとそれを赤く擦れた腕に付けると優しく撫でた…
すると傷がみるみると治っていく!
「な、なんだその草は!見た事無いぞ」
男が驚くと…
「そ、そうですか?どこにでも生えてると思うけどなぁ~」
女がしどろもどろに答え出した…
「確かに足の様子も治って…さっきまでの違和感が無くなった…」
男が驚いていると…
「本当に?よかったぁ~」
女が思わず笑顔を向けた…
「変な女だな…お前…俺が罪人って知ってるんだろ?怖くないのか?」
「えっ?そうだねぇ怖くないかな!だって縛られてるし、私にはここにナイトもいるしね」
そう言って二匹の犬を愛おしそうに撫でる。
「ふん、そんな犬っころがナイトだと?」
男の言葉に犬達が牙を剥いた!
「グルウッ!」
犬が吠えると男に寒気がおきた…
「こら!」
女が宥めると…
「ね?立派なナイトでしょ」
女は苦笑いして男を見た。
「やっぱり…変な女だ…お前は…」
男はふいっと横を向くと…
「もうすぐ俺を捕まえた男達が戻ってくる…お前も俺を逃がす気がないならどっかに行け…」
男が突き放すように言うと…
ぐうぅぅぅ~
場違いな腹の虫が鳴った…
「くそ…」
「ふふふ…さっきからずっと鳴ってるね」
女が笑うと…
「これ食べる?」
収納からカツ丼を出すと…
「そ、それは!」
男の目がカツ丼に食いつく!
「な、なんでお前がそれを!」
「えっ…さっき…貰って…?」
女が答えると
「まぁいいじゃない!食べる?」
カツ丼を前に差し出されると…あの匂いが煙と一緒に襲ってきた…
ぐう!ぐう!
腹の虫が代わりに答えるようになり続けると
「これをあげるから正直に悪い事した事話そ?ね!」
女が笑うと…男の笑顔がスンと抜け落ちた…
「お前もアイツらの仲間か…」
「あいつら?」
「そうやって騙して情報を得るわけだな!」
男はカツ丼から目をそらすと…
「何言ってるのかよくわかんないけど…要らないの?」
女が聞くと
「誰が食べるか!毒でも持ってあるか、自白剤でも入ってるんだろ」
「そんなの入れるわけ無いじゃん!」
女が急に怒り出した!
「そんなの料理じゃない!ご飯に毒を入れるなんで絶対にしない!しちゃ行けない!」
女が興奮すると…
「みてて!」
女はカツ丼の真ん中に箸を入れるとガブッ!と一口食べた!
「うーん!おいひい…アツアツ…」
ゴクンッと飲み込むと
「ほらね?」
ニコッと笑って見せた!
「おじさんも食べて見なよ!」
女が食べたそばのカツを掴むと男の口に近づける…
(毒なら死ぬだけだ…)
男は覚悟を決めて口を開けた!
感想 6,830
あなたにおすすめの小説
過保護すぎる家族に囲まれて育ったら、外の世界が危険すぎました 〜冷酷公爵の父と最強兄たちに溺愛される日々〜
由香過保護な父と兄たちに囲まれて育った少女。
初めての外は危険だらけ——のはずが、全部“秒で解決”。
溺愛×コメディ×ほんのり成長の、ほっこり家族物語。
一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました
由香没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。
ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。
遠い存在になったはずの彼。
けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。
冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(完結済ー本編16話+後日談6話)
【完結】悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
本編完結済です。
もっちもっち感謝祭で、リクエストいただいたお話を更新しています。
皆さまの応援のおかげで『もふもふ獣人に転生したら、最愛の推しに溺愛されています』書籍化、心から、ありがとうございます!
皆の動画をつくりました!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
表紙や動画にAIを使っていますが、小説にはAIを使っておりません
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
一妻多夫の獣人世界でマッチングアプリします♡
具なっしー前世の記憶を持つソフィアは、綿菓子のような虹色の髪を持つオコジョ獣人の令嬢。
この世界では男女比が極端に偏っており、女性が複数の夫を持つ「一妻多夫制」が当たり前。でも、前世日本人だったソフィアには、一人の人を愛する感覚しかなくて……。
そんな私に、20人の父様たちは「施設(強制繁殖システム)送り」を避けるため、マッチングアプリを始めさせた。
最初は戸惑いながらも、出会った男性たちはみんな魅力的で、優しくて、一途で――。
■ 大人の余裕とちょっと意地悪な研究者
■ 不器用だけど一途な騎士
■ ぶっきらぼうだけど優しい元義賊
■ 完璧主義だけど私にだけ甘えん坊な商人
■ 超ピュアなジムインストラクター
■ コミュ力高めで超甘々なパティシエ
■ 私に一生懸命な天才年下魔法学者
気づけば7人全員と婚約していた!?
「私達はきっと良い家族になれます!」
これは、一人の少女と七人(…)の婚約者たちが、愛と絆を育んでいく、ちょっと甘くて笑える逆ハーレム・ラブコメディ。
という異世界×獣人×一妻多夫×マッチングアプリの、設定盛りだくさんな話。超ご都合主義なので苦手な人は注意!
※表紙はAIです
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。